J1リーグ戦・第24節でガンバ大阪を下し、首位をキープした名古屋はサテライトリーグの試合でもしっかりと勝利を収めてチームの良い流れをさらに加速させようと意気込み、会場の多治見運動公園星ヶ台競技場（岐阜県）に乗り込んだ。

名古屋は前半、甲府に速く細かいパスを繋がれポゼッションに苦しむが、サイドを使いながら相手陣内深くまで攻め上がる姿勢を何度も見せる。両者一歩も譲らない展開で、お互いがゴールマウスを割らせずに0-0のまま前半戦を折り返す。

後半に入ると名古屋は早々にCKのチャンスを得る。セットプレーからDFの三木が頭で落とし、諦めない姿勢を見せた津田がヘディングシュートをゴールに沈めて先制。あと1点が欲しい名古屋と追い付いて一気に逆転を図りたい甲府のせめぎ合いはゲーム終了のホイッスルが鳴る寸前まで続いたが、最後まで走り抜く津田に甲府DF選手がたまらずゴール前でファウルを与え、そのPKを巻がしっかりとゴールに沈める。終了間際で相手の息の根を止める追加点を挙げた名古屋が2-0でハードな戦いを制した。（詳細を読む）