U-15原美彦コーチ『夢を持つこと』東近江市立湖東第一小学校講話レポート

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11/2(木)東近江市立湖東第一小学校にて、名古屋グランパスU-15原美彦コーチが『夢を持つこと』について講話を行いました。


はじめに5-6年生を対象に、声を出さずに血液型別でグループを結成していくゲームを運動場で実施、手や口を上手く使って楽しくコミュニケーションをとりながら"目的"に向けて仲間と協力することがチームの成功に繋がることを伝えました。
次に行った対面ドリブル練習の場面では、サッカーボールを触ったことのない女の子も男の子と協力し、声を掛け合いながら与えられた目的地を目指して慣れないボールをコントロールして進む姿がとても印象的でした。ドリブル練習を通して、成功するために仲間と協力し助け合うことはサッカーやスポーツだけでなく、日常生活でも大切ということを伝えました。

身体を動かした後は室内に移り、原コーチが中学卒業後にサッカー留学したブラジルで異文化に苦労したこと、その苦労を跳ね除けプロ契約を勝ちとったこと、ケガで挫折したことなど、夢と共に歩んだこれまでの経歴を話しました。そして、選手として叶えられなかった夢を胸に秘めながら、現在U-15の選手たちを指導する日々の中で「僕は死ぬまで夢を持ち続けている」と熱く語り、児童たちに夢を持つことの重要性を伝えました。
その後、各々の児童が「助産師」「シェフ」「スポーツ選手」などそれぞれの夢と、それをかなえるための具体的なプランを発表、最後に原コーチは「夢を持つことは大切。恥ずかしいかもしれないが、それを周りに言うことで自分への宣言にもなる」と児童たちへメッセージを送りました。

児童たちへの授業の後は、保護者の方々へ『グッドサポーターでいるために~親は子供の1番のサポーター~』と題し講義を行い、プロサッカー選手の夢をかなえた教え子の例を挙げ、一流選手に共通する要素や親としてサポートの仕方など心構えを伝えました。

最後の質疑応答の時間では、保護者の方から「子供に忍耐力をつけるためにどのようなアプローチをすれば良いのですか」と問われ、「厳しい環境に身を置くなど環境ももちろん大切だが、仲間と一緒なら乗り越えられる。その仲間に出会うこと」とサッカーの指導者という立場だけでなく、子を持つひとりの親として、保護者の方々と悩みを共有していました。

東近江市立湖東第一小学校の皆さま、このような貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました。今後とも名古屋グランパスへのご声援よろしくお願いいたします。