沖縄キャンプ:3日目

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沖縄キャンプ初の練習試合となったFC琉球戦の翌日は、10時30分から沖縄県島尻郡南風原町・黄金森公園陸上競技場でトレーニングを実施しました。

前日の雨模様から一転して、空の雲間から青空が見えた中で行われたトレーニング。開始から15分ほどは、前日の練習試合で披露の溜まっていた体を、ランニングやストレッチでしっかりとほぐします。

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最初のメニューは、通常どおりとなる7対4のボール回し。2つのグループに分かれると、選手たちは丁寧なパスや、出した後の動き出しを意識しながら取り組んでいました。また、畑尾大翔選手が「練習の中で、チームメイトを理解しないといけないし、チームメイトに理解してもらわないといけない」と語ったとおり、この練習でお互いの特長を観察しつつ、試合でともに戦うことをイメージしながらプレーを行っていました。

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次に行われたのは、11対11でのラインゲーム。リスタートの位置がシチュエーションごとに異なる状況から始まり、ボールがピッチ外に出るまでフルコートで戦い合いました。前日に練習試合を行った選手たちとは思えないほど、両チームが攻守にハードワークを披露しました。

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本日最後のメニューは、ハーフコートでのミニゲーム。練習後に櫛引一紀選手から「ハードでした」という言葉が出るほど、狭いコート内で激しいプレスの応酬が見られました。ゲームの最中には風間監督がボールを止めて、直接選手たちにプレーの選択についての指導が入る場面も。また、監督は選手たちに「相手DFの裏」という狙いも意識させていました。

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練習後には、南風原町役場に監督・選手・スタッフが訪問。南風原町の城間俊安町長に、佐藤寿人選手から全選手のサイン入りボールがプレゼントされ、最後には南風原町の職員の方々とともに記念撮影を実施。例年、沖縄キャンプの実施にご尽力いただいている南風原町職員の方々へ感謝の気持ちを伝えました。

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チームは10日(土)まで沖縄春季二次キャンプを実施。明日7日(水)は浦和レッズとの練習試合を開催いたします。

櫛引一紀選手

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─昨日のFC琉球戦で、最終ライン全体としてのマネージメントについてはどう考えていますか?

守備でやりたいこと、ハーフコートに押し込むということは監督からも言われていました。そこに関してはある程度できたと思います。そこで剥がされた時にどうするか。後半でそれができない体力になってきて、間が空いてきていたので。そういう部分は課題ですね。

─今シーズンはディフェンスラインのリーダーとしての役割を求められるのでは?

自分が引っ張っていくという意識は常にあります。ただ、僕だけじゃなくてみんなが持っていると思いますよ。一人ひとりがそういう意識であれば、もっと締まると思います。

─ハーフコートに押し込むという守備において、下がりすぎないことを意識していますか?

とにかく引いてというよりは、ボールを前から取りにいくので、裏にはスペースがあります。そこに対する怖さはありますね。ただ、そこをうまくマネージメントしながら、とにかく監督の目指すサッカーを少しでも体現したいと思います。

─前日に90分間出場している選手が多い中、今日は強度の高い練習だったのではないでしょうか?

ハードでしたね(笑)。でも、やるしかないです。今日はだらだら長く練習するよりも、短く集中できるメニューだったので良かったです。

─昨日の試合を受けて、今日の練習で意識した部分はありますか?

昨日できなかったことというのは、監督が練習の中に組み込んでいました。今日は裏を狙うという部分をメニューにも多く入れていたので、一人ひとりが意識できたと思います。

─明日は浦和レッズとの練習試合が組まれています。特に意識して取り組みたいことは?

昨日も守備の部分ではある程度やりたいことができていたので、攻撃のところでもっと崩していきたいですね。浦和は力のあるチームです。トレーニングマッチではありますけど、こういう戦いがシーズンにつながっていくと思うので、結果も重視してやっていきたいと思います。

畑尾大翔選手

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─今日の練習は短い時間でしたが、ハードなメニューだったのではないでしょうか?

昨日90分プレーしていても、練習しなければならない内容だったと思うので。やらないといけないことがまだまだあると感じています。

─昨日の試合のパフォーマンスを受けて、今日意識していたことは?

昨日の試合の映像を見ても、自分の物足りなさというか、自分の足りない部分が結構見えたました。そこはこのキャンプ中にもこれからずっと取り組んでいきたいと思います。

─周囲との連携については深まっている実感がありますか?

徐々に良くなってきていると思います。チームメイトの特長をつかんだり、逆に自分の特長をつかんでもらったりと。風間監督のサッカーでは、どういう選手でどういうボールの持ち方をするというのを理解することが大事になる。チームメイトを理解しないといけないし、チームメイトから理解してもらわないといけないと思います。

─明日は浦和レッズとの試合があります。

まずは失点数を抑えること。それから自分たちの守備から攻撃につなげて、そこから相手にボールを奪われずにゴールまで奪う。そこにこだわってやっていきたいと思います。昨日はああいう形で負けてしまいましたけど、J1のクラブを相手にどれだけできるのか。全力でぶつかって、いろんなトライをしていきたいと思います。

八反田康平選手

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─今日は短い時間ながら、強度の高い練習でした。

明日と10日に練習試合があるので、しっかり90分間試合に出られるように体を作っていきたいと思います。

─明日の浦和レッズ戦ではどのようなことを意識してプレーしたいと思っていますか?

去年アジアでチャンピオンになっているチームを相手に、今チームがやろうとしていることだったり、自分がどれだけやれるかを見せられるいい機会だと思うので、思い切ってプレーしたいと思います。

─昨日の試合、改善するためにはどのようなプレーが必要になってくると思いますか?

ボールは握られていたと思うので、あとはゴールに向かう姿勢を見せたいですね。昨日はシュートまで持っていけていなかったので、ゴールを目指すプレーを心がけたいです。サッカーはミスが出るスポーツなので、ミスした後にどれだけカバーできるか。それを取り返すという気持ちを見せられるかだと思います。外から見ていて、特に昨日の1本目はそういう気持ちに中途半端さを感じていました。そういう部分で、周りにも声を掛けて盛り上げていきたいと思います。