沖縄キャンプ2日目：練習試合「vsFC琉球」結果

2月5日（月）、13時より行われた練習試合「vsFC琉球」の結果についてお知らせします。

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［開始時間］
13時・45分×4本

［試合会場］
南風原町役場 黄金森公園陸上競技場内グラウンド

［試合結果］
名古屋グランパス：2 - 7：FC琉球
（1本目：1 - 2 / 2本目：0 - 4 / 3本目：1 - 1 / 4本目：0 - 0）

［メンバー］
非公表

［得点者］
佐藤寿人、玉田圭司 ※名古屋グランパスのみ

風間八宏監督

ーいろんな収穫と課題が見つかった練習試合だったのではないでしょうか？

1、2本目は若い高校生も出場していたので。ただそのところだけでなく、一人ひとりの意識がまだまだ足りないというのが一つ。それから3、4本目の2セット目に関しては、やっぱり技術が足りないなと。どういうところかと言えば、決定機でまだまだだった。そこはまだ（練習を）やっていませんが、決めるところで決めないといけないというところ。それから1本ですけど、ミスを出してしまったところは、非常にいい課題だったと思います。すごくいいトライはたくさんしていましたので、そういう意味では自分たちが挑戦する、あるいはやろうとしていることは、特に2セット目のほうは、意識してやっていたと思います。

ー決定機の部分がまだまだとおっしゃいましたが、新加入選手も含めて、2セット目のコンビネーションについてはどう考えていますか？

まだまだ足りないところがたくさんありますね。一つはボールを動かすところ。最終ラインのどこが一番、相手にとっては嫌なのか。ずっとやっている課題ではあるんですけども。そこのところにまだまだ目を向いていない。言えば変わるんですけども、それ以外のところでは、ちょっと忘れてしまう時がある。これはやっぱり習慣づけたいと思います。ただ崩すところは、いろんな選手のバリエーションが出てきているので、これは増やしていきたいと思います。

ー選手交代を行わず、成熟度を上げるという場だったのでしょうか？

見てもらったとおりですね。最初のほうと後のほうと。すべてが見てもらったとおりだったと思います。ですけども、こういうものはどんどんやっていくことです。今日がすべてではないですから、成熟度を上げるという意味ではなく、選手たちが一番速い選手のテンポについていくかどうか。それで何人の選手がそのままシーズンを迎えられるか。そこの競争なのでね。そういう意味では、何かを固定するということではないです。

ー今日の試合は90分間プレーさせるという意図もあったと思いますが、体力的な面についてはどう見ていましたか？

もちろんこれだけ移動もしているので、そういう意味では無理やりやっていますので。そこは分かっています。ただ疲れた時に技術が出てくる。それがサッカーなので、すごくいい経験というか、我々が狙っているところだったと思います。

ーもっとシュートが増えてもいい展開だったのでしょうか？

これは試合の流れなので、最初に3、4点を取っていれば、全く違った展開になったと思います。シュートを決める決めないももちろんいつもどおりなのですが、それよりもシュートの質も上げていかないといけないもの、今はまだやっていないところなので、そこはやっていかないといけないと思います。

ー1、2本目はもう少しチャレンジして、アピールがほしかったのでは？

そこを全員に期待しています。そういうことを伝えました。どこのピッチを目指しているのか。そこはもっと明確にしてもらわないと困りますし、それから今言われたとおり、意識の中で「俺が出るんだ」というところを若い選手たちが持ってほしいと思います。

ー得点を決めたのがベテランの2人でした。

彼らもすごくいい意味で、挑戦してくれていますから。みんなが見習って、若い選手も出てきてほしいと思います。

秋山陽介選手

ー途中交代となりましたが、チームは今シーズンのキャンプで初めて90分間の試合を行いました。実践を終えての感想を教えてください。

チームとしてやっていることを、一人ひとりがチャレンジできていたとは思います。ただ最後の精度の部分で、まだまだ低いところがあったので、そこにはこだわっていきたいと思います。

ー全体の3本目は、チームとしてアグレッシブにプレーできていたのではないでしょうか？

3本目はトライできていた部分がチームとして多かったと思うので、それは続けていくべきだと思います。

ーフルタイムの試合は体力的に厳しかったのではないでしょうか？

そうですね、初めての90分だったので。ただ、一人ひとりが90分のゲームに慣れるという部分では良かったと思います。

ー風間監督から直接指示を受けている場面もありました。

それは練習が始まってからずっと言われていることなので。まだまだ意識しないといけない部分が多いので、このキャンプを通じて修正して、プラスにしていきたいと思います。

ー周囲とのコンビネーションは深まってきている実感はありますか？

そうですね。もっと突き詰めないといけない部分はあると思いますが、チームとして何をやりたいのか、何をするのかという部分をすり合わせていきたいと思います。

ー沖縄キャンプではあと2つの練習試合が残っています。どういう部分を意識して取り組んでいきたいですか？

最後の質の部分を自分は高めていかないといけないと思うので、そこを高められるようにやっていきたいと思います。

長谷川アーリアジャスール選手

ーチームに合流してから初となる90分間の試合を行いました。試合を終えた感想を聞かせてください。

まず、ケガなくしっかりやれたのが良かったと思います。雨という天候も悪い中だったので。もっと質だったり、最後の精度を上げていかないといけませんね。チャンスも作れてシュートを打てている場面もありましたけど、そこで決めきれないと試合には勝てないと思います。そういうところも含めて、90分通してやれたのは良かったところじゃないかと思います。

ー3本目はチームが攻守においてアグレッシブな動きを見せていたのではないでしょうか？

しっかりこれまで練習してきたこと、タイでやってきたこともそうですし。守備と攻撃で両方前からいこうというのは話していたので。ああいう段階で玉さん（玉田圭司）が点を取ってくれたので、もう2、3点取って相手を押し込むんで、息の根を止めるじゃないですけど。そこから自分たちのリズムでプレーするのが理想だと思うので。そこに関してはまだまだ課題が残る試合だったと思います。ただ移動して疲れている中、最初の試合で90分をとりあえず大きなケガもなくやれたというのは良かったと思います。

ー体力的に4本目は厳しい面もあったのではないでしょうか？

そうですね。まあ、キャンプなのでね。そういう意味も込めて、前からしっかりやって、キツい中でどうにかやろうという意図もありましたから。試合に関しては90分で試合なので。そのあたりは試合なので緊張感だったり、そういう部分でも変わってくると思います。キャンプでやれることをどんどんとやって、ミスしてもいいのでトライして、その中で収穫していきたい。次は浦和という強いチームを相手にどこまでやれるのかは大事だと思うので、そういう意味でも今日は良かったと思います。

ー攻撃に変化をつけるという部分での手応えは？

しっかり当てて落としてだったり、潜って入っていくことは何回もできましたし、正直崩して決定的なチャンスは何回も作れていたと思うので。ただそこで決めないと、ゲームというのは勝てないですから。サッカーというのは、最終的にはゴールを決めて、点数が多いほうが勝つので。そこに関してはもっともっとこだわっていかないといけません。僕自身もバランスを取るだけでなくて、もっとゴール前に絡むプレーを出していきたいですね。タイミング良く前に入っていくというのはもっと狙っていいと思います。

ーもっとジョーにシュートを打たせる場面も作りたいのではないでしょうか？

そうですね。ジョーも気を使っていろいろ動いていましたから。サイドに流れてくれていたと思いますけど、一番怖いのは真ん中だと思うので、サイドに行かさないじゃないですけど、真ん中で仕事をさせてあげられるように、僕たちもサポートしたいと思います。

佐藤寿人選手

ー寒さの影響もあったのではないでしょうか？

あると思いますよ。気温がこれだけ低いと、それだけ筋肉へのダメージは大きと思いますし。まあ、寒かったです。

ー寒暖の差が激しいところに来てしまいましたね。

まあでも、本来の沖縄はもっと暖かいはずなので。ここからはこれ以上冷えることはないと思うので、試合内容ももっと暖かくしないといけませんね。

ー内容についてはどう考えていますか？

自分たちのやっていることの中で、できている時間帯はいいプレーが続いています。逆に自分たちのプレーの質だったり判断が悪かったりすると、自分たちで苦しくなってしまう。今日においても、そこはすべて自分たち次第だと思います。試合の中でも自分たちでもっともっと修正する力をつけないといけません。例えば1本目は、若い選手が主体でしたけど、連戦が入ってくることを考えると、リーグ戦であり、カップ戦であり、全員にチャンスがある。その中で、どれだけの選手が試合に向けて絡んでいけるかというところを、全員が力を見せていかないといけません。昨年はセレッソ大阪がそういった形で、全員の力で勝ち抜いてルヴァンカップのリーグ戦を突破しました。そういう意味で、僕たちはまだ若い選手を含めて物足りないところが多いと思います。そこは明日から。今日はただ負けたという試合ではなくて。もっともっとやらないといけません。