明治安田生命J2リーグ 第35節 FC岐阜戦前々日 監督会見
本日9月29日(金)、トヨタスポーツセンターでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。
風間八宏監督
─アウェイでの岐阜戦、チケットは前売り完売となり注目度の高さがうかがえますが?
サポーターがすごく熱を持ってくれていますし、ありがたいです。
─岐阜の大木監督とは同級生対決となります。清水の人間は負けず嫌いと聞きますが?
それを言うと、(サッカー界は)全部知り合いだから(笑)。清水の人はみんな負けず嫌いだけど、それはあまり関係ありません。
─意識する部分はあるのでしょうか?
というより一つ一つ、どう勝つかだけなので。我々の質をどう高めるか、それに対してずっとトレーニングしています。そこは変わらないです。
─前回の対戦は3月で、今はお互いに熟練度も上がっていると思いますが、岐阜のサッカーをどう捉えているのでしょうか?
すごくボールを大事にしているし、若い選手がいきいきとプレーしていると思います。前回の対戦とは、うちのチームは全く違っているので、そこに対する思いはないですが、岐阜は良いチームだと思います。
─今週のトレーニングも力のこもったものとなりましたが、手応えは感じられているのでしょうか?
選手が自分たちの力を持ってどう勝つかということに特化し、集中してやってくれているので、そこのところの質、全員の動きの連続という部分の意識を高め、明確にして取り組んでいます。すごく良い状態でみんなやってくれていると思います。
─自陣ゴール前の質、意識も高まっているように感じますが?
今までもったいないゲームがいくつもあったので、そこのところでやらせないためにどうするかミーティングから取り組んでいて、選手のなかでも明確になってきているのだと思います。
─監督がずっと言い続けてきた基本的なことを、選手たちが理解してきているということでしょうか?
そうだとは思いますが、これはもっともっと習慣付けないと。何も言わなくても、何もなくても体が動くようにならないと。それが大切だと思うんで、その習慣付けはこれからも続けないといけない。頭で考えるよりも先に体が動くという状態を作りたい、その意味ではまだまだ足りないが、今までよりは改善されてきていると思います。
─天皇杯のC大阪戦から、守備陣もメンバーが固まり安定してきているように感じますが?
いつも通り、いま一番状態の良い選手たちが試合に出ます。それは何かと言えば理解度、個人の戦術も含めた理解度を持ち、尚且つ自分たちでボールを動かし守備もできる。あるいは言葉も含めたお互いの連携の良い選手たちが出ています。
─武田選手が天皇杯を含め2試合出場していますが、彼がここまで上がってきた理由はどこにあるとお考えでしょうか?
ずっと前から、彼は努力してチームに入ってきているし、前へと行く姿勢が変わらない。武田の場合は、どんどん前へと出てきたので。キャリアもあるし、やれると思って、実際に使ってもすごく良いし最初のピンチも止めてくれます。チームにとって大事なことに取り組んでくれています。もちろんナラ(楢崎選手)もそうだけど、その中で今どういう状態かを含め彼が出ていますし、まだ伸びているところだと思います。
─ダービーマッチ(名岐ダービー)はまた特別な感情もあるのでしょうか?
どちらの県の人たちもすごくサッカーが好きだし、またそれぞれの街の特徴もあると思います。この地域は独特ですね、岐阜のサポーターも普通に(グランパスの)練習を見に来ていますし。周りの関心度も高いので、お互いに良いゲームをし、ちゃんとした試合を見せたいと思います。