明治安田生命J2リーグ 第31節 水戸ホーリーホック戦前々日 監督会見
本日8月31日(木)、トヨタスポーツセンターでの非公開トレーニング終了後、風間八宏監督の記者会見を行いました。
風間八宏監督
─前節の敗戦から今週は久しぶりにフルコートでの紅白戦を行いました。それを含め、今週の準備はどう捉えているのでしょうか?
よくやっていると思うし、選手の集中力や動きも良くなっています。そういう意味ではすごく良いトレーニングをここまでやっていると思います。
─守備にしても攻撃にしも、相手コートでやりきろうという流れが見られました。これは良い傾向なのでしょうか?
もちろんそうです、それがサポーターも見ていて一番楽しいでしょうし、勝つ確率も高くなる、点を取る確率も高くなります。頭の速さというものが一人ひとり大切になりますが、そういう意味でも良くなってきていると思います。
─これまではボールを回しながら相手陣内に入るところを、今は手数をかけずに入るようになってきたように感じますが?
選手個々の判断の速さです。そのような選手が多いので、選手によって多少変わってくるとは思いますが、ゴールまで行くのが速くなっているのは確かだと思います。
─監督の考えとしても、この傾向は良いことだとお考えでしょうか?
攻めるということでは、必要な本数(のパス)で行けばいいと思っています。そのまま行ってももちろんいいわけだから、それは選手の中にあるものだと思うし、悪くないと思います。
─トレーニングではシモビッチ選手と小林選手が守備について強い口調で話し合う場面もありましたが?
英語が通じないからじゃないかな(笑)みんな自信を持ってプレーするようになったから主張ができる、初めの頃は見えてなかったら声が出ないし、テンポに付いてこなければ声が出せない。先々が読めるようになれば声は出てきます、そういう意味で声が増えているのは良い傾向だと思います。
─敗戦を受けての選手の反応も、これまでとは違ったものになってきたのでしょうか?
敗戦(の種類)も違うし、そういうものではないと思います。しっかり自分たちがサッカーをするという意味では自信がどんどん芽生えていると思うので、これをもっともっと確信に変えていきたいと思います。
─前節、1人少ない状況でもボールを持って攻め切るなど、手応えもあったのではないでしょうか?
もちろんいろんなケースがあります。例えば同点なら相手もあのように来なかったと思いますし、止められなかったのも事実ですが、10人になった状況で自分たちがボールを持っていけるということは示せたと思います。それはいろんな面でケーススタディだと思うので、自信を持ってやっていけばいいと思います。
─佐藤選手が怪我をし、今節は田口選手が出場停止となりますが、その部分での心配はないのでしょうか?
全てのことがシーズンなので、こういうことが逆に、選手層や力を上げて行くチャンスなので、(代わりの選手は)しっかりやってくれると思います。
─ここ3試合、開始から10分前後に先制されていますが?
改善というよりは、いくつかのアクシデントもあるので、大きなテーマではありません。
─新井選手の守備面での役割ということについては、どのように評価されているのでしょうか?
全部です、一体ですから。守備、攻撃と分けるのではなく、攻守で攻めなければいけないのがサッカーです。その意味で特別なものはありませんが、彼のポテンシャルというものは高いと思います。