2016シーズン試合結果

明治安田生命J1リーグ1stステージ 第15節:名古屋グランパスvsサガン鳥栖

最終更新日時 2016/06/15 09:34

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パロマ瑞穂スタジアム 6/11(土) 19:00キックオフ

試合前

すでに梅雨入りしたが、今日は天候に恵まれたパロマ瑞穂スタジアム。明治安田生命J1リーグ1stステージ第15節はホームでサガン鳥栖との対戦となる。

アウェイ4連戦を終えたグランパス。先週日曜日にはナビスコカップ グループステージをジュビロ磐田と戦い、前半の3得点で5月4日(水・祝)横浜F・マリノス戦以来、約1ヶ月ぶりの公式戦勝利を飾った。すでにグループステージ敗退の決まっていたこの試合ではリーグ戦から大幅にメンバーを変更。磯村、矢田、小屋松、川又らここまで出場機会に飢える選手たちの活躍での勝利となった。

まだ明るさの残る午後6時20分過ぎ、ウォーミングアップのためフィールドプレイヤーが姿を現した。シモビッチ、永井らここまでの主力選手はもちろん、磐田戦のゴールを復調のきっかけとしたい川又もスタメンに名を連ねる。また控えメンバーでは野田が移籍後初となる古巣・鳥栖との対戦となる。明るい性格でファンからも愛される野田だが、いまは古巣との対戦を楽しみ、闘志を高めているようだ。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から矢野、大武、竹内、高橋の4人。古林、イ スンヒ、田口、永井が中盤を構成しシモビッチ、川又の2トップによる4-4-2のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った赤のユニフォーム名古屋に対し鳥栖ボールでキックオフ。

1分、自陣右の矢野から縦へのボールを田口が胸で前へと落とすが、ボールは相手ディフェンスに奪われてしまう。

2分、左サイドを抜けた川又から中のシモビッチを狙った低いクロスは手前で相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。

3分、自陣左から縦を狙った鳥栖・福田のボールは古林がカット、タッチラインを割る。

4分、鳥栖・吉田から縦のボールを古林が鳥栖ゴール方向へと弾くが、ボールは先にキーパーへと戻されクリアされる。

5分、名古屋ペナルティエリア左から鳥栖・吉田のグラウンダーで中へのボールは矢野がゴールラインへとクリア。

【失点】
6分、鳥栖・左からのコーナーキック。低く中へのボールに下がった位置から低くダイビングヘッドで飛び込んだ鳥栖・豊田に頭で合わされ先制ゴールを許してしまう。

7分、名古屋ペナルティエリア右へと開く鳥栖・豊田の前へのボールは竹内がコースを抑え直接ゴールラインを割る。

8分、名古屋ペナルティエリア右の鳥栖・鎌田の前へのボールは高橋が体を入れ触らせず直接ゴールラインを割る。

9分、自陣右でパスカットした古林の縦へのドリブルは鳥栖・福田にファールで止められてしまう。

10分、自陣から左を持ち上がった高橋から、鳥栖ペナルティエリア手前から永井の内側を狙ったパスはコースが合わずカットされてしまう。

12分、名古屋ペナルティエリア手前右から鳥栖・鎌田のゴール前へのボールは大武がクリア。

14分、鳥栖陣内左から鳥栖・高橋のアーリークロスに川又がペナルティエリア内右へと開くが、ボールは手前で鳥栖・林にキャッチされてしまう。

15分、ハーフライン付近で鳥栖・高橋にイ スンヒが接触、鳥栖ボールでのリスタートとなる。

16分、鳥栖・金が名古屋ペナルティエリア内右からスピードで縦への突破を仕掛けるが、高橋が密着、ゴールラインへと押し出す。

18分、名古屋ペナルティエリア中央へ走りこんだ鳥栖・豊田の足元へのボールを右足で合わせられるが、このシュートは矢野が体でブロック、枠を外れる。鳥栖・右からのコーナーキック。ショートでつなぎ中へのボールを鳥栖・豊田が右足ヒールで触るが、ボールはクロスバーを越える。

19分、自陣左、ハーフライン手前で田口が足元へのタックルを受けファール、名古屋ボールでのリスタートとなる。

20分、鳥栖ペナルティエリア左で縦へと仕掛けた高橋から中へのボールは相手ディフェンスにゴールラインへとクリアされる。

21分、名古屋・左からのコーナーキック。田口が右足で上げたボールをニアサイドで川又が触るが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。

22分、鳥栖陣内左で田口がボール奪取を狙い飛び込むが、鳥栖・鎌田と交錯、田口のファールをとられる。

24分、鳥栖ペナルティエリア左で永井、中の田口、外の高橋とつなぎ中へのボールに川又が相手ディフェンスに体を合わせられながら頭で合わせるが、このシュートはクロスバーを越える。

25分、ハーフライン付近右でスローインのボールを受けるシモビッチが倒されフリーキックを得る。ここからのフリーキック、田口が右足で鳥栖ゴール前へと上げたボールは、ファーサイドへと飛び込むシモビッチ、大武の頭上を越え直接ゴールラインを割る。

27分、自陣右で鳥栖・鎌田の突破を引っ掛けた矢野に対しイエローカードが提示される。

28分、名古屋陣内中央右から鳥栖ボールのフリーキック、名古屋ゴール前へ低いボールはニアサイドの川又がクリア。

29分、鳥栖陣内右から名古屋ボールのスローイン。シモビッチ、川又で競り合いこぼれたボールを古林が縦へと狙うが、鳥栖・吉田に密着されゴールラインを割ってしまう。

31分、自陣でボールを奪った川又がセンターサークル内から縦へと仕掛けるが、鳥栖・高橋にファールで止められてしまう。

32分、名古屋ボールのリスタートを細かくつなぎ右を上がる古林の前へと狙うが、ボールは相手ディフェンスにゴールラインへとクリアされる。名古屋・右からのコーナーキック。田口が右足で上げたボールは中央でクリアされる。このボールを左で拾った永井が相手ディフェンス裏へと浮かせるが、ボールは鳥栖・林が直接抑える。

34分、ハーフライン手前右の矢野から鳥栖ゴール方向へのボールは相手ディフェンスにカットされる。

35分、鳥栖ペナルティエリア付近左へ開いてボールを受けた川又からサポートの永井へと戻し中へ突破を狙うが、ボールは相手ディフェンスにクリアされてしまう。

36分、鳥栖陣内左で足元へのボールをシモビッチが内側の永井へとダイレクトで狙うが、ボールは永井の後ろに入りクリアされてしまう。

37分、自陣右からのスローインを川又が頭で流し田口がダイレクトで左へ。このボールにペナルティエリア左で追いついた永井が右へと切り返し中を狙うが、ボールはカットされてしまう。

38分、鳥栖ペナルティエリア左、ゴールライン付近の永井からの折り返しをニアサイドのシモビッチが胸トラップ、体をひねり左足で狙うが、このシュートは力がなく鳥栖・林に抑えられてしまう。

40分、名古屋ペナルティエリア手前左から鳥栖・鎌田が中へと切り返し右足で狙うが、このシュートは枠の左へと外れる。

42分、センターサークル付近で浮いたボールを田口がダイレクトでシモビッチの前へと狙うが、ボールは相手ディフェンスからキーパーへとつなぎクリアされる。

43分、鳥栖ペナルティエリア手前左の川又から中央へのボールを古林がシモビッチの前へとダイレクトで狙うが、ボールは鳥栖・林が先に抑える。

45分、鳥栖陣内右の古林から相手ディフェンス裏へと浮かせたボールにイ スンヒが走るが、ボールは先にカバーディフェンダーにクリアされる。
(アディショナルタイム表示:1分)

アディショナルタイム1、名古屋ペナルティエリア左からのクロスをフリーの鳥栖・鎌田に頭で合わせられるが、このシュートは枠の左へと外れる。

アディショナルタイム2、鳥栖ペナルティエリア手前左の永井から右足でゴール前へのボールは逆サイドで直接ゴールラインを割る。

ここで前半終了。

開始早々、セットプレーの失点で1点リードされての折り返し。ディフェンスラインの前に3人のMFを置く鳥栖に対し、相手陣内へ入ってからのパス、プレーの精度が低く、決定機の作れない前半となった。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

名古屋1人目交代:川又→磯村

1分、鳥栖・金の右サイドでの突破から中へのボール、こぼれたところへ走りこんだ鳥栖・福田の右足のシュートはクロスバーを越える。

2分、鳥栖ペナルティエリア手前で右からのスローインを前へコントロールした田口が右足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

3分、鳥栖陣内左で田口から戻したボールをイ スンヒが左の永井の前へと狙うが、鳥栖・キムにコースを抑えられボールは直接ゴールラインを割る。

4分、鳥栖陣内左で高橋がドリブルを仕掛け中へとこぼれたボールを田口が右足で狙うが、このミドルシュートは枠の右へと外れる。

5分、名古屋ペナルティエリア手前左から縦へと切り返し2人を交わした鳥栖・鎌田の左足のシュートはクロスバーを越える。

6分、鳥栖陣内中央右から名古屋ボールのフリーキック。田口が右足で上げたボールに中央で矢野が飛び込むが、ここはオフサイドの判定となってしまう。

7分、右へと開く鳥栖・金の前へのボールは竹内がカット、竹内のクリアは鳥栖・金に当たりゴールラインを割る。

8分、左サイド、ハーフライン付近で1人前へと交わした高橋がそのまま縦へとドリブル、ペナルティエリア手前左で後ろから倒されフリーキックを得る。

9分、鳥栖ペナルティエリア手前左から名古屋ボールのフリーキック。田口が右足で弧を描くようにシュート性のボールを狙うが、このボールは枠の右へと外れる。

10分、鳥栖陣内左で高橋が縦へとドリブル。相手ディフェンスのカットにも足を出し前と弾くが、ゴール方向へのボールは鳥栖・林に直接抑えられてしまう。

11分、鳥栖ペナルティエリア手前で田口が倒されフリーキックを得る。

12分、鳥栖ゴール正面左寄り、25m弱の位置から名古屋ボールのフリーキック。田口が右足で壁を越し落ちるシュートを狙うが、このボールはクロスバーを越える。

13分、自陣センターサークル付近でイ スンヒのクリアボールを受ける田口が鳥栖・キムに倒され名古屋ボールでのリスタートとなる。

14分、鳥栖陣内左を持ち上がった竹内から中の田口、ダイレクトで縦の永井、さらに左の竹内へと狙うが、ボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。

15分、磯村から鳥栖ペナルティエリア左へのボールを永井が追うが、わずかに追いつけずボールはゴールラインを割る。

16分、自陣中央で大武のパスカットから右の矢野、縦の古林の前へのボールに体を入れ替えた古林が引っ掛けられ、このプレーで鳥栖・吉田に対しイエローカードが提示される。

17分、ここからのフリーキック。田口が右足で鳥栖ゴール前へと上げたボールをニアサイドで矢野が触り大武がファーサイドへと飛び込むが、これはオフサイドの判定。

18分、鳥栖ペナルティエリア手前で田口が落としたボールをシモビッチが右足ボレーで狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

19分、自陣右でゴールライン付近からイ スンヒのクリアボールを受ける矢野が引っ掛けられ名古屋ボールでのリスタートとなる。

20分、鳥栖・金の名古屋陣内右から中へのドリブルは高橋がマーク、ボールをカットする。

21分、名古屋ペナルティエリア内右へとフリーで抜け出した鳥栖・金に右足で狙われるが、このプレーはオフサイドの判定。
名古屋2人目交代:古林→野田

22分、鳥栖陣内中央左で自陣からのボールを受けるシモビッチが抑えられフリーキックを得る。ここからのフリーキック、田口が右足で鳥栖ゴール前へと上げたボールは中央でクリアされる。再び左から田口のゴール前へのボールは相手ディフェンスが触りゴールラインを割る。

23分、名古屋・右からのコーナーキック。田口が右足で上げたボールは鳥栖・林が直接抑える。

24分、鳥栖陣内左の高橋からゴール前へのアーリークロスは鳥栖・林が直接抑える。

25分、鳥栖・富山のハーフライン付近右タッチライン際でのドリブルを高橋が後ろから引っ掛けてしまい鳥栖ボールでのリスタートとなる。

26分、鳥栖ペナルティエリア手前右で磯村から足元へのボールを受けた野田がワンタッチで前へと持ち替え右足で狙うが、このシュートは鳥栖・林の正面を突きキャッチされてしまう。

29分、センターサークル付近でシモビッチの落としを前へとコントロールする野田が抑えられフリーキックを得る。

30分、鳥栖ペナルティエリア付近左の高橋から中央の野田、右を飛び出す田口の前へのボールを右足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

31分、鳥栖ペナルティエリア右の野田から内側を上がる矢野の前へのボールは相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。

32分、名古屋ペナルティエリア手前右の鳥栖・金から中央へのボールは大武が後ろへと戻りながらクリア。

33分、イ スンヒのボールを受けた高橋が鳥栖ペナルティエリア左で縦へと突破を仕掛け左足で折り返すが、ボールは直接ゴールラインを割る。

34分、自陣右の野田からハーフライン付近のシモビッチへ楔のボールはコースが合わずカットされてしまう。

35分、鳥栖陣内左で田口からのボールを高橋が相手ディフェンス裏へと蹴り出し突破を狙うが、ボールはカバーに入ったディフェンダーにクリアされる。

38分、自陣左から名古屋ボールのスローイン。高橋からのボールをシモビッチが落としポストプレーを狙うが、ボールはカットされてしまう。

39分、名古屋ペナルティエリア右の鳥栖・金から中へのボールは楢崎が直接抑える。

40分、鳥栖ペナルティエリア内でイ スンヒの楔をシモビッチが落とし田口が左足でシュート。このボールは鳥栖・林が弾きこぼれ球に永井が走り込むが、ボールは鳥栖・林に先に抑えられてしまう。

41分、鳥栖ペナルティエリア付近で田口が落としたボールを磯村が右足で狙うが、このシュートはクロスバーを大きく越える。

42分、名古屋3人目交代:イ スンヒ→小屋松

43分、鳥栖ディフェンスライン左裏へのボールを小屋松が受けようと待つが、ボールはタッチラインへとクリアされる。
鳥栖1人目交代:富山→早坂

45分、名古屋ペナルティエリア右から中へのボールを鳥栖・豊田にコントロールされるが、矢野、楢崎が飛び込み打たせ切らずボールを枠の外へとクリア。
(アディショナルタイム表示:3分)

アディショナルタイム1、鳥栖・左からのコーナーキックはニアサイドでクリア。野田が左サイドを持ち上がり中央のシモビッチがダイレクトで裏へ、田口が走り込むが相手ディフェンスに密着されシュートは打てずボールは鳥栖・林に抑えられてしまう。

アディショナルタイム2、自陣左で鳥栖・早坂のドリブルを止めフリーキックを与える。

アディショナルタイム3、名古屋ペナルティエリア右から鳥栖ボールのフリーキックは鳥栖・鎌田がつなぎ時間を使おうとするがタッチラインへと押し出す。

アディショナルタイム4、大武から鳥栖ペナルティエリアへと狙ったボールは相手ディフェンスにクリアされる。

ここで試合終了。

後半開始から磯村を中盤底へと入れ田口を1つ前へ。相手MFとディフェンスラインの間の人数を増やしペースを握った名古屋。それでも、その田口がチーム最多のシュートを放つも最後までゴールは遠く0-1で試合終了。下位チームとの直接対決の敗戦に、試合後はサポーターから厳しい声が響いた。


試合終了後記者会見

160611ogu.jpg本当に毎試合勝たないといけないのですが、絶対勝たないといけないという位置づけの試合を落として、非常に悔しいです。サポーターや応援してくださる皆さまのブーイングやいろんな声というのは、もっともだと思います。守備の固い鳥栖相手に、最初のセットプレーで入れられてしまったというのが、終わってみると苦しんだ理由でした。選手は本当に頑張っていたと思いますが、跳ね返せなかったというのは、まだまだな部分だと受け止めるしかできない現状だと思います。

Q.川又選手とシモビッチ選手の2トップを選択した理由と、その評価をお願いします。

攻撃でリズムをつかめなかったのは、自分たちのバタつきと先制点を許してしまったことが原因です。そのために単調な放り込みが多くなってしまいました。少し盛り返せたのは、左サイドの(高橋)諒で起点を作れるようになってから。そこからは、また違った展開になったと思います。一番悪かったのは、守備のバランス。そこが後半に選手を代えた理由です。(川又)堅碁に関しては、調子は悪くなかったですし、本人のモチベーションも高かったのですが、守備のバランスを改善するために交代させました。両サイドのしぼりであったり、ボランチとの関係性で守備が機能すれば良かったのですが、なかなか思ったようにいきませんでした。先制点を取られてバタついた時間が本当にもったいなかったと思います。

Q.試合終了後、しばらくベンチに座っていました。その時の気持ちを聞かせてください。

悔しい気持ちですね。サポーターやファンの皆さまの声を、選手たちは受け止めないといけない状況です。選手をそうさせてしまっている現状というのは僕の責任なので、すぐに中に入る気持ちにはなれませんでした。皆さんの声を真摯に受け止めないといけないというのもあったので、選手より先には戻れませんでした。

Q.試合を通して、永井選手が中央寄りでプレーしていたように見えましたが、試合前に指示があったのでしょうか?

(周囲の選手と)永井の関わりにおいて、サイドに張ってというサッカーをやろうとはしていません。中に入っていたというのは、私はそこまで感じなかったです。ただし、中央との関わり合いといったところでは、両サイドハーフに意識はさせていました。