2016シーズン試合結果

2016JリーグヤマザキナビスコカップGS第6節:ヴィッセル神戸vs名古屋グランパス

最終更新日時 2016/05/26 09:59

AWAY GAME

ノエビアスタジアム神戸 5/25(水) 19:00キックオフ

試合前

2016Jリーグヤマザキナビスコカップ、グループステージ第6節はアウェイでヴィッセル神戸との対戦となる。

先週末21日(土)ホームでのリーグ戦、2度のリードを守りきれず終了間際の逆転ゴールで鹿島アントラーズに敗れたグランパス。中3日で開催となる今日のナビスコカップでは、ここからアウェイ4連戦の日程も考慮してか大幅なメンバー変更での戦いとなる。

キックオフ約30分前、平日のアウェイにもかかわらず神戸まで駆けつけたサポーターに対し選手たちが深々と礼をし、ハーフコートでのウォーミングアップを開始。今シーズン、ここまで出場の少ない選手たちにとっては絶好のアピールの機会となる。特に小屋松、森、杉森ら若手選手にとっては久しぶりの先発出場となるが、グループステージ突破をかけベストメンバーの神戸に対しどのような戦いを見せるか、期待したい。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは荻。ディフェンスラインは右から森、オーマン、竹内、安田の4人。磯村、矢田が中盤底を固め川又の1トップ、その後ろに古林、杉森、小屋松が並ぶ4-5-1のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った白のユニフォーム名古屋ボールでキックオフ。

1分、ハーフライン付近から中央を持ち上がった小屋松から右の古林へ、ここから中への折り返しは中央で相手ディフェンスにクリアされる。

2分、名古屋陣内左から神戸ボールのスローイン、ペナルティエリア手前へとこぼれたボールはオーマンが前線へとクリアする。

3分、自陣左の磯村へのボールにプレッシャーをかけられるが、一旦、荻へと戻しこれをクリア。

5分、名古屋陣内中央を神戸・ペドロ ジュニオールがドリブルで持ち上がるが、磯村が体を前へと入れボールを奪いクリアする。

6分、名古屋ペナルティエリア内左の神戸・渡邉の前へのボールは森がゴールラインへとクリア。神戸・左からのコーナーキック。ショートでつなぎ逆サイドの神戸・ペドロ ジュニオールがドリブルで縦へと仕掛けるが、竹内がゴールラインへとクリア。

7分、神戸・右からのコーナーキックは中央で荻が弾きクリアする。

9分、神戸陣内左で川又が落としたボールを杉森が蹴り出し突破を狙うが、相手ディフェンスに止められボールはクリアされる。

【失点】
10分、神戸・レアンドロから名古屋ペナルティエリア内右へのボールに荻が飛び出すが、その手前で神戸・中坂にループで頭上を越すシュートを決められ先制ゴールを許してしまう。

12分、ハーフライン付近右で古林が倒され得たフリーキック。森から神戸ゴール前への大きなボールは直接ゴールラインを割る。

13分、神戸陣内右から名古屋ボールのスローイン、これを受けた小屋松が縦への突破を狙うがボールはタッチラインへとクリアされる。

14分、森、古林が右サイド高い位置で仕掛け得た名古屋ボールのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは中央を飛び越え逆サイドでクリアされる。

15分、自陣で竹内へのプレッシャーから戻したボールを神戸・レアンドロが追うが、ペナルティエリアを出た荻が先にクリア。

17分、神戸・中坂の右サイドでの突破から折り返しを受けた神戸・ペドロ ジュニオールのシュートは竹内が体でブロック、これをクリアする。

18分、神戸・ペドロ ジュニオールからのパスに神戸・レアンドロが名古屋ペナルティエリア内へと抜け出すが、前へと出た荻がボールをクリア。

【失点】
19分、名古屋ペナルティエリア内右から神戸・ペドロ ジュニオールのシュートを荻が弾くが、こぼれ球を神戸・渡邉に押し込まれゴールを許す。

20分、森から神戸ペナルティエリア内右へと浮かせたボールに斜めに裏を取った川又がワンタッチで落とすが、左足へ切り返したシュートは相手ディフェンスにブロックされてしまう。

21分、神戸・高橋が名古屋陣内右で倒れたため主審が近寄るが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。

23分、名古屋ペナルティエリア内左の神戸・渡邉の前へのボールは荻が体で先に抑える。

25分、神戸陣内中央左で安田が止められえた名古屋ボールのフリーキック。矢田から神戸ゴール前へのボールは中央でクリアされる。

26分、名古屋ペナルティエリア手前中央から神戸・レアンドロの右足のミドルシュートは荻が正面で抑える。

27分、神戸陣内右ハーフラン付近でボールを受ける川又が後ろから抑え込まれフリーキックを得る。

28分、ここからのフリーキック、矢田が左足で神戸ゴール前へと上げたボールがディフェス裏へとこぼれるが、先にクリアされてしまう。

29分、神戸ペナルティエリア手前中央で矢田の落としを磯村が右足で狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。

30分、ハーフライン付近右で神戸・渡邉のプレーを抑え込んだ森に対してイエローカードが提示される。

33分、神戸陣内左で川又からのボールを受けた杉森がタッチライン際で縦への突破を仕掛けるが、折り返しは相手ディフェンスにスライディングで引っ掛けられてしまう。

35分、オーマンから神戸・伊野波の裏へのボールを川又が追うが、ボールは先に神戸・伊野波にクリアされる。

36分、神戸ペナルティエリア右で神戸・渡邉のマークを縦へと突破した森の速いクロスは相手ディフェンスにゴールラインへとクリアされる。

37分、名古屋・右からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは中央で相手ディフェンスがクリア。これを拾った森から再び右の矢田へ。ここから左足でゴール前へのボールは神戸・キムが直接抑える。ここからのボールを左で森から奪った神戸・渡邉が名古屋ペナルティエリア内まで持ち込み左足で狙うが、このシュートは荻が弾き枠を外れる。

38分、神戸・左からのコーナーキックを中央で神戸・三原が頭で合わせるが、このシュートは枠の左へと外れる。

39分、センターサークル付近でボールを受ける神戸・レアンドロを竹内が後ろから引っ掛けてしまいフリーキックを与える。

40分、名古屋ペナルティエリア内左、ゴールライン付近から神戸・ペドロ ジュニオールが後ろへと戻したボールは森がタッチラインへとクリア。

41分、神戸ペナルティエリア付近で竹内からのボールを川又が落とし杉森が走り込むが、ボールは相手ディフェンスが触りキーパーへと戻される。

43分、自陣左の神戸・伊野波から右へのサイドチェンジは直接タッチラインを割る。

44分、センターサークル内で神戸・レアンドロへのボールに遅れて飛び込んだ磯村が交錯。両者がピッチ内へと倒れたため主審がプレーを止めるが、このプレーで磯村に対しイエローカードが提示される。

45分、ここで、磯村が治療のためピッチの外へと出される。
(アディショナルタイム表示:1分)

アディショナルタイム1、名古屋ペナルティエリア手前でオーマンが神戸・ペドロ ジュニオールのドリブルを引っ掛けフリーキックを与える。

アディショナルタイム2、名古屋ゴール正面25m強の位置から神戸ボールのフリーキック。神戸・ペドロ ジュニオールが右足で直接狙ったシュートはディフェンスの壁に、このボールを再び神戸・ペドロ ジュニオールが狙うが、このシュートは枠の左へと外れる。

ここで前半終了。

効果的な攻撃や決定機を作り出せなかった前半。守りでも失点のシーンではレアンドロ、ペドロ ジュニオールの2人に簡単に前を向かせてのプレーを許してしまい2ゴールを奪われた。後半、自陣での役割を再確認し、まずはしっかりとした守りからゴールを狙いたい。

後半

エンドを替えた後半、神戸ボールでキックオフ。

名古屋1人目交代:森→高橋
神戸1人目交代:中坂→石津

1分、神戸陣内左から名古屋ボールのスローイン。磯村から縦へのボールを小屋松が後ろへと落とすが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。

3分、自陣右のオーマンから右へのボールに川又が追いつくが、中への切り返しはタッチラインへとクリアされる。

4分、名古屋2人目交代:磯村→イ スンヒ

5分、神戸陣内右で小屋松からのボールをタッチライン際で受けた古林が中の川又へとグラウンダーで狙うが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。

6分、神戸ペナルティエリア左で高橋が縦へと仕掛けグラウンダーで折り返すが、このボールはタッチラインへとクリアされる。

7分、神戸・渡邉からのボールに神戸・ペドロ ジュニオールがペナルティエリア内中央へと走り込むが、ファーストタッチで流れたボールは荻が抑える。

9分、名古屋ペナルティエリア内右へのボールは荻が見送り直接ゴールラインを割る。

11分、自陣左、ハーフライン付近でイ スンヒと神戸・石津が交錯。このプレーでイ スンヒに対しイエローカードが提示される。

12分、自陣中央でボールを受けたイ スンヒが引っ掛けられフリーキックを得る。

13分、神戸ペナルティエリア左で矢田が縦への突破を狙うが、ボールはタッチラインへとクリアされる。

14分、ハーフライン付近から右サイドを突破した安田がペナルティエリア内へ斜めに右へと流れる川又の前を狙うが、このボールはタッチラインへとクリアされる。

15分、神戸陣内右から名古屋ボールのスローインを受けた安田の左足でゴール前へのボールは神戸・キムが直接抑える。

16分、神戸ペナルティエリア左の高橋から中へのボールを杉森がワンタッチで浮かせ前へと狙うが、このボールは神戸・北本にカットされてしまう。

17分、神戸・石津の右サイドでのドリブルはイ スンヒ、高橋でマークにつきボールをゴールラインへとクリア。

18分、神戸・右からのコーナーキックに中央へと飛び込んだ神戸・北本が頭で触るが、ボールはディフェンスに当たり枠を外れる。

19分、神戸・右からのコーナーキックをニアサイドの神戸・レアンドロに頭で合わせられるが、このシュートは枠の右へと外れる。
神戸2人目交代:相馬→田中

20分、神戸・石津の右でのドリブルから高橋がボールを奪うが、神戸・高橋にスライディングでボールをクリアされる。

21分、神戸・田中からのアーリークロスは荻が直接抑える。

23分、神戸陣内中央右のイ スンヒからペナルティエリア内左の川又を狙ったボールは、手前で相手ディフェンスにクリアされる。

24分、ハーフライン付近左で神戸・村松が倒れたため主審が確認するが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。

25分、名古屋ペナルティエリア手前中央の神戸・レアンドロからエリア内へと浮かせたボールは荻が前へと出て直接抑える。

26分、神戸ペナルティエリア手前左からドリブルで中へと杉森が持ち込むと、一旦相手ディフェンスにボールをカットされるが、再度左足でコントロールしそのままシュート。しかしこのボールは神戸・北本の顔に当たり枠を外れる。

28分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールを中央で神戸・北本と競り合ったオーマンが頭で合わせるが、このシュートはクロスバーを超える。

29分、センターサークル付近でイ スンヒのパスカットからのボールを受けた矢田が左足でペナルティエリアへと飛び込む川又へと狙うがボールは手前で相手ディフェンスにカットされてしまう。

30分、神戸陣内左から名古屋ボールのスローイン。小屋松からペナルティエリア付近の高橋へとボールを入れるが、相手ディフェンスと重なりボールはクリアされる。

31分、神戸ペナルティエリア手前中央で小屋松の相手ディフェンスへのプレスからこぼれたボールを拾った川又が左足で狙うが、このシュートは神戸・キムが弾きクリアされてしまう。

32分、ハーフライン手前右でオーマンがピッチへと座り込み、担架で外へと出される。

34分、神戸ボールでのリスタートにラインを上げきれず、神戸・ペドロ ジュニオールがペナルティエリア内左でボールを持たれるが、イ スンヒ、安田で囲みゴールラインを割らせる。

35分、名古屋3人目交代:オーマン→小川
神戸3人目交代:村松→田中

36分、神戸ペナルティエリア手前左でディフェンスを背にボールを受ける川又が抑え込まれフリーキックを得る。

37分、神戸ゴール正面左寄り25m強の位置から名古屋ボールのフリーキック。矢田が神戸ゴール前へと上げたボールはファーサイドへと流れ、それを一旦戻し古林からゴール前へのクロスを狙うが、ファーサイドの川又に対し手前に入った神戸・キムにパンチングで弾かれてしまう。

38分、名古屋ペナルティエリア手前中央から神戸・レアンドロの右足でのミドルシュートはクロスバーを越える。

40分、小川からのボールに右サイドタッチライン際を上がった古林からグラウンダーで中へのボールに川又が飛び出すが、ここはオフサイドの判定となってしまう。

42分、自陣センターサークル付近で小川が神戸・ペドロ ジュニオールに引っ掛けられえたフリーキック。イ スンヒから左サイド高い位置の高橋へ。ここから中へのボールは飛び越え逆サイドで拾った古林から再度中を狙うが、このボールは相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。

【失点】
43分、名古屋ペナルティエリア右から中へと持ち込んだ神戸・石津に左足でのシュートを決められ3点差とされてしまう。

44分、名古屋ペナルティエリア左の神戸・渡邉から中へのボールに中央へ走りこんだ神戸・ペドロ ジュニオールに右足で合わせられるが、このシュートは枠の右へと外れる。
(アディショナルタイム表示:3分)

アディショナルタイム1、自陣中央でイ スンヒがパスカット、センターサークル付近の川又へと当て矢田を狙うが、ボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。

アディショナルタイム2、名古屋ペナルティエリア内右で神戸・ペドロ ジュニオールの粘りから中へのボールに最後、神戸・田中(英)が飛び込むが、浮いたボールは荻が抑える。

【失点】
アディショナルタイム3、右サイドからディフェンスライン裏を取った神戸・高橋にエリア内で右足のシュートを許し、このボールが対角線でゴールネットへ。終了間際に4点差とされてしまう。

アディショナルタイム4、名古屋ボールのリスタートを蹴ったところで試合終了。

前半で2点差とし、前への圧力も弱回った神戸。その相手に対しても効果的な攻撃や決定機のほぼ作り出せなかった名古屋。すると終了間際に続けて失点を許し0-4で試合終了。出場機会を得た先発メンバーにとってインパクトの残せない、ただただ悔しい敗戦となった。


試合終了後記者会見

160525ogu.jpg完敗でした。ナビスコカップの状況や日程を含めたなかで、リーグ戦では出場機会の少ない選手も起用しました。ヴィッセル神戸は今日勝てば、他会場の結果次第でグループステージ突破が決まる状況で、しっかりとした戦いをしてくるとわかっていました。そういった相手に対してそれ以上に戦ってくれることと期待して臨んだ試合でしたが、思うようにはいきませんでした。グループステージ敗退が決まっている状況でも神戸まで応援に来てくれたサポーターの皆さんに今日のような試合をお見せしたことは、本当に申し訳なく思っています。

Q.ハーフタイムで森選手を、後半開始早々に磯村選手を交代させた理由をお聞かせください。

森を交代させたのは、戦術的な理由です。磯村に関しては、前半終了時にフラつきがあるとのことで、準備をしながらも後半に出したのですが、すぐに交代させました。前半最後のところでボールを奪いに行ってのアクシデントによるものでしたが、ハードワークしてくれていたので、もったいない交代となりました。

Q.今日の出場選手に対して期待されていた部分は、どこにあったのでしょうか?

ベースとしてある自分たちの狙い、攻撃の部分も含めこれまで試合に出ていない選手にもトレーニングで刷り込んでいるつもりでした。それを見せてくれるか、そしてなによりも闘う姿勢を見せてくれると期待していました。しっかりとゲームに入り、相手に相手に立ち向かうメンタルという部分が足りませんでした。そのことは非常に残念です。

Q.厳しい結果となりましたが、杉森選手の持ち味など収穫となった部分もあったのではないでしょうか?

杉森のコンディションが上がってきていることは感じています。以前のようにすぐに消えたり、立ち止まってしまうようなことはありませんでした。それでも、まだまだ決定的な場面での判断やプレーの内容、スピードに関しては満足してもらうわけにはいきません。

Q.安田選手が先発で復帰し、両サイドバックでのプレーでは気持ちの入ったプレーを見せていましたが?

安田自身も現状をわかっていますし、自分がやらなければいけないことをトレーニングでも見せています。今日の試合でも、なんとかしようとリスクを冒しながらインターセプトを狙うプレーが見られました。球際の厳しいところでスライディングをしたりと気持ちを見せてくれたと思います。