2016シーズン試合結果

2016JリーグヤマザキナビスコカップGS第4節:名古屋グランパスvsヴァンフォーレ甲府

最終更新日時 2016/04/21 10:13

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パロマ瑞穂スタジアム 4/20(水) 19:04キックオフ

試合前

週中、水曜日に開催されるJリーグヤマザキナビスコカップ グループステージ第4節はホーム・パロマ瑞穂スタジアムでヴァンフォーレ甲府との対戦となる。

ここまで3試合を戦い3敗とグループステージ突破が絶望的なグランパス。リーグ戦も含め公式戦5連敗中という苦しい状況が続いているが、課題と手応え、その両方を感じさせる試合がつづくいま、今日こそはホームで「勝利」という結果を残し、チームとして1つ前へと進みたい。

ゴールキーパー陣に続き午後6時20分、フィールドプレーヤーがウォーミングアップのため姿を現した。今週末、同スタジアムで開催となるリーグ戦もにらみ、ある程度先発メンバーの入れ替わった今日のグランパスだが、開幕戦以来スタメンを外れている矢田や今シーズン、まだゴールの無い川又にとっては絶好のアピールの機会。試合前から、いつも以上にギラついた表情を見せている。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から古林、大武、竹内、高橋の4人。小川、イ スンヒが中盤底に位置し川又の1トップ、その後ろに矢田、和泉、小屋松の3人が並ぶ4-5-1のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った名古屋に対し甲府ボールでキックオフ。

1分、名古屋陣内左へと流れる甲府・ニウソンの前へのボールは大武が体を入れコースをブロック、直接ゴールラインを割る。

3分、甲府ペナルティエリア手前で川又が胸で落としたボールを小屋松が右足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

4分、自陣右で古林からのボールを受け中へと持ち替えたイ スンヒが甲府・河本に後ろから引っ掛けられフリーキックを得る。

5分、甲府ペナルティエリア左で高橋からのボールを和泉が頭で落とし川又、再び和泉とつなぎ角度のきつい位置から左足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

6分、センターサークル付近でルーズとなったボールを甲府・ニウソンが追うがイ スンヒが先にスライディングでボールをカットする。

8分、甲府左コーナーフラッグ付近の小屋松から高橋へと戻し中の小川、ダイレクトで縦の矢田を狙うが、このボールは直接ゴールラインを割る。

9分、名古屋ペナルティエリア手前中央の甲府・ニウソンを狙った浮かせたボールは大武がヘディングで競り勝ちクリア。

10分、名古屋ペナルティエリア左で縦へのワンツーを受けた甲府・稲垣からゴール方向へのボールはクロスバーを越える。

11分、甲府ペナルティエリア手前左で小屋松の落としたボールに走り込んだ小川が右足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たり跳ね返されてしまう。

12分、甲府・左からのコーナーキック。ショートでつなぎゴール前へと浮かせたボールは楢崎が右手で弾き逆サイドでタッチラインを割る。

13分、自陣中央の小川から前の矢田、左の小屋松とつなぎ逆サイドを駆け上がる古林へと展開。さらにゴール前中央へ走りこむ川又の前へクロスを狙うが、このボールは甲府・岡が直接抑える。

14分、左サイドで縦へと突破した小屋松から中の矢田へ、ペナルティエリア内で縦への仕掛けはゴールラインを割る。

15分、名古屋ペナルティエリア手前左から甲府・稲垣の右足のクロスは大武がヘディングでクリア。

16分、名古屋ペナルティエリア手前左から中央へと流れた甲府・吉野の右足のシュートは枠の右へと外れる。

18分、甲府・ペナルティエリア手前でイ スンヒから楔のボールをトラップからのターンで前へ持ち替えた川又が左足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

19分、センターサークル付近で小川のパスカットから前へのボールをペナルティエリア右で受けた和泉が左足へと切り返しクロスを上げるが、このボールはファーサイドで相手ディフェンスにクリアされる。

20分、先のボールカットの際に相手の足が小川の背中へと入ったようでセンターサークル付近で倒れるが、レフリーが近寄り確認、プレーは続けられるようだ。

22分、名古屋陣内右の甲府・河本への大きなサイドチェンジは高橋がマーク、ボールをタッチラインへとクリアする。

24分、甲府ペナルティエリア手前中央の和泉の足元へのボールは相手ディフェンス2人に囲まれボールをクリアされる。

25分、甲府陣内左、ハーフライン付近でボールを受ける高橋が引っ掛けられフリーキックを得る。

26分、甲府陣内中央のイ スンヒから縦の川又を狙った浮かせたボールは、間に入った相手ディフェンスにカットされてしまう。

27分、小川からのボールを甲府ペナルティエリア手前左で受けた矢田が外を上がる高橋の前へと狙うが、相手ディフェンスにブロックされボールは直接ゴールラインを割る。

30分、竹内からのボールに左サイドを上がった高橋がさらに縦へと仕掛けコーナーキックを得る。

31分、名古屋・左からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールは甲府・岡に両手でのパンチングでクリアされる。

32分、甲府陣内中央を持ち上がったイ スンヒからペナルティエリア付近の和泉へと楔のボールを狙うが、相手ディフェンスにカットされてしまう。

33分、センターサークル付近の小川から甲府陣内を中央から左へと走り出す和泉の前へと狙うが、このボールは甲府・新井が触りタッチラインを割る。

34分、名古屋ペナルティエリア手前でイ スンヒが甲府・河本のドリブルを引っ掛けフリーキックを与える。

35分、名古屋ゴール正面左寄り22m程度の位置から甲府ボールのフリーキック。甲府・福田が右足で直接狙ったシュートは右へと反応した楢崎が弾きクロスバー、こぼれ球に飛び込まれるが、このボールも枠を外れる。

36分、ここで腕を負傷した楢崎にメディカルスタッフは駆け寄るが、ベンチに向かってバツのサイン、交代となる。

38分、名古屋1人目交代:楢崎→武田

39分、甲府陣内右の古林からのアーリークロスを川又が頭で触りペナルティエリア内で浮くが、このボールは甲府・岡が直接抑える。

40分、名古屋陣内右で後ろからのボールをトラップした甲府・ニウソンがその場で右太もも裏あたりを押さえ倒れる。プレー続行は難しいようで、そのまま担架で外へと出される。

42分、甲府1人目交代:ニウソン→森

43分、甲府陣内中央で相手ディフェンスと交錯した和泉が倒れこみ主審が駆け寄るが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。

45分、甲府ペナルティエリア手前で小川から足元へのボールを矢田がツータッチでエリア内へ、川又左足内側でダイレクトのシュートを狙うが、このボールは甲府・岡が直接抑える。
(アディショナルタイム表示:3分)

アディショナルタイム1、甲府ペナルティエリア右でイ スンヒからのボールを受けた古林がシザースフェイントを挟み縦へ、グラウンダーで中へのボールを狙うが相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。

アディショナルタイム2、自陣左の甲府・福田へのボールへは小屋松がマーク、ディフェンスラインへと戻したところで前半終了。

ボール保持時には自陣に9人が戻り守備のブロックを作る甲府に対し、ボールを回しながらも、なかなか決定機の作り出せなかった前半。さらに試合途中にはチームの精神的支柱でもある楢崎を怪我で欠くアクシデントもあったが、動揺は見られず相手陣内でのプレーが見られた。後半、速い試合展開や意外性のあるプレーでアクセントをつけ、なんとか先制ゴールを奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、甲府ペナルティエリア左でボールを受けた小屋松が右足へと持ち替え中へ、このボールをニアサイドの矢田がスルーし川又が中央へと走り込むがボールは先に甲府・岡がキャッチ、そのまま川又と交錯しファールとなってしまう。

2分、ハーフライン付近で甲府・新里が顔付近を押さえ倒れると、治療のため一旦ピッチの外へと出される。

5分、ハーフライン付近左で高橋が甲府・吉野からボール奪取を狙うが、後ろから押してしまいファールの判定、甲府ボールでのリスタートとなる。

6分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた甲府・森からグラウンダーで中へのボールは逆サイドへと流れる。

7分、ハーフライン付近左でボールを受けた高橋がドリブルを仕掛けフリーキックを得る。

8分、甲府・吉野の左からのドリブルは大武がマーク、ゴールラインへとクリア。甲府・左からのコーナーキック、ショートでつなぎ中央から甲府・森の左足は相手の手に当たり名古屋ボールでのリスタートとなる。

9分、名古屋陣内中央を上がった甲府・新里の前へのボールは竹内がカット、ゴールラインを割る。

10分、甲府・左からのコーナーキック、中央でこぼれたボールはイ スンヒがクリア。ここからカウンターを仕掛ける名古屋。左サイドから古林、小屋松とドリブルで持ち上がり、その小屋松がペナルティエリア内で右足へと持ち替えシュートを狙うが、このボールは甲府・岡が一旦正面で弾きながら抑えられてしまう。

13分、左からのクロスを甲府・森が足先で触るが武田がキャッチ。素早く左の小屋松へとつなぎカウンターを仕掛ける。さらにペナルティエリア内左の川又へと通し左足で狙うが、このシュートは甲府・岡の正面を突きキャッチされてしまう。

14分、甲府陣内左を持ち上がった高橋から中の川又へ、ダイレクトで左の小屋松の前を狙うが、オフサイドポジションから動き出せずボールは直接ゴールラインを割る。

16分、名古屋ゴール正面左30m程度の位置から甲府ボールのフリーキック。トリックプレーでつないだシュートはディフェンスが体でブロック。ここからのボールをハーフライン手前で拾った和泉がそのまま縦へとドリブル、ペナルティエリア内でもさらに相手ディフェンスのマークに対し縦へと仕掛け左足で狙うが、このボールはクロスバーを越える。

19分、ハーフライン付近手前の大武から、左サイドを上がる高橋の前へのボールはトラップが乱れタッチラインを割ってしまう。

20分、和泉からのボールを川又が頭で落としペナルティエリア内左の矢田へ、さらにゴールライン付近から中への折り返しを狙うが、ボールは甲府・岡に直接抑えられてしまう。

21分、甲府陣内右から中方向へとボールを運んだ古林が甲府ゴール前へと浮かせたボールを狙うが、甲府・岡に直接キャッチされてしまう。

23分、センターサークル付近で相手のクリアボールを拾った高橋が後ろから押されフリーキックを得る。

25分、名古屋2人目交代:小屋松→杉森

26分、甲府陣内左で高橋が縦へと突破、コーナーキックを得る。名古屋・左からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールはニアサイドでクリアされる。

28分、自陣右で甲府・森のドリブルをイ スンヒが後ろから倒しフリーキックを与える。

29分、甲府2人目交代:吉野→田中
甲府ボールのフリーキックから名古屋ゴール前へのボールを中央の甲府・新里に頭で落とされるが、このボールは武田が抑える。

30分、ハーフライン付近右から名古屋ボールのリスタート。速い展開で左の高橋へとつなぎペナルティエリア付近の和泉の足元へ、このボールを和泉がダイレクトで中を走る杉森の前へと狙うが、ボールは先に甲府・岡にキャッチされてしまう。

33分、名古屋陣内右の甲府・新井から中へのボールはイ スンヒがカット、高橋がクリアする。

34分、甲府ペナルティエリア手前で矢田からのボールを川又が後ろ向きでトラップ、右を上がる古林の前へとつなぎ中へのボールを狙うが、相手ディフェンスにカットされてしまう。

35分、甲府ペナルティエリア付近中央の川又のダイレクトプレーでエリア内左へ走り込んだ矢田が左で中へと狙うが、ボールは直接ゴールラインを割る。

37分、ハーフライン手前左の小川から縦の杉森を狙ったボールはカットされてしまう。

38分、センターサークル内でボールを受けた矢田が倒され名古屋ボールでのリスタートとなる。

39分、名古屋ペナルティエリア手前左から中央方向へとドリブルで流れた甲府・森の左足のシュートは枠の左へと外れる。
甲府3人目交代:河本→熊谷

41分、甲府ペナルティエリア左で杉森が縦へと突破、マイナス方向へグラウンダーのボールを矢田が落とすがシュートまでは持ち込めずボールはクリアされる。

43分、ハーフライン付近左で杉森とのワンツーを受けた小川から右を上がる古林へ。古林から中央の川又へ速く精度の高いボールが入るが、手前に入った相手ディフェンスにクリアされる。

44分、名古屋3人目交代:小川→永井
甲府陣内左から名古屋ボールのスローイン、ゴール前へのボールにファーサイドの永井が相手ディフェンスと激突。出血が見られる永井が治療のため外へと出される。
(アディショナルタイム表示:4分)

アディショナルタイム1、甲府陣内左で高橋、矢田のワンツーはタイミングが合わずタッチラインを割る。

アディショナルタイム2、杉森との縦へのワンツーで左を突破した高橋からの低いクロスをニアサイドの永井が背面のヒールで触りボールを向きを変えるが、このシュートは枠の右へと外れる。

アディショナルタイム3、名古屋ペナルティエリア手前右から甲府・熊谷のドリブルは大武がクリア。

ここで試合終了。

後半に入っても決定機があまり作り出せない名古屋。守ってカウンターを狙う甲府に対し危ない場面も少なく、杉森、そして終盤には永井も投入したが最後までゴールネットを揺らせずスコアレスでの終了となった。


試合終了後記者会見

160420ogu.jpg残念ですね。相手の戦い方も分かっていましたし、フレッシュな面々も使いながら、何とか勝利したいと思っていました。前半は積極的な仕掛け、崩しの姿勢が見られなかったです。最後の最後しか良い崩しの場面が見られませんでした。ハーフタイムに、そこに対してしっかり狙いを持ってプレーするようにと伝えたことで、選手たちから姿勢は感じられるようになりました。しかし、最後のところの精度が足りなかったことで、勝てなかったゲームだと思います。

Q.ナビスコカップ4試合を振り返って、こうしておけば良かったと、今思うことはありますか?

1試合目から今回まで、狙いとして主力を休ませるというよりも、いろいろな選手を見たい、チャンスをあげたいと思っていた部分がありました。その中で結果を出せなかったことは非常に残念ですし、期待に応えられなかったと思っています。4試合を終えて勝ち点1というのは、まだまだ力がない、それをしっかりと受け止めないといけないと思っています。

Q.前線の構成が大きく変わりました。監督が期待していた動きを、選手たちはどの程度見せてくれたと受け止めていますか?

リトリートした相手にどう向かっていくのかという部分で、動き出しや縦に入れるタイミングは、自分たちなりに工夫して、その中にダイレクトプレーを入れなければいけないということを感じてはいたものの、攻撃に向かっていく姿勢が、前半は特に足りなかったです。そういった部分を見せようとはしていたのかもしれませんが、結果的に消極的な姿勢になっていたことは、もったいなかったと思います。後半は少し発破をかけたことで、1対1でトライした場面や、そこをつけた部分もあったのですが、最後で精度の低さが目立ちました。そのような場面で余裕がほしいなと思います。切れ込んだ時に視野が手前しか見えていなかったり、ワンタッチで崩せばいいところで力が入った場面が多かったです。何かを残さないといけない場面で、一つ余裕が見られるようなプレーがほしかったというのが、今日の感想です。

Q.ケガで交代した楢﨑選手の状態は?

すぐに病院へ向かいました。ヒジをついた形になったので、状態は調べてみないと分からないです。骨折ではなく、懸念されるのは靭帯系のトラブルかと思います。結果待ちという状況ですが、チームをしばらく抜けるということも考えなければならないと思います。