2015シーズン試合結果

明治安田生命J1リーグ2ndステージ第5節:モンテディオ山形vs名古屋グランパス

最終更新日時 2015/07/30 10:56

AWAY GAME

NDソフトシステム山形 7/29(水) 19:04キックオフ

試合前

日中は30度を超えたが、夕方になり風も出始めわずかながら涼しさを感じられるようになったNDソフトスタジアム山形。明治安田生命J1リーグ2ndステージ第5節はアウェイでモンテディオ山形との対戦となる。

前節、ホームで1stステージを制した浦和レッズを2-1と逆転で破ったグランパス。永井をシャドウストライカーの位置へと移した第2節以降、2勝1分とチーム状況が好転し、アウェイでの連戦を狙う。

その浦和戦から中3日、真夏の過密日程で疲労回復具合も危惧されるが、今日の戦いを乗り越えると東アジアカップを挟み約2週間の中断に入る。水曜日の遠方にも関わらずアウェイ側スタンドには200人弱のグランパスサポーターも駆けつけ、サポーターに期待にも応えたい。

キックオフ約30分前、ゴールキーパー陣に続きフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現しウォーミングアップを開始した。見た目にも深く、乾ききった芝生もスピードを武器とする今のグランパスには難しさがあるかもしれないが、2ndステージ上位進出を果たすためには、まだ勝利の無いアウェイで今日は落とせない一戦となる。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは竹内、闘莉王、本多の3人。磯村、矢田を中盤底に矢野、小川の両サイドハーフ。川又の1トップ、その後ろに永井、小屋松が並ぶ3-6-1のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって右にエンドを取った赤のユニフォーム名古屋に対し山形ボールでキックオフ。

1分、キックオフ直後、左サイドを上がる山形・高木(利)の前を狙ったボールは矢野がヘディングでタッチラインへとクリア。

2分、山形陣内左で小川が中の矢田とワンツーで縦を狙うが、リターンボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。

3分、山形陣内中央で小屋松が仕掛けこぼれたボールを磯村がダイレクトで縦へ、永井が落としたボールを小川がペナルティエリア手前から右足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

5分、センターサークル内でカウンターのボールを受けた山形・ロメロを本多が倒すが、この後のプレーで小川に対しイエローカードが提示される。

7分、名古屋ペナルティエリア手前中央で山形・ディエゴが左へと落としたボールに走り込んだ山形・高木(利)が左足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

8分、山形陣内右でボールを受け縦を狙う磯村が倒されフリーキックを得る。

9分、ハーフライン付近から名古屋ボールのフリーキック。闘莉王からのボールに川又が右へ流れ走り込むが、ボールは山形・山岸にパンチングでクリアされる。

10分、左サイドハーフライン付近で後ろからのボールを受ける永井の顔へ相手ディフェンスの手が入り名古屋ボールのフリーキックとなる。

11分、山形ペナルティエリア手前中央で小屋松が潰されフリーキックを得る。

12分、山形ゴール正面30m程度の位置から名古屋ボールのフリーキック。小川、矢田と小さく動かしタイミングを外しゴール前の闘莉王の前を狙ったボールは直接ゴールラインを割る。

13分、山形陣内左の永井からダイレクトで縦へのボールに川又が相手ディフェンスライン裏を狙うが、前へと出た山形・山岸に先にクリアされる。

14分、山形陣内中央左から名古屋ボールのフリーキック。矢田が左足で上げたボール、ファーサイドでのクリアを右から磯村が再び山形ゴール前へと上げるが、ゴール前でオフサイドの判定となってしまう。

15分、名古屋ペナルティエリア前でボールをクリアした矢野に山形・川西が肩で当たり名古屋ボールのフリーキックとなる。

16分、名古屋ペナルティエリア手前中央で小刻みにボールを触った山形・宮阪の左足のシュートは枠の右へと外れる。

17分、右サイドハーフラインを超えた位置でボールを奪った矢野が山形・ロメロに倒されフリーキックを得る。

18分、山形ペナルティエリア内左、ゴールラインでボールに追いついた永井の折り返しからコーナーキックを得る。

19分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールを中央、低く倒れながら闘莉王が頭で合わせるが、このシュートは山形・山岸の正面を突きキャッチされてしまう。

21分、楢崎からのボールを川又が前へとそらし永井が裏を狙うが、ボールは先に相手ディフェンスにクリアされる。

22分、ハーフライン付近の川又からダイレクトで縦へのボールに左サイドを上がった永井がペナルティエリア内左で右、左と切り返し左足で中へと折り返すが、ボールは逆サイドへと流れる。

23分、山形陣内左の本多からゴール前へのボールは相手ディフェンスに当たりゴールラインを割る。

24分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボール、ファーサイドで闘莉王が競りこぼれたボールに永井が走りこむが、中央の密集へと飛び込みシュートは打てずボールはクリアされる。

25分、名古屋陣内右でフリーキックからのリスタートを受けた山形・宮阪が右足で狙うが、このシュートは楢崎が正面で抑える。

26分、山形陣内右で小屋松が縦へと仕掛け得たコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは山形・山岸に直接クリアされる。

27分、山形ペナルティエリア手前右から中へと持ち込んだ矢野が相手ディフェンスと重なり体勢を崩しながら左足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

28分、山形・高木(利)から名古屋ペナルティエリア右への大きなボールは小川がヘディングでタッチラインへとクリア。

30分、左サイドハーフラインを超えた位置で本多からのボールを受ける川又がそのまま後ろへと倒されフリーキックとなる。

31分、山形ペナルティエリア手前中央の小屋松から縦を狙う永井の前へ速いボールを狙うが、相手ディフェンスにクリアされる。このボールを受けカウンターの起点を狙う山形・ディエゴに竹内が強く飛び込み止めるが、このプレーで竹内に対しイエローカードが提示される。

33分、名古屋ペナルティエリア内でのこぼれ球に反応した山形・ロメロのシュートは楢崎がブロック、こぼれ球に走り込んだ山形・アルセウのシュートも闘莉王に当たり枠を外れる。再び右から仕掛けられるが、中へのボールは本多がゴールラインへとクリア。

34分、山形・右からのコーナーキック、ショートでつなぎ中へのボールをファーサイドの山形・ディエゴに頭で叩きつけらえるが、このシュートも楢崎が弾きクリアする。

36分、名古屋ペナルティエリア手前右よりから山形・宮阪の落ちるシュートが枠へと向かうが、後ろへと飛んだ楢崎が弾きクロスバーを越える。

37分、山形・右からのコーナーキック。ショートでつなぎ中へのボールはニアサイドの永井が頭でクリア。

38分、名古屋ペナルティエリア手前中央から中へと持ち込み山形・ディエゴが左足アウトサイドで強いシュートを狙うが、このボールも楢崎が一旦弾きながら抑える。

39分、川又からのダイレクトプレーのボールに山形ペナルティエリア内左ゴールライン付近で追いついた永井からマイナス方向への折り返しに走り込んだ川又の左足のシュートは山形・山岸が正面で弾く。このボールを体勢を崩した川又が再び左足で狙うが、クロスバーを越えてしまう。

41分、センターサークル付近で味方のクリアボールを拾った永井がそのまま左へと流れながら一気に加速するが、ペナルティエリア付近で相手ディフェンスに密着されバランスを崩し、ボールはクリアされる。

42分、ここで名古屋陣内左に山形・高木(利)が倒れこんだため主審が近寄るが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。

44分、山形・高木(利)の左サイドから縦へのドリブルは矢野がマーク、ボールは矢野が触りゴールラインを割る。山形・左からのコーナーキックは中央でディフェンスがクリア。

45分、山形陣内中央の矢田から右足で縦を狙ったボールは相手ディフェンスの背中に当たりクリアされる。
(アディショナルタイム表示:2分)

【得点】
アディショナルタイム1、山形ペナルティエリア付近左で永井からのボールを受けた小屋松からのリターンがずれるが、走り込んだ磯村がボールを拾うとそのまま右足で蹴り込みゴールへ。前半終了間際にアウェイの名古屋が先制ゴールを奪った。

アディショナルタイム2、名古屋ペナルティエリア内左で山形・高木(利)がボールを受けるが竹内がマーク、そのままゴールラインを割る。

アディショナルタイム3、このゴールキックを楢崎が大きく蹴り出したところで前半終了。

開始からお互いに縦へと速い展開。30分過ぎからは自陣でボールを失い山形にゴールまで迫られ危ないシーンも見られたが、楢崎が好セーブを連発。このまま無得点かと思われたアディショナルタイム突入直後、磯村の今シーズン初ゴールで先制に成功し1点リードしての折り返しとなった。後半、失点につながりかねない自陣でのミスを無くし、試合をコントロールし進めたい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、山形陣内右で矢野からの戻しを受けた磯村からペナルティエリア内左の川又の前へ浮かせたボールを狙うが、山形・山岸に直接キャッチされてしまう。

2分、山形陣内中央で川又と入れ替わりボールを受け取った永井から左の小川を狙うが、このボールは山形・宇佐美にカットされてしまう。

3分、山形・ロメロが名古屋ペナルティエリア左で縦を狙うが、体を入れた矢野が相手のファールを誘う。

4分、川又からのボールに山形ペナルティエリア内右へと飛び出した小屋松のグラウンダーの折り返しは相手ディフェンスに当たりゴールラインを割る。

5分、名古屋・右からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは中央でクリアされる。ここからカウンターを仕掛けるが、右サイドを上がった山形・高木(利)からのボールは本多が触り逆サイドで矢野がタッチラインへとクリア。

6分、小屋松からのボールに永井が相手ディフェンス右裏へと抜け受けるが、ゴールライン付近からそのままラインを割る。

7分、山形・高木(利)の左サイドからのドリブルは竹内がゴールラインへとボールをクリア。山形・左からのコーナーキックはニアサイドの矢田が頭でクリア。

9分、左サイドの小川へ闘莉王からのボールダイレクトで裏へと狙うが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。

10分、センターサークル内で磯村と矢田が入れ替わるところでボールを失うとそのまま山形がカウンター。右からのクロスをペナルティエリア内左で受けた山形・高木(利)のシュートは竹内に当たり枠を外れる。

11分、山形・右からのコーナーキックは中央で矢野がクリア。

13分、自陣右からスローインのボールを磯村がダイレクトで縦へ、このボールを川又がさらに裏へと走る永井へとダイレクトで狙うが、ボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。

14分、自陣からカウンターを仕掛ける名古屋。山形陣内中央の小屋松から右へと開く永井へ、その永井から再び小屋松へと戻したボールを右足で狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。

15分、山形1人目交代:川西→中島
川又からのボールを山形ペナルティエリア右で受けた永井が中央の川又をおとりにファーサイドへ、このボールに走り込んだ小屋松が右足ボレーで狙うが、体勢を崩したシュートはクロスバーを越える。

17分、名古屋ディフェンスライン裏へと抜け出した山形・ディエゴにフリーでのシュートを許しネットを揺らすが、これはオフサイドの判定、ノーゴールとなる。

18分、名古屋陣内中央の山形・ディエゴから左の山形・高木(利)へ、ペナルティエリア付近で左右に切り返し右足のシュートは戻った竹内に当たりクリアする。

19分、名古屋ペナルティエリア手前で山形・高木(利)とのワンツーを足元深くで受ける山形・ディエゴにそのまま左足で狙われるが、このシュートは枠の左へと外れる。

20分、名古屋ペナルティエリア手前左から山形・高木(利)のグラウンダーのボールは闘莉王がクリア。
山形2人目交代:ロメロ→林

22分、左に開く山形・高木(利)へのボールは矢野が体を入れ相手のファールを誘う。

【得点】
24分、相手ディフェンスライン前のボールに永井が頭で競り勝つと、川又が背面で足にかけ抜け出し、相手ディフェンスに付かれバランスを崩すがそのまま強引に縦へ、相手キーパーも右へと交わしそのままゴールへと蹴り込む。後半に入り劣勢の続くなか、2点差とする大きなゴールを奪った。

26分、名古屋ペナルティエリア左から右足へと持ち替えた山形・中島のクロスは闘莉王が頭でタッチラインへとクリア。

27分、左からのクロスを名古屋ゴール前右から折り返されこのボールに山形・中島が飛び込むが闘莉王が密着、シュートは楢崎が抑える。

28分、このプレーで接触した闘莉王と山形・中島が共にエリア内で倒れ主審が近寄るが、すぐに立ち上がりプレーは続けられるようだ。

29分、山形陣内左を持ち上がった小屋松から左外を上がる永井へ、ゴールライン付近から右足での折り返しは中央の川又、右を上がった小川が共に届かずファーサイドでクリアされる。

30分、山形陣内中央で永井が山形・アルセウに引っ掛けられフリーキックを得る。

32分、山形・石川が左サイドを上がるが矢田がマーク、ボールは出させず後ろへ戻される。

34分、名古屋陣内中央左寄りを持ち上がった山形・ディエゴが距離のあるところから左足で狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。

35分、山形3人目交代:宮阪→山崎

36分、ハーフライン付近で左からのスローインを受ける矢田の足へ相手の足が入り名古屋ボールのフリーキックとなる。

【得点】
37分、山形陣内中央を持ち上がった磯村からペナルティエリア手前の川又へ、この川又からのミドルシュートは山形・山形が弾くが、そのままペナルティエリア内まで走り込んだ磯村が難しい体勢からダイレクトで押し込み自身2点目、チームにとっても貴重な3点目のゴールを奪った。

39分、自陣左でボールを拾った矢野がダブルタッチでコントロールし縦を狙うが、ここは相手のスライディングでボールを奪われてしまう。
名古屋1人目交代:小屋松→ノヴァコヴィッチ

40分、山形・右からのコーナーキックを中央の山形・に頭で山形・西河に頭で合わせられるが、このシュートは枠の左へと外れる。

41分、山形ペナルティエリア内左で粘りボールに追いついた永井からの戻しを小川がゴール前へと狙うが、ボールは直接ゴールラインを割る。

43分、山形ペナルティエリア手前左から中の川又とワンツーのパス交換を受けた永井の浮かせたシュートはクロスバーに嫌われてしまう。

44分、名古屋2人目交代:小川→田中
センターサークル付近でボールを受けた矢田から相手ディフェンスの中央を狙う永井の前を狙うが、このボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。

45分、名古屋ペナルティエリア手前左から山形・高木(利)のシュートは磯村が足を出しクリア。
(アディショナルタイム表示:3分)

アディショナルタイム1、名古屋3人目交代:矢田→望月

アディショナルタイム2、自陣右で望月が山形・高木(利)を引っ掛けてしまいフリーキックを与える。名古屋ペナルティエリア手前左から山形ボールのフリーキック、名古屋ゴール前へと上げられたボールは磯村がゴールラインへと頭でクリア。

アディショナルタイム3、山形・左からのコーナーキックをファーサイドの山形・林に頭で合わせられるが、このシュートはクロスバーを越える。

アディショナルタイム4、楢崎からのゴールキックを前線へ大きく蹴ったところで試合終了。

後半に入ってからは、どちらかといえば山形ペース。ボールポゼッション、シュート数共に上回られ耐える展開が続いたが、相手ディフェンスラインの一瞬の空白を永井、川又の日本代表コンビで強引にこじ開け追加点。さらに磯村の2点目のゴールで効率良く追加点を奪いアウェイで3-0と快勝。内容ではまだまだ満足はしていないようだが、それでも3得点以上に2ndステージ開幕から続けた失点を止める、意味のある完封勝利となった。


試合終了後記者会見

150729-nis.jpg結果だけを見れば完勝と言えますが、決して内容は良くはありませんでした。両チームともこのコンディションの中で戦いましたし、ピッチもボールが走りにくく体も重く感じる状態でした。ゲーム自体のクオリティは今後に向け改善する必要があります。

前半は全くペースを取れず、重たいゲームでした。有効に攻撃を仕掛けることが出来ていませんでした。その中で2トップとトップ下を置くような形にし前への圧力を掛け、相手の縦へ速い攻撃にも圧力をかけました。そういった中で、ボールポゼッションをして目指しましたが、最終ラインへ戻したりなかなか効果的な攻撃を出来ていませんでした。その中で、唯一と言って良い攻撃から前半の最後に得点へと繋げられました。先制点を奪えたことで優位に戦えましたが、内容としては良いものではありませんでした。

今日の試合では、磯村を褒めなければいけません。試合前に深い芝を見て「今日はお前のグラウンドだぞ」と言って送り出しました。もともとミドルシュートを持っている選手ですが、とにかくチャレンジをしなければゴールは決められません。積極的にそのようなエリアへと飛び込み、チャンスを見つけ決めました。今日の磯村のような選手が毎試合出てこなければ、永井と川又の2人だけでのままとなり、これからの試合は厳しくなります。そのことが今日は、明るい材料だと思っています。

今日は両チームとも、不必要な中断のない白熱したゲームだったと思います。

Q.田口選手、ダニルソン選手を怪我で欠くなかで、磯村選手へかかる期待が今後も大きくなるかと思いますが?

田口、ダニルソンの2人が戦力として計算できない現状で、まず磯村、そして望月の2人にボランチの専門として期待しています。1stステージは連携が安定しないなかで小川、矢田のボランチも試しましたが、磯村に対する期待はあります。1試合1試合、パフォーマンスは上がってきています。もともと技術がある選手ですし、あとは試合のなかでの判断の早さや、ポジションでの修正、切り替えをしながら良くなってきています。オフェンシブな選手でもありますし、今日のようなプレーも見せてくれます。ここ数試合での自信が今日のような攻撃参加につながったのだと思います。

Q.ガンバ大阪戦以来、永井選手を1つ前のポジションへ上げ、攻撃が機能しているように感じますが?

もちろん、永井はオフェンシブなポジションへ置くことがチームにも、彼自身にとっても良いことです。それでもチーム状況によって、サイドプレーヤーがいない状況で、その位置でのプレーをできる選手として永井を起用せざるを得ない状況がありました。今は小川などサイドでのプレーができる選手がいることで、スタミナのある永井を高い位置で起用したいと思っています。彼の圧力は相手にとって脅威となりますし、スタートのポジションが高いことで相手のディフェンスラインにかけるプレッシャーも高くなります。

Q.2ndステージ開幕から7月を3勝1分1敗、勝ち点10となりましたが?

5試合で勝ち点10は理想的な数字です。開幕の湘南戦を落としガンバ大阪戦を勝利で終えましたが、毎試合ぎりぎりの展開です。5連敗してもおかしくない内容でした。その状況で選手のキャスティングや戦術の変更など、いろいろなことを駆使し戦ってきました。その時その時の選手の状況をどう引き出すかが問題でしたが、今後もしばらくは現状が変わることは無いと思います。