2015シーズン試合結果

明治安田生命J1リーグ1stステージ第16節:名古屋グランパスvs柏レイソル

最終更新日時 2015/06/21 17:11

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豊田スタジアム 6/20(土) 16:04キックオフ

試合前

雲の隙間から時折陽射しが注ぐ豊田スタジアム。明治安田生命J1リーグ1stステージ第16節はホームで柏レイソルとの対戦となる。

前節、アウェイでアルビレックス新潟と引き分けたグランパス。3月の開幕からゴールデンウィーク前後の過密日程などすでに公式戦20試合を超えたが、先週は代表の活動期間となり2週間ぶりの試合となる。

キックオフ約30分前、ウィーミングアップのためフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現した。開幕前に鎖骨を骨折した大武が復帰した今日のグランパス。闘莉王、ダニルソン、田口、川又らが離脱を続け苦しい状況が続くが昨シーズンの特別指定を経て正式にグランパスに加入した大武にとってはプロとして初のリーグ戦の舞台。元々「図太い」とまで評される強い心臓の持ち主らしく、試合前の表情を見ても落ち着き、そしてこれからの試合に向け闘志を燃やしているようだ。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田鍋、大武、竹内、本多の4人。小川、磯村が中盤底に、ノヴァコヴィッチの1トップ、その後ろに小屋松、矢田、永井が並ぶ4-5-1のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドをとった赤のユニフォーム名古屋に対し柏ボールでキックオフ。

1分、名古屋陣内右の柏・クリスティアーノから名古屋ゴール前へのボールは楢崎が直接抑える。

2分、自陣左の小川からセンターサークル付近の小屋松の足元へのボールを小屋松がダイレクトで前へと叩き相手ディフェンスライン裏を狙うが、このボールは先にクリアされてしまう。

3分、ハーフライン付近の磯村から縦へのボールにノヴァコヴィッチが相手ディフェンスライン裏を狙うが、このボールがノヴァコヴィッチ自身の背中に当たりボールはクリアされれる。

4分、矢田とのワンツーで右サイドを縦へと突破した小屋松が距離のあるところから右足で狙うが、シュート性のボールは柏・菅野に一旦弾きながら抑えられてしまう。

5分、センターサークル付近の矢田から左の永井へ、このボールを永井が前へと蹴り出し一気の加速で柏・藤田を振り切るが、カバーに入った柏・鈴木にボールはタッチラインへとクリアされる。

6分、ハーフライン手前の大武から縦へのボール、相手ディフェンスに当たり裏へとこぼれたところをノヴァコヴィッチが追うが、ボールは先に柏・菅野が抑える。

8分、自陣中央右で田鍋が柏・大津をスライディングで止めフリーキックを与える。

9分、ここからのフリーキック、名古屋ゴール前へと上げられたボールの折り返しにフリーの柏・鈴木がヘディングで飛び込むが、このシュートはクロスバーを越える。

10分、名古屋陣内左ハーフライン付近でボールを受ける柏・工藤を大武が後ろから倒しフリーキックを与える。

11分、左サイド高い位置へ抜けボールを受けた本多のグラウンダーのクロスは相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。

13分、ハーフライン手前の大武から左サイド高い位置を取る本多へのロングボールを狙うが、ボールが高く直接タッチラインを割る。

14分、柏陣内中央の小川から右へと流れる磯村、サポートの田鍋へと戻し中へのクロスを狙うが、このボールはクリアされる。

15分、ハーフライン付近から縦へのボールに名古屋ペナルティエリア内左へと走り込んだ柏・工藤が大武のマークに付かれながら左足で狙うが、このシュートは枠の左へと外れる。

16分、右サイドハーフライン付近の柏・クリスティアーノから逆サイドへの大きなボールは直接タッチラインを割る。

18分、右サイドハーフライン付近で田鍋から足元へのボールを小屋松がダイレクトで浮かせ前へと狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。

19分、右サイド高い位置の田鍋が前へのボールをダイレクトで柏ゴール前へと折り返すが、このボールは柏・菅野に直接抑えられてしまう。

21分、名古屋陣内左サイド高い位置で右からのボールに追いつけなかった柏・輪湖が手でボールを止め、このプレーに対しイエローカードが提示される。

22分、本多から縦へのボールを永井が体を入れ替え前へと流し突破を狙うが、ボールは柏・藤田にタッチラインへとクリアされる。

24分、センターサークル内でボールを受けた矢田が柏・茨田に倒されフリーキックを得る。

25分、右サイドを突破した柏・クリスティアーノの変則的なシュートは楢崎が弾き枠を外れる。

26分、柏・左からのコーナーキックをファーサイドの柏・クリスティアーノが頭で折り返すが、このボールは直接ゴールラインを割る。

27分、柏陣内右タッチライン際で小屋松が縦への突破を狙うが相手ディフェンス2人に囲まれボールはカットされてしまう。

28分、名古屋ペナルティエリア手前から柏・大津の浮かせたシュートは楢崎が弾き枠を外れる。

29分、柏・左からのコーナーキックはファーサイドでクリア。このボールを受けた小屋松が右へと流れ柏陣内へと持ち上がるが、切り返したところでサポートに入る矢田と交錯、ボールはカットされてしまう。

30分、名古屋陣内左から柏ボールのフリーキック、名古屋ゴール前へと上げられたボールは永井が頭で浮かせ楢崎が抑える。

31分、柏陣内左で永井、小川、本多と繋ぎ戻したボールを永井が柏ゴール前のノヴァコヴィッチへと狙うが、手前に入った相手ディフェンスにクリアされてしまう。

34分、名古屋陣内右の柏・クリスティアーノのシザースフェイントを挟み縦を狙ったボールは小川がクリア。

35分、右サイドを縦へと突破され名古屋ペナルティエリア内からの折り返しを柏・大津にボレーで狙われるが、このシュートはクロスバーを越える。

36分、センターサークル付近の小川から縦へのボールはオフサイドポジションと判断したノヴァコヴィッチが追えず柏・菅野が直接抑える。

37分、柏・エドゥアルドから名古屋ディフェンスライン裏を狙ったボールはエリアを出た楢崎が左タッチラインへと蹴り出しクリア。

38分、柏ペナルティエリア左で永井が中へと仕掛けこぼれたボールを拾った矢田が左足で狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。

40分、大武から縦へのボール、ノヴァコヴィッチが競り合い裏へと抜け小屋松が追うが、カバーに入った相手ディフェンスに先にクリアされる。

41分、柏ペナルティエリア右で追いついた矢田から戻されたボールをペナルティエリア手前中央で受けた永井が右足で狙うが、このシュートは枠の左へと外れる。

43分、名古屋ペナルティエリア手前中央で左から戻されたボールを受けた柏・大谷の右足のシュートは竹内が体でブロック、クリアする。

44分、名古屋陣内右でボールを受けた柏・クリスティアーノのシュート性のボールは枠の左へと外れる。
(アディショナルタイム表示:1分)

アディショナルタイム1、柏・クリスティアーノの右サイドでのドリブルはマークに付いた本多がタッチラインへとボールをクリアする。

アディショナルタイム2、名古屋陣内左でボールを受けた柏・大津から後ろへとボールを戻したところで前半終了。

スコアレスでの折り返しとなった前半。守りでは自陣で相手の2列目から前の選手へのマークが甘くフリーで何度か危ない場面と作られてしまった。また攻撃面でも決定的な場面はほとんど作り出せなかった。後半は相手の攻撃に注意しながらも反攻に転じ先制ゴールを奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、キックオフ直後の左サイドへのロングボールを柏・藤田と競り合う永井が下に入り相手を倒してしまいファールの判定、フリーキックを与える。

2分、柏ペナルティエリア右で矢田とのワンツーを受けた小屋松のクロスは柏ゴール前を飛び越え逆サイドへと流れてしまう。

3分、柏・クリスティアーノが右サイドから縦への突破を狙うが本多が密着、最後はクリスティアーノにボールが当たりゴールラインを割る。

5分、名古屋ペナルティエリア手前中央でボールを受けた柏・クリスティアーノの右足のシュートは楢崎が正面で抑える。

6分、センターサークル内でボールを受けた矢田から右へのボールに小屋松が追うが、相手ディフェンスに付かれボールはクリアされる。

7分、名古屋ペナルティエリア内で柏・大津がボールを受けるが竹内がディフェンスを仕掛けこぼれたボールは本多がクリア。これを拾った柏・大津の右足のシュートはクロスバーを越える。

8分、柏・工藤が本多の裏でボールを受けるが、これはオフサイドの判定。

9分、柏陣内右よりハーフライン付近でカウンターの起点となるドリブルを狙った柏・大津を小川が倒し、このプレーで小川に対しイエローカードが提示される。

11分、名古屋陣内左タッチライン際で倒れた柏・大津が治療のためピッチの外へと出される。

12分、柏1人目交代:大津→武富

13分、柏陣内左で相手を背負いながらボールを受けた永井からペナルティエリアのノヴァコヴィッチへ、体勢の悪いノヴァコヴィッチが頭で左の矢田へと狙うが、ボールは相手ディフェンスに先にクリアさてしまう。

15分、自陣左ハーフライン付近でボールを受ける永井が柏・藤田に後ろから引っ掛けられフリーキックを得る。

16分、名古屋ペナルティエリア前でこぼれたボールを大武がダイレクトで縦のノヴァコヴィッチへと狙うが、ボールは柏・エドゥアルドにクリアされる。

18分、名古屋1人目交代:小屋松→田中

19分、柏ペナルティエリア内右でボールを受け粘ったノヴァコヴィッチからマイナス方向へと戻すが、中央の田中へは届かず、手前に入った相手ディフェンスにクリアされてしまう。

20分、柏ペナルティエリア左へと持ち込んだ矢田からのクロスは相手ディフェンスにクリアされる。

21分、名古屋陣内中央で柏・クリスティアーノのドリブルを小川が引っ掛けてしまいフリーキックを与える。

22分、名古屋ゴール正面25m程度の位置から柏ボールのフリーキック。柏・クリスティアーノが右足で直接狙ったシュートはディフェンスの壁に当たり楢崎が抑える。

23分、名古屋ペナルティエリア左でボールを受けた柏・輪湖からの低いクロスは竹内がクリア。

24分、右からのクロスを柏・工藤に頭で合わせられるが、右へと反応した楢崎がゴールライン直前で弾き田鍋がゴールラインへとクリアする。

25分、柏2人目交代:中川→太田

26分、柏・左からのコーナーキック、中央から外へとこぼれたところを再び右から上げられ柏・クリスティアーノが頭で合わせるが、このシュートは枠の左へと外れる。

27分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた柏・クリスティアーノからグラウンダーのクロスは本多がゴールラインへとクリア。

28分、柏・右からのコーナーキック、ニアサイドで浮いたボールは永井がゴールラインへとクリア。
名古屋2人目交代:田鍋→牟田

29分、柏・右からのコーナーキック、ニアサイドでこぼれたボールは磯村が前線へとクリアする。

【得点】
30分、センターサークルで矢田が潰れながら繋ないだボール、左を上がった永井が右足へと持ち替え柏ゴール前へとクロス。右サイドからペナルティエリアへ走り込んだ田中が飛び込み相手ディフェンスと交錯しながら落としたボールをノヴァコヴィッチが右足で押し込み自身、リーグ戦では3月の開幕戦以来となるゴールで先制に成功した。

31分、名古屋ペナルティエリア手前中央でボールを受けた柏・武富の左足のシュートは楢崎が正面で抑える。

32分、名古屋ペナルティエリア右を縦へと突破した柏・クリスティアーノのクロスは竹内がクリア。

33分、ハーフライン付近左から永井が縦へと持ち込み中央のノヴァコヴィッチへ。足元へと入ったボールを一旦キープし永井へと戻すが相手ディフェンスも戻りボールはクリアされてしまう。

34分、柏3人目交代:藤田→キム
柏陣内右の柏・キムから中を狙ったボールは小川がカット、タッチラインへとクリアする。

35分、名古屋陣内右の柏・クリスティアーノからのクロスを逆サイドで折り返されるが、中の牟田が右足でクリア。

36分、柏・キム名古屋陣内右サイド高い位置でボールを受けるが、戻った永井が足を伸ばしタッチラインへとクリア。

37分、名古屋ペナルティエリア左から柏・輪湖のグラウンダーのボールは田鍋がクリアする。柏・左からのコーナーキックはニアサイドのノヴァコヴィッチが頭でクリア。これを受けた永井が自陣右タッチライン付近で倒されフリーキックを得る。

38分、ここからのフリーキック、柏ゴール方向へのボールをノヴァコヴィッチが頭で前へと流すが、このボールは柏・菅野が直接抑える。

40分、ハーフライン付近で小川からのボールを受ける磯村が一呼吸入れダイレクトで前へと叩き田中が右から相手ディフェンスライン裏へと抜け出すが、ボールは前へと出た柏・菅野に先に抑えられてしまう。

41分、名古屋陣内中央へと上がった柏・エドゥアルドから縦へのボールは竹内が右足でクリア。

42分、自陣左の本だから縦の永井を狙ったボールはコースが狂い直接タッチラインを割る。

43分、名古屋ペナルティエリア内右でボールを受けた柏・キムの右足のシュートは楢崎が正面、弾いたボールに飛び込んだ相手選手と交錯するがボールをしっかりと抑える。

44分、柏陣内左で相手ディフェンスを背負いながらボールを受けたノヴァコヴィッチがファールの判定、そのままプレーを続けシュートを打ったことに対しイエローカードが提示される。

45分、田中が右サイドタッチライン際でドリブルを仕掛けコーナーキックを得る。
(アディショナルタイム表示:5分)

アディショナルタイム1、名古屋3人目交代:ノヴァコヴィッチ→グスタボ
名古屋・右からのコーナーキック。ショートで受けたグスタボがゴールライン際で中へと仕掛け相手のファールを誘いフリーキックを得る。

アディショナルタイム2、柏ペナルティエリア右から名古屋ボールのフリーキックも矢田からグスタボへとショートで繋ぎ時間を使うが、タッチラインへとクリアされる。

アディショナルタイム3、センターサークルでボールをカットしたグスタボがそのままドリブル、ペナルティエリア手前で柏・武富に後ろから倒されこのプレーで柏・武富に対しレッドカードが提示される。

アディショナルタイム4、柏ゴール正面20m弱の位置から名古屋ボールのフリーキック。小川が右足で直接狙ったシュートは左へと反応した柏・菅野にキャッチされてしまう。

アディショナルタイム5、柏陣内左ハーフライン付近から名古屋ボールのフリーキック。小川から縦へのボールにグスタボが抜け出すが、これはオフサイドの判定となってしまう。

アディショナルタイム6、柏・クリスティアーノから縦へのボールに右サイドを上がった柏・キムからの折り返しはゴールネットに当たりゴールラインを割る。

アディショナルタイム7、楢崎からのゴールキック、グスタボが競り合い右へのボールを矢田が拾い永井のサポート、相手ディフェンス2人と交錯しボールが外へと出たところで試合終了。

後半に入っても決定機があまり作り出せなかった名古屋。対する柏にシュート数では大きく上回られたが、後半30分、ノヴァコヴィッチのこの試合最初のシュートが決まり先制。その後はセットプレーでも急ぐ柏の攻撃をなんとかしのぎゼロに抑えると、柏・菅野の好セーブにあった小川のフリーキックと合わせ後半わずか2本のシュートで1点を奪った名古屋がホームではリーグ戦7試合ぶりとなる勝利をもぎ取った。


試合終了後記者会見

150620-nis.jpg全体的に見ればレイソルに主導権を握られていた戦いだったと思います。ポゼッション力が高いチームですし、レアンドロが不在でもそういうスタイルだというのは予測していました。それに対応して、ディフェンスもしっかりしなきゃいけない中で、「守から攻に」ということをやらせていきました。なかなかアタッキングサードへの侵入やオフェンシブな時間帯は少なかったですが、我慢してディフェンスをしながら、チャンスを最終的に得点に繋げられたことは、統一感のあるディフェンスがあってこそだったと思います。

今はチーム状態が良くない中で、大武しかり田鍋しかり、久しぶりに先発したメンバーがスムーズにゲームに入れていたと思います。最終ラインの2人が変わった中で、ライン上の機能というのが不安ではありましたが、竹内がコーチングをしながら凌いでくれていたと思います。非常にタフなゲームを想定して実践した中で、もぎ取った勝利だと思います。こういうゲームが出来ればチーム力も上がってきますし、間違いなく前へ進める状況になってくると思います。良い結果を得られたと思います。

Q.ノヴァコヴィッチ選手が開幕戦以来のゴールとなりましたが、今日に至るまで彼にもメンタル的に難しい時期もあったと思いますが、その点に関して、どのようなケアをしながら接してきたのでしょうか?

自分の中では、もっともっとノヴァ(ノヴァコヴィッチ選手)のストロングである特徴や良さを引き出して、チームの攻撃の部分で機能させたいと思っています。彼自身のパフォーマンスを引き出すためにアプローチをしていますが、チームとしても堅守速攻型ですし、ボールがグラウンダーよりもエアボールが多かったりと、彼にとって決定機が作りづらい状況になっています。そういうこともあって、彼の能力を発揮出来るペナルティエリア内でのプレーを増やしてあげることも出来ていません。そういう部分から、彼に対するアプローチというのは非常にデリケートだと言えます。決して本人のコンディションが悪い訳ではないです。ただ、今は堅守からカウンター、そしてスピードを活かした攻撃をしたいために、なかなかスタートからは難しいということは本人にも説明してあります。川又がいないからということではありませんが、今のスタイルにはノヴァのプレースタイルというのは活きていないと思います。それでも今日みたいに彼のストロングが出る訳なので、もっと彼を中心に...というよりも、彼を活かせるオプションが構築出来てこそ、攻撃の幅や得点力・決定力が上がっていくと思います。今日もターゲットプレーで孤立している場面も多かったと思いますが、それでも戦ってポイントを作りました。ただ、彼自身もまだまだ満足していないと思います。自分のイメージ通りにチームパフォーマンスが整っていないということもありますから。ストライカーとして、チーム全体や中盤での難しいコンビネーションを強いられている中で、セカンドラインの選手達とのさらに難しいコンビネーションを構築するにはまだ時間が掛かります。はっきりと戦術的に明確にしていかなければ、それぞれの特徴というのは活かしきれないと思います。みんなそれぞれプレースタイルが違いますし、現時点では正直、グループでのパフォーマンスやコンビネーションという部分では、高いレベルでは合っていないと思います。一朝一夕には出来ないことですので、これからもっと距離感や戦術的なことの中で、『作っていく』アプローチはしたいと思っています。

Q.今日で浦和の優勝が決まりましたが、浦和の良かったところと、名古屋としては2ndステージに向けて、どういうところを修正・強化していくのでしょうか?

自宅(のある埼玉)の方は盛り上がっていると思います。辺り一面真っ赤になってるんじゃないかとも思いますし、家族は小っちゃくなっているんじゃないかとも思いますし(笑)。浦和に関しては、無敗で優勝が出来たということで、これは当然の結果を得られたのではないかと思います。埼スタでやったゲームでも、そういう強さやクラブの力というのを感じましたし、その強さに値する結果だと思います。ただ、それが違う次元とは捉えずに、我々もアプローチしていかなければならないことですし、はるか遠いチーム力に対するアプローチというわけでもないと思っているので、着実にそういうチームに対するチャレンジというのを考えていきたいと思っています。1stステージも残り1試合となりましたが、その延長に続くことなので、次のゲームを勝って2ndステージに向かいたいと思います。今季はなんとなく1stステージに入ってしまったので、2ndステージからはしっかり入れるようにしたいですね。その為の最終節と捉えたいですし、今日の勝利というのもポジティブに捉えて2ndステージに入っていきたいと思います。