2015シーズン試合結果

明治安田生命J1リーグ1stステージ第11節:名古屋グランパスvs川崎フロンターレ

最終更新日時 2015/05/11 09:08

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豊田スタジアム 5/10(日) 13:04キックオフ

試合前

好天に恵まれた豊田スタジアム。明治安田生命J1リーグ1stステージ第11節はホームで川崎フロンターレとの対戦となる。

前節、アウェイでの横浜F・マリノス戦に敗れたグランパス。ゴールデンウィークを挟む3週間を戦う連戦も今日がひとまず最終日。選手達の疲労もピークに達しているだろうが、ホームで戦う今日の試合、サポーターの声援を背になんとか勝利を収めたい。

キックオフ約30分前、ウォーミングアップのためフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現すとサポーターの拍手と歓声で迎え入れられた。

13時キックオフとなる今日の試合、ピッチ内には強い日差しが注ぐが気温がそれほど高くはないのが、まだ選手達にとって救いとなりそうだ。今日の対戦相手、川崎フロンターレとは3月にもナビスコカップ・アウェイで対戦し、先制される苦しい展開ながら3ゴールで逆転し勝利した。今日も決して簡単なゲームは想像できないが今シーズン負けの無いホームでサポーターと共に連戦最後のゲームを勝利と言う結果で締めくくりたい。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディンフェスラインは竹内、闘莉王、牟田の3人。磯村、矢田が中盤底に位置し永井、矢野の両サイドハーフ。ノヴァコヴィッチの1トップ、その後ろに小川、川又が並ぶ3-6-1のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った赤のユニフォーム名古屋ボールでキックオフ。

1分、右サイドハーフライン付近で矢野が倒されフリーキックを得る。闘莉王からのリスタート、川崎ペナルティエリア付近へのボールをノヴァコヴィッチが頭で落とすが、ボールは川崎・森谷にクリアされる。

2分、ハーフライン付近で小川がカットしたボール、ノヴァコヴィッチがダイレクトで右へと出し小川が追いつくが、ペナルティエリア手前から中への切り返しは川崎・谷口にカットされてしまう。

3分、川崎陣内中央の川崎・大島から前を狙ったボールは矢田が左足を出し跳ね返す。

4分、センターサークル付近の磯村から縦へのボールをノヴァコヴィッチが相手ディフェンス2人に囲まれながら落とし走り込んだ小川が右足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

5分、ペナルティエリア内左でボールを受けた川崎・船山からグラウンダーでの折り返しは闘莉王がゴールラインへとクリア。川崎・左からのコーナーキックは中央の闘莉王がヘディングでクリア。

6分、川崎陣内左で永井がインターセプト、縦へと仕掛けゴールライン付近からの折り返しに川又が飛び込むが、ボールは先に川崎・新井が触り逆サイドへとクリアされる。

7分、川崎・レナトが名古屋ペナルティエリア内左で縦へと仕掛けるが闘莉王が体を入れボールはゴールラインを割る。

8分、川崎・左からのコーナーキックを中央の川崎・谷口が触るが、ボールは枠の右へと外れる。

10分、ハーフライン手前の闘莉王から縦へのボールにノヴァコヴィッチがペナルティエリア内を狙うが川崎・角田に密着されボールは触れずクリアされてしまう。

12分、右に開く川崎・エウシーニョの前へのボールは戻った永井が体を入れ相手のファールを誘う。

14分、闘莉王から縦へのボールを川崎・大島にカットされるとそのまま名古屋陣内へ、ペナルティエリア手前で川崎・船山へとボールが渡り右足でのシュートを狙われるが、ボールはクロスバーを越える。

15分、川崎陣内右からのスローインのボールを矢野がペナルティエリア付近へ、ノヴァコヴィッチが頭で落とすが矢田へは届かずボールはクリアされる。

16分、名古屋ペナルティエリア手前の川崎・大久保からエリア内へと浮かせたボールは前へと出た楢崎が直接抑える。

17分、川崎陣内中央で磯村のドリブルを止めた川崎・大久保が楢崎の位置を見てハーフライン手前からロングシュートを狙うが、ボールは大きく右へと外れる。

18分、ハーフライン付近の闘莉王から縦へのボールにノヴァコヴィッチが斜めにペナルティエリア内へと走り込むが相手ディフェンスにコースを遮られボールは川崎・新井が直接抑える。

19分、ハーフライン手前左の牟田から左に開く川又の前を狙ったボールは川崎・新井が直接抑える。

20分、自陣中央でノヴァコヴィッチのパスカットから川又、左の永井と繋ぎ内側へと蹴り出しスピードでの突破を狙うが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。

21分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた川崎・レナトのシュートは竹内が体でブロック、クリアする。

23分、自陣右、ハーフライン付近で矢野が足下へのボールを受ける川崎・レナトを後ろから倒しファールの判定、川崎ボールでのフリーキックとなる。

25分、ハーフラインを超えた位置の闘莉王から川崎ゴール方向へのボール、ペナルティエリア内左の川又が頭で中へと折り返すがボールはノヴァコヴィッチの背面に入りクリアされる。

27分、川崎陣内左で相手ディフェンスライン裏へと抜け出しボールを受けた川又からのグラウンダーのクロスをノヴァコヴィッチが中央で受けるが、これはオフサイドの判定。

28分、名古屋ペナルティエリア付近左でボールを受けた川崎・レナトのシュートは竹内がブロック、ゴールラインを割る。川崎・左からのコーナーキック、ショートで繋ぎ川崎・レナトからゴール前へのボールは楢崎が直接抑える。

29分、川崎陣内左サイドで縦への突破を仕掛けた永井が倒されフリーキックを得る。

30分、川崎ペナルティエリア手前左、タッチライン付近から名古屋ボールのフリーキック。小川が右足で上げたボールは川崎ゴール前を抜け逆サイドでゴールラインを割る。

31分、センターサークル内のノヴァコヴィッチが左へと叩いたボール、ここへ走る小川と足を高く上げた川崎・井川が交錯し、このプレーで川崎・井川に対しイエローカードが提示される。

33分、川崎陣内右で逆サイドからのボールを矢野がダイレクトで前の小川へと狙うが、ボールは直接タッチラインを割る。

35分、名古屋陣内左から中へとドリブルで持ち込んだ川崎・レナトが闘莉王のマークを振り切り右足で狙うが、このシュートは牟田が左足でブロック、クリアする。

37分、名古屋ペナルティエリア内左へと走り込む川崎・船山の前へのボールは闘莉王が体でコースをブロック、楢崎が直接抑える。

38分、川崎陣内中央でディフェンスのマークに粘った永井が縦へ浮かせたボールを狙うが、川崎・新井が直接キャッチ。

39分、名古屋陣内中央でボールを受けた川崎・大島の右足でのシュートは楢崎が正面で抑える。

40分、川崎・レナトが後方からボールに右サイドを飛び出すが、これはオフサイドの判定。

42分、センターサークル付近で永井のボール奪取から左へと開く川又へ、川崎ペナルティエリア左で味方の上がりを待ち中へのクロスに中央のノヴァコヴィッチと重なりながら外から走り込んだ闘莉王が頭で叩き付けるが、このシュートは枠の右へと外れる。

44分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた川崎・船山が中央でのディフェンスの密集を避け枠の右へ弧を描くシュートを狙うが、このボールは楢崎がしっかりと抑える。

【失点】
45分、名古屋ペナルティエリア内右でボールを受けた川崎・エウシーニョからグラウンダーで中へのボールに飛び込んだ川崎・大久保に右足で押し込まれ先制ゴールを許してしまう。

(アディショナルタイム表示:1分)

アディショナルタイム1、ハーフライン付近の闘莉王から縦を狙ったボールは川崎・新井が直接抑える。

アディショナルタイム2、名古屋ペナルティエリア内右の川崎・エウシーニョの前へのボールは矢田がコースを抑え直接ゴールラインを割る。

ここで前半終了。

高い位置でのボール奪取からショートカウンターを狙う名古屋とボールを保持しパスを繋ぐ川崎。それぞれのスタイルで戦った前半は疲労からか、なかなか決定機の作り出せない展開が続いた。しかしながら、このまま前半終了かと思われた45分に、その川崎のカウンターから失点を喫し先制ゴールを許してしまった。

それでも前半、1トップのノヴァコヴィッチに対し自陣からのボールはただ当てるのでは無く闘莉王からそのノヴァコヴィッチを走らせるボールを狙うなど、新しい形を模索する攻撃も見られた。後半、早い時間にまず同点に追いつき、そして逆転ゴールを奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、川崎ボールでキックオフ。

1分、名古屋ペナルティエリア手前で竹内のクリアを拾った川崎・大久保の左足でのシュートは枠の右へ外れる。

2分、名古屋ペナルティエリア内左でボールを受けた川崎・レナトのシュートは楢崎が前へと出てコースを限定させ枠の右へと外れる。

3分、自陣ハーフライン付近で足下へのボールを受ける川崎・大久保を牟田が後ろから倒しフリーキックを与える。

4分、川崎陣内中央左タッチライン際でボールを受けたノヴァコヴィッチが川崎・井川に倒されフリーキックを得る。

5分、ここからのフリーキック、矢田が左足で川崎ゴール前へと上げたボールをファーサイドの川又が頭で落とすがボールはクリアされる。

6分、センターサークル内の闘莉王から縦へのボールをペナルティエリア内のノヴァコヴィッチが頭で落とすが小川へは届かずボールはディフェンスにクリアされる。

7分、自陣左で川崎・大久保のドリブルからボールを奪った永井が右に開く小川の前へと長いボールを狙うが、川崎・谷口にカットされてしまう。

9分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた川崎・大久保からグラウンダーのボールは竹内が触り闘莉王がクリア。

11分、川崎ペナルティエリア右で矢野とパス交換しスペースを作った小川のクロスは相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。

12分、ハーフラインを超えた位置で牟田が川崎・大久保を倒すと素早いリスタートでその川崎・大久保にドリブルを仕掛けられる。ここへ永井が戻ると永井の顔に相手の肘が入りフリーキックを得る。

13分、川崎ペナルティエリア手前の矢田から右へのボールに小川が相手ディフェンスの裏で受けゴールライン付近からグラウンダーでの折り返しを狙うが、このボールは川崎・新居が直接抑える。

14分、自陣で闘莉王のパスカットから矢田、中央を上がる闘莉王、右の小川と繋ぎ中のノヴァコヴィッチを狙うが、このボールは川崎・新井が抑える。この矢田を倒したプレーで川崎・角田に対しイエローカードが提示される。

15分、ハーフライン付近で川崎・船山を倒した牟田に対しイエローカードが提示される。

16分、川崎陣内左で川又のディンフェンスから永井がボールを得るとそのまま右足でミドルシュートを狙うが、ボールは川崎・新井が正面で抑える。

19分、川崎陣内中央で川崎・大島が倒れたため一旦ピッチの外へと出される。

20分、川崎ペナルティエリア左で永井からのボールに外を上がった磯村のクロスをノヴァコヴィッチが頭で合わせるが、ボールはクロスバーを越える。

21分、川崎1人目交代:大島→武岡

22分、名古屋ペナルティエリア手前の川崎・大久保から前を狙ったボールは闘莉王がカット、素早くカウンターに移り川崎陣内左の川又へとボールを届けるが、足下に収まらずボールはクリアされてしまう。

24分、川崎ペナルティエリア右でボールを受けた小川が左足へと切り替え中を狙うが、ボールは逆サイドへと流れてしまう。
川崎2人目交代:船山→杉本

25分、川崎ペナルティエリア手前左で闘莉王からのボールを受けた永井が右足でファーサイドのノヴァコヴィッチを狙うが、ボールは手前に入った川崎・新井に先にキャッチされてしまう。

27分、自陣右で矢野が川崎・車屋のドリブルを倒しイエローカードが提示される。
名古屋1人目交代:ノヴァコヴィッチ→小屋松

28分、名古屋陣内中央左から川崎ボールのフリーキック、名古屋ゴール前へのボールは闘莉王がクリア。

29分、永井とのワンツーで小屋松が左へと開くが、ボールは川崎・エウシーニョにタッチラインへとクリアされる。

30分、川崎ペナルティエリア左で小屋松が引っかけられフリーキックを得る。タッチライン際からのフリーキック、小川からのボールに矢野がニアサイドへ飛び込み方向を変えるが、ボールは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。名古屋・左からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールを川又がニアサイドで合わせるが、ボールはクロスバーを越える。

31分、川崎陣内中央右寄りでボールを受けた磯村が縦の川又の前へと浮かせるが、ボールは川崎・新井が直接抑える。

32分、磯村からのボールを川崎ペナルティエリア左で受けた小屋松の左足でのクロスは川崎・新井が直接抑える。

33分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた川崎・大久保の浮かせたシュートが楢崎の頭上を越えるが、その楢崎が戻りながらゴールライン手前で前と叩きボールを抑える。

34分、川崎陣内中央の闘莉王から縦へのボールを左に流れる小屋松が落とし走り込んだ矢田が右足で合わせるが、このシュートは枠の右へと外れる。

36分、名古屋2人目交代:小川→佐藤

37分、自陣左ハーフライン手前で佐藤からの浮き球を受ける矢田が引っかけられフリーキックを得る。

38分、闘莉王からのボールをペナルティエリア付近の川又が落とし小屋松が深く入った位置から右足ボレーで狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

39分、後ろからのボールを川崎・レナトが浮かせたトラップで闘莉王のマークを外し左足で狙うが、このシュートは枠の左へと外れる。

41分、川崎陣内中央の磯村から左の佐藤へのボールをライン際でなんとか浮かせコントールするが、相手ディフェンスにタッチラインへと押し出されてしまう。

42分、川崎ペナルティエリア左で佐藤が川崎・森谷のスライディングで倒されフリーキックを得る。

43分、ここからのフリーキック、矢田が左足で上げたボールはファーサイドで川崎・新井にクリアされる。

44分、自陣からのカウンターを左サイドで持ち上がった川崎がペナルティエリア内で右の川崎・杉本へと通し左足で狙われるが、このシュートは楢崎が正面で抑える。

45分、名古屋3人目交代:川又→松田

(アディショナルタイム表示:4分)

アディショナルタイム1、川崎3人目交代:森谷→山本
センターサークル内の闘莉王から縦へのボールを矢野が右で競り合うが、ボールはタッチラインへとクリアされる。

アディショナルタイム2、センターサークル内の磯村から左の永井へ、ここから右足のクロスは相手ディフェンスにゴールラインへとクリアされる。名古屋・右からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは川崎・杉本がヘディング、こぼれ球もゴールラインへとクリアされる。

アディショナルタイム3、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボール、中央でクリアボールをペナルティエリア手前で拾った佐藤の左足のシュートはクロスバーを越える。

アディショナルタイム4、ハーフライン付近の闘莉王から縦へのボールが川崎ペナルティエリア付近でこぼれるが、これも相手ディフェンスにクリアされる。

ここで試合終了。

1点を追う後半、連戦の疲れもあり徐々に守りへの比重を高める川崎に対しボールを保持する時間が長くなった名古屋だが、セットプレー以外にはほぼ決定機を作り出せず。過密日程最後の試合、疲労も蓄積されていただろうがホームで今シーズン初黒星を喫してしまった。


試合終了後記者会見

150510-nis.jpg川崎というポゼッション率の高いショートパス主体のオフェンシブなチームスタイルに対して、全体がリトリートして受けるとやはり厳しい状況になってしまいます。そうなれば川崎のストロングを出させてしまうので、今日は積極的なディフェンスをまず選択して、パスへの対応をしていきました。前半は連動して敵エンドでのディフェンスが少しとれていましたし、拮抗している中、決して悪い状況ではありませんでした。ただ、速攻の最後でボールを失って、逆に速攻を仕掛けられての失点、あれが非常に重かった印象です。

後半はサイドにポイントを置いて、シンプルなクロスからのフィニッシュやセカンドボールを狙っていきました。その中で、右サイドを何とか崩してのチャンスメイクもありましたが、今日はカウンターを仕掛けられる機会が少なかったです。永井の疲労度も今日は特に感じましたし、全体的に押し込んでいても、攻撃のオプションがなかったことで攻めきれなかった印象です。

Q.ノヴァコヴィッチ選手の起用の理由と評価をお願いします。

状態も良くなっていますし、非常に調子が良かったと思います。ただ、縦への推進力だけでは難しいものがありました。

今日はノヴァのターゲットとしての動きに期待して試合に入っていきましたが、ある程度こういう状況は想定していました。川崎がリトリートして、自分達もカウンターを狙いたい中で、相手のポゼッションを作り出してというところで、ノヴァ(ノヴァコヴィッチ選手)のターゲットが有効になると思いました。状態が安定して良くなってきていると思います。

Q.ノヴァコヴィッチ選手を投入したことにより、川又選手がシャドーに入った訳ですが、彼らの起用法に悩む部分もあるのでしょうか?

悩むことはありませんね。はっきり選択すれば良いだけですから。併用する中で機能すると感じればツートップという形も考えています。ただ、シャドーの川又は、少し動きにダイナミック性が欠けている気がします。ポジションからポジションへ自分から動き出してボールを引き出すことがまだ少ない印象です。前半の終盤では、少しダイナミックに動けていましたが、そういうプレーを考案していけという中で、なかなか最終ラインとボランチの間で受けた瞬間のプレーの精度であったり、戦術的な部分がまだ足りなく感じます。逆にノヴァを超えていくような動きが出来ればいいのですが、中盤でのシャドーということに固執しているような気がします。

Q.今日はボランチに矢田選手と磯村選手が入った訳ですが、ボールの動かし方や前線とのコンビネーションはいかがでしたか?

磯村は構成力がありますし、技術的なものも戦術的なものも持っています。フィニッシュのミドルシュートなどオフェンシブな部分も持っていますし、今日の試合では、そういうものがだいぶ出せていたと思います。守備の面でも、スピードが足りない中で、矢田との距離感であったり、正しいポジションをとることを気にしながらプレー出来ていたと思います。90分やり抜いた彼の評価は、出し切っていたという印象です。ただ、周りとのコンビネーションについて、もう少し高い位置でもっと絡めるシーンがあればと思いました。ボールをさばく力は非常に高いと思います。

Q.レナト選手がボールを持った時に、ディフェンスの人数が足りているにも関わらず、なかなか守備にいけていなかった印象ですが?

そうですかね。というよりは、逆にかわされて数的不利な状況というのが前半に何本かあったので、なかなか飛び込めずディレイしていました。彼は突破力が非常に高いので、こちらがポジションを誤れば、間違いなくかわしてスピードアップして数的不利な状況を作られてしまいます。失点のシーンもそうでした。引きつけられてこちらがうまく飛び込めませんでした。受け方、ポジショニング、仕掛けのタイミング、今日の彼は本当に素晴らしかったです。1−1や1−2でもなかなか難しい状態だったと思います。