2015シーズン試合結果
試合前
曇り空が広がるノエビアスタジアム神戸。明治安田生命J1リーグ1stステージ第8節はアウェイでヴィッセル神戸との対戦となる。
前節、アウェイで浦和レッズ相手に完敗を喫したグランパス。連勝中のチームにとって生命線とまで言われた矢野、永井の両サイドハーフが劣勢の展開に鳴りを潜め、中3日で過密日程3試合目、疲労からの回復具合も心配される。
一般的なスタジアムと違いメインスタンドから向かって右にホーム、左にアウェイサポーターが陣取るノエビアスタジアム。キックオフ約30分前にウォーミングアップのためフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現した。
現役を引退、今シーズンからクラブ事業部でホームタウン担当に新任した中村直志氏とのバスツアーを含むグランパスサポーターからの拍手と歓声で迎え入れられた選手達だが、1stステージも中盤に入りここでの連敗を喫すれば上位進出もままならない事を理解しており、試合前から高い集中力を保っているようだ。
前半
今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは竹内、闘莉王、牟田の3人。ダニルソン、矢田のダブルボランチ、矢野、永井が両サイドハーフ。川又の1トップ、その後ろに小川、松田が並ぶ3-6-1のシステムでのスタートが予想される。
前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った白のユニフォーム名古屋に対し神戸ボールでキックオフ。
1分、名古屋陣内左サイド高い位置から神戸ボールのスローイン、ペナルティエリア付近へのボールはダニルソン、竹内で挟み矢野がクリアする。
2分、名古屋ペナルティエリア左でボールを受けた神戸・小川が右足で上げたクロスは牟田がヘディングでクリア。
4分、右サイドハーフラインを超えた位置で闘莉王からボールを受けた矢野がエリア付近へと走る小川の前を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
5分、神戸陣内中央で松田を狙った楔のカットボールに走り込んだ小川が足をかけられフリーキックを得る。
6分、神戸陣内中央35m強の位置から名古屋ボールのフリーキック。ダニルソンが左足で強いシュートを直接狙うが、ボールはクロスバーを越える。
7分、闘莉王がカットしたボールをセンターサークル内の矢田がダイレクトで左の永井へ、その永井が足下で一旦ボールを止め中央を上がる川又の前を狙うが、このボールは神戸・北本にクリアされてしまう。
8分、自陣から縦へのボールに神戸・小川が名古屋ペナルティエリア内へと走り込むが、戻った闘莉王がスライディングでボールをカット、楢崎が抑える。
9分、名古屋陣内右で縦へと仕掛けた神戸・高橋（峻）の右足のクロスは牟田がヘディングでクリア。
10分、神戸陣内中央右タッチライン際で矢野が後ろからファールを受けフリーキックを得る。ここからのフリーキック、小川が右足で神戸ゴール前へとボールを入れるが、ファーサイド寄りの位置で相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。
12分、神戸ペナルティエリア右の矢野から中へと浮かせたボールを川又が胸トラップ、右足ボレーで叩き付け大きくなったバウンドに走り込んだ小川が頭で触るが、ボールはクロスバーを越える。
14分、矢野が右サイドから縦へと仕掛けコーナーキックを得る。名古屋・右からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールは神戸ゴール前を抜け逆サイドへと流れる。
15分、右サイドで矢野、小川と粘りその小川がゴールライン手前で中へと仕掛けコーナーキックから前線に残るファーサイドの闘莉王を狙うが、このボールは高く左タッチラインを割る。
16分、神戸陣内左の矢田から縦へと浮かせたボールに走り込んだ松田が神戸・北本と交錯、松田のファールとなってしまう。
18分、神戸ペナルティエリア内左で小川からのボールを受けた永井の左足でのクロスは神戸・山本が直接抑える。
19分、右からのグラウンダーのボールを名古屋ペナルティエリア手前中央で神戸・マルキーニョスが右足ボレーで合わせるが、このシュートは竹内が体でブロック、これをクリアする。
20分、神戸ペナルティエリア付近で矢田からの楔を川又が落とし走り込んだ松田が右足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。
21分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは中央でクリアされる。ここからカウンターを仕掛ける神戸。右サイドからボールを運ぶと名古屋ゴール手前で中央の神戸・渡邉へ、ここから右足のシュートは竹内がブロック、枠を外れる。
22分、神戸・右からのコーナーキックは中央の矢野がヘディングでクリア。
23分、名古屋陣内左サイド高い位置で中へと切り返した神戸・相馬の右足のクロスは逆サイドゴールラインを割る。
24分、センターサークル付近でこぼれたボールに走り込んだダニルソンと神戸・田中が交錯、ダニルソンのファールを取られる。
26分、名古屋ペナルティエリア右で永井の裏を取った神戸・高橋（峻）からグラウンダーのボールは闘莉王がクリア。
27分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けた神戸・渡邉の左足での低いシュートは楢崎が抑える。
29分、右サイドハーフライン付近で矢野と神戸・相馬が接触。2人がピッチへと倒れ腰付近を押さえた神戸・相馬が一旦ピッチの外へと出される。
30分、闘莉王から縦へのボールを競り合った小川が相手ディフェンスと交錯。顔を押さえ倒れたため主審が近づくが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。
31分、神戸陣内右でスローインのボールを受けた松田が中へと流れ右足へと切り返しループシュート、このボールはクロスバーに嫌われ跳ね返りに川又が飛び込むが、深く入ったボールを合わせられずボールはクロスバーを越えてしまう。
32分、名古屋陣内左でサイドとのワンツーで神戸・渡邉がペナルティエリア内への突破を狙うが、リターンボールへは松田が体を入れタッチラインへとクリア。
34分、小川からのボールを足下で受けた永井が左サイドで縦へとしかけ、中を上がる小川へと狙うが、このボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。
35分、ハーフライン付近でパスカットした永井が中の松田に当てワンツーを狙うが、リターンボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。
37分、名古屋陣内右でボールを受けた神戸・小川の右足でのクロスは牟田がタッチラインへとクリア。
38分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた神戸・小川のクロスは牟田がゴールラインへとクリア。
39分、神戸・右からのコーナーキックはニアサイドの松田がヘディングでクリア。これを拾った神戸がディフェンスラインから前線へとロングボールを狙うが、このボールは楢崎が抑える。
40分、右サイドへと流れた川又がハイボールを競り合い、こぼれ球を矢野がヘディングで前へと跳ね返すがボールは直接ゴールラインを割る。
41分、スローインからのボールをダイレクトで前へ狙ったダニルソンの足に神戸・三原の足が入りファールの判定。自陣右から名古屋ボールのフリーキックとなる。
42分、神戸陣内道から名古屋ボールのスローイン、矢野から中へのボールを小川がスルー、中央の川又が走り込む矢田へと落とすが、コースが合わずボールはクリアされる。
43分、名古屋ペナルティエリア内右へフリーで抜け出しボールを受けた神戸・マルキーニョスが前へと出る楢崎の脇を抜くシュートを狙うが、戻った竹内がゴールライン付近でクリアする。
44分、神戸・右からのコーナーキックはペナルティエリア内で神戸のファール、名古屋ボールでのリスタートとなる。
45分、神戸ペナルティエリア手前左でダニルソンからのボールを足下へ受けた永井が右足へ持ち替えクロス。ファーサイドから走り込んだ小川が相手ディフェンスに体を入れられながら頭で合わせるが、このシュートは枠の右へと外れる。
（アディショナルタイム表示：2分）
アディショナルタイム1、自陣右から名古屋ボールのフリーキック。楢崎からの前へのボールを落下地点で受ける松田と神戸・高橋（祥）が交錯、松田のファールを取られる。
アディショナルタイム2、ハーフライン付近でパスカットした永井がそのまま中央をドリブル、前線で左右に入れ替わる松田と川又を囮に右足で直接狙うが、少し浮かせたシュートは僅かにクロスバーを越える。
アディショナルタイム3、神戸ペナルティエリア付近で川又の落としたボールを受けた小川が右足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスにブロックされてしまう。
ここで前半終了。
ボールポゼッションで互角ながらシュート数、決定機ともに上回った名古屋。それだけに得点を奪いたかった前半だがスコアレスでの折り返しとなった。運動量でも負けている印象は無いだけに、ワンチャンスでも決められる相手フォワードに注意しながら後半、早い段階で先制ゴールを奪い試合を優位に進めたい。
後半
エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。
1分、闘莉王からのロングボールを右で受けた川又が外の矢野へ。矢野が左足へと切り返し中を狙うが、このボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。
2分、永井からのボールを神戸ペナルティエリア内中央で川又が相手ディフェンスに囲まれながら胸で落とすが、サポートへは届かずボールはクリアされる。
3分、小川との縦へのワンツーで矢田が神戸ペナルティエリア内左を突破、相手ディフェンスと交差しながら左足で折り返しを狙うが、ボールは直接ゴールラインを割る。
4分、名古屋ペナルティエリア右で縦へと仕掛けた神戸・小川からの折り返しは楢崎が直接抑える。
5分、神戸陣内左でパスカットに成功した矢田がそのまま持ち上がり左足でのミドルシュートを狙うが、足下深くに入った位置からのシュートは枠の左へと外れる。
6分、神戸陣内左タッチライン際で永井が後ろから倒されフリーキックを得る。ここからのフリーキック、小川が右足で神戸ゴール前へと上げたボールは中央で相手ディフェンスがクリア。
7分、神戸陣内中央左で闘莉王からのボールを受けた小川が倒されフリーキックを得る。ここからのフリーキック、矢田が左足で上げたボールは中央でクリアされる。
8分、名古屋陣内右で神戸・マルキーニョスへのボールは牟田がタッチラインへとクリア。
9分、矢田からのボールに神戸ペナルティエリア右を矢野が縦へとしかけコーナーキックを得る。
【得点】
10分、名古屋・右からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボール、中央で闘莉王が飛び込みこぼれたボールを永井が右足で押し込みアウェイの名古屋が欲しかった先制ゴールを奪った。
11分、後方からのボールを名古屋ペナルティエリア内右で受けた神戸・小川が縦へと仕掛け中へグラウンダーの折り返しを狙うが、このボールは牟田がゴールラインへとクリア。
12分、神戸・右からのコーナーキックは中央の永井がヘディングでクリア。
13分、神戸陣内で切り返しを奪われた松田が奪い返そうと神戸・三原を倒してしまいファールの判定、このプレーで松田に対しイエローカードが提示される。
14分、神戸ペナルティエリア右でダニルソンが倒されフリーキックを得る。ここからのフリーキック、矢田が左足で上げたボールは神戸・マルキーニョスがゴールラインへとクリア。
15分、名古屋・右からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールはニアサイドでクリアされる。
16分、名古屋1人目交代：松田→ノヴァコヴィッチ
17分、神戸陣内左で永井がプレスを仕掛けこぼれたボールを拾ったノヴァコヴィッチが中の川又を狙うが、足下へ入ったボールはシュートへと持ち込めず相手ディフェンスにクリアされる。
18分、矢野が右サイドから縦へと仕掛けコーナーキックを得る。名古屋・右からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールをニアサイドの矢野が頭でわずかに逸らすが、枠へと飛んだボールも相手ディフェンスにクリアされてしまう。
20分、神戸・岩波から縦へ楔のボールはラインを飛び出した牟田が前線へとクリアする。
21分、名古屋陣内右の神戸・田中からのアーリークロスは竹内がヘディングでクリア。
神戸1人目交代：岩波→石津
22分、神戸・右からのコーナーキックはニアサイドのノヴァコヴィッチがヘディングでタッチラインへとクリア。
23分、神戸・石津が名古屋ペナルティエリア左で2度の切り返しからダニルソンのマークを外し左足で狙うが、このボールは楢崎が抑える。
24分、自陣右で小川が倒され得たフリーキック。楢崎が前線へと大きく蹴ったボールを中央の川又が頭で前へと流すが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
25分、神戸・石津からのクロスは矢野がゴールラインへとクリア。
26分、神戸・左からのコーナーキックは中央の闘莉王がヘディングでクリア。
27分、楢崎からのゴールキックをノヴァコヴィッチが競り合い左の永井、さらにペナルティエリア左へと走り込む小川へと繋ぎ、小川の粘りからの落としに走り込んだ矢田が左足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。
28分、名古屋・右からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは中央でクリアされる。
29分、自陣左から名古屋ボールのフリーキック。楢崎が左へと開くノヴァコヴィッチを狙うが、ボールは左へと外れ直接ゴールラインを割る。
30分、名古屋ペナルティエリア付近での落としに走り込んだ神戸・石津の左足のシュートは竹内がブロック、クリアする。
32分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けた神戸・小川の右足のシュートがディフェンスに当たり方向が変わると楢崎の逆を突き危ない場面を迎えるが、ボールは枠の右へと外れる。
33分、神戸・右からのコーナーキックは闘莉王がヘディングでクリア。
神戸2人目交代：マルキーニョス→田代
34分、名古屋陣内左を上がった神戸・相馬からのクロスは中央の闘莉王が左足でクリア。
35分、名古屋ペナルティエリア右で縦を突いた神戸・高橋（峻）のグラウンダーのクロスは名古屋ゴール前を通り抜け逆サイドでタッチラインを割る。
37分、神戸・小川からボールをカットした牟田が自陣ペナルティエリア左で神戸・三原に倒されフリーキックを得る。
38分、自陣左ハーフライン付近でハイボールを競り合った永井が体を当てられフリーキックを得る。
39分、神戸ペナルティエリア手前で楔のボールを受けるノヴァコヴィッチが倒されフリーキックを得る。
40分、神戸ゴール正面25m程度の位置から名古屋ボールのフリーキック。ノヴァコヴィッチが右足で直接狙ったシュートはクロスバーを越える。
41分、右からのクロスに飛び込んだ神戸・田代に頭で合わせられるが、竹内、闘莉王が密着、しっかりと打たせずシュートは枠の左へと外れる。
42分、名古屋が神戸陣内左、コーナーフラッグ付近で相手ディフェンス2人に囲まれ粘るが、相手を抑えてしまいファールの判定、神戸ボールのフリーキックとなる。
44分、神戸ペナルティエリア付近左で川又が粘り外のノヴァコヴィッチへ、縦へのドリブルから中を狙ったグラウンダーのボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。
45分、自陣で闘莉王のパスカットから矢田が短く繋ぎノヴァコヴィッチへ。ここでノヴァコヴィッチが一瞬のタメを作り中央を駆け上がる川又の前を狙うが、ボールは相手ディフェンスにスライディングでカットされてしまう。
（アディショナルタイム表示：4分）
アディショナルタイム1、カウンターから神戸陣内中央を持ち上がった川又が神戸・田中に後ろから引っかけられファールの判定。このプレーで神戸・田中に対しイエローカードが提示される。
アディショナルタイム2、神戸ゴール正面、ペナルティエリア手前から名古屋ボールのフリーキック。ダニルソンが左足で直接狙うが、このシュートはクロスバーの上を叩き枠を外れる。
名古屋2人目交代：川又→田中
アディショナルタイム3、自陣右で永井のパスカットから中央のノヴァコヴィッチへと当て右の小川へ。さらに右前方へと流れるノヴァコヴィッチの前へと速いボールを狙うが、これは相手ディフェンスにスライディングでカットされてしまう。
アディショナルタイム4、神戸・田代の左でのドリブルは矢野がスライディングでゴールラインへとクリア。
アディショナルタイム5、名古屋3人目交代：小川→磯村
神戸・左からのコーナーキックは中央の闘莉王がヘディングでクリア。このボールを右の永井から左のダニルソンへと繋ぐと、そのまま持ち込んだダニルソンが左足でシュート。しかしこのボールは神戸・山本が弾き枠を外れる。
アディショナルタイム6、このコーナーキックを小さく出したところで試合終了。
前後半90分を通しチャンスの数で上回った名古屋。本来なら流れの中から決められるチャンスも何度もあったが、相手ディフェンスのギリギリでの守備にも阻まれ決められなかった。それでもセットプレーのこぼれ球から1点をもぎ取ると、疲労が色濃くでる終盤も集中を切らさず守り切りアウェイで1-0の勝利。浦和戦での敗戦による流れを切る意味のある勝利となった。
試合終了後記者会見
過密日程のせいもありますが、フィット感に欠ける試合でした。動きも非常に重たい感じを受けましたし、両チームともハードワークがベースとなる戦い方で、拮抗したゲームとなりました。そんな中でも、空中戦で少し優位に立てたことが勝敗を決めたのではないかと思います。選手達のハードワークには、両チームに対し評価したいと感じています。非常に厳しい日程でクオリティを求められる状況ではありませんでしたし、これからもそうなると思います。そういった状況でも勝ち点を獲得できたことが大きいです。前節の浦和戦から中3日でしたが、多少の修正をし、対応出来たことを評価したいです。前節、今節ともリアクションサッカーではあったのですが、守備から攻撃へと転じる全体の意識を今日は厳しいコンディションの中で出せたと思っています。ヴィッセル神戸のディフェンスに対しスペースを突くなど、いろいろな面で多少は上回っていたかと思います。とにかく、内容よりも、結果を出せたことを評価したいと思います。
得点シーンについて、永井選手の嗅覚が出たシーンでしたが？
あまり練習でも見ていません。永井に関してはパターン化させるよりも、本人の感覚でポジションを取らせています。今日は何度かキッカーを入れ替えましたが、キッカーにはニアサイドという選択もありましたが、永井のポジショニングから生まれたゴールでした。何かが臭うんでしょうか、ダイレクトプレーでのゴールは少ないのですが、あのようなパターンからのゴールが多いですね。あとは本人に聞いて下さい（笑）。
前線からの守備が今日は機能していましたが、前節・浦和戦での敗戦をふまえた修正をされたのでしょうか？
今日の神戸にはチョン・ウヨン選手も森岡選手もいませんでしたし、巧みにビルドアップをされる状況ではありませんでした。その状況で素直に前の3人で神戸のディフェンスラインに対しプレッシャーをかけ続けました。
前節は全てがリアクションとなり全体が引いてしまった状況で相手に自由にビルドアップをさせていました。今日は前の3人に対してはラインを高めに設定していましたし、それが上手く機能しました。
今日はノヴァコヴィッチ選手を途中から、1トップの後ろ（1.5列目）の位置で出場させましたが？
個人的にノヴァコヴィッチはポジショニングが悪いわけではありませんし、復調もしています。今日はプレッシングという部分をチームの目標としていましたし、このピッチコンディションを含め重たい動きになると予想していました。その状況で今日は、時間を制限し試合に入るぞという話をしていました。彼はボールを引き出せる選手でもありますし、1トップとは別のポジションでの出場もイメージするように話していました。今日のポジションでも問題はありませんし、あの位置から1トップの川又にスムーズに連携することができると考えていました。