2015シーズン試合結果

2015Jリーグヤマザキナビスコカップ第4節:名古屋グランパスvs横浜F・マリノス

最終更新日時 2015/04/23 11:22

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パロマ瑞穂スタジアム 4/22(水) 19:04キックオフ

試合前

バックスタンド側の新調されたLED照明灯に明かりが入ったパロマ瑞穂スタジアム。2015Jリーグヤマザキナビスコカップ第4節はホームで横浜F・マリノスとの対戦となる。

土曜日、同じくパロマ瑞穂で行なわれたJリーグ清水エスパルス戦に勝利したグランパス。ゴールデンウィーク期間を挟み3週間で7試合を戦う過密日程2試合目。中3日での今日の試合となるが、連勝中のチームの雰囲気は明るく、ウォーミングアップ中もリラックスした表情が見られる。

その清水戦で約1年ぶりとなるJリーグでのゴールを決めた松田は今日も先発。昨年の加入時から「ランニングプレイヤー」と西野監督に評されるが、強化指定選手として大分在籍時にこの瑞穂で決めたゴールなど、思い切りのよさとパンチ力のあるシュートを持っており、土曜日のゴールをきっかけに、今後も「リキゴール」の連発に期待したい。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは竹内、闘莉王、本多の3人。磯村、矢田が中盤底、矢野と永井が両サイドハーフに入り川又の1トップ、その後ろに小川、松田が並ぶ3-6-1のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った名古屋に対し横浜FMボールでキックオフ。

1分、ハーフライン付近左でボールを受けた永井から左へ流れる川又の前を狙うが、このボールは横浜FM・小林にタッチラインへとクリアされる。

3分、横浜陣内左からのスローインを受けた小川がゴールライン付近へ持ち込みコーナーキックを得る。

4分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールを中央の川又が相手ディフェンスのマークを外し頭で合わせるが、このシュートはクロスバーを越える。

5分、横浜FM・アデミウソンからのボールにペナルティエリア付近へと飛び込んだ横浜FM・藤本と矢田が交錯、横浜FMボールのフリーキックとなる。

6分、名古屋ゴール左20m弱の位置から横浜FMボールのフリーキック、横浜FM・藤本が左足で直接狙ったボールは枠の左へと外れる。

7分、横浜FM陣内左の永井からのアーリークロス、ペナルティエリア内中央の川又が競り前へとこぼれたボールを松田が触るが、これはオフサイドの判定となる。

9分、横浜FM・右からのコーナーキックは中央の矢野がヘディングでクリア。ここからカウンターを仕掛ける名古屋。左サイドで永井、松田、裏へと抜ける矢田へと繋ぎ矢田のクロスを川又が狙うが、ボールは先に横浜FM・飯倉が抑える。

11分、竹内から中へのボールを横浜ペナルティエリア付近で受けた矢野が外へと流れグラウンダーで中への折り返しを狙うが、このボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。

12分、名古屋陣内左から横浜FMボールのスローイン、中へのボールを横浜FM・伊藤がダイレクトで前へと狙うが、このボールは竹内が見送り直接ゴールラインを割る。

13分、横浜FM・伊藤の右サイドでのドリブルは本多が体を前へと入れ相手のファールを誘う。

14分、横浜FM・小林の右サイドで縦へのワンツーは本多がカット、素早く前を狙うがボールはタッチラインを割ってしまう。

15分、永井が左サイド高い位置でドリブルを仕掛けると、これを倒した横浜FM・小林に対しイエローカードが提示される。

16分、横浜FMペナルティエリア左から名古屋ボールのフリーキック。小川が右足で上げたボールは中央で相手ディフェンスがクリア、このボールを永井が頭で浮かせ狙うが、このボールは横浜FM・飯倉が抑える。

17分、左サイドで縦へと仕掛けた永井のグラウンダーのクロスは相手ディフェンスがカット、このボールに走り込んだ小川が右足でミドルシュートを狙うが、このボールも相手ディフェンスに当たり枠を外れる。名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールにファーサイドから闘莉王が走り込むが、ボールは手前に入った横浜FM・飯倉に先にキャッチされてしまう。

19分、右サイドに開く横浜FM・アデミウソンの前を狙ったボールは本多がスライディングで触りゴールラインを割る。

20分、横浜FM・右からのコーナーキックはニアサイドの永井がヘディングでクリア。

21分、センターサークル付近の闘莉王からのボールを右で小川、矢野、中の磯村と繋ぎ一気に縦の川又を狙うが、このボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。

22分、右サイドで粘った横浜FM・アデミウソンからの折り返しに横浜FM・藤本が頭で飛び込むが、このシュートは楢崎が正面で抑える。

23分、名古屋ペナルティエリア内右ゴールライン付近でボールを持った横浜FM・藤本から中へのボールは楢崎が直接抑える。

25分、横浜陣内右でボールを受けた矢野からのクロスは相手ディフェンスがカット、これを左で拾った永井が右足へと切り返し中を狙うが、このボールも相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。

26分、横浜FMペナルティエリア左で矢田からのボールを受けた小川が縦へと仕掛け中を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。

27分、横浜FMペナルティエリア手前でのこぼれ球を磯村が右足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。

28分、名古屋・右からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールは中央で相手ディフェンスがクリア。

29分、矢田からのパスに右サイドを突破した矢野がゴールライン付近から中へと折り返すが、このボールは横浜FM・富澤がヘディングでクリア。

30分、横浜FM陣内中央へ上がりボールを受けた闘莉王から右の矢野へ、ここからのクロスを中央の川又が待ち受けるが、ボールは相手ディフェンスに当たりゴールラインを割る。

31分、名古屋・右からのコーナーキック。小川からのボールをニアサイドの永井が頭で合わせるが、枠を捉えたシュートは横浜FM・飯倉に弾かれてしまう。名古屋・右からのコーナーキック。小川が右足で上げたボール、今度は高くファーサイドへのボールも横浜FM・飯倉がパンチングでクリア。

32分、横浜FMディフェンスラインへのボールに松田がプレスを仕掛けゴール方向へとこぼれたボールを川又が追うが、ボールは先に横浜FM・飯倉にクリアされる。

35分、自陣でのこぼれ球を矢田がダイレクトで左サイドの小川の前へと狙うが、このボールには追いつく事ができず直接タッチラインを割る。

36分、自陣センターサークル付近で相手と激突した磯村がピッチに倒れ込んだため一旦ボールを外へと出しプレーが止められるが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。

37分、左サイドの永井から縦へのボールに川又がディフェンスライン裏で受けるが、これはオフサイドの判定。

38分、横浜FMペナルティエリア右でボールを受けた川又が中へのドリブルを仕掛けるが、ダブルタッチから蹴り出したボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。

39分、右サイドを上がった横浜FM・小林からペナルティエリア内へのボールは楢崎が直接抑える。

40分、名古屋陣内左でボールを受けた横浜FM・比嘉の右足のクロスは本多がヘディングでクリア。

41分、名古屋ペナルティエリア右から横浜FMボールのフリーキック、名古屋ゴール前へのボールは磯村がヘディングでゴールラインへとクリア。横浜FM・右からのコーナーキック、名古屋ゴール前へのボールが中央でこぼれゴール方向へと向かうが、磯村がゴールラインへとクリア。

42分、横浜FM・左からのコーナーキックは中央の闘莉王が頭でクリア。ここからカウンンターを狙うが右サイドでボールを奪われるとそのまま横浜FM・藤本が左足でクロス。このボールは楢崎が見送り直接ゴールラインを割る。

43分、横浜FM・アデミウソンの左サイドでのドリブルは矢野がマーク、体勢を崩しながらのクロスは直接ゴールラインを割る。

44分、左サイドで矢田からのボールを受けた永井がペナルティエリア左へと持ち込み右足で中を狙うが、グラウンダーのボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。
(アディショナルタイム表示:1分)

アディショナルタイム1、横浜FMペナルティエリア内で闘莉王の攻め上がりからのこぼれ球を狙った矢野が倒されPKを得る。

【得点】
アディショナルタイム2、このPKを闘莉王が右足でゴール左に蹴り込み、前半終了間際に欲しかった先制ゴールを奪った。

ここで前半終了。

試合開始からボールポゼッション、シュート数でも互角、決定機もそれほど無く静かな静かな展開が続き、このままスコアレスでの折り返しと思われたが、闘莉王の思い切った攻め上がりからPKを得ると、その闘莉王が決め1点リードして前半終了となった。グループステージ突破へは絶対に勝ちたいホームゲーム。後半も攻守のバランスをしっかりと取った戦いから追加点を奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。
名古屋1人目交代:松田→ノヴァコヴィッチ

1分、闘莉王から右に開く川又へのボールを競るが、ボールは相手ディフェンスにカットされる。

3分、自陣右の矢野から縦へのロングボールは横浜FM・飯倉が直接抑える。

4分、横浜FM陣内右から名古屋ボールのスローイン、矢野からのボールをノヴァコヴィッチが頭で前へと逸らすがボールは直接ゴールラインを割る。

5分、ハーフライン付近左で1人を交わした永井が前のノヴァコヴィッチへ、タッチライン際でのドリブルからグラウンダーで中の川又を狙うが、ボールは相手ディフェンスに当たり横浜FM・飯倉が抑える。

6分、自陣で矢田から左の小川へ、ハーフラインを超え中央の矢田へと戻しさらに右を上がる矢野へと繋ぎ中へのクロスを狙うが、ファーサイドのノヴァコヴィッチへは届かず手前の横浜FM・飯倉にキャッチされてしまう。

7分、右サイドに開く横浜FM・アデミウソンの前へのボールは戻った永井がマーク、ボールは直接ゴールラインを割る。

9分、ハーフラインを超えた闘莉王から中央のノヴァコヴィッチ、磯村へと戻し縦を狙うが、このボールは横浜FM・小林がカット、クリアされてしまう。

10分、横浜FM・伊藤が名古屋ペナルティエリア内右でゴールライン付近へ持ち込むが、中への折り返しは本多がスライディングでゴールラインへとクリア。

11分、横浜FM1、2人目交代:伊藤、アデミウソン→中村、ラフィーニャ
横浜FM・右からのコーナーキックは中央のノヴァコヴィッチがヘディングでクリア。

12分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた横浜FM・中町から中へのボールを横浜FM・藤本がフリーで受けるが、これはオフサイドの判定。

14分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた横浜FM・藤本から中へのボールは闘莉王がゴールラインへとクリア。

15分、横浜FM・右からのコーナーキックは中央のノヴァコヴィッチがヘディングでクリア。

16分、横浜FM・比嘉の左サイドでのドリブルは矢野がマーク、前へと蹴り出したボールは直接ゴールラインを割る。

18分、横浜FMペナルティエリア手前での浮いたボールに伸ばしたノヴァコヴィッチの足が横浜FM・小林が当たり、ノヴァコヴィッチのファールを取られる。

19分、名古屋陣内中央で闘莉王が横浜FM・ラフィーニャを倒しフリーキックを与える。

20分、名古屋2人目交代:磯村→ダニルソン

21分、名古屋ゴール正面左寄り28m程度の位置から横浜FMボールのフリーキック。横浜FM・中村が左足で狙ったシュートはディフェンスの壁に当たり弾き返す。

22分、横浜FM・兵藤と矢田が交錯、横浜FM・兵藤がピッチに倒れたため闘莉王がボールを外へと蹴り出すが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。

24分、自陣左からのスローインのボールをノヴァコヴィッチが頭で前へとそらし小川が追うが、ボールは先に相手ディフェンスにクリアされる。

25分、名古屋ペナルティエリア内ニアでボールを受けた横浜FM・中村から外へのボールを横浜FM・小林が中へと狙うが、このボールは本多がゴールラインへとクリア。横浜FM・右からのコーナーキック、横浜FM・中村が左足でゴールへと狙ったボールは楢崎がパンチングでクリアする。

26分、横浜FM陣内中央での矢野のパスカットからのボールを小川が自身背面へと流し受けようとするが、このボールは横浜FM・小林にクリアされる。

27分、竹内からのクリアボールを受けるノヴァコヴィッチが相手ディフェンスと交錯、一旦ボールを外へと出しプレーが止められるが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。

28分、名古屋ペナルティエリア右を外から走り込んだ横浜FM・藤本がゴールライン付近から折り返すが、ボールは先にゴールラインを割る。

30分、名古屋3人目交代:小川→田中
自陣中央の闘莉王からのボールに川又が左サイド高い位置で受けるが、味方のサポートが間に合わずボールはタッチラインへとクリアされる。

32分、横浜FM・藤本が名古屋ペナルティエリア右でボールを受けるが本多が密着、ボールをタッチラインへとクリアする。

33分、横浜FM3人目交代:藤本→佐藤

34分、自陣左で永井のクリアボールを競り合った川又が倒されフリーキックを得る。

35分、このフリーキック、楢崎からのボールを横浜FMペナルティエリア手前左のノヴァコヴィッチが頭で中の田中へと落とすが、伸ばした足へは届かずボールはクリアされる。

36分、横浜FM・ラフィーニャと竹内が競り裏へとこぼれたボールは闘莉王が右へとクリア。

37分、自陣中央で本多が横浜FM・佐藤に倒されると、このプレーで横浜FM・佐藤に対しイエローカードが提示される。

38分、先のプレーで左足首付近を押さえそのままピッチに倒れた本多が治療のため担架で外へと出される。

39分、ノヴァコヴィッチが左サイドで粘り相手ディフェンスに2人に囲まれボールがゴールラインを割るが、ノヴァコヴィッチが最後に触ったと判断され横浜FMボールのゴールキックとなる。

40分、治療のため外へと出ていた本多だがプレー続行不可能と判断されそのまま担架でピッチを後にする。すでに3人交代枠を使い切った名古屋は残り5分強を1人少ない10人で戦う事となった。

41分、横浜FM・左からのコーナーキックは中央で競り合った闘莉王がファールを受け名古屋ボールのフリーキックとなる。

42分、横浜FM陣内左でボールを受けるノヴァコヴィッチが横浜FM・ファビオと交錯、横浜FMボールのフリーキックとなる。

43分、横浜FM・小林が名古屋陣内右から中へと持ち込むが、迷わず前へと飛び出した闘莉王がボールを大きくクリアする。

45分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた横浜FM・中村からエリア内縦へのボールは闘莉王がタッチラインへとクリア。
(アディショナルタイム表示:4分)

アディショナルタイム1、名古屋陣内中央左の横浜FM・中村からのアーリークロスは楢崎が直接抑える。

アディショナルタイム2、川又が横浜陣内左で横浜FM・小林からボール奪取を狙うが、そのまま倒してしまいファールの判定となる。

アディショナルタイム3、自陣右から名古屋ボールのスローイン、矢野から右のノヴァコヴィッチへのボールはタッチラインを割る。

アディショナルタイム4、名古屋ペナルティエリア付近でダニルソンのクリアから浮いたボールは闘莉王がタッチラインへとクリア。ここから横浜FMボールのスローイン、名古屋ペナルティエリア内へのボールを闘莉王が体でコースを塞ぎ楢崎が抑える。その闘莉王と交錯し一旦ピッチへと倒れるが、2人とも立ち上がりプレーは続けられるようだ。

アディショナルタイム5、楢崎からのロングボール、横浜FMペナルティエリア手前左で受けたノヴァコヴィッチが右足で狙うが、このシュートは枠の左へと外れる。

ここで試合終了。

1点リードしての後半は開始からノヴァコヴィッチを入れるが、やはり前半同様、圧倒的な攻撃や効果的なカウンター、決定機の少なかったグランパス。過密日程を考慮し早めの選手交代を行なった西野監督だが、3人枠を使い切ったあとで本多が負傷、アディショナルタイムを加え残り10分弱を10人で戦う事となったが、それでも課題の試合終盤も守り切り1-0で勝利。これでリーグ戦から続く公式戦3連勝、ナビスコカップではグループステージ突破へ向け大きな勝利となった。


試合終了後記者会見

150422-nis.jpg厳しいゲームでしたが、とにかくチーム全体が勝ち点3を強く意識した試合でした。ナビスコカップ6戦中4試合目で今日の戦いでの勝点3が今後のナビスコカップに影響するので、メンバーもその事を意識して試合をしていました。予選を突破するという目標、アドバンテージが強く出た試合でした。後半はかなりポゼッションを取られ、不利な状況が続きましたが、慌てずに、いいディフェンスができました。今のチーム力に皆自身を持って戦い、今の安定しているディフェンス力が活きたゲームだったと思います。

Q.良いディフェンス力がチームにもたらされた要因は何でしょうか?

3バック、5バックで上手く高い位置で落とされた際のはっきりとしたポジショニングが竹内、本多、闘莉王の特性を含め崩されている場面が少なくなった所だと思います。最終ラインだけではなく前線の攻から守への切り替えの早さ、ポジショニングのバランスが良くなったと思います。

Q.横浜が堅くブロックを敷いてくる中で結果的にPKの1点で終わりましたが、攻撃面の評価はいかがでしたか?

いい形はなかったですね。高い位置で永井、矢野もあまり取れず、センターからの攻撃も少なく感じました。ポゼッションされることは予想していましたが、守から攻への瞬間のリアクションが少なく、その事を意識している選手が少なかったようにも感じました。