2015シーズン試合結果

明治安田生命J1リーグ1stステージ第5節:名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島

最終更新日時 2015/04/13 09:09

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豊田スタジアム 4/12(日) 14:04キックオフ

試合前

曇り空が広がる豊田スタジアム。2015明治安田生命J1リーグ第5節はホームでサンフレッチェ広島との対戦となる。

前節、アウェイでのガンバ大阪戦に敗れたグランパス。4節を終え勝ち点2、最下位と苦しい状況が続く。1stステージ、2ndステージと前後期に分かれそれぞれ全17節で競われるJ1リーグだが、早い段階で浮上のきっかけを掴みたい。

キックオフ約30分前、ウォーミングアップのためフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現した。瑞穂で開催されたナビスコカップ仙台戦以来となる先発の松田だが、未だ勝利の無いリーグ戦、ストライカーとしてチームの勝利に貢献しようと試合負けから気迫が溢れた表情を見せている。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から矢野、竹内、闘莉王、本多の4人。矢田、ダニルソンが中盤底に位置し川又の1トップ、その後ろに松田、小屋松、永井が並ぶ4-5-1のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った赤のユニフォーム名古屋に対し広島ボールでキックオフ。

1分、ハーフライン手前の闘莉王から縦へのボール、川又が胸で落とし右の松田からのクロスは永井の頭上を越える。再び拾った永井のクロスからコーナーキックを得る。

2分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田からのボールを中央、ペナルティエリア付近の竹内が胸トラップ、浮かせたシュートを狙うが、このボールは広島・林が抑える。

3分、広島・左からのコーナーキック、ショートで繋ぎ広島・柏からのボールは中央でディフェンスがクリア、ここからカウンターを仕掛ける名古屋。右に開く小屋松が前へと運び右足のクロスは相手ディフェンスがゴールラインへとクリア。

4分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは広島・塩谷がヘディングでクリア。ここからカウンターを狙う広島・佐藤のドリブルはダニルソンがファールで止める。

5分、広島ペナルティエリア左で永井が縦へと仕掛けたドリブルは広島・ミキッチにボールをゴールラインへとクリアされる。

6分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が上げたボールを広島・林が弾くと、ファーサイドの矢野が頭で折り返し、このボールを川又が頭で狙うが、このシュートは広島・林にキャッチされてしまう。

7分、左サイドでボールを拾った広島・柏の縦へのドリブルからクロス、外へと流れた広島・佐藤が頭で折り返すが、このボールは楢崎が抑える。

8分、センターサークル内の闘莉王から広島ペナルティエリア内へと走り込む矢野の前を狙うが、このボールは広島・林が直接抑える。

9分、広島・ミキッチが右サイドから縦へのボールに突破を狙うが、戻った永井が体を入れボールを奪う。

10分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けた広島・ドウグラスの左足のシュートは楢崎が弾き枠を外れる。

11分、広島・左からのコーナーキックは竹内がゴールラインへと頭でクリア。広島・左からのコーナーキックは中央の闘莉王がヘディングでクリア。

12分、広島・ペナルティエリア左でボールを受けた松田から中を上がる小屋松への前のボールは相手ディフェンスにコースを塞がれ広島・林がボールを抑える。

13分、広島1人目交代:森崎(浩)→浅野

15分、広島陣内中央の矢田から右へと流れる川又を狙ったボールは広島・水本にカットされてしまう。

16分、広島・柏が名古屋ペナルティエリア内左でボールを受けるが、体を前へと入れた竹内がボールをタッチラインへとクリアする。

17分、広島・柏からの右足のクロスは楢崎が抑える。

18分、矢野のパスから得た名古屋・右からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは広島・ドウグラスがヘディングでクリア。ここからのカウンターを狙う広島・ミキッチとダニルソンが広島陣内中央で交錯。このプレーでダニルソンに対しイエローカードが提示される。

20分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた広島・ミキッチのクロスは永井が足に当てゴールラインを割る。

21分、広島・右からのコーナーキックはニアサイドの松田がヘディングでクリア。

22分、ハーフライン付近右の矢野から縦へのボールを松田が追うが、ボールは先にクリアされる。

23分、広島ペナルティエリア右、高い位置でボールを受けた矢野からのクロスは広島・林が抑える。

24分、矢田からのボールを広島ペナルティエリア内で受けた松田が相手ディフェンスと接触し倒れるがノーファール、ボールはゴールラインを割る。

25分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた広島・ミキッチからグラウンダーのクロスは闘莉王がクリアする。

26分、広島・ミキッチの右からの突破は本多が体を入れゴールラインへとクリア。

27分、広島・右からのコーナーキックはダニルソンがヘディングでクリア。再び右のミキッチへと繋がれるが、中へのクロスも永井がスライディングでゴールラインへとクリア。広島・右からのコーナーキックは中央の闘莉王がヘディングでクリア。

28分、広島・ペナルティエリア手前でボールを受けた広島・ドウグラスのシュートは闘莉王が体でブロック、これをクリアする。

29分、広島ペナルティエリア手前の川又が頭で前へと流し左へ流れながら受けた松田の左足のシュートはクロスバーを越える。

31分、広島ペナルティエリア内左で矢田からのボールを受けた永井が右足へと切り返しシュートを狙うが、低く転がしたシュートは左ポストに嫌われてしまう。

33分、自陣右でボールを受けた矢野が広島・ドウグラスに後ろから押されフリーキックを得る。

34分、広島陣内右サイド高い位置で矢野がフリーでボールを受けるが、これはオフサイドの判定。

35分、闘莉王からのボールを広島陣内左で受けた小屋松。ポジションを入れ替える外の永井へと繋ぎここからのクロスはニアサイドでクリアされる。ここから一気に名古屋ゴール付近までボールを運ばれ広島・浅野にシュートを狙われるが、このボールは楢崎が正面で抑える。

37分、自陣から中央を持ち上がった闘莉王が左に開く川又を狙うが、このパスは手前で相手ディフェンスにクリアされてしまう。

38分、ペナルティエリア内でのシュートを顔に受けた闘莉王が倒れ込んだため一旦プレーが止められるが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。

40分、名古屋陣内右の広島・ミキッチからゴール前へのボールは闘莉王が右足でクリア。

42分、ハーフライン付近の闘莉王から縦へのボールを矢野が相手ディフェンスライン裏で受けるが、これはオフサイドの判定。

44分、ハーフライン付近で竹内と広島・ドウグラスが交錯、そのままプレーは続けられたがボールがタッチラインを割ったところで広島・ドウグラスが治療のため外へと出される。

45分、広島・林へと戻したボールに川又がプレスを仕掛けるが、ここは右タッチラインへと逃げられてしまう。
(アディショナルタイム表示:2分)

【得点】
アディショナルタイム1、自陣左ハーフライン手前で永井が相手パスをカット。相手ディフェンスラインの間をフリーで上がる川又の前へとボールを入れると、その川又が相手キーパーの位置を見てダイレクトで左足でのループシュート。これが無人となったゴールに収まり先制ゴールを奪った。

アディショナルタイム2、広島ボールでのリスタートが切れたところで前半終了。

ボールポゼッションでは互角だった前半。シュート数では上回ったがそれでもお互いに決定機が無くこのままでの折り返しかと思われたが、前半終了間際、川又がワンチャンスを決め1点リードしての折り返しに成功した。

柏、ミキッチとスピードがある両サイドハーフに縦を突破される場面が何度か見られたが、後半、そのサイドを警戒しながら、同点を狙う広島に生まれる裏のスペースを狙い追加点を奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、広島・塩谷から名古屋ゴール前へのロングボールは闘莉王がヘディングでクリア。

2分、中央を上がったダニルソンからのボールに川又、永井がペナルティエリア内へと走り込むが相手ディフェンスも対応、ゴールライン付近で追いついた川又の折り返しはラインを割る。

3分、名古屋ペナルティエリア手間で左から中へと持ち込んだ広島・浅野のシュートは枠の左へと外れる。

4分、広島陣内右で松田が倒され得たフリーキック。矢田が左足で広島ゴール前へと上げたボール、ファーサイドへと流れたボールを小屋松が頭で中へと折り返すが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。

5分、広島陣内センターサークル付近で闘莉王が広島・佐藤のスライディングを受けフリーキックを得る。このリスタート、川又の折り返しを受けた小屋松が右足で狙うが、このシュートは広島・林の正面を突きキャッチされてしまう。

6分、名古屋陣内右でディフェンスライン裏を狙う広島・ミキッチの前へのボールは永井が戻りカットする。

7分、広島ペナルティエリア手前左で小屋松からのボールを受けた永井の中へのボールは直接ゴールラインを割る。

9分、左からのボールを名古屋ペナルティエリア付近の広島・ドウグラスが胸で落とすがボールは闘莉王がクリア。

10分、名古屋ペナルティエリア付近でボールを受けた広島・ドウグラスのシュートはディフェンスに当たり枠を外れる。

11分、広島・左からのコーナーキックはニアサイドの永井がヘディングでクリア。このボールをペナルティエリア手前で拾った広島・ミキッチのシュートはディフェンスに当たり、その後のプレーでオフサイド、名古屋ボールのリスタートとなる。

12分、広島ペナルティエリア左の矢田からのクロスは広島・林に弾かれてしまう。

13分、広島陣内右でライン際の川又が中の小屋松とワンツーで縦を狙うが、リターンボールは飛び出した広島・林に先にボールを抑えられてしまう。

14分、名古屋1人得交代:小屋松→小川

15分、名古屋ペナルティエリア手前で広島・ドウグラスのドリブルを闘莉王が引っかけ、このプレーで闘莉王に対しイエローカードが提示される。

17分、名古屋ゴール正面25m強の位置から広島ボールのフリーキック。これを広島・塩谷が右足で直接狙うが、壁の外からの低いシュートは枠の右へと外れる。楢崎のゴールキックからのボールを川又が胸で落とし小川から再びエリア内左ヘと走り込む川又の前へ。しかし少し角度の付いた位置での川又の左足のシュートはクロスバーを越える。

18分、広島陣内を右へと流れ持ち上がった矢田のクロスは相手ディフェンスにカットされる。

19分、ハーフラインを超えた闘莉王から右を上がる矢野の前を狙ったボールは広島・水本にカットされる。

20分、名古屋ペナルティエリア手前右から広島・青山の右足のシュートは枠の左へと外れる。
広島2人目交代:佐藤→野津田

21分、広島ペナルティエリア右で松田からのボールを受けた川又からさらに外を上がった矢野へ。角度のある所から右足のシュートは広島・林に弾かれ枠を外れる。

22分、名古屋・右からのコーナーキック。矢田からのボールはクリアされるが再び右へと繋ぎ中へのクロスを闘莉王が胸トラップ、ワンバウンドさせたボールを右足ボレーで狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。

23分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは中央でクリアされる。これをエリア内右の川又へと繋ぎ右足のシュートは広島・林の正面を突きキャッチ、リスタートを拾った名古屋が左の永井へと繋ぎそこからのクロスを今度は闘莉王が相手ディフェンスに密着されながら頭で合わせるが、このシュートはクロスバーを越える。

24分、自陣中央で本多と広島・塩谷が交錯、広島ボールのフリーキックとなる。

25分、名古屋ゴール正面右寄り、25m強の位置から広島ボールのフリーキック。横へと逸らし広島・野津田が左足で狙ったシュートはクロスバーを越える。

26分、楢崎からのゴールキックを永井が落とし小川が中央突破、エリア内右へのボールに追いついた松田と広島・林が交錯するがボールはクリアされてしまう。

27分、自陣左の本多から左へと流れる川又の前を狙ったボールは直接タッチラインを割る。

29分、広島陣内右ハーフライン付近で楔のボールを受けた松田が後ろから倒されフリーキックを得る。このリスタート、闘莉王から広島ペナルティエリア付近の川又を狙ったボールは相手ディフェンスがカット、広島・林が抑える。

30分、ハーフライン付近右で川又が胸で落としたボール、これを矢田がダイレクトで右の松田の前へと狙うが、背面へと入ったボールは相手ディフェンスにクリアされる。

31分、広島陣内中央でダニルソンと広島・青山が交錯、ダニルソンのファールを取られる。

33分、自陣で本多のパスカットから川又が左の小川の前へと浮かせるが、このボールは直接タッチラインを割ってしまう。

34分、名古屋ペナルティエリア左でボールを受けた広島・柏の縦への突破は竹内がマーク、ゴールラインへとクリアする。広島・左からのコーナーキックは川又が中央で大きく前線へとクリア。

35分、名古屋ペナルティエリア付近右へのボールに広島・ミキッチが抜け出すが、飛び出した楢崎がタッチラインへとボールをクリアする。

36分、広島陣内右を中へと持ち込んだダニルソンが倒されフリーキックを得る。

37分、広島3人目交代:浅野→皆川
広島陣内センターサークル付近から名古屋ボールのフリーキック、矢田からのボールをファーサイドの闘莉王が頭で折り返そうとするが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。

38分、広島陣内中央左でボールを受けた永井がそのまま右足で狙うが、このシュートは広島・林が正面で一旦弾きながら抑える。

39分、右サイド高い位置を取る広島・ミキッチの前へのボールは永井がマーク、ミキッチが足先で触ったボールはゴールラインを割る。

40分、広島ペナルティエリア付近左で矢田とのワンツーを受けた小川から中のダニルソンへ、これを左足で直接狙うが、このシュートは枠の左へと外れる。

【得点】
41分、広島陣内中央を持ち上がったダニルソンから左の小川へ。小川の左足で中へグラウンダーのクロスは中央の松田の背面に入る。しかし、外から長い距離を走り込んだ矢野が右足でこのボールを蹴り込み貴重な追加点を奪った。

42分、名古屋ペナルティエリア付近で相手のシュートを下腹部付近に受けた闘莉王が倒れ、一旦ボールは外へと出される。

43分、名古屋2人目交代:松田→田中

44分、名古屋ペナルティエリア手前右へと上がった広島・塩谷からのクロスは楢崎が前へと倒れ込みながらしっかりとボールを抑える。

45分、右サイドを縦へと突いた広島・ミキッチのクロスは直接ゴールラインを割る。
(アディショナルタイム表示:4分)

アディショナルタイム1、広島陣内左の永井から斜めに前方へ流れる田中の前へと浮かせたボールは相手ディフェンスにクリアされる。

アディショナルタイム2、左からのクロスに飛び込んだ広島・ドウグラスと闘莉王がエリア内で交差、名古屋ボールのフリーキックとなる。

アディショナルタイム3、左からのクロスにニアサイドへ飛び込んだ広島・皆川の頭でのシュートは楢崎が弾きゴールラインを割る。広島・左からのコーナーキックは中央でディフェンスがクリア。

アディショナルタイム5、広島ペナルエティエリア左で田中が押し出され広島ボールのスローインが中へと入れられたところで試合終了。

1点リードしての後半はとにかく勝利にこだわり、リスクを最小限にとどめシンプルな戦いに徹した名古屋。15分過ぎからコーナーキックの連続と数度のチャンスは決められず予断を許さない展開が続いたが、代って入った小川のサイドへのランニングから矢野が大きな大きな追加点。終了間際のピンチも楢崎が当然のようなビッグセーブを見せ、カップ戦も通じ今シーズン初完封。未だ勝利の無かったリーグ戦、昨年は苦しめられ続けた広島からホームで大きな勝利を得た。


試合終了後記者会見

150412-nis.jpgホームで勝ち切れました。選手達もハードワークをして、タフに戦ってくれ非常に満足しています。今日は広島との一戦ということでしたが、去年は、ああいう独特のスタイルのチームに対応できなかったという背景がある中で、今週はシフトチェンジしてリスタートのタイミング等も修正しながら、短い期間の中で変化を付けていきました。選手達も自分のプレーをしっかり整備して入ってくれましたし、チームとしての戦い方も出来たと思います。リアクションになることはやむを得ないことですが、そこから多少距離があってもカウンターを仕掛けていく意識や、余裕がある中でポゼッションをとっていく意識、といった全体の共通理解がとれていたと思います。ただ、遅攻の中でチャンスが生まれないのは相変わらずでしたが、今日は肉を斬らせて骨を断ったかなという感じですね。『対広島』という観点では、狙い通りしっかり修正して戦いきれた試合だったと思います。

Q.守備の際に永井選手が最終ラインへと戻って、サイドのスペースを消して裏を取らせないといった現実的な戦い方が上手くはまったと思いますが、その辺りの評価をお願いします。

永井はオフェンスの選手ですから、もっともっと相手ゴールに向かうような、彼のスプリントが効いたプレーだとか、攻撃のエリアで彼を仕事させたい部分もありましたが、今日はよくディフェンスにオフェンスに絡んでくれていましたし、永井でなければ今日のミキッチ選手対策とも言える、全体的なサイドのプレーが上手くいかなかったと思います。彼はディフェンスに追われるということでなく、ミキッチ選手を抑えながら、攻撃の推進力を出していくということをしっかり整理して試合に入ってくれました。そのため非常に低い位置にいたりもしましたが、そこで終わることなくアップダウンを繰り返して、チームに全体的なバランスをもたらしてくれたと思います。非常に良く走っただけでなく、攻守においてしっかりプレーしてくれたと思います。

Q.セットプレーの際の守備についての評価をお願いします。

闘莉王をフリーマンにすることを第一に考えていきました。ゴール前の少なくともペナルティボックスにダイレクトに入ってくるボールに対しては、多少優位な状況が取れる感じはしていましたので、まずはそこを回避したいと思い、ダイレクトでのピンチの瞬間を減らすためにも、闘莉王をセンターにフリーマンで置きました。ただ、そうなると全体的に戻さざるをえず、ボックス外の変化にどう対応出来るのかという、多少のリスクはありました。今日は広島もボックスの外で変化をつけるという手段はとりませんでしたが、実際、青山選手あたりはペナルティボックスの外でボールを受けようとしている感じはしました。そこはリスクでしたが、まず今日はゴール前でのダイレクトでのピンチを回避するため、ポジションの修正をしていきました。実際にピンチのシーンはありませんでしたが、今日は全て広島のための対応でしたので、これからも相手によってスカウティングしていきますし、その上を考えたシフトやリスタートも考えていかなければならないと思っています。今日に限って言えば、しっかりとみんなが修正して入れた試合だったと思います。

Q.特殊な戦術での白星となりましたが、無失点でリーグ戦初勝利という結果はチームに良い影響を与えていきそうですが?

もがいてもがいて色々と試行錯誤しながらトライして今日は完封勝ちが出来た訳ですけども、そこはまたチーム状況や対戦相手によります。広島にはしっかり対応ができ、機能して非常に良い成果を上げられましたが、次の試合には冷静にフラットの状態から組み立てていきたいというのが今の率直な気持ちです。ただ、チームとすれば、すごい自信に繋がるような試合だったと思います。広島と言う攻撃的なチームに完封をして、1−0からさらに加点も出来たという所も評価したいと思いますし、色々な対応や変化をしながら機能できるように、またフラットな気持ちでやっていきたいと思います。