2014シーズン試合結果

2014J1リーグ第33節:名古屋グランパスvs大宮アルディージャ

最終更新日時 2014/11/30 12:34

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豊田スタジアム 11/29(土) 17:04キックオフ

試合前

昨晩からの雨もあがった豊田スタジアム。2014J1第33節、グランパスの今シーズン最後のホームゲームは大宮アルディージャとの対戦となる。

屋根の閉じられたスタジアム、ゴールキーパー陣に続きフィールドプレイヤーがウォーミングアップのため姿を現すと、すでにホーム側ゴール裏1階席を埋め尽くすグランパスサポーターの歓声で迎え入れられた。

久しぶりに先発出場の玉田。今週、今シーズン限りでの契約満了が発表されサポーター、そして玉田自身にとってもこれがグランパスのユニフォームを着て最後の豊スタとなるが、表情を見る限りは、感傷的というよりもこれまで数多くのゴールを決めたこのスタジアムの雰囲気を噛み締めているようだ。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から矢野、牟田、闘莉王、ダニルソンの4人。田鍋、田口、矢田、永井の4人が中盤を構成し川又、玉田の2トップによる4-4-2のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った名古屋ボールでキックオフ。

1分、大宮・横山から縦へのボールは田鍋がカット、玉田がダイレクトで再び田鍋を狙うが、このボールはカットされてしまう。

2分、大宮陣内センターサークル内でボールを受けた大宮・ズラタンに対し田口、玉田で挟みボール奪取を狙うが、これはファールの判定。

3分、右サイド高い位置の大宮・家長から名古屋ゴール前へのボールは闘莉王がヘディングでクリア。

4分、大宮・ムルジャが名古屋ペナルティエリア内右で縦へとドリブル、闘莉王と重なり倒れるが、このプレーはシミュレーションとして大宮・ムルジャにイエローカードが提示される。

5分、自陣からカウンター、左サイド高い位置でボールを受けた大宮・ムルジャのクロスは左サイドバックに入ったダニルソンが足先に引っかけてコントロール、これをクリアする。

【得点】
6分、大宮陣内ハーフライン付近の田口からの縦へと浮かせたパスにオフサイドラインをかいくぐり、フリーで抜け出した永井が相手キーパーとの1対1を落ち着いて右足で決め、幸先よく名古屋が先制ゴールを奪った。

8分、大宮陣内左の永井から逆サイドへのボール、これをペナルティエリア内右の田鍋が胸で前へと落としコントロールを狙うが、落としたボールはゴールラインを超えてしまう。

9分、名古屋陣内右でダニルソンを内側へとかわした大宮・家長から中へのボールは牟田がヘディングでクリア。

10分、名古屋陣内左の大宮・和田からゴール前へのボールはダニルソンがヘディングでクリア。

11分、田口からのボールを大宮ペナルティエリア左で受けた永井のクロスは相手ディフェンスにクリアされる。

12分、センターサークル内でボールを受けた田口が後ろから引っかけられフリーキックを得る。素早いリスタートで左サイドの永井の前を狙うが、このボールはペナルティエリアをタッチライン際まで出た大宮・清水に先にクリアされる。

14分、大宮・和田からの縦のボールを闘莉王がヘディングでカット、これを拾った牟田が相手選手と交錯し倒れるがノーファール、それでも牟田が足先でボールをタッチラインへとクリアする。

15分、大宮・中村のミドルシュートがディフェンスに当たりこぼれ球を大宮・家長に狙われるが、このシュートは楢崎が弾き枠を外れる。

16分、大宮・右からのコーナーキック、ニアサイドでのこぼれ球は田口が縦へとクリアする。

17分、左からのクロスを大宮・ズラタンに頭で合わせられるが、このシュートも楢崎が正面で一旦弾きながら抑える。

18分、大宮ペナルティエリア左から中へと持ち込んだ永井から玉田の足下へのボール。これを受けた玉田がエリア内で短く縦へと仕掛け相手ディフェンスの受けを浮かせて狙うが、このシュートは枠を外れる。

20分、大宮・家長が右サイド高い位置で切り返し仕掛けるとマークのダニルソンが芝に足を取られクロスを狙われるが、このボールは牟田がクリアする。

21分、大宮陣内へ上がった闘莉王が玉田、矢田とパス交換しペナルティエリアへと迫るが、矢田からのリターンはカットされてしまう。

22分、大宮・ズラタンがハーフライン付近でボールを受けるが田口が体を合わせファールで止める。

23分、大宮陣内右で玉田から中の田口、右外の田鍋と繋ぎ中へと走る玉田の前へ低いボールを狙うが、これは大宮・高橋に先にクリアされてしまう。

24分、大宮陣内右タッチライン際で玉田からのボールを受けた矢野のトラップはタッチラインを割ってしまう。

25分、大宮陣内右、高い位置でボールを奪った田口が素早く左足へ持ち替え中の川又を狙うが、このボールは高くゴール前を通り抜けてしまう。

26分、名古屋陣内右でタッチライン際を縦へと仕掛けた大宮・中村からの速いクロスは牟田がゴールラインへとクリア。

27分、大宮・右からのコーナーキック、中央で闘莉王と競った大宮・ズラタンのヘディングは大きく浮き上がり楢崎が抑える。

28分、楢崎からのロングボールを右に開いた玉田が頭で流し、裏へのボールを川又が追うが、ここは大宮・高橋に体を前へと入れられボールはクリアされる。

29分、ダニルソンから縦へのボールに永井が大宮・横山と体を入れ替えながら前を狙うが、ここで永井が相手を抑えてしまいファールの判定となる。

30分、牟田から田鍋の前へのボールは大宮・和田が体を入れて触らせず、ボールは直接ゴールラインを割る。

32分、名古屋ペナルティエリア内左で裏へと抜けボールを受けた大宮・橋本から中へのボールは牟田がゴールラインへとクリア。

33分、大宮・左からのコーナーキック、中央でのこぼれ球は闘莉王が拾う。

35分、大宮・高橋から縦へのボールに大宮・ズラタンが名古屋ディフェンスライン裏へと抜け出すが、これはオフサイドの判定。

37分、大宮・家長が右サイド高い位置でボールを受けるがダニルソンが素早く体を入れボールを奪いクリアする。

39分、大宮・ズラタンが名古屋ペナルティエリア内右で縦へと仕掛けるがダニルソンが体を入れコースを止め、蹴り出したボールはゴールラインを割る。

40分、大宮陣内センターサークル付近でボールを受けた矢田が縦へと持ち込みペナルティエリア付近で左足のシュートを狙うが、このボールは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。

41分、名古屋・右からのコーナーキック。田口が右足で上げたボールはニアサイドでクリアされる。これを再び名古屋が拾うと、大宮ペナルティエリア手前左で受けた永井が潰されフリーキックを得る。

42分、ここからのフリーキック、田口が右足で大宮ゴール前へと上げたボールは中央でクリアされる。これを再び田口、左の矢野と繋ぎ玉田の足下へ。その玉田がエリア内で縦へと仕掛けるが相手ディフェンスのマークに付かれボールはゴールラインを割る。

44分、大宮・和田が右サイドで縦へと仕掛け中へ折り返すが、このボールは楢崎が直接抑える。

45分、闘莉王からのボールを右サイドで受けた玉田が中へとドリブル、距離のある所から左足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。
(アディショナルタイム表示:1分)

アディショナルタイム1、牟田からのクリアボールを川又が相手ディフェンスとの間合いを見て狙うが、ここは先に大宮・高橋にクリアされる。再び名古屋が大宮ゴール前へとボールを運ぶが、大宮・清水へと戻されたところで前半終了。

試合開始早々、永井のゴールで先制に成功した名古屋。その後は、残留争いに負けられない大宮の攻撃にさらされる時間が続いたが決定的な場面は作らせず1点リードの折り返しとなった。

後半、アカク染まるグランパスサポーターが陣取るゴール方向へ向けての攻撃で追加点を奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、大宮ボールでキックオフ。
名古屋1人目交代:矢田→磯村
大宮1人目交代:増田→今井

1分、大宮・家長からのクロスを中央の大宮・ムルジャにヘディングで叩き付けられるが、このシュートは楢崎が右足を出しクリアする。

2分、大宮・左からのコーナーキックをニアサイドの大宮・高橋に頭で合わせられるが、このシュートも楢崎が正面で抑える。

3分、大宮ペナルティエリア手前中央でボールを受けた闘莉王の右足のシュートは大宮・清水が一旦弾きながら抑える。

4分、名古屋ペナルティエリア手前右の大宮・ズラタンへのボールはダニルソンがマーク、ズラタンが触ったボールは楢崎が抑える。

【失点】
5分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた大宮・ムルジャからグラウンダーのボール、ここへ中央後ろから走り込んだ大宮・橋本に右足でのシュートを決められ同点とされてしまう。

7分、大宮陣内左のダニルソンからエリア内の川又の前を狙ったボールは大宮・清水にクリアされてしまう。

9分、自陣左で永井がパスカット、川又が粘り左の玉田へと繋ぐとゴール前への折り返しを磯村が胸トラップ。シュートへは持ち込めず一旦クリアされるが再び闘莉王が拾い磯村へ。ここからダブルタッチでボールを動かし左足でのシュートを狙うがこのボールは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。

11分、矢野からのクロスは相手ディフェンスがカット、これを拾った田口が左の永井へと狙うが、このボールは先に相手ディフェンスにクリアされてしまう。

12分、自陣中央で大宮・中村がピッチに倒れ込むと、その場で「バツ」のサインが出され担架で外へと運び出される。

13分、大宮2人目交代:中村→片岡

14分、大宮・今井が右サイドでドリブルを狙うがダニルソンが体を入れて運ばさせず、ボールはゴールラインを割る。

15分、大宮・ズラタンが名古屋ペナルティエリア右でボールを受けるが、ここは闘莉王がボールをタッチラインへとクリアする。

17分、自陣中央の闘莉王から左の永井へ、ここでボールを浮かせ相手ディフェンスをかわすが、浮かせたボールが自身の手に当たってしまう。

18分、大宮・ムルジャが右サイドでドリブルを狙うが、全力で戻った永井がマーク、ボールをゴールラインへとクリアする。

19分、大宮・右からのコーナーキック、名古屋ゴール前へ低いボールは永井がニアサイドでクリア。

20分、矢野が大宮陣内右でボール奪取を狙うが、後ろから引っかけてしまいファールの判定。
名古屋2人目交代:玉田→松田

21分、大宮陣内で矢田からのボールを受けた永井が中へと1人かわしペナルティエリア内左へ走る松田の前へと狙うが、このボールは大宮・清水が先に抑える。

23分、大宮ディフェンスのパスミスが裏へこぼれ永井が抜け出すが、これはオフサイドの判定。

25分、名古屋ペナルティエリア内右で矢野のスライディングでのクリアが相手に当たりボールを奪われると、最後中央の大宮・ムルジャに左足で狙われるが、このシュートは枠を外れる。

26分、名古屋陣内右でボールを受けた大宮・ムルジャの前へと蹴り出したドリブルはダニルソンがコースをカット、闘莉王が見送りボールは直接ゴールラインを割る。

27分、大宮・横山から右サイド前線を狙ったボールはダニルソンが左足を伸ばしタッチラインへとクリア。

28分、大宮ペナルティエリア内右の松田が相手ディフェンス2人の間から突破を狙うが、相手を抑えてしまいファールの判定を取られる。

30分、川又がパスカットから縦へとドリブル、ハーフラインを超えた位置で粘り右の松田へとつなぎ松田が縦を狙うが、ボールは大宮・清水にクリアされる。

31分、大宮・右からのコーナーキックは中央の闘莉王がクリア、これを右で拾った大宮・橋本のクロスは楢崎が競り合いゴールラインを割る。

32分、大宮・右からのコーナーキックは中央の闘莉王がヘディングでクリア。

33分、大宮・家長が右サイドでダニルソンの股下を抜き中へとクロス、このボールは牟田が触り逆サイドタッチラインを割る。

34分、センターサークル内の田口から中央左前方の永井の前を狙うが、このボールは背面に入り相手ディフェンスにクリアされる。

35分、大宮ペナルティエリア手前で田口からの楔のボールを足下で受けた松田が反転し右足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たり大宮・清水にキャッチされてしまう。

36分、磯村からのボールに右サイドを上がった矢野から中へのボール。松田が相手ディフェンスともつれながら右足で触るが、このボールは逆サイドへと流れてしまう。

37分、左サイドハーフライン付近でルーズとなったボールに飛び込んだ闘莉王と大宮・家長が交錯、その場で闘莉王が倒れ込んだが、すぐに立ち上がりプレーは続けられるようだ。

38分、自陣左で永井のカットが前へ、このボールを松田が追うが先に大宮・片岡にクリアされる。

40分、楢崎からのボールを川又が競り合うと裏へと抜けたボールを松田が、さらに右の磯村と繋ぐがシュートへは持ち込めずボールはクリアされる。

41分、大宮3人目交代:ムルジャ→長谷川

42分、大宮陣内右で永井がボール奪取、中の矢田へと繋ぎ縦へと持ち上がるが、ペナルティエリア手前で大宮・金澤にスライディングで止められてしまう。

44分、大宮陣内右で矢野からのリターンを受けた矢田が左足で大宮ゴール前へとボールを上げるが、これは直接ゴールラインを割る。

45分、右サイドを上がった矢田から中へのボールを松田が田口へ落とそうと狙うが、このボールはタイミングが合わず奪われてしまう。
(アディショナルタイム表示:4分)

アディショナルタイム1、大宮・家長からのクロスは矢野がゴールラインへとクリア。

アディショナルタイム2、名古屋3人目交代:松田→小川
大宮・左からのコーナーキックは中央でクリア。こぼれ球を大宮・金澤が右足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

【得点】
アディショナルタイム3、大宮ペナルティエリア左で永井からのリターンボールを受けた田口が粘って右足へ切り返し中へと戻すと、代って入ったばかりの小川が倒れながらこのボールを押し込み、名古屋が勝ち越しに成功した。

アディショナルタイム4、自陣右でハイボールを競り合った矢野と大宮・長谷川が交錯、このプレーで大宮・横山に対しイエローカードが提示される。

アディショナルタイム5、楢崎からのリスタートを右の川又が頭で前へと落とし右サイドを永井が突破、中央へ走り込む小川の前を狙うが、このボールは先に相手ディフェンスにクリアされる。

アディショナルタイム6、右サイドハーフラインを超えた位置でルーズになったボールを狙った永井が倒されると、ここで試合終了。

後半開始早々に追いつかれると、その後シュートまで持ち込めない苦しい試合が続いた。しかし後半アディショナルタイム、途中出場の松田を下げ小川を投入すると、その小川が決勝ゴール。

今シーズン、リーグ戦では勝ち星の無かった豊田スタジアム。そしてスタメンの玉田、ベンチの中村にとってグランパスのユニフォームを着て最後のホームゲームを勝利で飾った。


試合終了後記者会見

141129-nis1.jpg振り返ってみると、ここでは結果が出せないゲームが続いていたので、なんとかという気持ちで全員が臨んだゲームだったと思います。ここまで色んなチーム状況がありましたし、先週からは選手の個人的な動きもありました。その中で内容的に満足とまではいきませんが、何とか結果を勝ち取ることが出来ました。

やはり大宮の圧力を特に後半で受ける形となりました。もともと厳しいゲームを想定していましたし、試合が始まってからも結果が出せないというようなゲーム内容で進行していたと思います。今日のゲームをグランパスがコントロールしていたとは思いませんし、もっともっとワンプレーの追求というのを1人1人がやっていかないとこれからも厳しいチーム状態が続くと思います。

今シーズンは特に若い選手達を起用していきました。今日の最後の松田の交代にも感じる部分はありますが、今日のゲームだけでなく、成長している選手、まだまだ追求しきれていない選手、いずれも今後に向けて、ステージを上げていかなければなりません。そういう観点から見れば、まだまだ色々なことが不足していますし、やらなければならないことは沢山あると全体的に感じました。

Q.若い選手の成長はどのように感じていますか?

今年は、ディフェンスラインを大幅に入れ替えなければいけない状況でしたし、経験の浅い選手達を起用しなければいけない状況でしたし、まだ大学に在籍中の選手をスタートから起用せざるをえない状況でした。やはり中盤や前線とは違って、最終ラインに経験値の少ない選手が入るということは、それだけで安定度の確立は難しくなってきますし、闘莉王のコントロールだけでは足りなくなってきます。そんな中、トレーニングや試合に対応できず、コンスタントにケガ人が出てきました。本多や牟田などバックアップがいない状況で、色々と対応して成長を感じさせてくれました。田口も然りです。彼は元々、多少の経験はありましたが、自分がチームを引っ張って行かなければならないという自覚も感じました。旭(矢田選手)もシーズン後半の早い段階からトップのゲームに入って、自分の持ち味をクレバーに出せていたと思います。彼はやれるところとやれないところを自分ではっきり持っているので、ストロングポイントを出したいという意欲を見せながら成長していると思います。

またシーズン後半では、決定機が見られる試合が増えてきた中で、オフェンス陣がことごとくそれを決めきれないシーンが続きました。川又や松田、彼らは少しずつダウンしてきていますし、自信を失いながらプレーしているシーンも見られました。後ろの方の選手達は「自分たちが」という思いで取り組んだ成長を感じますが、オフェンス陣に関しては、経験は積めたものの、もっともっと結果に結びつけられれば良かったと思います。やはり数字がついてくれば自信もついてくると思いますので。オフェンス・ディフェンスのグループで成長の差というのはあるかもしれません。

Q.今日実際に中村選手・玉田選手・ケネディ選手がセレモニーを行って、いよいよ優勝した年の前後のメンバーがいなくなりつつありますが、来季以降チームはどう変わっていくのでしょうか?

シーズン前からディフェンスラインが十分でない状況でしたし、シーズンに入ってからも玉田やケネディのケガによって、若い選手を起用せざるをえない状況が続きました。そのため、来季になっていきなり新しくなるということはないと思います。今年もほぼそういった若い選手中心で入っているゲームが多かったと思います。

いきなり変わることではないのですが、今の戦力のままでは、おそらく2年目に入れば、色々なチームから厳しい対応を受けると思いますし、我々としても更に活発化していかなければならないと思います。今のまま来季を迎えれば、「継続していく」という観点から見れば、多少の成長度は見込めるかも知れません。ただ、チームの中でもっとバックアップを充実させたり、各ラインに中心選手を置くとか、それらを施しての『成長』というものをベースとしていきたいと思っています。

仮に、来季、完全に世代交代を行ったグランパスがいるとしても、まだまだ難しい状況が続いていくと思います。そこに色々なアクセントを加えて、今年の経験値、若い選手達が感じたことを力に変えていければ、可能性はあるかもしれません。ただ、今の戦力のままでは難しくなってくると思います。