2014シーズン試合結果

2014J1リーグ第31節:名古屋グランパスvsFC東京

最終更新日時 2014/11/03 09:35

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名古屋市瑞穂陸上競技場 11/2(日) 13:04キックオフ

試合前


上空を厚い雲に覆われた名古屋市瑞穂陸上競技場。2014J1第31節はホームでFC東京との対戦となる。

前節、アウェイでの徳島ヴォルティス戦に勝利し勝ち点を40へと積み上げたグランパス。残留争いの意味では、ある程度、安全圏へと入り、今日の結果次第では、今節でJ1残留が確定する。それでももちろん選手達は、今の順位には満足せず残り4試合、全力で戦い1つでも上の順位でのシーズン終了を目指している。

予報ではこのあと天気が崩れ、試合中、雨に見舞われるかもしれない。それでもすでに真っ赤にゴール裏を染めるサポーターの拍手に迎えられウォーミングアップのためフィールドプレイヤーが姿を現した。

ダニルソン、田口の出場停止により久しぶりにスタメン起用された磯村。今シーズン、3月に同じ瑞穂で開催された神戸戦でゴールを決めたが、その後、定位置を奪われ苦しいシーズンが続くが、久しぶりのスタメンにも気負いはないようで、試合前からリラックスした表情を見せている。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から矢野、牟田、闘莉王、本多の4人。田鍋、磯村、矢田、永井の4人が中盤に並び松田、川又の2トップによる4-4-2のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った名古屋に対しFC東京ボールでキックオフ。

1分、永井の落としに左サイドを上がった本多のクロスは相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。

2分、右サイド高い位置で松田がボールを受けるが、ディフェンス2人に囲まれボールはカットされる。

4分、名古屋ペナルティエリア手前中央で左からのボールを受けたFC東京・羽生のミドルシュートは楢崎が一旦弾きながら抑える。

5分、FC東京陣内左を持ち上がった磯村から右サイドの田鍋の前へサイドチェンジを狙うが、このボールは先にFC東京・太田にタッチラインへとクリアされる。

6分、FC東京ペナルティエリア左でボールを受けた本多からのクロスはFC東京・吉本がゴールラインへとヘディングでクリア。

7分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは中央のFC東京・高橋がヘディングでクリア。ここからカウンターを仕掛けるFC東京。名古屋ペナルティエリア左でボールを受けたFC東京・武藤から中へグラウンダーのボールは戻った磯村がクリアする。

8分、矢野のヘディングで浮いたボール、これを名古屋ペナルティエリア内でFC東京・エドゥーと競り合った闘莉王が倒され、名古屋ボールのフリーキックとなる。

9分、FC東京・武藤から名古屋ペナルティエリア右のFC東京・羽生の足下へのボールは本多がスライディングでクリアする。

10分、左サイド高い位置のFC東京・渡邉から中へのボールは磯村がカット、クリアする。

12分、FC東京陣内右、ハーフラインを超えた位置で矢野が倒されフリーキックを得る。

13分、名古屋陣内中央で永井が倒されフリーキックを得る。

14分、リスタートからのボールをセンターサークル付近で受けた永井が縦を狙うが、ここはノーファールで止められボールはクリアされる。

16分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けたFC東京・太田からのクロスはファーサイドの本多が見送り直接ゴールラインを割る。

18分、自陣左で本多のパスカットから一旦闘莉王へ戻しFC東京陣内へと持ち上がるが、スライディングでボールは奪われてしまう。

【得点】
19分、右サイドを上がった矢野のクロス、これにFC東京ペナルティエリア内中央へ松田が飛び込むと、手前でクリアを狙ったFC東京・森重に当たったボールがそのままゴールへ、ラッキーなオウンゴールで名古屋が先制ゴールを奪った。

20分、名古屋陣内右を上がったFC東京・太田のクロスは矢野に当たりゴールラインを割る。

【失点】
21分、FC東京・左からのコーナーキックはニアサイドの田鍋がヘディングでクリアするが、これを拾い繋がれると再び左のFC東京・太田からのクロス。このボールを中央のFC東京・エドゥーに高いヘディングで合わせられ同点とされてしまう。

24分、名古屋陣内右のFC東京・羽生からペナルティエリア方向へのボールをFC東京・エドゥーが足先で僅かに触りコントロールを狙うが、前へと流れたボールは楢崎が抑える。

25分、名古屋ペナルティエリア内右・ゴールライン付近でボールを受けたFC東京・武藤からの折り返しは闘莉王がゴールラインへとクリア。

26分、FC東京・右からのコーナーキック、ショートで繋ぎ中へのボールは磯村がゴールラインへとクリア。FC東京・左からのコーナーキックは中央の牟田がヘディングでクリア。

27分、FC東京右からのスローイン、名古屋ゴール前を抜け逆サイドで拾った矢野がドリブルを狙うところをFC東京・米本にスライディングで倒されると、このプレーで米本に対しイエローカードが提示される。

28分、FC東京陣内左で川又が浮かせたボールを反転し受けようとした永井がそのまま倒されフリーキックを得る。

【得点】
29分、FC東京陣内中央左から名古屋ボールのフリーキック。矢田が左足でFC東京ペナルティエリア内中央へ鋭く曲がるボールを上げると、中央の闘莉王が相手ディフェンスの上から豪快なヘディングで叩き込み、再び名古屋がリードに成功した。

31分、名古屋ペナルティエリア左でFC東京・太田のドリブルからのクロスは田鍋に当たりゴールラインを割る。FC東京・左からのコーナーキックは中央外の本多がヘディングでクリア。

32分、FC東京・武藤が名古屋ペナルティエリア左で後ろからのボールを受けるが、これはオフサイドの判定。

33分、右サイドハーフライン付近でスローインからのボールを胸でコントロールした松田が右前へと流れる川又の前へ狙うが、このボールは相手ディフェンスにコースを遮られ直接ゴールラインを割る。

34分、名古屋ペナルティエリア左で縦へと仕掛けたFC東京・渡邉からのグラウンダーのボールは中央の牟田が右足でクリア。

35分、ハーフライン付近右で矢田がドリブルを止められフリーキックを得る。

36分、名古屋ボールのフリーキック、闘莉王からFC東京ペナルティエリア付近へのボール、川又が競り合い左で拾った永井が右足で狙うが、このシュートは枠の左へと外れる。

37分、FC東京陣内中央でFC東京・吉本とハイボールを競り合った松田が激しく交錯、このプレーで松田に対しイエローカードが提示される。

39分、FC東京陣内左で縦へ仕掛けた永井からのクロスをファーサイドから飛び込んだ田鍋がヘディング、このシュートはFC東京・塩田が弾き、こぼれ球を再び田鍋が右足ダイレクトで狙うが、このシュートも枠の右へと外れる。

40分、FC東京ペナルティエリア手前左の永井から中へ楔のボール、松田が相手ディフェンスを背負いながら落としたボールに走り込んだ永井が左足で狙うが、このシュートはFC東京・吉本に当たり枠を外れる。

41分、名古屋・右からのコーナーキック。矢田からのショートコーナーを近寄った闘莉王が矢田へ戻し中を狙うが、このボールはファーサイドでクリアされてしまう。

43分、名古屋ペナルティエリア右でFC東京・渡邉の縦へのドリブルからマイナス方向へのボールは闘莉王がクリアする。

44分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けたFC東京・羽生からのクロスは闘莉王がヘディングでゴールラインへとクリア。

45分、FC東京・右からのコーナーキックはニアサイドの永井がヘディングでクリア。
(アディショナルタイム表示:2分)

アディショナルタイム1、名古屋ペナルティエリア左のFC東京・武藤から中へグラウンダーのボールは牟田がタッチラインへとクリア。

アディショナルタイム2、自陣で磯村のインターセプトから川又、永井、磯村、左の本多と繋ぎFC東京ペナルティエリア中央へのクロスに松田が走り込むが、このボールは手前に入ったFC東京・塩田に先にキャッチされてしまう。

アディショナルタイム3、センターサークル付近で永井が倒され得たフリーキック、闘莉王からのボールを前線の川又が競り合い裏へこぼれたボールを松田が追うが、直接ゴールラインを割る。

ここで前半終了。

相手のオウンゴールにより先制した名古屋。直後の失点で同点とされたが、セットプレーから闘莉王の豪快なヘディングによるゴール、1点リードでの折り返しとなった。前半、お互いにゴール方向へ仕掛けるシーンも多くゴール前で多くのバトルも見られたが、後半、1点リードの名古屋としては守備と攻撃の意識を統一し、そして追加点を奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、FC東京ペナルティエリア手前右の田鍋から中央へ速いボール、相手ディフェンスのに当たり拾った川又が右足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たりクリアされる。

2分、FC東京ペナルティエリア左でボールを受けた川又からのボールに松田がニアサイドへと飛び込むが、FC東京・吉本と重なりシュートへは持ち込めずボールはクリアされる。

3分、FC東京ペナルティエリア手前左までドリブルを仕掛けた松田が右へと切り返し右足のシュートを狙うが、このボールはFC東京・塩田に倒れながらキャッチされてしまう。

4分、右サイド高い位置でボールを受けたFC東京・徳永が左足へ持ち替え中を狙うが、このボールは闘莉王がヘディングでクリア。

5分、名古屋ペナルティエリア左でボールを受けたFC東京・武藤からのボールは名古屋ゴール前を抜け、逆サイドでFC東京・エドゥーが拾おうと狙うが、ここは永井がタッチラインへとクリア。

6分、自陣左でボールを拾った矢田がセンターサークル付近の川又へ楔を狙うが、ここはボールをクリアされてしまう。

7分、名古屋ペナルティエリア内右へのボールにFC東京・エドゥーが走り込むが、至近距離のシュートは楢崎が弾きクリアする。

8分、左サイドでボールを受けた本多が粘りながら中へと持ち込み左足でのシュートを狙うが、このボールは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。

9分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールは中央でFC東京・塩田が直接抑える。

10分、FC東京ペナルティエリア右で磯村からのボールを受けた矢野のグラウンダーのクロスに中へ走り込んだ田鍋が右足で狙うが、このシュートはクロスバーを越えてしまう。

12分、自陣からのカウンター、中央を上がった闘莉王からFC東京ペナルティエリア内右に走り込んだ松田の浮かせたシュートは相手ディフェンスに当たりFC東京・塩田が抑える。

13分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けたFC東京・高橋のミドルシュートは闘莉王が体でブロック、これをクリアする。

14分、FC東京ペナルティエリア付近の川又へ楔のボールは相手ディフェンスに当たりゴールラインを割る。

FC東京1人目交代:羽生→松田

名古屋・右からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールはFC東京・塩田が中央で直接抑える。

15分、FC東京ペナルティエリア右の田鍋から低く速いクロスはニアサイドで相手ディフェンスにクリアされる。

16分、FC東京ペナルティエリア右で矢野がドリブルを仕掛け交錯し倒されるが、このプレーが矢野のシミュレーションと取られ通算4枚目となるイエローカードが提示されてしまう。

17分、FC東京2人目交代:米本→三田
FC東京・武藤の名古屋ペナルティエリア右から縦への仕掛けは闘莉王が巻き、中へ浮いたボールも楢崎が抑える。

19分、右サイドを上がったFC東京・松田のクロスが楢崎の頭上を越えるが、このボールは直接逆サイドゴールラインを割る。

21分、FC東京ペナルティエリア内で川又が潰れ繋いだボール、右で受けた松田がシュート気味のボールを狙うが枠の外へ、永井も反応できずボールは直接ゴールラインを割る。

22分、自陣ペナルティエリア付近で接触し倒れたFC東京・森重が治療のため一旦ピッチの外へと出される。

23分、FC東京・エドゥーの前へのボールは本多が体をはってドリブルさせず楢崎が抑える。

24分、本多からのボールに左サイドを上がった永井のクロスはニアサイドの川又の腰付近に当たりこぼれ球はクリアされる。これを再び拾った名古屋。永井の左からのボールは相手ディフェンスに当たりゴールラインを割る。
名古屋1人目交代:松田→小川

25分、名古屋・左からのコーナーキック。矢田が左足で上げたボールをニアサイドの矢野がヘディングで狙うが、このボールはFC東京・森重に当たりゴールラインを割る。

26分、再び名古屋・左からのコーナーキック。矢田からのボール、ファーサイドで磯村が狙ったシュートは相手ディフェンスに当たり、こぼれ球に走り込んだ小川の右足も枠を外れる。

27分、FC東京・武藤が左サイド高い位置でファール、この判定にFC東京・高橋が主審へ異議を現しイエローカードが提示される。

30分、矢田からのボールをFC東京ペナルティエリア左で受けた小川の中への仕掛けは相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。

31分、センターサークル付近でFC東京・武藤のカウンターのドリブルを止めた永井に対し、ボールが切れたところでイエローカードが提示される。

【失点】
名古屋ペナルティエリア中央から左へ流れたFC東京・武藤の左足のシュートが右下隅に転がり同点とされてしまう。

33分、名古屋2人目交代:川又→グスタボ

34分、名古屋ペナルティエリア内右のFC東京・エドゥーの前へのボールは本多がゴールラインへとクリア。FC東京・右からのコーナーキックは中央の永井がヘディングでクリア。これを拾い右サイドのFC東京・太田へと繋ぎ中へのクロスは闘莉王がカット、このボールをクリアする永井とFC東京・太田が交錯し名古屋ボールのフリーキックとなる。

36分、FC東京ペナルティエリア手前中央へ持ち込んだ小川の右足のシュートはFC東京・塩田が弾きディフェンスがクリアする。

37分、自陣右で矢田のパスカットから右へ流れる永井の前へと狙うが、このボールは直接タッチラインを割る。

38分、FC東京陣内右でグスタボがFC東京・森重を倒しイエローカードが提示される。

39分、センターサークル内でハイボールを競り合った闘莉王とFC東京・エドゥーが交錯、名古屋ボールのフリーキックとなる。

40分、FC東京・塩田からのゴールキックを矢野がダイレクトで跳ね返しグスタボが相手ディフェンスライン裏を狙うが、このボールは前へと出たFC東京・塩田が抑える。

41分、FC東京ペナルティエリア内左で2度切り返し縦へと仕掛けた永井がコーナーキックを得る。名古屋・左からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールはニアサイドで弾かれ拾った磯村から右の矢野へ、ここから中へ浮かせたボールも相手ディフェンスにクリアされる。

43分、自陣で闘莉王のパスカットから矢田、小川と繋ぎペナルティエリア付近中央へ持ち込むと再び左の矢田へ、ここから中へのクロスを狙うが、このボールは相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。

44分、FC東京ペナルティエリア右でボールを受けた永井からマイナス方向へのボールをグスタボが受けるが、シュートへは持ち込めずボールはクリアされる。

45分、FC東京ペナルティエリア手前左の本多からのクロスに永井が頭で飛び込むが、このシュートは僅かに枠の右へと外れる。
FC東京3人目交代:渡邉→中島
(アディショナルタイム表示:4分)

アディショナルタイム1、FC東京ペナルティエリア内で田鍋が倒れ、担架でピッチの外へと出される。
名古屋3人目交代:田鍋→ヘジス

アディショナルタイム2、名古屋ペナルティエリア手前でのこぼれ球をFC東京・武藤が反転し右足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

アディショナルタイム3、名古屋陣内中央でFC東京・中島を本多が倒しフリーキックを与える。素早いリスタートで右のFC東京・松田へと繋ぐと、これを小川が引っかけてしまいフリーキックを与える。

アディショナルタイム4、名古屋ペナルティエリア右、コーナーフラッグ付近からFC東京ボールのフリーキック、中央でのこぼれ球は小川が前線へとクリアする。

アディショナルタイム5、ハーフライン付近左から名古屋ボールのスローイン、左サイド高い位置の永井を狙ったボールはFC東京・徳永にタッチラインへとクリアされる。

ここで試合終了。

1点リードでむかえた後半、両チームとも自陣で奪ってから一気にロングボールで前を狙う大味な展開が続いたが共に決められず。すると残り15分、警戒していたFC東京・武藤に個の力でシュートを決められ同点。その後スコアは動かず2-2の引き分けで終了。今節でJ1残留を確定させるために最低限の条件となる勝ち点1を得たがそれでも今シーズン瑞穂で最後の試合、ホームのサポーターにとっても消化不良を感じさせる試合となった。


試合終了後記者会見

141102-nis1.jpg相変わらずホームで勝ちきれず、今日も非常にもどかしいゲームとなりました。決定機は幾度となく作れていましたし、アグレッシブなゲームがやれていたと思いますが、やはりそういうところを決めきれないと、最終的には今日のように同点弾を受けたり、全体が非常にネガティブな形になってしまいます。

今日の試合は、この状況の中でどれだけ選手達がディシプリン(規律)を持って戦えるかという、チーム力を問われるゲームだったと思います。もちろん十分であったとは言えませんが、出し切っている部分もありましたし、プラスに考えられるパフォーマンスもたくさん見られました。あとはそれを次に繋いでいくことが重要だと思っています。

今日はスイッチした選手が、アクセントを持って流れを変えたり、わずかな時間の中でそういったプレーを出し切るためには、難しい状況だったと思います。そのため今日も好転する形にはなりませんでした。納得のスコアだと思います。

Q.武藤選手が数少ないチャンスをものにしましたが、今日の武藤選手と永井選手・松田選手との一番の差というのはどういう部分でしょうか?

あまり比べたくはないですね。今日の試合でしか彼のパフォーマンスを実際に見ていないので。

ただ、そういう部分は、やはりあると思います。非常に厳しい状況であっても僅かなチャンスを決め切る。それとは逆に、チャンスがたくさんありながら決めきれない。そこを分析していけば、技術的な問題なのか意識の問題なのか、様々な観点から分析が出来ると思いますが、それは分かりません。ただ、『決める・決められない』という中での、オフェンスの選手の本来の得点機に絡んでくるパフォーマンスと較べれば、差は歴然とあるのではないでしょうか。

Q.先程、プラスに捉えられるパフォーマンスもあったとおっしゃっていましたが、西野監督の目から見て、今日の試合で見られた今後に繋がる部分というのはどういうところでしょうか?

特に今日はボランチの部分がポイントだったと思います。もっと振り切られる場面や、ディフェンスに追われる状況を強いられる場面を想定していましたが、彼ら自身で上手くやれないところを周りを使って補い、周りをリードしながら、自分達の負担を消していくためのコーチングやゲームコントロールをしていたと思います。オンザボールになった状況でも、ある程度ビルドアップの中でのコンビネーションのパフォーマンスというのは期待以上だったと思います。

今はやはり、前戦の選手と中盤の選手との連携がスムーズにとれず、攻守においてギリギリになってしまう状況を招いています。それでも、今日のボランチの選手達のパフォーマンスは評価出来るものでしたし、両サイドの選手達がシーズンを追うにつれて、少しずつ攻守の意識のバランスが取れてきたと感じています。特に本多はここ数試合の話ですが、オフェンスへの参加であったり、そこでのプレーで非常に良い状況をもたらしていると思います。