2014シーズン試合結果
試合前の様子
日中から好天に恵まれた名古屋市瑞穂陸上競技場。2014J1第26節はホームでアルビレックス新潟との対戦となる。
前節、アウェイでのセレッソ大阪戦に勝利し今シーズン2度目の3連勝で勝ち点33、11位へと浮上したグランパス。降格圏となる16位のセレッソ大阪との勝ち点差も残り9試合で10まで広げ、ある程度安全圏と言われる位置までは到達した。浮き沈みの激しい今シーズン、数字上でもJ1残留が確定するまでは油断はできないが、ここからは結果はもちろん、西野監督の目指す、より攻撃的なサッカーを求めゲームの内容も追求したい。
今日の注目選手はもちろん、古巣対決となる川又。シーズン途中での移籍となった古巣との対決、これまで支えてくれた新潟サポーターの気持ちも考えると複雑な心境だろうが、試合となればもちろんグランパスの一員として「敵」としてアルビレックス新潟を相手に、これまで通り全力のプレーを見せてくれるだろう。
ケネディの怪我による離脱後は彼本来の強さ、戦う気持ちが全面に出る1トップのフォワードとして起用され4試合で3ゴール、西野監督に「救世主」と言わせるを活躍を見せている。特に同世代の日本代表としてともにプレー経験のある永井とのコンビネーションも抜群で、スピードのある永井がボールを持てば、それに反応するようにゴール前の相手にとって危険なエリアへと川又が進入、前節でもニアサイドで完璧なヘディングでのゴールを決めた。昨シーズンJリーグ2位となる23ゴールを決めたセンターフォワードの、さらなる活躍に今日も期待したい。
前半
今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から矢野、牟田、闘莉王、本多の4人。中村、田口の2人が中盤底、川又を最前線に、その後ろに矢田、L.ドミンゲス、永井が並ぶ4-5-1のシステムでのスタートが予想される。
前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った赤のユニフォーム名古屋に対し新潟ボールでキックオブ。
1分、自陣中央で田口がパスカッド、中央を持ち上がり右のL.ドミンゲスへ繋いだところでそのL.ドミンゲスが倒されフリーキッグ。素早いリスタードで右の矢田へ繋ぎ中へのクロスは新潟・大野にゴールラインへとクリアされる。名古屋・右からのコーナーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボールは中央でクリアされる。
2分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けた新潟・レオのミドルシュートは楢崎が弾き枠の外へ。新潟・右からのコーナーキックはニアサイドの永井がヘディングでクリア。
3分、自陣左で永井のパスカットからハーフライン付近のL.ドミンゲスへ、その内側を永井が一気に駆け上がるが、リターンを狙うL.ドミンゲスの足下のボールはタッチラインへとクリアされる。
5分、新潟陣内ハーフライン付近左で永井が新潟・松原に倒され、このプレーで新潟・松原に対しイエローカードが提示される。
6分、新潟陣内左から名古屋ボールのフリーキック。L.ドミンゲスからゴール前へのボールを闘莉王が相手ディフェンスと重なりながら頭で落とすが、これはオフサイドの判定。
7分、新潟陣内中央右タッチライン付近で川又が後ろから引っかけられフリーキックを得る。
8分、ここからのフリーキック、L.ドミンゲスが新潟ゴール前へ上げたボールはファーサイドで相手ディフェンスにクリアされる。
9分、自陣中央の闘莉王から右サイドを上がる矢野へのボールは直接タッチラインを割る。
10分、ハーフライン付近右でL.ドミンゲスと新潟・レオが交錯、名古屋ボールのフリーキックとなる。
11分、右サイドに開きL.ドミンゲスからのボールを受けた川又が左足へ切り替えゴール前へとアーリークロス、ファーサイドでこのボールを永井が追うがボールは直接ゴールラインを割る。
12分、名古屋ペナルティエリア手前で味方の落としたボールを新潟・指宿が左足ダイレクドで狙うが、このシュートは楢崎が正面で抑える。
13分、新潟陣内中央でクリアボールを拾った中村が左足で直接狙うが、このシュートはクロスバーを越える。
14分、新潟陣内右でスローインのボールを受けたL.ドミンゲスが相手ディフェンスと体を入れ替え縦へと狙うが、蹴り出したボールは直接ゴールラインを割る。
15分、ハーフライン付近右で矢田が後ろから押され得たフリーキック。闘莉王からのボールを右で受けたL.ドミンゲスがクロスを狙いコーナーキックを得る。
16分、名古屋・右からのコーナーキック。L.ドミンゲスからのボールを中央外よりの闘莉王が頭で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。
17分、左サイドを上がった新潟・大野には矢田がマーク、左足のクロスは直接ゴールラインを割る。
18分、牟田のクリアボールを受けるL.ドミンゲスが前へと流しカウンターを狙うがセンターサークル内で新潟・小林に後ろから引っ張り止められる。このプレーで新潟・小林に対しイエローカードが提示される。
19分、新潟陣内左で仕掛けた永井から縦へのパス、このボールに対し斜めにオフサイドラインをくぐり川又がペナルティエリア内へと抜け出すが、ボールは先に新潟・守田にキャッチされてしまう。
20分、名古屋ペナルティエリア手前で新潟・指宿が落としたボールに後方から走り込んだ新潟・山本が右足で狙うが、このシュートは楢崎が正面で抑える。
21分、新潟・小林が左からペナルティエリア内を狙うが、ここは闘莉王の間合いに引き込まれボールは闘莉王がクリア。ここで、その前のプレーに対し田口にイエローカードが提示される。
22分、右サイドから名古屋ペナルティエリアへ仕掛けた新潟・ラファエルのマイナス方向へグラウンダーでのボールは戻った中村がクリアする。
23分、名古屋ペナルティエリア手前で強引に持ち込んだ新潟・ラファエルの左足のシュートは力が無く、楢崎が正面で抑える。
25分、左サイドで後方からのボールを新潟・ラファエルが前へと流し矢田の裏を取るが、体勢を立て直した矢田がスライディングでボールをタッチラインへとクリア。
27分、自陣から右サイドを持ち上がった新潟・松原が名古屋ペナルティエリア付近の新潟・ラファエルの足下へと狙うが、トラップしたボールはラファエル自身の手に当たり名古屋ボールのフリーキックとなる。
28分、名古屋ペナルティエリア内右の新潟・小林の前へと浮かせたボールは戻った永井がゴールラインへとクリア。
29分、新潟・右からのコーナーキックはニアサイドの永井がヘディングでクリア。ここからカウンターを仕掛ける名古屋。中央の闘莉王から右寄りの矢田へ、さらに外の矢野の前へとボールを通し一旦バランスを崩しながら粘った矢野の右足のクロスに中央へ走り込んだL.ドミンゲスが頭で合わせるが、このシュートはクロスバーを越えてしまう。
30分、右からのクロスを名古屋ペナルティエリア内の新潟・指宿が体をひねりながら頭で合わせるが、枠を捉えたシュートも楢崎が弾きクリア。
31分、新潟・右からのクロスは新潟・指宿に当たり闘莉王がクリアする。
32分、新潟陣内中央で川又が胸で落としたボール、これを左で受けた永井が中へと1人交わしペナルティエリア方向へボールを浮かせるが、このボールは新潟・守田が直接キャッチ。
34分、名古屋陣内左でのスローインを素早くリスタートし受けた新潟・指宿がペナルティエリア内へとドリブルを仕掛けるが牟田がコースを抑え相手のファールを誘う。
35分、新潟陣内左センターサークル付近で永井が倒されフリーキッグを得る。ここからのリスタード、闘莉王から中村、闘莉王と戻しペナルティエリア付近の川又の足下へと狙うが、大きくなったトラップはクリアされてしまう。
36分、新潟ペナルティエリア内左で川又からのパスを受けた永井が角度の無い所から左足で狙うが、このシュートは新潟・松原に当たり枠を外れる。名古屋・右からのコーナーキック、L.ドミンゲスが右足で上げたボールはファーサイドでクリアされる。
37分、新潟・山本が自陣右で倒れたため一旦ボールが外へと出されるが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。
38分、名古屋陣内中央で後ろからのボールを体を入れ替え前へと持ち替えた新潟・ラファエルの右足アウトサイドでペナルティエリア内へのボールは楢崎が抑える。
39分、新潟ペナルティエリア手前右から中へと持ち込んだ矢野がエリア内の川又の前へと狙うが、このボールは先に相手ディフェンスにクリアされる。
40分、名古屋・右からのコーナーキック。L.ドミンゲスからのボールに対しニアサイドへ飛び込んだ川又が頭で合わせるが、このシュートは枠の右へと外れる。
41分、左サイドからのクロスのこぼれ球を新潟・田中に左足で狙われるが、このシュートは楢崎が僅かに触って左ポストに当たり枠を外れる。
42分、新潟・左からのコーナーキックは中央でクリア。このボールを右で受けたL.ドミンゲスがタッチライン際で縦へのドリブルを仕掛けるが、ここは新潟・松原にファールで止められてしまう。
43分、右サイドを上がった新潟・山本からペナルティエリア内へのボールは闘莉王がスライディングでゴールラインへとクリア。
44分、新潟・右からのコーナーキックはニアサイドで本多が触り田口がクリアする。
45分、名古屋ペナルティエリア右で新潟・ラファエルがボールを受け中を狙うが、本多、永井で囲みボールをタッチラインへとクリアする。
(アディショナルタイム表示:1分)
アディショナルタイム1、名古屋ペナルティエリア内へ戻したボールを狙う新潟・ラファエルと本多が交錯、ラファエルのファールとなる。このリスタートを楢崎が前線へと大きく蹴ったところで前半終了。
ボールポゼッション、シュート数、決定機数とすべてで新潟に上回られた前半の名古屋。3連勝中も決して相手を圧倒した内容では無く、訪れたチャンスを確実に決め勝ち点を積み重ねてきただけに、後半も集中を切らさず守りながら決定機で決め、先制ゴールを奪いたい。
後半
エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。
名古屋1人目交代:矢田→ダニルソン
1分、新潟陣内左でダニルソンが新潟・レオからボール奪取を狙うが、相手を引っかけてしまいファールの判定。
2分、ハーフライン付近の闘莉王から縦の川又の前を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
3分、右サイドを上がった矢野からのクロスは新潟ゴール前を抜けるが、逆サイドタッチライン付近で追いついた永井が上がった本多へ、さらに中を上がる闘莉王へと繋ぎミドルシュートを狙うが、このボールはクロスバーを越える。
4分、名古屋ペナルティエリア内で左からのボールを後ろ向きで受けた新潟・山本がターンして前へと持ち替え右足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。
5分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた新潟・山本のグラウンダーのクロスは闘莉王が左足でクリア。
6分、左サイドハーフライン付近でボールを受けたL.ドミンゲスが新潟・松原に倒されフリーキックを得る。
7分、新潟陣内中央左で永井が後ろから引っかけられフリーキックを得る。このフリーキック、L.ドミンゲスから新潟ゴール前へ上げたボールは新潟・守田が弾きゴールラインを割る。
8分、名古屋・右からのコーナーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボールを中央の川又が落とすが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。
9分、新潟陣内中央で浮いたボールを狙った川又と新潟・大井が交錯、川又のファールを取られる。
10分、名古屋ペナルティエリア左でボールを受けた新潟・田中のクロスは楢崎が直接抑える。
11分、ハーフライン付近で新潟ボールのスローインを闘莉王がカット、縦の田口へ当て戻したボールを闘莉王が低く前線の川又へと狙うが、これはオフサイドの判定となってしまう。
12分、名古屋ペナルティエリア手前右でボールを持った新潟・山本のクロスは矢野がヘディングでクリア。
13分、新潟陣内左で本多からのボールを受けた永井が右足へ持ち替え中央の川又を狙うが、このボールは高く直接ゴールラインを割る。
【失点】
14分、名古屋陣内右でボールを受けた新潟・松原からのアーリークロス、これが名古屋ディフェンスラインの裏へ落ちたところへ走り込んだ新潟・指宿に決められ先制ゴールを許してしまう。
15分、新潟ペナルティエリア手前でボールを受けたL.ドミンゲスの左足のシュートは新潟・守田にキャッチされる。
17分、新潟・舞行龍の裏へと抜けたボールを川又が追うが、バランスを崩しボールはクリアされる。
18分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた新潟・指宿のクロスは闘莉王がヘディングでクリア。
名古屋2人目交代:中村→松田
19分、新潟ペナルティエリア手前左でボールを受けた松田が前へと持ち替え右足で強烈なシュートを放つが、このボールは僅かに枠の左へと外れてしまう。
20分、センターサークル付近でダニルソン、L.ドミンゲスと粘り右の矢野へ、縦へと仕掛け戻したボールを受けたL.ドミンゲスのシュートは新潟・守田の正面を突きキャッチされてしまう。このリスタードを再び奪った名古屋が右のL.ドミンゲスからペナルティエリア内へ、このボールを松田が胸で落とすが、このボールは先に新潟・守田にキャッチされてしまう。
21分、左でボールを受けた永井のドリブルから中の松田、さらにペナルティエリア付近の川又を狙うが、このボールは背面に入りクリアされてしまう。
22分、新潟ペナルティエリア手前左でボールを奪った田口が右足で狙うが、このシュートは新潟・守田が一旦弾きながらキャッチされてしまう。
23分、新潟・ラファエルが名古屋陣内で倒れたためピッチサイドに担架が準備されるが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。
24分、名古屋ペナルティエリア手前左へ走り込んだ新潟・田中のシュートは牟田が体でブロック、これをクリアする。
25分、闘莉王からのボールに右サイドを上がった松田から中へのボール、矢野が飛び込みこぼれたボールをL.ドミンゲスがトゥキックで狙うが、このシュートは枠の左へと外れてしまう。
27分、闘莉王からのボールをペナルティエリア付近右で受けた松田が縦へと仕掛けるが、新潟・大井にコースを塞がれ蹴り出したボールは直接ゴールラインを割る。
28分、新潟陣内左で田口がボールを受けるが、横へと流れるドリブルは新潟・ラファエルにボールをタッチラインへとクリアされる。
29分、新潟陣内中央でL.ドミンゲスが倒されフリーキックを得る。このフリーキック、L.ドミンゲスが新潟ペナルティエリア内左の永井へと狙うが、足下への速いボールはコントロールできずゴールラインを割ってしまう。
30分、ハーフライン付近左でボールを受けた本多から左へ流れる川又の前を狙ったボールはタッチラインを割ってしまう。
32分、右のL.ドミンゲスからのサイドチェンジを左の永井が頭で中へと落とすが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
33分、名古屋陣内右タッチライン際でボールを粘った新潟・指宿から戻したボールを新潟・ラファエルが狙うが、このシュートはクロスバーを叩き枠を外れる。
34分、新潟1人目交代:松原→川口
35分、右サイドタッチライン際でドリブルを仕掛けたL.ドミンゲスと新潟・大野が交錯。このプレーでL.ドミンゲスに対しイエローカードが提示されてしまう。
36分、左サイドを上がった本多からグラウンダーで中へのボール、これを中央の闘莉王がスルー、その右で受けたL.ドミンゲスが右足で狙うが、軸足が滑ったのかこのシュートは枠を大きく外れてしまう。
37分、右サイドハーフライン付近でのプレーでL.ドミンゲスにこの日2枚目となるイエローカードが提示され退場に、1点を追う名古屋が残り10分を1人少ない状況で戦う事となってしまう。
38分、新潟2人目交代:山本→小泉
39分、自陣からのボールを川又が新潟陣内中央で競り合うが、これはファールの判定。
40分、新潟・ラファエルの左サイドからのドリブルは矢野がカット、ボールはゴールラインを割る。
41分、新潟・左からのコーナーキックは中央でディフェンスがクリア。
42分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを持った新潟・田中のシュートは楢崎が弾き枠を外れる。新潟・右からのコーナーキックがニアサイドで新潟・大野に当たるが、ボールはクロスバーを越える。
43分、新潟ペナルティエリア手前中央でボールを受けた松田の強烈なシュートはクロスバーに当たり真下へ、こぼれ球に川又が詰めさらに松田も飛び込み相手キーパーの体ごとゴールへと入るが、これはファールの判定。
45分、名古屋陣内中央の新潟・レオから左へのボールに川又が奪取を狙うが、相手と交錯し川又のファールを取られる。
(アディショナルタイム表示:4分)
アディショナルタイム1、新潟陣内中央でのこぼれ球を田口が左足ダイレクドで狙うが、このシュートは新潟・守田の正面を突きキャッチされてしまう。
アディショナルタイム2、楢崎からのロングフィード、前線へ上がった闘莉王が競り合い相手ディフェンスのクリアボールをタッチライン際の本多が触るが、新潟・小泉と重なりボールはタッチラインを割る。
アディショナルタイム3、自陣左で永井が倒され得たフリーキック。楢崎から前線へのボールは新潟・大井にヘディングでクリアされる。
アディショナルタイム4、右サイド高い位置でボールを受ける新潟・小泉からボールを奪った本多が倒されフリーキックを得る。
新潟3人目交代:ラファエル→岡本
アディショナルタイム5、自陣左コーナーフラッグ付近から名古屋ボールのフリーキック、楢崎から前線へのボールを新潟ペナルティエリア付近で複数の選手で競り合うが、このボールがカットされたところで試合終了。
後半開始から怪我明けのダニルソンを投入し中盤の守備力を強化した名古屋。その中盤でのボール奪取から新潟ゴール前まで迫る場面も見られたが決められず、先制ゴールを許してしまった。L.ドミンゲスが退場後も同点ゴールを狙い何度もチャンスを作ったが決められず、終盤には中2日、中3日と過密日程を戦った選手達には足がもつれるなどの疲労も見え0-1で終了。その新潟に抜かれ順位を1つ下げた12位に、リーグ連勝も3で止まるホームでの痛い敗戦となった。
試合終了後記者会見
結果が出ていた厳しい3連戦の3つ目の試合となりました。今日結果を出すことで今までの連勝の価値がさらに上がるという中、厳しい状況で選手達はよくハードワークしてやってくれました。ただ、それを上回る新潟のハードワークに対応出来ませんでした。前半は、一歩一歩と少しずつ対応が遅れていましたし、量・質ともに良くなかった印象です。予想以上に選手達にダメージがあったのかと思います。
後半は少し活性化できたと思いますが、守備から攻撃という部分のオプションが足りませんでした。やはりカウンターだけでは通用しませんし、ポゼッションするところやビルドアップももっと正確に入っていかなければ崩しきれません。チャンスがなかったわけではありませんが、総体的にハードワークの部分で新潟が少し上回っていたと思います。厳しい3つ目のゲームでその部分の足りなさを感じました。
後半から矢田選手をダニルソン選手に代えていきましたが、どういう狙いがあったのでしょうか?
個人的に矢田の動きの質に少しもの足りなさを感じました。彼にはやはりオフェンスの面で、サイドでの推進力という部分も強調して起用しているので、そこがなかなかオフェンシブに行けていませんでした。動きもいつになくダイナミックさに欠けていましたし、量も少なかった印象です。そういう部分もあって、全体的にディフェンシブな戦いを強いられていた中、ダニルソンを入れていきました。今日の試合は彼をセーブして使うつもりでしたが、早めに明確なメッセージを送ろうとしました。そのため、少しディフェンシブになりましたが、勝負所は中盤からという形で、中村をそのまま右サイドに置きました。