2014シーズン試合結果
試合前
曇り空の広がる名古屋市瑞穂陸上競技場。2014J1第24節はホームでヴァンフォーレ甲府との対戦となる。
前節、アウェイでの横浜F・マリノス戦に勝利したグランパス。フォワードの川又が合流してからホームでの引き分けを挟み負けがないグランパスだが、8月のホームゲームでは勝利が無く、なんとしても今日のこの瑞穂で、調子の上がりつつあるチームの姿をサポーターへと見せたい。
今日の対戦相手はヴァンフォーレ甲府。第23節を終え勝ち点24の15位と下位に沈むが、今シーズンの対戦成績はリーグ戦、ナビスコカップと2試合戦い2敗とグランパスにとって分の悪い相手となる。残り11試合となった今シーズンのJリーグ、今日の甲府、そして来週火曜日(祝日)にアウェイで行なわれるセレッソ大阪、さらに来週末のアルビレックス新潟戦と下位に位置するチーム同士の直接対決で勝ち点を積み上げ、まずは目の前の目標であるJ1リーグの可能性を高めなければいけない。
既にグランパスレッドに染まったホームゴール裏・サポーターズシート。ゴールキーパー陣に続きフィールドプレイヤーがウォーミングアップのため姿を現すと、そのサポーターの拍手でピッチへと迎え入れられた。
ダニルソンが怪我で離脱した今日のグランパスだが、そのポジションには磯村が入る事が予想される今日のスターティングメンバー。今シーズンここまで出場機会にあまり恵まれていないが、ボランチとしての守備はもちろん、西野監督から攻撃力を期待されての起用となり、同じ中盤底で同生年月日、田口とのコンビで攻守の要となる活躍に期待したい。その磯村自身も久しぶりの先発出場ながら気負いは無いようで、ウォーミングアップの姿を見る限り、適度の緊張感を保ちながらも、チームメイトの闘莉王達から声をかけられ明るい表情を見せている。
前半
今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から矢野、牟田、闘莉王、本多の4人。磯村、田口の2人が中盤底、川又を最前線に、その後ろに矢田、L.ドミンゲス、永井が並ぶ4-5-1のシステムでのスタートが予想される。
前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った赤のユニフォーム名古屋ボールでキックオフ。
1分、キックオフ早々、左サイド高い位置で裏を取った永井が中へのドリブルを狙うが、このボールは甲府・松橋にカットされタッチラインを割る。
2分、右サイドハーフラインを超えた矢野から前線の川又へ狙った楔のボールは甲府・保坂にヘディングでクリアされる。
3分、甲府・阿部からのアーリークロスは前へ出た楢崎が抑える。
5分、右サイドを上がった甲府・松橋からのクロスは、闘莉王が胸で落としクリアする。
6分、自陣左タッチライン際で本多が甲府・河本に倒されフリーキックを得る。
7分、右サイドハーフライン付近でボールを受けた磯村から甲府ペナルティエリアへ斜めに走り込む永井の前を狙うが、このボールは手前に入った相手ディフェンスにカットされてしまう。
8分、名古屋陣内左で本多と交錯した甲府・松橋がその場に倒れ込んだため主審が確認するが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。
10分、川又とのパス交換で左サイドでボールを受けた永井が縦へと仕掛けるが、ボールは相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。
11分、甲府陣内左でボールを受けた本多からゴール前中央の川又を狙ったアーリークロスは手前の相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。
12分、自陣左で相手選手と交錯した本多が倒れ込んだため闘莉王、主審が駆け寄るが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。
14分、カウンターから右サイドを上がった甲府・河本のペナルティエリア手前で左足へ持ち替えたシュートは枠の右へと外れる。
15分、甲府陣内右でボールを奪ったL.ドミンゲスのドリブルを止められるがノーファールの判定、ボールは奪い返されてしまう。
17分、甲府陣内中央の田口から川又へ浮かせたボールは相手ディフェンスにカットされてしまう。
18分、名古屋ペナルティエリア内右ゴールライン付近から甲府・クリスティアーノの折り返しはゴール前を抜け、逆サイドで矢野がクリアする。
19分、甲府陣内左でL.ドミンゲスからのボールを本多がダイレクトで前へ、これをゴールライン付近で追いついた永井が倒されフリーキックを得る。
20分、甲府陣内左コーナーフラッグ付近から名古屋ボールのフリーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボールは甲府・萩が触り逆サイドタッチラインを割る。スローインでのリスタートのボールを受けた磯村が前線に多くの選手が残る甲府ペナルティエリア内へとボールを上げるが、ここは甲府・萩が直接抑える。
22分、甲府陣内左でルーズとなったボールを狙った永井と甲府・松橋が交錯、ここは永井のファールを取られる。
23分、自陣右ハーフライン付近で矢野と甲府・クリスティアーノが交錯、矢野のファールを取られる。
24分、甲府陣内右の矢野からのアーリークロスにペナルティエリア手前から走り込んだ永井が距離のあるヘディングを狙うが、このシュートは甲府・萩にキャッチされてしまう。
26分、センターサークル付近で田口からのボールを受けたL.ドミンゲスがワンタッチで相手のマークを外しヒールで前の永井へ、さらにペナルティエリア内左の川又へとパスを通すがシュートへは持ち込めずボールは相手ディフェンスにゴールラインへとクリアされる。
27分、名古屋・左からのコーナーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボールは中央で甲府・萩にクリアされる。
【得点】
29分、甲府陣内中央で川又が粘り繋いだボールを受けたL.ドミンゲスが強引なドリブルで中央を突破、ペナルティエリア内右にフリーで抜け出す矢田へ完璧なパスを通すと、このボールを矢田が右足で転がし確実に決め、名古屋が先制ゴールを奪った。
30分、名古屋ペナルティエリア左でボールを受けた甲府・クリスティアーノが強引にペナルティエリア内へと持ち込むが、中への折り返しは闘莉王がクリアする。
31分、甲府陣内左高い位置で永井がボール奪取を狙うが、こぼれたボールは甲府・萩に戻されクリアされる。
33分、名古屋陣内左で甲府・クリスティアーノから中の阿部、さらにクリスティアーノへと戻すボールは矢野がカットする。
35分、甲府ペナルティエリア左で縦へと仕掛けた永井のクロスはペナルティエリア内ファーサイドで甲府・阿部にクリアされる。
36分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを拾った甲府・クリスティアーノの右足の低いシュートがディフェンスの間を抜けるが、このボールは楢崎が正面で抑える。
38分、名古屋ペナルティエリア手前中央でこぼれ球を拾った甲府・クリスティアーノの右足のシュートは枠の左へと外れる。
39分、自陣からのサイドチェンジを右で受けた甲府・松橋がドリブルを狙うが、戻った永井が体を入れノーファールでボールを奪う。
40分、L.ドミンゲスからのボールを右で受けた矢田が縦へと仕掛け折り返しを狙うが、その手前でゴールラインを僅かに超えてしまう。
41分、左サイド高い位置の甲府・クリスティアーノの前へとボールを狙われるが、矢野が体を入れて抑えボールは直接ゴールラインを割る。
42分、右サイド高い位置の甲府・河本の足下を狙ったボールは本多がスライディングでタッチラインへとクリアする。
43分、名古屋陣内右の甲府・松橋からのアーリークロスは楢崎が見送り直接ゴールラインを割る。
44分、甲府ペナルティエリア左で縦へとドリブルを仕掛けたL.ドミンゲスのクロスに川又が中央へ飛び込むがボールは相手ディフェンスがゴールラインへとクリア、ここで川又と甲府・萩が交錯し川又が倒れ、治療のため一旦ピッチの外へと出される。
(アディショナルタイム表示:3分)
アディショナルタイム1、名古屋・左からのコーナーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボールは前へと出た甲府・萩にクリアされる。
アディショナルタイム2、甲府陣内右でのスローインから得たコーナーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボールはニアサイドで相手ディフェンスにクリアされる。
アディショナルタイム3、自陣右の矢野から前線へのロングボールを川又が頭で落とすが、このボールを受けた永井と相手ディフェンスが交錯、永井のファールを取られる。
アディショナルタイム4、ここでピッチに倒れた永井が治療のため外へと出される。このリスタートを甲府・山本が前線へ大きく蹴ったところで前半終了。
しっかりと守備のブロックを固める甲府相手に前半、シュート2本だった名古屋。それでもその1本から矢田がリーグ戦ではプロ初となるゴールで先制に成功。1点を追う状況となり甲府・クリスティアーノの体の強さを活かした強引なプレーから何度かシュートを打たれたが、それでも決定機はほぼ作らせず1点リードでの折り返しとなった。
現在15位と負けられない甲府にとっては後半、前への圧力を高めてくるだろうが、名古屋としてはしっかりと守り、前節に続き2点差とするゴールを奪いたい。
後半
エンドを替えた後半、甲府ボールでキックオフ。
1分、センターサークル内でボールを受けた永井から相手ディフェンス裏へ抜ける川又の前を狙うが、このボールは相手ディフェンスにヘディングでカットされてしまう。
3分、名古屋陣内中央で甲府・保坂が前へと浮かせたボールは田口が背面からオーバーヘッドキックでクリアする。
4分、甲府・右からのコーナーキックを中央へ飛び込んだ甲府・青山に頭で合わせられるが、このシュートはクロスバーを越える。
5分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた甲府・新井のクロスは田口が足に当てクリアする。
6分、ハーフライン付近左でL.ドミンゲスが浮かせたボールを永井が受けるが、その場で倒されボールはクリアされる。
7分、甲府ペナルティエリア手前でL.ドミンゲスが落としたボールに走り込んだ磯村のミドルシュートはクロスバーを越える。
甲府1人目交代:松橋→ジウシーニョ
8分、左からのクロスを名古屋ペナルティエリア内右へ入った甲府・ジウシーニョに頭で折り返されるが、このボールは直接ゴールラインを割る。
9分、甲府陣内中央左寄りで永井が倒され得たフリーキック。L.ドミンゲスが甲府ペナルティエリア内へ上げたボールはディフェンスにクリアされる。
10分、甲府陣内右で矢田からL.ドミンゲス、さらに外を上がる矢田の前へとリターンを狙うが、球足が速くボールは直接ゴールラインを割る。
11分、甲府陣内右ゴールライン付近へ持ち込んだ矢田のマイナス方向への折り返しは相手ディフェンスにクリアされる。
12分、センターサークル内の田口から縦へのボールを受けたL.ドミンゲスが右へ流れる川又を囮に右足で直接狙うが、このシュートは相手ディフェンスにブロックされてしまう。
13分、先のプレーで接触した甲府・保坂に出血が見られたため、一旦ピッチの外へと出される。
14分、L.ドミンゲスのヒールでのパスに左サイドを上がった永井の切り返しの左足のクロスは相手ディフェンスに当たりゴールラインを割る。
15分、名古屋・左からのコーナーキック。L.ドミンゲスが上げたボールをゴール前中央の密集の中で矢野が頭で触るが、ボールはクリアされてしまう。
甲府2人目交代:盛田→キリノ
16分、自陣左ハーフライン付近でボールを出した闘莉王に甲府・キリノが接触、名古屋ボールのフリーキックとなる。
17分、甲府陣内右でL.ドミンゲスからのボールを受けた矢田が前へと蹴り出しドリブルを狙うが、ここは甲府・新井に体を当てられ進めずボールはクリアされる。
19分、ハーフラインを超えた闘莉王から縦へのボールに永井がペナルティエリア内を狙うが、相手ディフェスにブロックされボールは甲府・萩にクリアされる。
21分、左サイド高い位置でボールを受けた甲府・佐々木のクロスは直接ゴールラインを割る。
22分、甲府ペナルティエリア手前で右から中へと持ち込んだ矢田の左足のシュートは甲府・萩にキャッチされてしまう。
23分、本多からの縦パスに左を上がった永井のグラウンダーのクロスは相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。
甲府3人目交代:河本→石原
24分、甲府陣内左でスローインのボールを受けた永井のドリブルを甲府・ジウシーニョに引っかけられフリーキックを得る。
25分、甲府ペナルティエリア手前左から名古屋ボールのフリーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボールをファーサイドから飛び込んだ牟田がヘディングで叩き付けるが、このシュートは甲府・萩の右足に当たりディンフェンスにゴールラインへとクリアされる。
【得点】
26分、名古屋・右からのコーナーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボール、これを中央の永井が体をひねりながらヘディングでしっかりと合わせゴール左隅へ。この時間に2点差とする大きなゴールを決めた。
27分、楢崎からのロングボール、相手ディフェンスラインからキーパーへ戻すボールをL.ドミンゲスが狙うが、僅かに早くボールは甲府・萩にクリアされる。
30分、甲府・ジウシーニョの右サイド高い位置でのドリブルは最終ラインまで戻った永井が密着、蹴り出したボールもタッチラインへとクリアする。
32分、名古屋ペナルティエリア内付近で縦へのボールに甲府・クリスティアーノが裏を狙うが矢野がブロック、逆に相手のファールを誘う。
33分、名古屋ペナルティエリア手前で左足へ持ち替えた甲府・石原のシュートは枠の右へと外れる。
名古屋1人目交代:川又→松田
34分、左サイドでのスローインから甲府・佐々木が名古屋ペナルティエリア内左へと走り込むが牟田がマーク、佐々木が触ったボールはゴールラインを割る。
36分、名古屋陣内右ハーフライン付近でこぼれたボールをL.ドミンゲスが一気に左を上がる永井の前へと狙うが、このボールは相手ディフェンスにヘディングでカットされてしまう。
37分、左サイドハーフライン付近で松田が甲府・ジウシーニョからボールを奪うが、僅かにタッチラインを割ってしまう。
38分、名古屋2人目交代:永井→小川
39分、甲府・クリスティアーノが名古屋ディフェンスライン裏でボールを受けるが、これはオフサイドの判定。
名古屋3人目交代:本多→中村
40分、本多に代り左サイドバックの位置へ移った田口から松田へのボールは松田に当たり左タッチラインを割る。
41分、L.ドミンゲスのドリブルからサポートの磯村、ペナルティエリア内右の松田と繋ぎその松田の右足のシュートは甲府・萩に弾かれてしまう。
42分、甲府・阿部からのクロスは闘莉王がヘディングでクリア。
43分、神戸陣内左で松田のドリブルを止められフリーキックを得る。
44分、甲府ペナルティエリア手前左から名古屋ボールのフリーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボール、ニアサイドで闘莉王が競り合いこぼれたボールを拾った小川が左足で狙うが、このシュートは甲府・萩の正面を突きキャッチされてしまう。
45分、甲府陣内中央で松田が前へと弾き返したボール、これを左へ抜け出した小川がペナルティエリア内へ持ち込み中央へ走り込む松田へと狙うが、このボールは甲府・萩にキャッチされてしまう。
(アディショナルタイム表示:4分)
アディショナルタイム1、甲府陣内中央で中村の粘りからL.ドミンゲス、小川、左サイドを上がる田口と繋ぎ左足でのクロスを狙うが、このボールは直接ゴールラインを割る。
アディショナルタイム2、右サイドに開く甲府・ジウシーニョの足下へのボールはコントロールが効かずタッチラインを割る。
アディショナルタイム3、甲府・クリスティアーノの左サイドからのドリブルは矢野が体を入れコースを塞ぎ、蹴り出したボールは直接ゴールラインを割る。
アディショナルタイム4、このゴールキックを楢崎が大きく蹴ったところで試合終了。
後半に入り同点、逆転を狙い前への圧力を高める甲府をしっかりと押し返せず苦しんだ名古屋。それでも集中を切らさない守備と少ないチャンスの中からセットプレーで追加点を奪い、終わってみれば2-0での完封勝利。ポゼッションスタイルを目指すチームとしては満足のいく戦い内容では無かったかもしれないが、それでもリーグ戦では3月の神戸戦以来、実に6ヶ月ぶりの勝利。残留争いに巻き込まれかねない状況で、同じ下位の甲府から貴重な勝ち点3を獲得した。
試合終了後記者会見
今日は結果を大前提とした戦いでした。その目標が達成出来ましたので、満足という気持ちはありますが、内容は決して褒められるものではありません。今日は結果とは逆に、甲府の戦術にはまっているような流れで進んでいたと思います。
今日も有効な少ないチャンスをものに出来た内容となりましたが、その要因の1つは全員の守備意識が共有出来ているということだと思います。やはりディフェンスのためのディフェンスではなく、攻撃に移る・攻撃権を得るためのディフェンスを全員でしていこうという意識が高いというベースがあるので、効果的なチャンスが活きているのかもしれません。本来は、ディフェンスから攻撃に流れる程度とか迫力とかをコレクティブにもっと追求していきたいのですが、今は少しロングカウンター的な攻撃に頼っている状態です。この守備に対する意識をベースにして、攻撃の精度を上げていければ、さらにオプションも増えると思いますし、何より今のままでは厳しい部分があります。内容も追求しながら微修正していかなければならないと思っています。
2点目が入るまでの流れにオフェンスの部分で少し手詰まりを感じましたが、あの流れを変えるための別のプランはあったのでしょうか?
特にありません。後半の入りは悪くなかったと思いますし、相手のディフェンスのポイントをずらしていくような難しいプレーよりも、ポジションの良い選手をどんどん使っていくというシンプルなプレーを優先させました。あとは、このまま前半のような内容で終わらないようにしたい、追加点を取っていきたいということで、推進力というのは前半よりもあったと思います。ゴールに直結してはいませんでしたが、そういう意識というのが選手達に強く入っていたと思いますし、著しくノッキングするポイントも見られませんでした。前節同様、出来るだけ拮抗した流れをキープしながら、戦況を見てスイッチしていきました。決して動こうという指示はありませんでした。
最後に田口選手を左サイドバックに入れていきましたが、あれは本多選手の累積警告が3枚ということを見越しての判断だったのでしょうか?
永井と本多が脚をつったということで、自ら×マークを出してきたためです。そのため、最終ラインで体が張れて空中戦が出来る選手という選択肢の中でのスクランブルですね。泰士(田口選手)の体が張れる対応力を加味して考えていきました。