2014シーズン試合結果

2014J1リーグ第21節:名古屋グランパスvs柏レイソル

最終更新日時 2014/08/24 15:38

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豊田スタジアム 8/23(土) 19:04キックオフ

試合前

朝方からの強い雨もあがり、南方向には青空も見えはじめた豊田スタジアム。2014J1第21節はホームで柏レイソルとの対戦となる。

前節、アウェイでガンバ大阪に勝利したグランパス。リーグ戦8試合ぶりの勝ち点3は、リーグ再開後5連勝と絶好調のガンバ相手に互角以上の戦いからL.ドミンゲスのスーパーゴールでの勝利となった。その後、水曜日に開催された天皇杯3回戦:京都戦でも楢崎、ケネディら主力何人かを休ませながらも4-0で快勝し、ここへきてチームの調子は上向きなようである。

そのガンバ戦で目立ったのは永井。前半から快速を活かし攻守に目立ったプレーが見られた。前半、相手サイドバックからボールを奪ってのシュートはポストに嫌われたが、それでも後半アディショナルタイムに入っても運動量は衰えず、相手ディフェンスラインへプレッシャーをかけ続けていた。また、新潟から加入した川又も後半途中から出場、不慣れな右サイドでのプレーで本人としては不完全燃焼だったようだが、それでも「ギラギラしている」という気持ちは、移籍後初先発となる今日の試合での爆発に期待したい。

スタジアム内外で行なわれていたイベントも一段落した午後6時25分、ウォーミングアップのためフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現した。今シーズン、リーグ戦ではまだ勝利のない豊田スタジアムだが、チームとして上昇気流へと乗るためには、なんとしても今日の試合、このスタジアムで勝利したい。選手達も強い気持ちをもって今日の試合に臨んでいるようで、試合前から気合いが入った表情を見せている。

朝からの雨でしっかりと水を含み少し重そうに見えるピッチコンディションを確認する選手達。今日こそはホームの利を活かしサポーターと共に勝利の瞬間を味わいたい。

前半

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から矢野、牟田、闘莉王、本多の4人。ダニルソン、田口が中盤底に位置しケネディの1トップ、その後ろに川又、L.ドミンゲス、永井が並ぶ4-5-1(4-2-3-1)のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った金色の記念ユニフォームを着用した名古屋ボールでキックオフ。

1分、右サイド高い位置でスローインからのボールを田口がダイレクトで矢野へと繋ぐが、これはオフサイドの判定。

2分、左サイドを上がった柏・橋本からのクロスは田口がタッチラインへとクリア。

3分、柏・左からのコーナーキック、ショートで繋ぎ名古屋ゴール前へのボールはファーサイドへと流れ、柏・工藤に当たりタッチラインを割る。

4分、自陣左から名古屋ボールのスローイン。本多からのボールを闘莉王が胸で受けそのまま前線のL.ドミンゲスへと狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。

5分、柏ペナルティエリア手前でケネディが落としたボールを川又がダイレクトで左の永井へと狙うが、このボールは背面に入ってしまい直接タッチラインを割る。

6分、名古屋ペナルティエリア内右で味方の落としたボールに走り込んだ柏・工藤の右足のシュートはクロスバーを越える。

7分、ハーフラインを超えた柏・エドゥアルドから縦へのボールは、前へと出た楢崎がペナルティエリア内で直接抑える。

8分、右からのボールを名古屋ペナルティエリア手前中央の柏・レアンドロが右足で合わせるが、このシュートは力が無く楢崎が抑える。

9分、柏ペナルティエリア直前で矢野からのクロスに抜け出そうとしたケネディが倒されフリーキックを得る。

11分、柏ゴール正面20m弱の位置から名古屋ボールのフリーキック。これを闘莉王が右足で狙うが、このシュートは壁に当たりクリアされる。

12分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた柏・レアンドロから中へのボールは闘莉王がヘディングでゴールラインへとクリア。

13分、柏・右からのコーナーキック、ペナルティエリア付近でのこぼれ球は矢野がクリア。これを再び名古屋ゴール前へと放り込まれるが、このボールは牟田が右タッチラインへとクリア。

15分、左サイドを上がった柏・橋本からのクロスは楢崎が直接抑える。柏陣内右ハーフライン付近でL.ドミンゲスがドリブルを倒されフリーキックを得る。このフリーキック、L.ドミンゲスからのボールを闘莉王が左へ、さらに中へのボールを右のケネディが頭で折り返し川又が飛び込むが、ボールは手前で相手ディフェンスにクリアされる。

18分、センターサークル付近のケネディからの縦パスに永井が抜け出すと、ペナルティエリア内で柏・菅野を交わしながら左へ、ここからのシュートはゴールライン付近で相手ディフェンスにクリアされる。これを再び拾った永井から中央へのボールにケネディが走り込むが、バランスを崩してのシュートはクロスバーを越える。

19分、柏陣内中央でケネディが倒されフリーキックを得る。このフリーキック、L.ドミンゲスから縦へのボールは相手ディフェンスがクリア、右へ流れ拾ったL.ドミンゲスの右足のミドルシュートは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。

20分、柏・右からのコーナーキック。L.ドミンゲスが右足で上げたボールはニアサイドで相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。柏陣内右サイド高い位置で名古屋ボールのスローイン、矢野から川又、矢野へ戻し中へのクロスは中央で相手ディフェンスにクリアされる。

22分、右サイド高い位置でボールを受けた藤田からのクロスは牟田がヘディングでクリア。ここからカウンターを仕掛ける名古屋。柏陣内右へと開きキープしたケネディから中へのボールに走り込んだ田口が倒されフリーキックを得る。

22分、柏陣内中央右から名古屋ボールのフリーキック。L.ドミンゲスから柏ゴール前へのボールはファーサイド寄りで相手ディフェンスにゴールラインへとクリアされる。

23分、名古屋・左からのコーナーキック。L.ドミンゲスから中へのボールはニアサイドでクリアされる。

24分、柏ペナルティエリア手前左でL.ドミンゲスから楔のボールを受けたケネディが後ろから倒されフリーキックを得る。

【得点】
25分、柏ペナルティエリア手前左から名古屋ボールのフリーキック。L.ドミンゲスから柏ゴール前中央へのボール、これを闘莉王がヘディングで合わせると、このシュートは一旦クロスバーに嫌われるが、跳ね返しを闘莉王自身がしっかりと頭で押し込みホームで名古屋が欲しかった先制ゴールを奪った。

26分、左へと流れる柏・レアンドロの前を狙ったボールは牟田がヘディングでクリア。

27分、柏陣内右でボールを受けた永井からのクロスを距離のある位置から川又が体をひねり頭で狙うが、このシュートは枠の左へと外れる。

28分、柏・工藤が本多の裏へ抜け出しボールを受けるが、これはオフサイドの判定。

29分、名古屋陣内右で柏・藤田から左へ流れる柏・工藤へのリターンボールは、その工藤に当たりタッチラインを割る。

30分、名古屋陣内右でダニルソンのカットからのこぼれ球を拾った川又が柏・大谷にスライディングで倒される。このプレーで柏・大谷に対しイエローカードが提示される。

32分、右サイドハーフライン付近で矢野からのスローインを田口がダイレクトで前へと狙うが、川又が競り合ったボールはタッチラインを割る。

34分、柏・藤田が右から名古屋ペナルティエリア方向へ走り込みボールを受けようとするが、ここは本多が先にボールをクリア。

35分、柏・右からのコーナーキックはニアサイドの川又がヘディングでクリア。これを柏が再び繋ぎペナルティエリア内左の柏・橋本へのボールをダイレクトで狙われるが、これはオフサイドの判定。

36分、ハーフライン付近の牟田から中央左の川又を狙ったボールは柏・鈴木にヘディングでクリアされる。

37分、名古屋陣内左でボールを受けた柏・レアンドロを川又が倒しフリーキックを与える。

38分、名古屋ペナルティエリア手前左から柏ボールのフリーキック、名古屋ゴール前へのボールは中央の闘莉王がヘディングでクリア。

40分、柏・小林からペナルティエリアへ走り込む柏・工藤を狙ったボールは本多が先にクリアする。

42分、永井が柏ペナルティエリア左でボールを受けるが、チュックに付いた柏・鈴木と交錯し永井のファールを取られる。

44分、柏・高山から名古屋ペナルティエリア内へのボールは闘莉王が見送り楢崎が抑える。

45分、柏陣内左で本多が仕掛けこぼれたボールを拾った田口が中の川又へと狙うが、このボールは相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。
(アディショナルタイム表示:1分)

アディショナルタイム1、柏・藤田の右からのドリブルは本多がボールをタッチラインへとクリア。

アディショナルタイム2、名古屋陣内中央でルーズとなったボールは田口が前線へとクリアする。ここで前半終了。

ボールポゼッションでは互角、シュート数では名古屋が若干上回った前半。セットプレーから闘莉王のゴールで先制に成功したが、大きなチャンスは両チームともそれほどなく、どちらかと言うと膠着した試合が続いた。良い流れを90分続ける事が今のグランパスにとっての課題ではあるが、後半45分、リードした落ち着いた展開から追加点を奪い、勝利を収めたい。

後半

エンドを替えた後半、柏ボールでキックオフ。

1分、柏・エドゥアルドから前線へのボールは闘莉王がヘディング、これをセンターサークル付近のケネディが頭で前へと落とし川又が右サイドを上がるが、このボールは先にクリアされる。

2分、自陣左で永井のクリアボールを拾ったL.ドミンゲスがカウンターのドリブルを狙うと、センターサークル内で柏・エドゥアルドに倒されフリーキックを得る。

3分、田口からのボールを左タッチライン際で追いついた永井が中央の川又の前を狙うが、ここはタイミングが合わず飛び出せず、ボールは柏・菅野が抑える。

4分、柏・大谷から右サイドを狙ったボールは名古屋ゴールラインを直接超える。

5分、柏ペナルティエリア手前でボールを受けたダニルソンの左足のシュートは柏・菅野の正面を突きキャッチされてしまう。

6分、本多からの縦パスに永井が左サイド外から抜け出そうと走るが、このボールは柏・鈴木に体を入れられ抜け出せず、タッチラインへとクリアされる。

7分、右サイドに開き川又からのボールを受けたケネディがタッチライン際で倒されフリーキックを得る。

8分、柏陣内中央右タッチライン際から名古屋ボールのフリーキック。L.ドミンゲスが右足で柏ゴール前へと上げたボールは中央で相手ディフェンスにクリアされる。これを粘り繋ぐ名古屋。右へ開くL.ドミンゲスが抜け出そうとし倒れるが、このプレーがシミュレーションと見られL.ドミンゲスにイエローカードが提示される。

11分、自陣でL.ドミンゲスが落としたボールをダニルソンがダイレクトで前線へ、これが相手に当たり左へと流れるが、相手ディフェンス外でこのボールを拾った永井が中へと持ち込み右足でシュート。しかしこのボールは枠の右へと外れる。

12分、名古屋陣内ハーフライン付近でダニルソンと激突した柏・増嶋が一旦治療のため担架で外へと出されるが、無事戻りプレーは続けられるようだ。

14分、右サイドに開く柏・工藤の前を狙ったボールは本多がコースを塞ぎ直接ゴールラインを割る。

15分、柏陣内中央のL.ドミンゲスから楔のボール、これをペナルティエリア付近のケネディがスルーしゴールを背に受けた川又が体を入れ替えようとするが相手ディフェンと交錯して倒れボールはクリアされる。

16分、柏陣内左から名古屋ボールのフリーキック。L.ドミンゲスからのボールをペナルティエリア内中央のケネディが体をひねり背面のヘディングで合わせるが、浮き上がったシュートはゴールライン付近で柏・菅野にキャッチされる。

17分、左サイドで縦へと仕掛けた永井の左足のクロスは直接ゴールラインを割る。

18分、ハーフライン付近でボールを奪ったダニルソンから左前のスペースへのボールを要求する永井を狙ったパスは相手ディフェンスにカットされてしまう。

19分、柏陣内左を持ち上がった永井が右足アウトサイドにかけペナルティエリア内の川又を狙うが、このパスも相手ディフェンスにカットされてしまう。

20分、自陣で本多のクリアが柏・小林に当たり跳ね返ったボールを柏・藤田にディフェンスライン裏で受けられるが、ここはオフサイドの判定。

21分、柏1、2人目交代:藤田、小林→茨田、太田

22分、柏・橋本が左サイドで矢野の裏へ大きく蹴り出したボールは素早くカバーに入った牟田がクリアする。

23分、名古屋陣内中央右寄りの柏・茨田からペナルティエリアへのボールは楢崎が見送り直接ゴールラインを割る。

25分、柏陣内右で矢野が相手ディフェンス裏へ蹴りだし突破、そのボールに追いつくが、ここはスラィディングでボールをタッチラインへとクリアされる。

26分、名古屋1人目交代:ケネディ→松田

27分、柏3人目交代:レアンドロ→木村
柏陣内右からのスローインを受けたL.ドミンゲスが右足で中へと高く浮かせると、ケネディに代りセンターフォワードの位置へ移ったばかりの川又がヘディングで叩き付けるが、ワンバウンドしたシュートは柏・菅野にキャッチされる。

29分、楢崎からのゴールキックを田口が頭で前へと逸らすと、これをさらにヘディングで川又へと狙った永井が倒されフリーキックを得る。

30分、この接触で永井がそのままピッチへと倒れたため、担架で一旦ピッチの外へと出される。

31分、柏陣内右ハーフライン付近から名古屋ボールのフリーキック。闘莉王から柏ゴール前へのボールは中央で相手ディフェンスにクリアされる。

32分、左サイドで小さく蹴りだし突破したダニルソンから柏陣内中央の川又へ。味方の上がりを待つボールキープをカットされると、相手をそのまま引っ張ってしまい川又のファールを取られてしまう。

33分、左からグラウンダーのクロスにニアサイドへ体を入れた柏・高山に右足アウトサイドで合わせられるが、このシュートは枠の左へと外れる。

34分、名古屋ペナルティエリア右でボールを受けた柏・太田からグラウンダーのボールは闘莉王がカット、本多がクリアする。

35分、右サイドゴールライン付近で柏・太田がボールを受けるが本多が体を入れボールを奪い相手のファールを誘う。

36分、自陣左から名古屋ボールのフリーキック。ここで味方の陣形を整えるのを待つ楢崎に対し、遅延行為としてイエローカードが提示されてしまう。

37分、柏ペナルティエリア手前左から強引なドリブルで縦へと仕掛けたL.ドミンゲスの右足インサイドにかけて巻くようなコントロールシュートは柏・菅野にキャッチされる。

38分、自陣中央で闘莉王からのボールを受けるL.ドミンゲスが後ろから倒されフリーキックを得る。

【失点】
39分、柏・高山が中央からの縦パスに抜け出しシュート、これを楢崎が前へ出て弾くが、こぼれ球をエリア内右の柏・太田へと繋がれると、右足でのシュートを決められてしまい同点とされる。

41分、柏陣内左で川又が後方からのパスを受けようとするが、柏・増嶋に体を入れられキープ出来ず、ボールはゴールラインを割る。

42分、名古屋ペナルティエリア手前で味方の落としたボールを柏・工藤が左足で狙うが、このシュートはクロスバーを越える。

43分、右サイドを上がった柏・鈴木からのクロスは牟田がカット、本多が前線へとクリアする。

44分、自陣左で田口のドリブルを柏・茨田にユニフォームを引っ張って止められると、このプレーで柏・茨田に対しイエローカードが提示される。

45分、左サイドハーフライン付近から名古屋ボールのフリーキック。闘莉王から縦へのボールをゴールライン付近で永井が受けるが、相手ディフェンスに体を当てられバランスを崩すとボールはゴーラインを割る。
(アディショナルタイム表示:4分)

アディショナルタイム1、川又と入れ替わり左へ流れた永井がペナルティエリア内へと持ち込むが柏・増嶋がスライディングでカット、ボールは永井に当たりゴールラインを割る。

アディショナルタイム2、右サイドを突破した松田のシュートが相手に当たるが再び拾うと川又へ。ここで相手ディフェンスを引きつけ左の永井へと繋ぎ右足のシュートは相手ディフェンスに当たり僅かに枠の右へと外れてしまう。

アディショナルタイム3、名古屋・右からのコーナーキックはペナルティエリア内で名古屋のファールを取られてしまう。

アディショナルタイム4、柏・太田の右サイドで縦へのドリブルからクロスは本多がゴールラインへとクリア。

アディショナルタイム5、柏・右からのコーナーキック、ニアサイドで逸らしたボールを外の柏・鈴木に右足で合わせられるがこのシュートはクロスバーを越える。そしてここで試合終了。

後半に入っても1点リードの名古屋が落ち着いた試合運びを見せていた。それでも後半ビッグチャンスは作れず一進一退の展開が続くと、名古屋ゴール前での圧力を押し返し切れず、代わって入った柏・太田の同点ゴール。終了間際にはお互いに勝ち越すチャンスがあったが決められず1-1での引き分け。またしても豊田スタジアムで勝利と言う結果を掴めず、試合後にはサポーターからブーイングが浴びせられた。


試合終了後記者会見

140823-nis.jpg結果を出したいスタジアムでしたし、前半から全員が少しオーバーワーク気味なくらい、全員でアグレッシブにハードワークしたゲームでした。レイソルの状況を考えても、コンディション的には間違いなく名古屋の方が良いという中で、スタートから先制も出来ましたし、ゲーム自体のコントロールも出来ていました。そういう状況の中で、なかなか追加点を得られず、突き放すことが出来なかったことが勝ちきれなかった原因だと思います。

そんなに崩されていた訳でもなく、失点をするような雰囲気もなく、みんなが集中して戦っていました。多少、重心が後ろに落ちてもカウンターをして『2点目』という意識の中で後半に入っていましたが、そこで取りきれないこともあり、エアポケットに落ちてしまうような瞬間が生まれることはやむを得ず、隙を突かれる形となってしまいました。とにかく2点目が遠かったです。

スタートからのデビューとなった川又も慣れないワイドの位置で奮闘していましたし、永井と共に攻守のアップダウンも狙い通りやってくれました。ただ、やはりあれだけ動き続けると、最後の肝心な所でフルパワーが出なかったのかと。本当に選手達はフルタイムをしっかりハードワークして戦ってくれたと思います。

Q.後半はボールを取るポイントが後ろに下がっていた印象ですが、あれは流れの中でそうならざるを得なかったのか、それとも戦術的なことだったのかどちらでしょう?

意図的なことではありませんでした。戦術的には、守り切るようなゲームではありませんでしたし、ハーフタイムに「重心が落ちないように」と話しました。ただやはり、前線のチェイシングだったりアプローチだったりが徐々に薄れてくる中、レイソルの最終ラインの3人がだいぶ高い位置からフリーで攻め上がってくるのは想定していましたが、そこへのチェックというのが弱くなっていたことがその要因だと思います。前半には、チャンスとあれば敵陣の最終ラインに永井や川又が入れるようなゾーンが作れていたのですが、後半はその辺にスペースを与え過ぎた印象です。

前半の終盤辺りから、全体のペースも少し落ち気味になっていましたので、そう厳しいプレスも見られなかったので、全体がプッシュアップできる時間を見つけてポゼッションしていきました。プッシュアップするタイミングをもう少し見つけられれば、あれだけペースが落ちることはなかったと思います。

Q.そういう意味では、最前線のケネディ選手の守備の部分に多少の物足りなさは感じていたのでしょうか?

オフェンスの選手にディフェンスばかり求めているわけではありません。逆にディフェンス陣がオフェンスの際に、全体が押し上げられるようなポゼッションが構築出来なければ、チーム全体はどうしても退かざるを得ませんし、それが全ての選手のディフェンス不足に繋がるわけではありません。

レイソルの時間が増えている状況の中で、ディフェンスに強いられる時間は間違いなくありましたし、彼らは追いかける立場だったこともあり、両翼も高い位置をとってきました。守備から攻撃に仕掛けられる瞬間をもう少しシビアに狙えれば展開はまた逆になっていくと思っていましたが、そこが徐々に不足していったのかなと思います。