2013シーズン試合結果

2013J1リーグ第31節:横浜F・マリノスvs名古屋グランパス

最終更新日時 2013/11/11 22:17

AWAY GAME

日産スタジアム 11/10(日) 13:04キックオフ

試合前

曇り空が広がる日産スタジアム。2013J1第31節はアウェイで横浜F・マリノスとの対戦となる。

前節、ホームでの大宮戦では先制されながら途中、前線へ上がった闘莉王の2ゴールで逆転勝利したグランパス。今日の対戦相手は第30節を終え、勝ち点59で首位の横浜F・マリノス。リーグ戦ではここ5試合連続無失点とシーズンを通し安定した守備で好調をキープしている。中澤、ドゥトラ、マルキーニョスといった経験豊富なベテランと日本代表にも選ばれた齊藤ら若い選手の融合したチームに対し全てのラインで最善の注意が必要となりそうだ。

通常より早く13時キックオフとなる今日のゲーム、午後12時30分少し前にウォーミングアップのためフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現すと、広い日産スタジアムの一角をグランパスレッドに染める1000人近いサポーターから歓声が沸き起こった。

マリノスのホームとして、さらには日本代表戦や数多くの国際試合が開催されるスタジアムのピッチコンディションは良好なようで、ウォーミングアップを行う選手達も久しぶりの日産スタジアムの感触を確認している。

残り4試合となった今シーズンのJリーグ。今シーズン限りでの退団が発表されているストイコビッチ監督にとっては、最後の関東でのアウェイゲーム。選手、サポーターが一丸となり、首位のチームに一泡吹かせて欲しい。

前半

最大で7万人を収容する巨大スタジアムに両チームサポーターの歓声が響く中、22人の選手がピッチへと姿を現した。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、闘莉王、増川、阿部の4人。小川、田口、ダニルソン、藤本の4人が中盤を構成し、ケネディ、玉田の2トップによる4-4-2のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって右にエンドを取った白のユニフォーム名古屋に対し、横浜ボールでキックオフ。

1分、自陣右で闘莉王が弾き返したボールを小川がダイレクトで田中へ落とすが、このボールは直接タッチラインを割る。
2分、センターサークル付近の相手ディフェンスラインがパスミス。これをケネディが相手キーパの位置を見て、浮かせたロングシュートで狙うが、このボールは枠の左へと外れる。
3分、右からのボールを名古屋ペナルティエリア内左で受けた横浜・齊藤のシュートは阿部がスライディングで触り、クロスバーに当たり枠を外れる。
4分、左へ開いた阿部からのボールを受けたケネディ。グラウンダーでのクロスは横浜・中澤にクリアされてしまう。
6分、右サイド高い位置で粘った小川から中央の田口、さらに左の阿部へと展開。中へのクロスをケネディが落とすが、このボールは相手ディフェンスにカット、クリアされる。
7分、名古屋陣内中央を上がった横浜・ドゥトラのミドルシュートは楢崎が正面で抑える。
8分、フリーキックからのリスタートで左を上がった阿部からのクロス。これをペナルティエリア内でケネディと競り合った相手ディフェンスの手に当たりPKを得る。

【得点】
9分、このPKをケネディがゴール左へ強く蹴り込み、名古屋が先制ゴールを奪った。

10分、自陣右で田中(隼)がパスカット。一旦闘莉王へ戻したボールに詰めた横浜・マルキーニョスと交錯、名古屋ボールのフリーキックとなる。
12分、横浜・齊藤からのスルーパスに横浜・マルキーニョスがディフェンスライン裏へ抜け出すが、ここはエリア内で前へ出た楢崎が先にボールを抑える。
14分、ハーフラインを超えた横浜・中澤から縦への楔のボールには闘莉王、田中(隼)がマークに突き、タッチラインの外へと押し出す。
15分、名古屋ペナルティエリア手前で横浜・マルキーニョスが後ろからのボールをコントロールするが、闘莉王がコースをカット、交錯しながらノーファールでボールをクリア。

五分の展開ながらPKで先制した名古屋。風が強く少し難しいコンディションだが、集中して戦いたい。

16分、ハーフライン付近右の田中(隼)からの縦へのボールを小川が追うが、ここはフォローに入った横浜・中澤に先にクリアされてしまう。
18分、ハーフライン付近の阿部からのボールをケネディが足先でトラップ。追い越すダニルソンの前へパスを狙うが、ここは相手ディフェンスにクリアされる。
19分、横浜陣内左タッチライン際で阿部が倒され、フリーキックを得る。ここからのフリーキック、小川が右足で横浜ゴール前へ上げたボールは相手ディフェンスにクリアされる。
20分、センターサークル付近から縦へのボールに横浜・齊藤が左を上がるが、足先で触ったボールはそのままゴールラインを割る。
21分、自陣右でボールを持つ横浜・小林に対し藤本が猛烈なプレスを仕掛け、ボールを触るが、奪取出来ず。ここでケネディが中央に倒されていたため、ボールは一旦外へと出される。
23分、左サイドを上がった横浜・ドゥトラにペナルティエリア付近で大きく切り返し粘られるが、田中(隼)がしっかりとディフェンスに付きゴールラインを割らせる。
24分、左からのスローインを粘り、中へと持ち込んだ横浜・兵藤のペナルティエリア外からのミドルシュートは枠の左へと外れる。
26分、横浜陣内左高い位置でダニルソンからのボールを受けた阿部。ペナルティエリアへ進入する藤本の前へ狙うが、このボールは相手ディフェンスにスライディングでクリアされる。
27分、名古屋陣内右から横浜ボールのフリーキック。左へのボールを中へと折り返されると、楢崎と複数の選手がぶつかりボールはゴールへと入るが、これはオフサイドの判定。
28分、右サイドハーフライン付近で横浜・中町がボールを受けるが、ダニルソンが弾き飛ばすようにカット、ボールはタッチラインを割る。
30分、自陣からのボールを横浜ペナルティエリア付近のケネディが頭で前へと流し、藤本がエリア内へ入るが、競り合った相手を倒しファールの判定となる。

1点リードの名古屋。その後はどちらもゴール前へ迫る場面は見られるがノーゴール。アウェイの名古屋にとっては貴重な追加点を奪いたい。

32分、横浜陣内中央の小川からエリア内左の藤本へ。さらにゴールライン付近からグラウンダーでの折り返しに玉田がトップスピードで走り込むが、合わせられず、ボールは相手ディフェンスに当たりゴールラインを割る。
33分、名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールは横浜ゴール前を抜け、逆サイドのゴールラインを割る。
34分、名古屋陣内左で横浜ボールのスローインは戻ったケネディがカット、ダニルソンが前線へとクリア。
35分、横浜ペナルティエリア右でボールを受けた小川。ドリブル突破を狙うが、横浜・ドゥトラのスライディングでゴールラインへとクリアされる。名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールは横浜・榎本にパンチングでクリアされる。
36分、横浜・齊藤がペナルティエリア左から中へとドリブルで持ち込むが、戻ったダニルソンが強いボディコンタクトでボールを奪いクリア。
37分、玉田のパスカットから横浜陣内でボールを受けた田口。そのまま中央を持ち上がるが、ペナルティエリア手前での切り返しは相手ディフェンスにクリアされる。
38分、自陣中央左で横浜・小椋からボール奪取を狙ったダニルソンが倒され、フリーキックを得る。
40分、右サイドハーフライン付近の田口からケネディの前へのスルーパスに抜け出そうとするが、ここはオフサイドの判定を取られてしまう。
41分、ここでケネディと横浜・ドゥトラがエキサイトしてしまい、お互いにイエローカードが提示される。
43分、自陣中央へ下がりボールを受けた玉田から左のダニルソンへ。大きく蹴りだして前を狙うが、このボールは相ディフェンスにクリアされる。
44分、名古屋ペナルティエリア内右へ入った横浜・マルキーニョスが増川のマークを右へ外し、右足で強烈なシュートを狙うが、ここは楢崎が弾き枠を外れる。横浜・右からのコーナーキックを中央の横浜・中澤にヘディングで叩き付けられるが、このシュートは枠の左へと外れる。
(ロスタイム:2分)

ロスタイム1、名古屋陣内中央左から横浜ボールのフリーキック。名古屋ゴール前へのボールは中央のケネディがヘディングでクリア。こぼれ球を繋ぎ、横浜・富澤のペナルティエリア手前からのミドルシュートは楢崎が指先で触ってコースを変え、枠を外れる。
ロスタイム3、横浜ペナルティエリア右でボールを受けた小川。突破から相手ディフェンスに当たったボールを強引に右足で狙うが、このシュートはクロスバーを超える。

ここで前半終了。

PKでの先制後はボールポゼッション、シュート数でもホームの横浜に大きく上回られた名古屋。ロスタイムには決定的な場面も迎えたたが楢崎のビッグセーブで耐え、無失点での折り返しとなった。後半、さらに前へのプレッシャーを高めるであろう首位の横浜に対し、しっかりと耐えながら訪れたチャンスを決めリードを広げたい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、キックオフ直後、ハーフライン付近でダニルソンから阿部への横パス。これを横浜・小林にカットされるが、藤本がスライディング、こぼれたボールは増川が前線へとクリア。
2分、藤本とのパス交換で右へと流れた玉田、さらに外を上がる田中(隼)の前へ繋ぎ、ここからのクロスに藤本が飛び込むが、ボールは横浜・栗原にヘディングでクリアされる。
4分、ハーフライン付近で風で流れたボールを拾った横浜・齊藤がそのまま左を持ち上がり、中へとクロス。このボールを横浜・マルキーニョスに倒れながらヘディングで合わせられるが、このシュートは枠の左へと外れる。
5分、阿部からの縦パスに左サイドを上がった藤本。ヒールでサポートのケネディへ流すが、届かず、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。

【失点】
6分、名古屋ペナルティエリア手前中央へ持ち込んだ横浜・齊藤からペナルティーエリア内へのパスにフリーで抜け出した横浜・兵藤に決められ、後半開始早々、同点とされてしまう。

【得点】
8分、横浜ペナルティエリア左で玉田からの短いパスを受けた阿部。エリア内左へ走り込む藤本の前へ、短く完璧なパス。これを藤本が走りながらコントロール、そのまま左足で蹴り込み、同点とされた直後に貴重なゴールを決めた。

9分、横浜陣内中央でのボールを玉田が左のケネディの前へ浮かせるが、このボールは前へと出た横浜・榎本にクリアされる。
10分、名古屋ペナルティエリア手前左から中へと持ち込んだ横浜・齊藤のシュートは闘莉王が体でブロック、クリアする。
11分、名古屋ペナルティエリア右へ開きボールを受けた横浜・マルキーニョスからのクロスは名古屋ゴール前を抜け、逆サイドタッチラインを割る。
12分、楢崎からのボールをハーフラインを超えたケネディが相手とポジション争いしながら抑えるが、ここで相手を倒してしまい、ファールの判定となる。

13分、横浜1人目交代:小椋→藤田
名古屋ペナルティエリア手前右で田口が相手選手と交錯し、ファールの判定。

14分、名古屋ゴール左30m程度の位置から横浜ボールのフリーキック。横浜・兵藤が名古屋ゴール前へ上げたボールは田口がヘディングでクリア。
15分、小川、玉田と繋ぎ、横浜ペナルティエリア内左でボールを受けたケネディのシュートはクロスバーを超えてしまう。

一旦追いつかれながら、直後の藤本のゴールで再びリードに成功した名古屋。厳しいゲームは続くが、アウェイでのリードを大切に戦いたい。

17分、藤本からのパスに横浜ペナルティエリア内左へ走り込んだダニルソンのグラウンダーのクロスは逆サイドへ。これを拾った田中(隼)の折り返しは相手ディフェンスに当たり、ゴールラインを割る。
18分、名古屋・右からのコーナーキック。ショートで繋ぎ、中へのボールは相手ディフェンスにクリアされる。
20分、自陣からのロングパスに横浜・齊藤が一気に名古屋ゴール前を狙うが、闘莉王がしっかりとコースを遮り、エリア内前へ出た楢崎がボールを抑える。
22分、左サイドから仕掛けた玉田のクロスは横浜・中澤にヘディングでクリアされる。
23分、名古屋ペナルティエリア左に開いた横浜・兵藤から中へのボールは闘莉王がタッチラインへとクリア。
24分、左サイドを上がった横浜・ドゥトラからのクロス。こぼれ球を横浜・兵藤に狙われるが、ボレーでのミドルシュートはクロスバーを超える
25分、名古屋ペナルティエリア手前左からの横浜ボールのフリーキック。名古屋ゴール前への浮き球はファーサイドのダニルソンがクリア。
26分、横浜・マルキーニョスからのボールにエリア内右へ入った横浜・兵藤からのクロスはディフェンスに当たり、ゴールラインを割る。
27分、横浜・右からのコーナーキックは中央の密集で闘莉王が激突、名古屋ボールのフリーキックとなる。
28分、田口からのボールを左で受けた阿部からのアーリークロス。横浜ペナルティエリア内ファーサイドのケネディが相手ディフェンスに囲まれながら頭で触るが、ボールはそのままタッチラインを割る。

29分、横浜2人目交代:富澤→ファビオ

30分、右ハーフライン付近で味方からのボールを受けるケネディが横浜・中澤に激しく倒され、フリーキックとなる。

依然として2-1で1点リードの名古屋。試合は残り15分、攻守の意識をしっかりと統一し最後まで戦いたい。

31分、このフリーキックをペナルティエリア付近の小川が落とし、ケネディが左足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たり枠を外れる。
名古屋1人目交代:玉田→ダニエル

32分、名古屋・左からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールは横浜・榎本がパンチングでクリア。再び繋ぎ、ペナルティエリア内のケネディが小さく落とし、走り込んだ闘莉王の左足のシュートは僅かに枠の右へと外れる。
33分、横浜・小林からのアーリークロスは中央のダニエルがヘディングでクリア。
35分、名古屋陣内左タッチライン際で横浜・齊藤がボールを受けるが、戻ったケネディのディフェンスでボールをカット、こぼれ球はダニエルが前線へとクリア。
36分、名古屋ペナルティエリア左でボールを持った横浜・藤田のシュートは闘莉王が体でブロック、クリアする。

37分、横浜3人目交代:兵藤→佐藤

38分、名古屋2人目交代:小川→永井
名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた横浜・マルキーニョスのミドルシュートが阿部に当たりコースが変わるが、しっかりと楢崎が抑える。

39分、横浜・中澤からのパスをカットした田中(隼)の左足でのシュートは相手ディフェンスに当たりクリアされる。
41分、名古屋陣内左でボールを受けた横浜・ドゥトラのアーリークロスは闘莉王がヘディングでクリア。
42分、横浜・小林からのクロスは楢崎がキャッチ。素早くセンターサークル付近の永井へと狙うが、ここから突破は仕掛けられず、ボールはクリアされる。
43分、名古屋ペナルティエリア右から横浜ボールのフリーキック。名古屋ゴール前へのボールはニアサイドのケネディがヘディングでクリア。
44分、名古屋ペナルティエリア左からのフリーキック。中央で闘莉王が競り合ったこぼれ球は楢崎がしっかりと抑える。
45分、左サイドを突破した田口が横浜ペナルティエリア内で倒されるが、ノーファール。ここからのロングボールを左サイド高い位置で横浜・齊藤がコントロールし、中へのボールに走り込んだ横浜・藤田のシュートは枠の右へと外れる。
(ロスタイム表示:4分)

ロスタイム1、名古屋3人目交代:阿部→石櫃

ロスタイム2、右に開いた横浜・マルキーニョスのクロスは代って左サイドバックに入った石櫃がクリア。
ロスタイム3、横浜陣内右でボールを受けたケネディがボールを中へ。ここへ永井が走り込むが、前へ出た横浜・榎本にコースを抑えられシュートは打てず、ボールはクリアされる。
ロスタイム4、右からのアーリークロスはダニエルがヘディングでクリア。これを拾った永井が前へと大きく蹴りだし突破を狙うが、ここは横浜・中澤からキーパーへ戻し、前線へとクリアされる。
ロスタイム5、名古屋左サイドの裏を狙ったボールは石櫃がクリア。

そして、ここで試合終了。

アウェイで首位チームとの対戦、前半にPKで先制すると、後半は一旦追いつかれながら阿部、藤本のホットラインで勝ち越しに成功。その後も要注意の横浜左サイド齊藤のドリブルなどで何度も危ない場面を迎えたが、しっかりと集中し逃げ切りに成功。優勝争いを混乱させるアウェイでの勝利となった。


試合終了後記者会見

131110mr.jpg今日はとてもタフな内容、お互いに競い合うようなゲームでした。戦術的なぶつかり合いでもありました。今日は首位の横浜F・マリノスのホームゲーム、アウェイの我々にとっては簡単なゲームにはならないと思っていました。それでも良い結果を出せた事には満足しています。順位を見れば首位のマリノスと我々の順位では大きな違いがありますが、今日の試合を見れば、それほどの大きな差は無かったのではないでしょうか。 我々は戦術的にもしっかりと戦い、そして2得点が生まれました。今日の午後は「グランパスの午後」だったと思っています。

Q.今日は早いタイミングからのクロスが多かったように見えましたが、チームとして意識されていたのでしょうか?

今日はビルドアップの段階でサイドを使えという指示を出していました。両サイドには田中隼磨と阿部がいます。横浜はセンターバックが強いため、そのサイドに生まれるスペースを有効に使おうと考えていました。どれほど成功したかはわかりませんが。

Q.藤本選手を左サイドで起用してましたが、その意図と評価を聞かせてください。

今日は藤本が決勝ゴールも決めましたし、非常に良かったと思います。前節の大宮戦ではベンチスタートでしたが、今日はスターティングメンバーで左サイドで起用しました。良い選択だったと思っています。今日は藤本だけではなく他の選手もしっかりとボールをキープし、良いプレーを見せてくれました。横浜には兵藤選手、齊藤選手が両サイドにいますが、左右ともしっかりと防げたのではないかと思っています。

Q.ストイコビッチ監督が選手だった時の名古屋がそうだったように、横浜に中村俊輔選手が出場しなかった事は影響が大きかったのでしょうか?

昨日の会見でも、横浜の中村選手が出場できない事は残念だと話していました。彼のプレースタイルが大好きですし、今年マリノスが優勝するかどうかは分かりませんが、彼がMVPだと思っています。いつも美しいサッカーを仕掛けますが、体調を崩したということであり、マリノスにとっては第1のエンジンを失ってしまったという事です。フリーキックやセットプレーでも威力が発揮できず、そういう意味でマリノスにとっては厳しく、グランパスに対抗する力を失ってしまったのではないでしょうか。

Q.これで監督にとっては日産スタジアムでは最後の試合となりますが?

ここでの思い出は私が得点し、退場もしたことです(笑)。個人的に日本での生活を楽しみ、遠征でも多くの土地を訪れました。この日産スタジアムは世界的にも美しいスタジアムですし、多くの記憶があります。このスタジアムと別れることは、寂しい気持ちです。