2013シーズン試合結果

2013J1リーグ第29節:ベガルタ仙台vs名古屋グランパス

最終更新日時 2013/10/20 14:51

AWAY GAME

ユアテックスタジアム仙台 10/19(土) 14:04キックオフ

試合前

曇り空に覆われたユアテックスタジアム仙台。2013J1第29節はアウェイでベガルタ仙台との対戦となる。

2週間前に開催された前節、アウェイで湘南ベルマーレに引き分け、リーグ戦連敗を3で止めた名古屋。しかしながら、その試合でレッドカードを受け退場となった闘莉王が今節は出場停止となる。

昨シーズンJ1リーグ2位のベガルタ仙台。そのアウェイゲームでは0-5の大敗を喫した相手だが、今シーズンも主要メンバー、戦い方は変わらず、角田、梁、そして鋭いカウンターの急先鋒となるフォワード・ウイルソンには注意が必要となりそうだ。

今日の名古屋、闘莉王は出場停止だが、ダニルソン、玉田の2人が怪我から久しぶりにスターティングメンバーへと戻ってきた。オーストラリア代表の活動でヨーロッパから戻ったケネディはベンチスタートだが、久しぶりに玉田、永井の快速2トップで仙台のディフェンス陣を陥れたい。

午後1時30分、ウォーミングアップのためフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現すと、名古屋から遠く仙台まで駆けつけ、ベガルタゴールドのスタジアムの一角をグランパスレッドで染めるサポーターの歓声で迎え入れられた。

少し芝の深いピッチでウォーミングアップを行う選手達だが、ストレッチや短い距離のスプリント、そして長短のパスで感触を確かめているようだ。

今シーズンのJ1リーグも残り6試合。数字の上では確定ではないJ1残留を早く決め、常に全力で支えてくれるサポーターへの感謝、そして今シーズン限りで退任の決まったストイコビッチ監督の花道を飾って欲しい。

前半

バックスタンドコーナーフラッグ付近に陣取る仙台サポーター、そしてアウェイゾーンを埋める名古屋サポーターの歓声が入り混ざるスタジアムに、22人の選手が姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、牟田、ダニエル、阿部の4人。小川、中村、ダニルソン、藤本の4人が中盤を構成し、玉田、永井の2トップによる4-4-2のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって右にエンドを取った白のユニフォーム・名古屋ボールでキックオフ。

1分、牟田のクリアボールを拾った仙台・太田がワンツーを繰り返し、名古屋ペナルティエリア付近まで迫るが、牟田がドリブルをカット、クリアする。
2分、左サイド高い位置で中村がボールをカット。阿部、藤本と繋ぎ、中央の小川へとボールを届けるが、シュートへは持ち込めずボールはクリアされる。
3分、自陣ハーフライン付近でダニルソンから左の阿部へとパスを狙うが、コースが合わず、直接タッチラインを割る。
4分、名古屋ペルティエリア手前でダニエルからボールを奪った仙台・赤嶺。左へと振るが、このボールは直接タッチラインを割る。
5分、仙台陣内左で藤本、ダニルソン、藤本と繋ぎ、中の永井を狙うが、ボールは仙台・渡辺にカットされる。再度ボール奪取を狙った永井が相手を倒してしまい、ファールの判定。
7分、仙台陣内左で牟田からのボールを受けた阿部。ニアサイドへのクロスを狙うが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。ここからセンターサークル付近の仙台・赤嶺へボールを送り、ドリブルを仕掛けられると、中村が後ろから止めファールの判定となる。
9分、ベガルタペナルティエリア手前で左から繋ぎ、右の田中(隼)へと届けるが、ここからのドリブルはボールをタッチラインへとクリアされる。
10分、名古屋陣内左でボールを受けた仙台・ウイルソンのドリブルは、ダニエルがスライディングでクリア。
11分、センターサークル内のダニルソンから右の田中(隼)を狙ったグラウンダーのボールは、仙台・梁にカットされてしまう。
12分、左サイド高い位置でボールを持った仙台・梁からのクロスは中央でダニエルがクリア。
13分、仙台陣内右ハーフライン付近から名古屋ボールのフリーキック。藤本が左足で上げたボールはペナルティエリア内の仙台・石川にヘディングでクリアされる。
14分、仙台・角田から縦を狙ったボールはダニエルがタッチラインへとクリア。
15分、左サイドでボールを受けた永井から仙台ペナルティエリア中央へ走る藤本の足下狙ったボールは、しっかり収まらずクリアされる。

攻守に切り替えが早いながらも、お互いにシュートの無い序盤。アウェイの名古屋としては仙台のカウンターに注意しながらじっくりと戦いたい。

16分、名古屋ペナルティエリア手前左へ持ち込んだ仙台・梁のシュートは枠の左へと外れる。
18分、名古屋ペナルティエリア左でボールを受けた仙台・赤嶺。マイナス方向へグラウンダーのボールは牟田がクリア。
19分、阿部からのボールに永井が仙台・渡辺の裏を狙うが、相手を引いて倒してしまい、ファールの判定となってしまう。
20分、ダニエルに当たり裏へ出たボールに対し、仙台・太田に右サイドを抜け出されるが、中へのクロスは牟田がヘディングでクリア。
22分、仙台陣内右で田中(隼)がパスカット。短いドリブルから右サイドに開く藤本の前を狙うが、ここはタイミング合わずボールは直接ゴールラインを割る。
23分、自陣左で相手パスをカットした小川が縦へ。永井が反応し相手ディフェンスライン裏へと抜け出すが、ボールはペナルティエリア外へ出た仙台・林にタッチラインへとクリアされる。
24分、名古屋ペナルティエリア手前で中村と交錯し、こぼれたボールを拾った仙台・ウイルソン。縦を狙うが、ダニエルがカット、ボールは仙台・ウイルソンに当たりゴールラインを割る。
25分、名古屋ペナルティエリア手前右で仙台・太田と中村が交錯、仙台ボールのフリーキックを与えてしまう。
26分、名古屋ペナルティエリア手前、右45度から仙台ボールのフリーキック。名古屋ゴール前へのボールはダニエルがヘディングでクリア。ここで接触プレーがあり、仙台のファールとなる。
29分、ハーフライン付近右で五分なボールを小川が強引に前へと蹴り出し、ドリブルを仕掛けるが、ここはタッチラインへと押し出されてしまう。
30分、右サイドゴールライン付近で田中(隼)が縦から中を狙うが、その前にゴールラインを超えてしまう。

依然としてシュートの無い名古屋。得点を狙い続けるのはもちろんだが、少なくとも前半を無失点で折り返したい。

31分、自陣左で阿部が弾いたボールを止めようとした小川の足が仙台・菅井に当たり、ファールの判定となる。
32分、名古屋陣内右ハーフライン近くから仙台ボールのフリーキックはダニエルがクリア。
33分、センターサークル内でボールを受けた藤本から右の田中(隼)へ。ペナルティエリア付近で藤本へ戻し、ペナルティエリア内のダニルソンへと狙うが、オフサイドポジションでプレーは続けられず、ボールは直接ゴールラインを割る。
35分、右からのクロスを名古屋ペナルティエリア内左寄りの位置で仙台・赤嶺が牟田とぶつかりながら頭で合わせるが、このシュートは楢崎が正面で抑える。
36分、仙台中央左で永井と仙台・渡辺が交錯、ここは永井のファールとなる。
37分、ハーフライン付近で左の阿部からのスローインを永井が頭で流し、玉田が左サイド突破を狙うが、蹴り出したボールはタッチラインを割ってしまう。
38分、名古屋ペナルティエリア手前右から仙台・ウイルソンが中へと持ち込むが、裏へこぼれかけたボールはダニエルがゴールラインへとクリア。
39分、仙台・右からのコーナーキックを中央で競り合いの中、仙台・石川に頭で合わせられるが、このシュートは枠の右へと外れる。
40分、右からのクロスが名古屋ゴール前を抜け、左の仙台・梁に狙われるが、このシュートは田中(隼)が体でブロック。こぼれ球を繋ぎ、中央の仙台・菅井に右足で狙われるが、このミドルシュートは枠の右へと外れる。
42分、左、右と振り、名古屋ペナルティエリア手前中央へ走り込んだ仙台・富田に右足でのシュートを狙われるが、このボールは小川がクリア。
43分、右サイドを上がった田中(隼)からのクロス。玉田が体をひねりながら頭で合わせるが、このシュートは枠の左へと外れる。
44分、仙台陣内左で玉田、藤本、阿部、永井と繋ぎ、ペナルティエリア内への折り返しは相手ディフェンスにクリアされる。
45分、左サイド高い位置でボールを受けた阿部からのクロスは逆サイドへと流れてしまう。
(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム1、田中(隼)が粘り得た名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールは前へ出た仙台・林にパンチングでクリアされる。
ロスタイム2、左へ開いた仙台・太田にボールが繋がり、縦を割られるが、戻った中村がタッチラインへとボールをクリア。

ここで前半終了。

前半シュートはわずか1本の名古屋。特に30分過ぎからは仙台に立て続けにペナルティエリアへ迫られる苦しい展開が続きながら、なんとか無失点での折り返しとなった。中盤から前でボールが落ち着かず、効果的な攻撃を仕掛けられない名古屋だが、修正し後半、反撃に転じたい。

後半

エンドを替えた後半、仙台ボールでキックオフ。

1分、センターサークル内でダニエルからのボールを小川が受けるが、前へは向けず、弾いたボールはクリアされる。
2分、仙台・太田が右サイドからドリブルを仕掛けるが、ダニルソンがボールをゴールラインへとクリア。

【失点】
3分、仙台・右からのコーナーキック。ニアサイドで一旦こぼれるが、再び繋がれたボールをファーサイドの仙台・ウイルソンに押し込まれ、先制ゴールを許してしまう。

4分、仙台ペナルティエリア左で小川から玉田、浮かせたボールを永井が頭で中へと落とすが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。ここからカウンターを仕掛けられるとゴールライン付近で楢崎が飛びつきボールを抑えるが、僅かに出ていたとしてコーナーキックとなってしまう。
5分、仙台・左からのコーナーキックは中央で楢崎が直接キャッチ。
7分、名古屋ペナルティエリア左でボールを受けた仙台・ウイルソンから中へのボールは小川に当たり、ゴールラインを割る。仙台・左からのコーナーキックは中央の牟田がクリア。
8分、センターサークル付近でダニルソンからのボールを受けた小川が倒され、ファールの判定となる。

9分、名古屋1人目交代:中村→ケネディ

10分、藤本からの縦パスに永井が相手ディフェンスライン裏を狙うが、ここはオフサイドの判定となってしまう。

【得点】
11分、藤本からのパスに永井が左サイドを突破。仙台ペナルティエリア内へ入ると、フェイントで相手ディフェンス、キーパーを交わし、中の玉田へ。これを玉田が左足でしっかりと決め、この試合2本目のシュートで名古屋が同点とした。

12分、名古屋ペナルティエリア内で浮いたボールをクリアしようとした田中(隼)と仙台・赤嶺が交錯、ここは名古屋ボールのフリーキックとなる。
13分、仙台ペナルティエリア内右へ進入した藤本からグラウンダーのボールは相手ディフェンスがカット。こぼれ球を田中(隼)が再び中へと狙うが、このボールは仙台・林に直截キャッチされてしまう。
15分、名古屋ペナルティエリア手前左寄りでボールを受けた仙台・富田のミドルシュートは牟田が体でブロック、クリアする。

アウェイで先制されながら追いついた名古屋。ケネディを前線へと入れ、玉田が繋ぎ役に回る事で攻撃の形を作り出せるようになっているだけに、一気に逆転を狙いたい。

16分、センターサークルの藤本から右サイドを上がる田中(隼)の前へバックスピンをかけたボールを狙うが、しっかりとはボールが止まらず、タッチラインを割る。
17分、阿部から縦へのボールにケネディが左へ流れながら相手ディフェンスライン裏を狙うが、ここは僅かにオフサイドの判定となってしまう。

18分、仙台1人目交代:太田→武藤

19分、仙台・石川から名古屋ペナルティエリア方向へのボールに仙台・松下が斜めに走り込むが、トップスピードで戻ったダニルソンがスライディングでボールをクリア。
20分、先のプレーでダニルソンと接触した仙台・松下が名古屋ペナルティエリア内で倒れたため、担架でピッチの外へと出される。
21分、センターサークル内でボールを持つ小川と仙台・富田が交錯、ここは名古屋ボールのフリーキックとなる。
22分、仙台陣内中央右寄りでボールを受けた藤本。素早くペナルティエリア付近のケネディへ強いボールを狙うが、狙いが合わず、ボールは直接ゴールラインを割る。
24分、自陣右で田中(隼)からのボールを仙台・梁に奪われ、素早く左へ開く仙台・ウイルソンへと繋がれるが、戻った田中(隼)がボールを奪いクリア。
25分、右の玉田からのボールをペナルティエリア内中央のケネディが頭で落とす。このボールに小川が右へと走り、難しい体勢からオーバーヘッドで強引に中へ折り返すが、ボールはゴールラインを割ってしまう。
26分、自陣左ハーフライン付近で仙台・赤嶺からボール奪取を狙ったダニルソンがその赤嶺を倒してしまい、ファールの判定。
27分、仙台陣内左で阿部、玉田、阿部と繋ぎ、中のケネディを狙うが、このボールは仙台・渡辺にクリアされてしまう。
28分、玉田からのパスに右サイドを駆け上がった田中(隼)が折り返す。ケネディが相手ディフェンスの間から頭で合わせるが、このシュートは仙台・林の正面を突きキャッチされる。

30分、名古屋2人目交代:小川→磯村
仙台2人目交代:松下→田村

依然として1-1の両チーム。試合は残り15分、名古屋としては失点に繋がりかねないミスを起こさないよう、慎重に攻め続けたい。

31分、自陣でのパスカットから2人経由で左の仙台・ウイルソンへと繋ぎ、カウンターを仕掛けられるが、そのウイルソンの位置でオフサイドの判定。ここで仙台・ウイルソンがプレーを続けてしまい、イエローカードが提示される。
33分、名古屋陣内右で仙台・武藤がパスカット。ペナルティエリア付近へ持ち込むが、シュートは打てず。こぼれたボールを仙台・ウイルソンが左足でシュートを放つが、ボールは楢崎が正面で抑える。
34分、仙台ペナルティエリア手前で藤本からのボールを受けた玉田。ドリブルを仕掛けるが倒され、フリーキックを得る。
36分、仙台ゴール中央右寄り20m程度の位置から名古屋ボールのフリーキック。これを藤本が左足で直接狙うが、このシュートはディフェンスの壁に当たりクリアされる。ここからカウンターを仕掛ける仙台。左から持ち上がり右へ振られると、名古屋ペナルティエリア右の梁と阿部が交錯、ここは阿部のファールを取られる。
37分、名古屋ペナルティエリア手前右から仙台ボールのフリーキック。名古屋ゴール前へのボールをファーサイドの仙台・菅井に頭で叩き付けられるが、このシュートは楢崎が抑える。
38分、磯村からのボールを左で受けた玉田がペナルティエリア内でワンテンポずらし、中のケネディの足下へ。これをダイレクトでケネディが前へと狙うが、ボールは仙台・林にクリアされてしまう。

39分、名古屋3人目交代:ダニルソン→田口

40分、藤本からの浮かせたボールをケネディが頭で丁寧に落とし、ペナルテェリア付近の玉田が左足ダイレクトボレーで狙う。しかし、このシュートは相手ディフェンスに体でブロックされてしまう。
41分、名古屋ペナルティエリア内左でボールを受けた仙台・武藤からの折り返しを中央のウイルソンに合わせられるが、このシュートはダニエルに当たり枠を外れる。
42分、仙台・左からのコーナーキックはファーサイドで永井が触り、田中(隼)がクリア。

43分、仙台3人目交代:梁→ヘベルチ

45分、名古屋ペナルティエリア手前右で仙台・ヘベルチがボールをキープ。ドリブルのタイミングを計るが、田口が飛び込みボールをクリア。
(ロスタイム表示:4分)

ロスタイム1、仙台・右からのコーナーキックはファーサイドで永井がゴールラインへとクリア。仙台・左からのコーナーキック。中央でのこぼれ球はケネディがゴールラインへとクリア。
ロスタイム2、仙台・左からのコーナーキック。中央でこぼれ球を押し込まれそうになるが、楢崎がほぼゴールライン上でクリア。仙台・右からのコーナーキックは楢崎がパンチングでクリア。ここからカウンターを仕掛ける名古屋。藤本から左へ開く玉田、中を上がった磯村からのミドルシュートは相手ディフェンスにクリアされてしまう。ここからのカウンターを磯村が止め、このプレーで磯村にイエローカードが提示される。

【失点】
ロスタイム3、名古屋ペナルティエリア手前右でボールを持った仙台・ヘベルチがボールを縦へ。これをペナルティエリア内で受けた仙台・ウイルソンに反転してのシュートを決められ、勝越しゴールを許してしまう。

ロスタイム5、仙台・林からのゴールキックを田口が跳ね返すが、競り合った仙台・赤嶺の上に乗ってしまい、ファールの判定。

このリスタートを仙台左サイドへ繋いだところで試合終了。

一旦名古屋が追いついてからはお互いが勝ち越しゴールを狙い、五分の戦い。特に残り5分を切ってからは両陣をボールが行き交うカウンターの応酬となったが、後半ロスタイム、一瞬エアポケットに入ってしまったかのようなスキを突かれ警戒していたウイルソンにゴールを許してしまうと、結局これが決勝ゴール。ホームでの試合に続き、今シーズン、ベガルタ仙台に対し2連敗となってしまった。


試合終了後記者会見

131019-mr.jpg我々にとっては悪夢が続く、難しい時期に差し掛かっています。勝ち方の形が見えなくなっています。相手にプレゼントのように得点を与えてしまいました。最後の場面であのような失点はショックですが、それも1つの人生です。それでも今日は、全般的に見ればゲーム自体は良かったと思います。

Q.終了間際の失点で負けとなりましたが。

仙台にはおめでとうと言いたいです。あの失点が決勝点となりましたし、あの失点でグランパスは敗れました。いろいろな状況で選手が間違った判断をしてしまいました。たとえばカウンターの時、左で空いている選手がいても、そこにパスが出ないといったシーンも多くありました。もちろん勝ちたいと思ってプレーしているのでしょうが、判断のミスから勝ちたく無いように感じる場面もありました。やはり選手は走っている選手を見てプレーする必要がありますし、我々にも2-1とするチャンスがありましたが、決められませんでした。簡単な状況が我々にとって難しい状況となってしまっています。

Q.5連敗から5連勝、そしてまた勝てないなど、選手は結果に対しメンタル面で過敏になっているのではないでしょうか?

試合では気持ちを前向きに、集中してゴールを決めるべきものです。

今日は自分達もボールを取り返せてはいたのですが、そこからのリカバリーの部分でミスが多くでました。守備でもラインをコンパクトにするべき場面で、ワイドに間延びするなどしてしまいました。後半はすぐに1点決められてのスタートとなりました。その中でシステムを変えたりしたことでチームは良くなり、同点に追いつきました。それでも判断の場面で正しい選択が出来ず、相手のネットにボールを突き刺すという行為が上手くいきませんでした。ベガルタ仙台にはおめでとうと言いたいと思います。私の監督としての仙台での試合はこれで終わりですが、みなさまのホスピタリティには感謝しています。

Q.仙台の手倉森監督もストイコビッチ監督と同じく6年間チームを率い、今シーズンで去ります。その対戦についてはどう感じられているのでしょうか?

マッチコーディネーションミーティングの前に話す機会があり、いろいろと会話をしました。手倉森監督はとても良い監督です。ベガルタ仙台をしっかりと成長させ結果を出しました。彼の仕事を尊重したいと思いますし、前途を祈っています。