2013シーズン試合結果

2013J1リーグ第22節:名古屋グランパスvsセレッソ大阪

最終更新日時 2013/08/25 13:16

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名古屋市瑞穂陸上競技場 8/24(土) 19:04キックオフ

試合前

朝方の雨も上がり、久しぶりにいくぶんかは過ごしやすい気温の名古屋市瑞穂陸上競技場。2013J1第22節はホームでセレッソ大阪との対戦となる。

前節、アウェイでの首位のサンフレッチェ広島戦に1-1で引き分けた名古屋。リーグ戦連勝は6でストップとなったが、ホームで守備的な布陣を敷きカウンターを狙い続ける広島にカウンターから失点を許し、厳しい試合となった。それでもこの試合からグランパスに復帰した永井が途中投入されると、後半ロスタイム、その永井の粘りから闘莉王のリーグ戦今シーズン初ゴールで勝ち点1を獲得した。今日の対戦相手セレッソ大阪はここまでリーグ戦4位、先日日本代表にも選ばれ一気に注目の増した山口、柿谷らを擁し、今最も勢いのあるチーム。グランパスにとってはホームでも正面からぶつかり合う好ゲームが期待される。

「学祭天国」と銘打ち、地元名古屋の大学生・ナゴ校とのタイアップによる様々なイベントで試合前から盛り上がったスタジアムに午後6時30分、ウォーミングアップのためフィールドプレイヤーが姿を現すと、一気に試合への戦闘態勢が高まった。

前節広島戦ではイエローカード累積により出場停止だった、中村、ケネディの2人が戻った今日のスターティングメンバー。特に7月のリーグ戦再開以降好調な攻撃陣を支える玉田、ケネディの両フォワードにはサポーターからの期待も大きく、サポーターズシートには2人の背番号を現す「11」と「16」の文字、そしてゴールターゲットを現したコレオグラフィが描かれている。

昨晩からの雨で気温も少し下がり、好コンディションでのゲームが期待されるが、試合前の選手達もまずは久しぶりの瑞穂のピッチの感触を確認し、集中力を高めているようだ。

前半

当日券も完売し、バックスタンドまでぎっしりと埋まった瑞穂陸上競技場。両サポーターの歓声が響く中、22人の選手がピッチへと姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、闘莉王、増川、阿部の4人。藤本、中村、ダニルソン、小川の4人が中盤を構成し、玉田、ケネディの2トップによる4-4-2のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った名古屋ボールでキックオフ。

1分、センターサークルの闘莉王から縦へのボール、ペナルティエリア内のケネディから右を上がる藤本へのボールは相手ディフェンスにゴールラインへとクリアされる。
2分、名古屋・右からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールをニアサイドのケネディが頭で逸らし、ファーサイドで闘莉王が詰めるが、シュートへは持ち込めずボールはクリアされる。
4分、C大阪陣内右で藤本が縦へのドリブルを仕掛けるが、C大阪・丸橋にコースを抑えられ、ボールはゴールラインを割る。
5分、名古屋陣内中央のC大阪・シンプリシオから右へのボールは阿部がカット、これをクリア。
6分、C大阪陣内左でダニルソンのディフェンスからボールを奪った名古屋。ペナルティエリア近くの玉田に預け、一旦バランスを崩しながら左のケネディの前へスルーパスを通すが、ここはオフサイドの判定となってしまう。
8分、ハーフライン付近の闘莉王から玉田へ楔のボール。これを玉田がダイレクトで右を上がる田中(隼)の前へ狙うが、タイミングが合わずボールは直接タッチラインを割る。
9分、左サイドを上がるC大阪・楠神の前を狙ったグラウンダーのボールは、田中(隼)がスライディングでタッチラインへとクリア。
10分、自陣からカウンターを仕掛ける名古屋。右サイドの田中(隼)がC大阪ペナルティエリア近くへ持ち上がると、中へのボールを玉田がトラップ、ターンし左足で狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。
11分、C大阪・扇原から右へのサイドチェンジは阿部がヘディングでクリア。
12分、名古屋陣内でダイレクトでのパスを繋ぐC大阪。ペナルティエリア近くのC大阪・楠神から中へのボールは闘莉王がクリア。
14分、右サイドを上がった田中(隼)からのアーリークロス。ペナルティエリア内のケネディがヘディングで落とすが、このボールはC大阪・キムに直接抑えられる。
15分、カウンターから右サイドを上がった藤本。中へと持ち替え、中央を上がる闘莉王へ。ミドルシュートは打ち損ね、こぼれ球をケネディが体をひねりながら右足で狙うが、このシュートはクロスバーを超える。

試合開始からここまで、ボールポゼッションを高めチャンスを伺う名古屋と、奪ってから縦へ速いC大阪、両チームのカラーがそのまま現れる試合展開が続く。

16分、C大阪・丸橋から縦へのボールは田中(隼)がヘディングでクリア。
17分、楢崎からのボールをケネディが頭で前へ逸らし、玉田が追うが、ボールは相手ディフェンスからキーパーへ戻し、右へとクリアされる。
18分、自陣右の闘莉王から前線のケネディを狙うが、オフサイドポジションと判断したケネディはプレーを続けられず、ボールはC大阪・キムが直接抑える。
19分、右サイドを上がったC大阪・山口からの折り返しはペナルティエリア内の闘莉王がクリア。
20分、名古屋陣内でダニルソンからのパスが相手に当たり、こぼれ球を右で拾ったC大阪・楠神のクロスはダニルソンがゴールラインへとクリア。C大阪・右からのコーナーキックは名古屋ゴール前を抜け、逆サイドへと流れる。
22分、C大阪陣内中央でダニルソンのパスカットから左の小川、ダイレクトで中の玉田を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
23分、右サイドを上がった闘莉王から田中(隼)の前へのスルーパスは、C大阪・藤本にタッチラインへとクリアされる。
24分、C大阪陣内中央右寄りで相手クリアを拾った田中(隼)。右足でミドルシュートを狙うが、アウトサイドに掛かったボールは枠の右へと外れる。
26分、ディフェンスラインからのロングボールを名古屋ペナルティエリア近くのC大阪・柿谷が背面でのトラップを狙うが、ボールには上手く触れず、楢崎が抑える。
27分、C大阪・エジノが左へ流れボールを受けるが、ここは闘莉王がスライディングでタッチラインへとボールをクリア。
28分、C大阪・丸橋に玉田、ケネディが一斉にプレスを仕掛けるが、ボールは前へとクリアされる。
29分、C大阪陣内右の闘莉王からのアーリークロスはC大阪・藤本にヘディングでクリアされる。
30分、右サイド高い位置で藤本からのボールを受けた田中(隼)のクロスはC大阪・キムが直接抑える。

依然として高いボールポゼッション率を保つ名古屋。ゴール前では何度かチャンスを作り出しており、C大阪のカウンターに注意しながら前半のうちに先制ゴールを奪いたい。

31分、中央を上がった闘莉王からケネディへ楔のボール、これをケネディがサポートの玉田へダイレクトで落とすが、ボールは相手ディフェンスにカットされる。ここからカウンターで一気に名古屋ペナルティエリア付近までボールを持ち込まれるが、戻った阿部がスライディング、こぼれたボールは楢崎が抑える。
33分、C大阪・丸橋からグラウンダーでのアーリークロスは楢崎が直接抑える。
34分、名古屋ペナルティエリア手前からC大阪・楠神が中へのドリブルを狙うが、田中(隼)がコースを塞ぎ、楢崎が抑える。
35分、C大阪ペナルティエリア付近でボールをキープしたケネディから戻しに藤本が走り込むが、相手ディフェンスと交錯してシュートは打ち切れず、ボールはクリアされる。
36分、センターサークルの藤本から右サイドを上がる田中(隼)の前を狙うが、ここは球足が速く、ボールは直接ゴールラインを割る。
38分、C大阪陣内右の闘莉王からペナルティエリア内へのボールはC大阪・キムが直接抑える。
39分、右サイドを上がったC大阪・酒本からのクロスを名古屋ペナルティエリア内左のC大阪・柿谷にバイシクルシュートで狙われるが、ボールはクロスバーを超える。
40分、右サイドを抜け出したケネディがC大阪ペナルティエリアで逆サイドを上がる玉田へとスルーパスを狙うが、このボールはC大阪・山下にスライディングでクリアされる。
42分、名古屋・左からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールはニアサイドのC大阪・藤本にゴールラインへとクリアされる。再び名古屋・左からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールはC大阪・キムに直接キャッチされる。
43分、C大阪ペナルティエリア右の藤本から戻したボールを走り込んだダニルソンが右足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たりクリアされる。
45分、C大阪ペナルティエリア内右のケネディが粘り、コーナーキックを得る。名古屋・右からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールをニアサイドの増川、ファーサイドの闘莉王と頭で繋ぎ、ケネディが倒れながらヘディングで合わせるが、このシュートは枠の右へと外れてしまう。
(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム1、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けたC大阪・柿谷。強引に左足でミドルシュートを狙うが、ボールは枠の左へと外れる。
ロスタイム2、名古屋ボールのゴールキック。楢崎が前線へ大きく蹴り出したところで前半終了。

名古屋のボール保持時にはフォワードの柿谷を前線に1人残し、自陣に9人のフィールドプレイヤーで守備のブロックを作るC大阪相手にゴールを奪えなかった名古屋。それでも何度かチャンスを作り出しており、後半もC大阪の鋭いカウンターに注意しながら、先制ゴールを奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、C大阪ボールでキックオフ。

1分、名古屋ペナルティエリア付近でのこぼれ球を拾ったC大阪・シンプリシオ。そのままペナルティエリア内へと持ち上がるが、田中(隼)がボールを奪い、タッチラインへとクリア。
3分、ここで、ペナルティエリア手前で交錯し倒れた闘莉王の治療のため、担架で外へと出され、一旦試合が止められる。
4分、藤本、玉田で囲み、ボールを奪った名古屋。そのまま藤本が右サイドを上がり、中の玉田へ。その玉田がペナルティエリア手前で倒されるがノーファールの判定、ボールはクリアされる。

6分、名古屋1人目交代:闘莉王→ダニエル
一旦はピッチへ戻った闘莉王だが、プレー続行不能と判断。再び担架で外へ出され、ダニエルが代って同じポジションへと投入される。

7分、名古屋陣内右深い位置でのルーズボールはダニエルが前線へとクリア。
8分、右からペナルティエリア内へ入ったC大阪・エジノのシュートは増川が体でブロック、再び拾ったC大阪・エジノの中へのクロスは直接ゴールラインを割る。
9分、藤本から左サイド高い位置へのボールに阿部が追いつくが、中への折り返しは相手ディフェンスに当たりタッチラインを割る。
10分、C大阪陣内右から中へと仕掛けた藤本。しかし、ペナルティエリア方向へのパスは相手ディフェンスにクリアされる。
11分、C大阪ペナルティエリア手前の藤本のダイレクトプレーに小川が中へと走るが、ボールはC大阪・キムが抑える。
13分、自陣でダニルソンのパスカットから左の小川、玉田と繋ぎ、ペナルティエリア内でワンフェイントから中へのクロス。しかし、このボールはC大阪・キムにキャッチされてしまう。
15分、C大阪陣内中央の藤本のダイレクトプレーを受けた玉田。ペナルティエリア付近でドリブルを仕掛け、相手ディフェンスと交錯するがノーファール、ボールはクリアされる。

アクシデントにより交代を強いられた名古屋。攻守の要となる闘莉王を失い苦しくなったが、C大阪が前へと圧力を高めれば、スペースが生まれ、そこを突きたい。

16分、名古屋2人目交代:小川→永井
名古屋ペナルティエリア付近でボールを繋ぐC大阪。左から戻したボールに走り込んだC大阪・扇原が左足でミドルシュートを狙うが、ボールはクロスバーを超える。

18分、左サイドで阿部からのスローインのボールを受けた永井。右足に持ち替えてのクロスはC大阪ゴール前を抜け、逆サイドのゴールラインを割る。
20分、ディフェンスラインからのロングボールにC大阪・柿谷が飛び出すが、増川がしっかりとラインを上げ、オフサイドを取る。

21分、名古屋ペナルティエリア内左へ開いたC大阪・柿谷がボールを戻すと、走り込んだC大阪・山口のミドルシュートはクロスバーを超える。
C大阪1、2人目交代:エジノ、楠神→枝村、杉本

22分、名古屋陣内右のC大阪・山口からのアーリークロスはニアサイドのダニエルがヘディングでゴールラインへとクリア。
23分、C大阪・右からのコーナーキック。ペナルティエリア内でこぼれ、複数の選手が重なるが、ここはC大阪のファールの判定となる。
25分、楢崎からのボールを競り合ったケネディがC大阪陣内左でC大阪・杉本に倒され、フリーキックを得る。

26分、名古屋3人目交代:中村→矢野
C大阪陣内左、ゴールまで40m程度の位置から名古屋ボールのフリーキック。藤本が左足でC大阪ゴール前へ上げたボールは前へ出たC大阪・キムにキャッチされる。ここからのカウンターをダニエルが奪うと、右の矢野の前へスルーパス。相手キーパーを引き出し、中のケネディへグラウンダーのボールを狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる

27分、名古屋・右からのコーナーキック。藤本からのボールをクリアされると、これを再び拾った藤本が左足でクロス。ファーサイドのケネディが頭で狙うが、ボールは相手ディフェンスに当たりゴールラインを割る。
28分、名古屋・左からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボール、ニアサイドのダニエルが頭で逸らすが、ボールは相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。
29分、ハーフライン付近のダニルソンからのパスに永井が一瞬のスピードで左サイドを抜け、中のケネディを狙うが、ボールはまたも相手ディフェンスにクリアされる。
30分、名古屋・左からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールはニアサイドでクリアされる。

依然としてスコアレスの両チーム。ホームの名古屋は満員のサポーターの前で、何としても歓喜のゴールを奪いたい。

31分、玉田との縦へのワンツーでペナルティエリア内左へ進入した永井から左足でのクロス。C大阪・キムが弾いたこぼれ球に矢野が詰めるが、そのC大阪・キムと交錯、ここは矢野のファールを取られてしまう。
33分、C大阪陣内左で阿部から永井へスルーパスのタイミングを狙うが、前へのボールは相手ディフェンスに当たり、タッチラインを割る。
35分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けたC大阪・杉本の縦へのボールは名古屋ゴール前を抜け、直接ゴールラインを割る。
36分、右サイドでボールを持った田中(隼)の左足のクロスは中央で相手ディフェンスにクリアされる。
37分、フィールドプレイヤー全員が敵陣に入り攻撃を仕掛ける名古屋だが、最後の場面でスペースが無く、ゴール前へは迫れない展開が続く。
39分、ケネディのヘディングでの競り合いを拾った永井が縦へドリブル。しかし、ここでC大阪・扇原と交錯すると、永井にイエローカードが提示される。

40分、C大阪3人目交代:シンプリシオ→横山

41分、C大阪・右からのコーナーキックはダニルソンがファーサイドで奪う。

【得点】
42分、ここから名古屋がカウンターを仕掛けるが、C大阪陣内中央で玉田が倒されるもノーファール。ボールが前線のC大阪・柿谷に届くと、ディフェンスの増川、さらにペナルティエリアぎりぎりまで出た楢崎も交わされ、無人のゴールへのシュートを許し、先制ゴールを奪われてしまう。

【得点】
43分、右からドリブル突破でペナルティエリアへ進入した矢野が右足でシュート。C大阪・キムが一旦弾くが、そのまま矢野が右足で押し込み、自身にとって名古屋移籍加入後リーグ戦初ゴールで名古屋が同点とした。

45分、左サイドの阿部からのアーリークロスに矢野が頭で飛び込むが、僅かに間へ入ったC大阪・キムにパンチングでクリアされる。
(ロスタイム表示:7分)

ロスタイム1、阿部からのパスにペナルティエリア左へ走り込んだ永井のグラウンダーのボールは相手ディエンスに当たり、C大阪・キムが抑える。
ロスタイム2、左サイドハーフライン付近の阿部から縦の永井を狙うが、ボールは直接タッチラインを割ってしまう。
ロスタイム3、阿部からのアーリークロス。ペナルティエリア内中央、少し距離のある位置からケネディが頭で狙うが、このシュートはC大阪・キムが抑える。
ロスタイム4、藤本からのボールを左で受けた永井。ペナルティエリア内で右へ1人交わし、右足でのシュートを放つが、このボールもC大阪・キムに弾かれてしまう。
ロスタイム5、田中(隼)からのロングボールをペナルティエリア付近のケネディがヘディングで競り合うが、ボールは裏へ抜け、C大阪・杉本にクリアされる。
ロスタイム6、阿部からのボールに左を駆け上がった永井。右足へ持ち替え、ファーサイドへのクロスをケネディが右足で合わせるが、ボールは右のポストに当たりクリアされる。
ロスタイム7、C大阪ペナルティエリア左の玉田からのクロス。矢野が相手ディフェンスと激突しながら頭で合わせるが、このシュートはクロスバーを超える。ここで相手ディフェンスがピッチに倒れたため、一旦プレーが止められる。
ロスタイム8、C大阪・キムからのゴールキックは左タッチラインを割るが、阿部のスローインでリスタートしたところで試合終了。

闘莉王が途中負傷交代した名古屋。その後も攻撃を仕掛けたが、カウンターで前掛かりとなったタイミングを逆に警戒していたC大阪・柿谷のカウンターで先制ゴールを許してしまった。それでも直後に矢野が同点ゴールを奪うと、長いロスタイムで何度もチャンスを作ったが、勝ち越しゴールは奪えず。1万8千人を超えた満員のサポーターの期待に応え切れない、悔しい結果となった。


試合終了後記者会見

130824mr.jpg今日は素晴らしいサッカーを見せることができ、私自身も見ていて楽しむことが出来ました。最終的に1-1の引き分けという結果となりましたが、セレッソにとっては、この引き分けという結果には、ハッピーな気持ちなのではないでしょうか。今日は我々の持っているスタイルを見せることができましたし、内容の部分にもとても満足しています。

Q.前回C大阪と対戦した時よりも全体的に良くなっているように思えますが、どのようにして、この短期間で変わっていったのでしょうか?

夏の合宿で、攻守両方を整備し、その中で我々のスタイルをもう一度見つめ直しました。試合を重ねる毎に選手達も進歩してきていると思いますし、我々がゲームを支配することも増えてきていると思います。

私はカウンターに頼るサッカーはしたくありません。いつだって攻撃的なサッカーをしていたいと思っています。前節の広島戦でも言いましたが、我々は"我々のサッカー"を続けていきます。この考えは今後、変わることはありません。

Q.闘莉王選手のケガの状況について、現在分かっている範囲で教えてください。

詳しい情報は待つしかありません。ダニエルもいますし、我々のスタイルは変えることはありません。今は良い方向であることを願っています。

Q.後半、闘莉王選手を欠きながらもチームとして機能出来ていたように思えますが、これはチームの成長を表しているのではないでしょうか?

全体のプレー内容にはとても満足しています。サポーターの皆さんも楽しんでくれたと思いますが、残念ながら結果は1対1でした。

先制点はセレッソに許してしまいましたが、これは偶発的なものだったと思います。その後、諦めずに戦ったことで、その直後に点を奪い返すことが出来ました。

ゲームそのものについては、完全に我々が支配していたと思っています。勝利を逃してしまったことは悔しいですが、皆さんが見たいサッカーというものを見せる事が出来ましたので、とても満足しています。

Q.前節の広島戦でもそうでしたが、相手がひいてしまうと後ろでボールを回す時間が長くなり、攻めあぐねる時間が増えているように思えます。その点については、どうお考えですか?

今日は87分まで柿谷選手は眠っていたのではないでしょうか。それだけ我々の守備がしっかりと彼を抑えられていたと思っています。結果的に、ミスを冒すことで得点を許してしまいましたが、サッカーにはこういうことも起こりうると思っています。ただ、それはそれで良いと思っています。1点取られたのだったら、2点3点取り返せば良いのですから。

それでも守備はとても良かったと思います。最後の失点だけが悔やまれますが、100%の力を出し切ってくれたと思います。

今日は守備の観点から、広島のような戦い方をするチームとの試合でした。ただ、我々はそういうサッカーをしたくはありません。やはりチケットを買ってスタジアムに来てくれるお客さんに楽しんでもらえるような攻撃的なサッカーをしていきたいと思っています。

今日はケネディの日ではありませんでしたね(笑)。前半にも後半にも彼には惜しいシーンがありましたが、残念ながら決めることは出来ませんでした。