2013シーズン試合結果

試合終了後記者会見

今日はお互いに戦術的なゲームでした。同じシステムで戦いましたが、まず中村直志のゴールで先制しました。後半も勝つためにプレーしましたが、選手達がプレーを止めてしまったような印象を受けました。そして大宮に勝つチャンスを与えてしまいました。これは我々のレッスンの1つとして、インテリジェンスがあるチームならここから何かを学ばなければいけないと思っています。

同点に追いつかれたシーンはミスも絡み、警戒していた相手のカウンターからでしたが？

ハーフタイムには、しっかりとパスを回して自分達のゲームを作るのだと指示を出しました。それまでゲームは自分達の手の内にありました。それでも理解に苦しむミスからボールを失い、相手のカウンターを受けてしまいました。自分達で自分の首を締めてしまいました。相手に勝ちを与えてしまったという今日の試合でしたが、もちろん言い訳はできません。その代償を今日、支払う結果となってしまいました。

そして2失点目のシーンについてですが、今日は前半から良い守備をしていました。しかし最初の失点のシーンから集中力を欠いてしまいました。そして田中隼磨とダニエルの位置で相手にスペースを与え、そこを突かれてしまい、消極的な守備をしてしまいました。それを最後まで引きずってしまったということです。

その後は同点にするチャンスもありましたが、レフェリーがさせてくれませんでした。矢野がペナルティエリア内へ飛び込んだシーン、皆さんはどう見たかわかりませんが、私にはPKに思いました。新宿のタワーから見ても明らかでした。レフェリーにもミスがあることは理解できますが、私はドラガン・ストイコビッチであり、あれをどう説明しろと言われても説明ができません。

今日の敗戦は我々にとって大きなダメージであり大宮に勝利をプレゼントしてしまいました。祝福すべきですし、大宮もハードな内容で逆転を狙い、そしてそれが実りました。私はレフェリーを責めているわけではありませんが、試合後の気分は悪いものです。それでもサッカー人生とは、このようなものですし、これからも続きます。

最後に田中輝希についてですが、ゴールが遠かったのではないでしょうか。最後の場面では決めて欲しかったのですが、そういう意味で今日のMVPは、相手のゴールキーパーだったのではないでしょうか。