2013シーズン試合結果

2013Jリーグヤマザキナビスコカップ第7節:名古屋グランパスvsアルビレックス新潟

最終更新日時 2013/05/23 12:26

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名古屋市瑞穂陸上競技場 5/22(水) 19:03キックオフ

日中は30度を超え、初夏の暑さに見舞われた愛知県名古屋市。2013Jリーグヤマザキナビスコカップ第7節はホームでアルビレックス新潟との対戦となる。

土曜日に行われたアウェイでのリーグ・鹿島戦に敗れ、連敗を4とした名古屋。ストイコビッチ監督就任以降、2009年時喫した連敗に並ぶワースト記録。ここ2試合では先制しながらの逆転負けが続き、負の連鎖を断ち切るために、何としても結果が欲しい。

既にナビスコカップ予選敗退の決まった名古屋、新潟だが、共にリーグ戦でも中盤から下位に位置し、今週末の中断前リーグ最終戦、さらに7月からのリーグ戦再開までにチーム状態を少しでも向上させたい。そのため今日の名古屋は、通常のリーグ戦とほぼ変わらないメンバーがスターティングに名を連ねる。田口に代り中盤底の位置にはダニエルが起用されるが、元々グランパスではディフェンスの選手であり、守備力の強化の意図が見られる。先制してから持ちこたえられない現状を見れば、この位置でダニエルが機能すれば今後のリーグ戦、リード時のオプションとしても考えられるのではないだろうか。

平日のナイトゲーム、しかも予選敗退が決まっているため入場者数的には寂しいが、ウォーミングアップのため選手が姿を現すと、いつもよりバックスタンドよりに陣取るサポーターから拍手が沸き起こった。

勝利から遠ざかるチーム状態にウォーミングアップを行う選手に表情にも厳しさが見えるが、常にチームを支えてくれるサポーターの声援を背に、浮上のためのきっかけを得たい。

前半

日が陰り、涼しい風も吹きはじめた名古屋市瑞穂陸上競技場。両チームサポーターの声援が響くスタジアムに22人の選手が姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、闘莉王、増川、阿部の4人。ダニエル、ダニルソンが中盤底に位置し、ケネディの1トップ、その後ろに小川、玉田、藤本が並ぶ4-5-1(4-2-3-1)のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った名古屋に対し、新潟ボールでキックオフ。

1分、左サイドを上がった新潟・田中(亜)からのクロスは直接ゴールラインを割る。
2分、新潟陣内中央で小川と新潟・坪内が交錯、名古屋ボールのフリーキックとなる。

【得点】
3分、新潟陣内中央センターサークル付近からのフリーキック。藤本が新潟ゴール前へ上げたボールを新潟・レオがクリアミスし、そのままオウンゴール。ラッキーな形で先制ゴールを奪った。

4分、自陣で阿部から闘莉王へのボールをカットされると、そのまま新潟右サイドへと展開。中へのクロスをペナルティエリア内中央の新潟・川又に触られるが、浮き上がったボールは楢崎が抑える。
5分、右サイドを上がった田中(隼)からのクロス。これを相手ディフェンスと競りながらケネディがヘディングで合わせるが、このシュートは枠の左へと外れる。
6分、名古屋陣内中央の新潟・レオから縦へのボールは田中(隼)がクリア。
7分、右サイドハーフラインを超えた位置でパスカットした闘莉王が新潟・田中(亜)と交錯、名古屋ボールのフリーキックとなる。
8分、新潟・村上が新潟・川又に当ててワンツーパスで右サイドを上がるが、リターンボールは直接ゴールラインを割る。
9分、新潟陣内でボールを回す名古屋。しかし、中盤のダニエルが受け、右足へ持ち替えたところで相手選手を押さえてしまいファールの判定となる。
11分、名古屋陣内中央でボールを受けた新潟・酒井の左足でのシュートはクロスバーを超える。
12分、左サイドでボールを受けた新潟・レオからのクロスはダニエルが体でクリア。
13分、新潟・村上からのアーリークロスは逆サイドへ流れ、タッチラインを割る。
14分、新潟陣内左ハーフライン付近で阿部から楔のボールを受ける玉田が後ろから引っかけられ、フリーキックを得る。

16分、新潟ペナルティエリア手前で藤本が一旦バランスを崩しながら、ドリブルでキープ。右を上がる田中(隼)へ繋ぎ、ここからのクロスをケネディがわずかに触るが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。
17分、自陣中央のダニルソンから右サイド高い位置の田中(隼)へ。さらに外を上がる小川とのワンツーでボールを受けた田中(隼)からのクロス。これを中央の玉田がヘディングで叩き付けるが、枠を捉えたシュートは新潟・黒河に弾き出されてしまう。
18分、名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールは中央でクリアされる。
19分、新潟陣内左タッチライン際で小川が新潟・村上に倒され、フリーキックを得る。そのリスタート、小川が右足で新潟ゴール前へ速いボールを入れるが、ここは相手ディフェンスにクリアされる。
20分、自陣で田中(隼)のプレスからこぼれたボールを玉田、ケネディと繋ぎ、一気に前線へ駆け上がる田中(隼)の前へ浮き球を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
21分、新潟陣内中央でケネディが倒れながら繋いだボール。藤本から右の田中(隼)へ繋ぎ、中へのクロスを狙うが、このボールはファーサイドで相手ディフェンスにクリアされる。
22分、センターサークル付近の増川から右サイドの田中(隼)へ狙うが、強めのボールはコースが合わず、直接右タッチラインを割る。
23分、センターサークル付近で小川から藤本へのボールがカットされる。これを拾った新潟・鈴木がそのままペナルティエリア内左へ持ち込み、シュート性の強いボールを中へと入れるが、このボールはクロスバーに当たり枠を外れる。

【得点】
24分、楢崎のセーブからカウンターを仕掛ける名古屋。右サイド高い位置の田中(隼)が2度、3度と切り返し、中の藤本へ。後ろ向きでボールを受けた藤本がさらに後方からサポートに入る玉田へ確実に繋ぐと、相手ディフェンスのマークが付かない状態で玉田が迷わず左足を一閃。ペナルティエリア手前からゴール左隅を狙ったシュートが決まり、ここ数試合欲しかった追加点を名古屋が奪った。

27分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた新潟・田中(亜)の強烈なミドルシュートが枠を捉えるが、楢崎が反応し、指先で触ったボールはクロスバーに当たり枠を外れる。
29分、左サイドを上がった新潟・田中(亜)からマイナス方向へのグラウンダーのクロスを新潟・レオに狙われるが、このシュートは闘莉王が体でブロック、これをクリア。
30分、新潟・右からのクロスを新潟・鈴木に頭で合わせられるが、このボールはディフェンスに当たり、ゴールラインを割る。新潟・左からのコーナーキックは中央で小川がクリア。こぼれ球を拾った名古屋が藤本に預け、そのまま小川、玉田と駆け上がり、カウンターを仕掛ける。しかし、小川から右サイドを上がる玉田の前を狙ったスルーパスは球足が速く、直接ゴールラインを割る。

32分、新潟陣内で右の田中(隼)から中央のダニエル、さらに左の阿部へとサイドを変え、中央へのアーリークロス。これにケネディが飛び込むが、ボールへは届かず、直接ゴールラインを割る。
33分、右サイドを上がった新潟・村上からのクロスは闘莉王がクリア。
34分、小川とのワンツーで右サイドを突破した田中(隼)からのクロス。エリア内の玉田が右足で合わせるが、このシュートは相手ディフェンス、そしてケネディと当たり、枠を外れる。
35分、自陣でダニルソンのディフェンスからこぼれたボールを玉田、ダニルソンと繋ぎ、右サイドを上がる小川へと狙うが、ボールは直接右タッチラインを割る。
36分、新潟陣内ハーフライン付近でケネディ、田中(隼)が新潟・田中(亜)を囲み、ボール奪取を狙うが、引っかけて倒してしまいファールの判定となる。
37分、右サイドを上がった新潟・田中(亜)からのクロスはファーサイドの阿部がヘディングで触り、闘莉王がクリア。
38分、左サイドをドリブルで駆け上がったダニルソンが倒され、フリーキックを得る。
39分、新潟ペナルティエリア手前左から名古屋ボールのフリーキック。小川が右足で上げたボールに外寄りの増川が体ごと飛び込むが、新潟・菊地と交錯、増川のファールを取られる。

【失点】
41分、名古屋陣内左よりでボールを受けた新潟・レオ。ディフェンスに付いたダニルソンを引きづりながら中央へ持ち込まれると、そのまま右足で強烈なシュートを決められ、新潟に1点差とされてしまう。

43分、新潟陣内右寄りで藤本が落としたボールを受けたダニエル。そのまま右サイドを上がるが、新潟・レオにコースを抑えられ、ボールはクリアされる。
44分、右へのパスに上がった新潟・酒井からの折り返しは名古屋ゴール前を通り抜け、逆サイドタッチラインを割る。
45分、新潟陣内右でのスローイン。田中(隼)からサイドを上がるダニエルの前を狙うが、ここでダニエルが押さえられ、フリーキックを得る。
(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム1、新潟陣内右タッチライン際から名古屋ボールのフリーキック。藤本が新潟ゴール前へ上げたボールは中央でクリアされる。ここから新潟が名古屋ゴール方向へ大きくボールを蹴り出すが、ペナルティエリア左へ出た楢崎がタッチラインへとクリア。
ロスタイム2、新潟・右からのスローインでリスタートされたところで前半終了。

試合開始早々に相手のオウンゴールというラッキーな形で先制した名古屋。その後なかなか決定機を作り出せなかった名古屋だが、田中(隼)を起点としたカウンターから玉田が待望の追加点。しかし、新潟・レオにも1点を決められ、1点リードでの折り返し。失点シーンは個の力で決められた印象だが、それ以外にもサイドのからのクロスなど簡単な攻撃で危ないシーンが見られた。
後半、1点差を守りつつ、リードを広げる追加点を狙う、ここまでの課題や今後のリーグ戦へ向けての戦いが必要とされそうだ。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、新潟・村上から前を狙ったボールは増川がクリア。
2分、ハーフライン付近でダニルソンのディフェンスからボールを奪った名古屋。藤本から左サイドへ流れる小川の前を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
3分、新潟陣内左、ハーフライン付近でダニエルが後ろから押さえられ、フリーキックを得る。ここから阿部がゴール前のケネディへ一気に狙うが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。
4分、右サイドを破った新潟からグラウンダーのクロスに走り込んだ新潟・田中(亜)に合わせられるが、至近距離から枠内への強烈なシュートも楢崎が反応し、クリア。
5分、左でボールを受けた小川がドリブルで新潟・酒井を交わし、ペナルティエリアへ入った辺りから転がしたシュートを狙うが、このボールは枠の右へと外れる。
6分、自陣左ハーフライン際でダニエルが新潟・藤田を倒し、ファールを取られる。
7分、この位置からのフリーキック、名古屋ゴール前へのボールを増川がヘディングで弾くが、こぼれ球を拾った新潟・藤田が右足でミドルシュート。このボールはクロスバーを超える。
8分、右サイド高い位置でボールを奪った藤本が左足へ持ち替え、中央へとクロス。相手ディフェンスに付かれた玉田が胸で落とし、少し流れたボールに体を伸ばし右足で狙うが、このシュートはクロスバーを超える。
9分、自陣左で名古屋ボールのスローイン。ダニルソンから阿部の位置へ2人に囲まれ狙われるが、ここは無理に繋がず阿部が右足で前線へ大きく蹴り、ボールをクリア。
11分、新潟陣内中央でケネディがボールを失うと、一気にカウンターを仕掛けられるが、左サイドを上がった新潟・田中(亜)のゴールライン付近からの折り返しは増川がクリア。
12分、新潟・左からのコーナーキック。変則的な名古屋ペナルティエリア手前へ落としたボールを新潟・藤田に狙われるが、このシュートは枠の右へと外れる。
13分、左サイドハーフライン付近でケネディが倒され得たフリーキック。阿部からのボールをペナルティエリア付近のケネディが頭で落とすが、小川へは届かず、ボールはクリアされる。

14分、楔のボールを受け懐深く粘ったケネディから藤本、ダニエルと繋ぎ、シュートを狙うが、このボールは相手ディフェンスに体でブロックされる。
新潟1人目交代:川又→田中(達)

15分、代った新潟・田中(達)へ当ててのカウンター。右サイドを上がる新潟・鈴木へのボールは闘莉王がタッチラインへとクリア。

16分、新潟・藤田からのクロスは楢崎が直接抑える。

17分、新潟陣内左から阿部が中へと持ち込むが、相手ディフェンスと交錯し、ボールを失う。こぼれ球を拾った玉田が新潟ペナルティエリア内へ浮かせたボールを狙うが、これも相手ディフェンスにクリアされる。
名古屋1人目交代:ダニルソン→田口
新潟2人目交代:田中(亜)→成岡

19分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けた新潟・レオ。大きく2度の切り返しでエリア内へと進入するが、前へ出た楢崎がボールを抑える。
20分、新潟・村上から前線へのロングボールは、闘莉王がヘディングで楢崎へ落としクリア。
21分、右サイドを上がった新潟・村上からのクロスは増川がゴールラインへとヘディングでクリア。
22分、新潟・右からのコーナーキックはニアサイドで阿部が触り、こぼれたボールを新潟・成岡に狙われるが、このシュートはクロスバーを超える。
24分、新潟・酒井からペナルティエリア内へのボールは、増川がヘディングで右タッチラインへとクリア。
25分、右からのスローイン、新潟・田中(達)がヘディングで前へ落としたボールは闘莉王がタッチラインへとクリア。
27分、自陣左で相手パスをカットしたダニエルからケネディの前を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。

28分、名古屋2人目交代:小川→ヤキモフスキー

29分、ハーフライン付近の増川から縦へのボールをヤキモフスキーが追うが、ボールは新潟・菊地にクリアされる。

30分、名古屋3人目交代:ケネディ→田中(輝)
左サイド高い位置でボールを受けたヤキモフスキーからのクロスは中央で相手ディフェンスにクリアされる。

32分、新潟・黒河からのゴールキックを狙った増川とヤキモフスキーが接触、こぼれたボールを田口が右寄りの玉田へダイレクトで狙うが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。
33分、自陣で阿部のディフェンスからこぼれたボールを拾った田中(輝)。左サイドタッチライン際で縦へのドリブルを仕掛けるが、ボールは新潟・村上にタッチラインへとクリアされる。
34分、新潟陣内中央のダニエルから左へのボール、ヤキモフスキーが新潟・村上と接触しながら前へ流し、自ら走るが、ボールは新潟・黒河に直接抑えられてしまう。
35分、新潟陣内中央で田口から楔のボールを受けた藤本。細かくコントロールしながら前へと持ち替え、左足でミドルシュート。しかし、このボールはクロスバーを超える。
36分、ディフェンスラインからのボールを藤本が新潟・菊地と接触しながら足先で落とすが、ここは藤本のファールを取られてしまう。
37分、新潟ペナルティエリア内右でボールを受けた田中(隼)。中央マイナス方向の藤本へボールを戻すが、深く入ったボールはシュートへ持ち込めず、、持ち直してからのシュートも相手ディフェンスに当たりクリアされる。
38分、左サイドを上がった阿部からのクロス。ファーサイドから中央へ走り込んだ田中(輝)が体をひねりながら頭で合わせるが、このシュートは相手ディフェンスに当たって浮き、新潟・黒河にキャッチされる。
39分、田口から楔のボールを受けた玉田が中央からドリブル。右へ小さくずらし裏を狙うが、このボールは相手ディフェンスにカットされクリアされる。
41分、名古屋陣内左タッチライン際から新潟ボールのフリーキックは楢崎が直接抑える。
43分、左サイド高い位置でボールを受けた新潟・藤田からのクロスは、増川がヘディングでクリア。
44分、新潟・成岡から右サイド前を狙ったスルーパスは戻ったヤキモフスキーがスライディングでクリア。
45分、名古屋ペナルティエリア手前右でボールを受けた新潟・三門から中へのボールは、闘莉王がヘディングでクリア。
(ロスタイム表示:4分)

ロスタイム2、新潟陣内右タッチライン際で玉田がボールをキープするが、相手ディフェン2人に囲まれ、ボールはタッチラインを割る。
ロスタイム3、自陣左でボールを奪った新潟が前線の新潟・鈴木へ送り、ドリブルを仕掛けるが、対応した闘莉王がボールをクリア。新潟・左からのコーナーキックを中央で新潟・村上にヘディングで触られるが、このボールは枠の右へと外れる。
ロスタイム4、ハーフライン付近の田中(輝)から後ろのダニエル、さらにダイレクトでタッチライン際のヤキモフスキーへ狙うが、このボールは直接タッチラインを割る。
ロスタイム5、新潟・坪内から前線へのボールを闘莉王が見送ったところで試合終了。

前半を2-1で折り返した名古屋。ここ数試合課題とされていた2点目は奪ったが、後半30分過ぎまではカウンター以外では決定機をほぼ作り出せず。2得点も1点目はオウンゴールによるものであり、まだまだ課題解消とは言えないが、それでもリーグ戦、カップ戦含め、公式戦7試合勝ち試合無しの状況を断ち切る勝利をもぎ取った。


試合終了後記者会見

130522-mr.jpg今日のゲームは二つの重大な要素を含んでいました。まず一つ目は、勝つ事で自信を取り戻すため、そして二つ目は、しばらく悪い結果が続いていたので、その流れを断ち切るため、そんな意義が含まれていました。その中で、今日は前向きな結果を出すことが出来ました。

Q.今日はテストということで、ダニエル選手をボランチとして起用しましたが、彼に対する評価はいかがですか?

悪くなかったと思います。今日は、中盤の部分でフィジカル的な存在感を出したいと思い、ダニエルをボランチとして使っていきました。今日のプレーを見る限り、ダニルソンとの連携も良かったと思います。

Q.ストイコビッチ監督の「何かを変えたい」という気持ちがダニエル選手のボランチ起用に繋がったと思いますが、90分を通して、チーム全体からはそういった気持ちは感じられましたか?

彼らも何かを変えたいという気持ちでいっぱいだったと思います。現在の結果は、これまでの我々にはなかった経験です。選手達もこの状況を良く理解していたと思います。そのため、試合の前には、選手達とよく意見を交換してから、ゲームに臨みました。

今日の試合を経て、勝つということは非常に重要なことだと改めて思い知ったと思います。無論、これは今日限りのことではありません。何度も言うように、勝つ事はとても重要なことです。勝つためには、チーム全体が一丸となって、前向きな気持ちを持って、ハードワークをしっかりとこなしていかなければなりません。

ただ、選手達に必要のないプレッシャーはかけたくはありません。彼らには試合の一つ一つに集中しながら、プレーに励んで欲しいと思っています。そうすれば、良い結果、良い時期と言うのは、今後必ず我々の下に訪れると思います。