2013シーズン試合結果

2013J1リーグ第11節:名古屋グランパスvs横浜F・マリノス

最終更新日時 2014/04/22 11:56

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豊田スタジアム 5/11(土) 15:04キックオフ

試合前

雨のため屋根の閉じられた豊田スタジアム。2013J1第11節はホームで横浜F・マリノスとの対戦となる。

前節、ホームでベガルタ仙台に0-2と敗れた名古屋。ゴールデンウィーク期間に開催されたリーグ戦3試合で勝ち点はわずか1と、厳しい状態が続いている。Jリーグ20周年を記念し「オリジナル10」とも呼ばれるJリーグ開幕時から在籍する横浜F・マリノスとの対戦となる今日は、黒をベースとした特別ユニフォームを着用しての試合となる。

午後2時30分、ゴールキーパー陣に続きフールドプレイヤーがウォーミングアップのためピッチに姿を現すと、すでにびっしりと埋まったサポーターズシート1階席を中心に大きな歓声が沸き起こった。僅か5日前に同じ豊田スタジアムで敗戦を見せられたサポーターだが、それでも力強い声援でチームに力を与え続けてくれている事に感謝したい。

ピッチ上では久しぶりにスターティングメンバーに戻った玉田らがボール回しなどで芝生の感触を確認している。屋根は閉じられているため試合中のスタジアム内での降雨の心配は無いが、それでもピッチは若干の水分を含んでいるようで、ケネディの高さはもちろんだが、怪我から復帰した藤本も加わり、状況に応じてはスピードのあるグラウンダーでのパスサッカーにも期待したい。

前半

両チームのメンバー紹介、グランパスサポーターによるアンセムの合唱、そして両サポーターの歓声が入り交じるスタジアムに22人の選手が姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、闘莉王、増川、阿部の4人。田口、ダニルソンが中盤の底に位置し、ケネディの1トップ、その後ろに小川、玉田、藤本が並ぶ4-5-1(4-2-3-1)のシステムでのスタートが予想される。

前半メインスタンドから向かって左にエンドを取った黒の特別ユニフォーム・名古屋ボールでキックオフ。

1分、センターサークル付近でダニルソンからボールを奪った横浜・小椋から前線へのパスを狙われるが、増川がスライディングでクリア。
2分、名古屋陣内右で横浜・藤田のドリブルを止めた増川にイエローカードが提示される。
3分、名古屋ゴール左30m程度の位置から横浜ボールのフリーキック。小さくずらし左サイドを上がった横浜・兵藤からのクロス。ファーサイドの横浜・ファビオが頭で合わせるが、このシュートは枠の右へと外れる。
4分、ハーフライン付近でボールを奪った横浜・マルキーニョスが縦へと仕掛けるが、増川・阿部で挟み、ボールを左タッチラインへとクリア。
5分、横浜陣内右で田口からのボールを受けた田中(隼)がドリブルで仕掛け、さらにこぼれ球に寄せた小川がコーナーキックを得る。
6分、名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールを中央のケネディが押さえられながら僅かに頭で触るが、ボールはゴールラインを割る。
7分、ハーフライン付近の田中(隼)から中央を斜めに走る小川の前へ狙うが、このボールは横浜・ファビオにクリアされる。
8分、センターサークル付近でボールを受けた玉田。相手ディフェンスに体を当てられ、バランスを崩しながらも粘ってドリブル。さらに左外を上がる小川へ繋ぎ、ここからのクロスは横浜・中澤にクリアされる。
10分、横浜ペナルティエリア内で阿部からのスルーパスを受けた藤本が左足でシュート。しかしこのボールは横浜・榎本にクリアされる。
11分、右サイド高い位置の小川の前へスルーパスを狙うが、ここは横浜・ドゥトラにスライディングでクリアされる。
12分、自陣で闘莉王のパスカットから右の田中(隼)へ。そのまま縦へとドリブルを仕掛け、ケネディへのクロスを狙うが、このボールは直接クロスバーを超える。
13分、左サイド高い位置でボールを受けた玉田。味方の上がりを待ってボールキープを狙うが、ここは横浜・中澤にタッチラインへと押し出されてしまう。
14分、自陣右で横浜・ドゥトラのドリブルを田中(隼)がカット。こぼれ球を拾ったダニルソンが横浜・ドゥトラに後ろから倒され、名古屋ボールのフリーキックとなる。

キックオフ早々は横浜ペースだったが、徐々に落ち着いてきた時間帯。それでもお互いボールを持ってからの展開が速い試合が繰り広げられている。

16分、横浜・ドゥトラからキーパーへ戻したボールを小川が追うが、このボールは横浜・榎本にクリアされる。
17分、名古屋陣内左タッチライン際で藤本が横浜・小林を倒し、ファールの判定。
18分、ここからのフリーキック、横浜・中村が左足で名古屋ゴール前へ上げたボールは密集を通り抜け、直接ゴールラインを割る。
19分、楢崎から前線のケネディを狙うが、横浜・中澤に密着され、裏へ抜けたボールはクリアされる。
20分、阿部から浮かせたボールに藤本が相手ディフェンスライン裏へ抜け出すが、ここは僅かにオフサイドの判定となってしまう。
21分、右サイドを上がった横浜・小林からのクロスは、ペナルティエリア内の闘莉王がヘディングでゴールラインへとクリア。
横浜・右からのコーナーキックを中央の横浜・ファビオに頭で触られるが、このシュートは枠の左へと外れる。
22分、ハーフライン付近で藤本のパスカットから田口へ、そして左の玉田の前を狙うが、ここはタイミングが合わずボールはクリアされてしまう。
24分、ダニルソンからのボールを受け左を上がった藤本からのクロスは、横浜・ファビオにゴールラインへとクリアされる。
25分、名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールをファーサイドの増川が頭で折り返すが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
26分、名古屋左からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールは中央の横浜・ファビオにヘディングでクリアされる。
27分、横浜陣内左ハーフライン付近で阿部が倒され得たフリーキック。小川が右足で上げたボールを闘莉王が触り、外へ抜けるが、ケネディが足を伸ばして折り返す。このボールを闘莉王が難しい体勢からバイシクルシュートで狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。
28分、阿部からのクロスが横浜・ファビオの裏へ抜け、ケネディが右足で狙うが、このシュートは横浜・榎本にクリアされる。
29分、名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールをニアサイドの闘莉王が狙うが、ここは横浜・中澤にクリアされる。名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールは横浜・ファビオにクリアされる。

15分過ぎからは徐々に名古屋ペースとなっている前半。名古屋のディフェンスラインでのボールに強いプレスを仕掛けず、守備のブロックをしっかりと築く横浜に対し、なんとか突破口を見つけたい。

32分、左に開きボールを受けた横浜・藤田からのクロスは闘莉王がヘディングでクリア。
33分、横浜陣内左で小川と横浜・ファビオが交錯。ここは小川のファールを取られる。
34分、自陣中央の闘莉王から左サイドを上がる阿部の前へ狙うが、このボールには追いつけず、直接タッチラインを割る。
35分、横浜陣内左タッチライン際から名古屋ボールのフリーキック。小川が横浜ゴール前へ上げたボールは横浜・小椋にクリアされる。ここから横浜がカウンター攻撃を仕掛けるが、左サイドへ展開したボールは田中(隼)がスライディングでクリアする。
36分、中盤からのボールに横浜・マルキーニョスが名古屋ペナルティエリア内へ抜け出すが、ここはオフサイドの判定。
38分、右サイド高い位置の横浜・小林からのクロスは増川がタッチラインへとクリア。
39分、横浜・小林からのクロスは阿部が足を伸ばし、ゴールラインへとクリア。
40分、横浜・右からのコーナーキックは増川がヘディング、浮いたボールを小川がクリア。このボールをセンターサークル内で受ける玉田が横浜・小林に倒され、このプレーで横浜・小林にイエローカードが提示される。
41分、横浜ペナルティエリア内左でボールを受けた玉田から中央のケネディへ。相手ディフェンスにコースを塞がれる状況で、右を上がる藤本の前へ狙うが、このボールは横浜・ファビオにカットされクリアされる。
42分、右からのクロスが名古屋ゴール前を抜け、逆サイドで横浜・小椋が拾うが、中への折り返しはダニルソンがゴールラインへとクリア。
43分、横浜・左からのコーナーキックはニアサイドで交錯があり、名古屋ボールのフリーキックとなる。
44分、横浜ゴール手前中央でボールを受けた玉田。左へ流れ、相手ディフェンスのマークを外しながら左足で狙うが、このミドルシュートは枠の左へと外れる。
(ロスタイム表示:2分)

ロスタイム1、田中(隼)からのクロスは横浜・中澤がヘディング。こぼれ球をダニルソンが左足で狙うが、相手ディフェンスと交錯し打ち切れず、ボールはクリアされる。
ロスタイム2、ハーフライン付近でボールを受ける横浜・兵藤からダニルソンがパスカットを狙うが、スライディングで触ったボールは左タッチラインを割る。

ここから横浜がスローインでリスタートしたところで前半終了。

ボールポゼッション、シュート数で上回った名古屋だが、前半を終わって無得点。3本のラインをコンパクトに保ちしっかりと陣形を作る横浜に対し、後半、何とかこじ開け、先制ゴールを奪いたい。

後半

エンドを替えた後半、横浜ボールでキックオフ。

1分、センターサークル内でダニルソンの競り合いから田口、右の田中(隼)と繋ぎ、ケネディへ当てて裏の玉田を狙うが、このボールはコースが合わず左タッチラインを割る。
2分、左サイドを上がった横浜・ドゥトラからのクロスは阿部が見送り、直接ゴールラインを割る。
3分、ケネディが繋ぎ、右で受けた小川が中へとドリブル。中央の玉田へ預け、その玉田が背面からターンし左の藤本を狙うが、バランスを崩しこのパスはクリアされる。
4分、闘莉王からのフリーキックのボールを横浜ペナルティエリア内で受けた小川が倒され、PKを得る。

【得点】
5分、このPKをケネディがゴール左隅に落ち着いて蹴り込み、サポーターの目の前で名古屋が欲しかった先制ゴールを奪った。

6分、自陣中央で闘莉王が倒され、フリーキックを得る。
7分、横浜陣内左で阿部から戻したボール。これを受けた藤本のアーリークロスに玉田が頭で飛び込むが、僅かに届かずボールはクリアされる。

8分、横浜1人目交代:小椋→齊藤

9分、藤本からのパスを横浜ペナルティエリア内左で受けた玉田。ゴール方向へのドリブルから中へふわりと浮かせたボールに小川が飛び込むが、相手ディフェンスと激突、ここは小川のファールを取られる。
11分、横浜陣内左でボールを受けた阿部がそのまま左足でアーリークロスを狙うが、このボールは横浜・榎本が抑える。
12分、ハーフライン付近の闘莉王から左サイドを上がる藤本の前へスルーパスを狙うが、このボールは横浜・小林にクリアされる。
13分、中盤中央の玉田から藤本へ楔のボール。ダイレクトで小川へ繋ぎ、さらに相手ディフェンス裏へ抜け出すケネディへのスルーパスが通るが、ここは僅かにオフサイドの判定となってしまう。
14分、横浜・ドゥトラの左からのドリブルは田中(隼)がゴールラインへとボールをクリア。
15分、横浜・左からのコーナーキックは中央のダニルソンがヘディングでクリア。ここから玉田、小川、右の藤本と繋ぎ、カウンターを仕掛ける名古屋。一気にゴール前まで駆け上がるダニルソンへ低いクロスを狙うが、このボールは横浜・榎本にクリアされてしまう。

ケネディのPKで広島戦(4/27)以来の先制ゴールを奪った名古屋。ここから前へ出てくるであろう横浜に対し、生まれたスペースを使い、更なる攻撃を仕掛けたい。

17分、横浜・齊藤のドリブルは闘莉王が間合いを詰め、ボールをクリア。

【失点】
18分、横浜・右からのクロスは田中(隼)がヘディングでゴールラインへとクリア。横浜・左からのコーナーキック。名古屋ゴール前へのボールを中央の横浜・マルキーニョスにヘディングで合わせられ、同点とされてしまう。

19分、ハーフライン付近で横浜・ドゥトラがボールを奪うが、ここは小川がタッチラインへとボールをクリア。
20分、自陣からダニルソンがドリブルで中央を上がる。ペナルティエリア手前で右の小川へ繋ぎ、小川がダイレクトで相手ディフェンスの内側を狙うが、ファーストタッチのボールが流れクリアされる。
21分、左サイドを上がった田口からのクロスは横浜・中澤にゴールラインへとヘディングでクリアされる。名古屋・右からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールが中央を抜け、ファーサイドの闘莉王が飛び込むが、わずかに届かずボールはゴールラインを割る。
22分、名古屋ペナルティエリア手前からワンツーパスで横浜・兵藤がペナルティエリアへ進入するが、阿部が触り、楢崎がクリアする。
23分、名古屋陣内右からのフリーキック。横浜・中村が左足で上げたボールは前へ出た楢崎がパンチングでクリア。
24分、藤本からのパスをペナルティエリア内右で受けた玉田。右足でグラウンダーのクロスを入れるが、横浜・ファビオに当たり、ゴールラインを割る。
25分、名古屋・右からのコーナーキック。藤本が左足で上げたボールはニアサイドでクリアされる。
26分、阿部からのボールを受けた玉田。左サイドから仕掛け、中へのクロスは横浜・ファビオにクリアされる。これを拾った名古屋が再び左の阿部へ繋いでのクロス。ペナルティエリア内右の藤本が左足で合わせるが、このシュートは枠の左へと外れる。
27分、横浜陣内左で阿部が横浜・藤谷に倒され、フリーキックを得る。ここで横浜・藤田が主審に異議を立てたようでイエローカードが提示される。
28分、横浜ペナルティエリア手前左から名古屋ボールのフリーキック。小川が横浜ゴール前へ上げたボールは横浜・榎本が直接抑える。

【失点】
29分、右サイドからカウンターを仕掛ける横浜。ここからのクロスをペナルティエリア内にフリーで走り込んだ横浜・兵藤が胸トラップでコントロール。そのまま右足で転がすシュートを決められ、逆転ゴールを許してしまう。

まさかの逆転を許してしまった名古屋。試合は残り15分。なんとしても意地の同点、そして逆転ゴールを見せて欲しい。

31分、横浜陣内左から名古屋ボールのフリーキック。小川が横浜ゴール前へ上げたボールに闘莉王と横浜・中澤が交錯するが、ここはノーファールの判定。ボールは直接ゴールラインを割る。
33分、センターサークルのダニルソンから左の阿部、さらにダイレクトで小川の前を狙うが、このパスは横浜・小林にカットされクリアされてしまう。
34分、ダニルソンが左サイドから強引なドリブル突破。そのまま中へのクロスを狙うが、ボールは直接ゴールラインを割る。

35分、名古屋1人目交代:田口→矢野

36分、左サイドの藤本にボールを預け、闘莉王がそのまま前線へと上がるが、藤本からのクロスは相手ディフェンスにクリアされる。

37分、名古屋2人目交代:小川→田中(輝)

38分、名古屋ペナルティエリア手前右でダニルソンが横浜・齊藤と交錯し、ファールの判定。横浜ボールのフリーキックとなる。
39分、名古屋ゴール右30m程度の位置から横浜ボールのフリーキック。横浜・中村が左足で狙った低いシュートは壁に当たりクリアする。
40分、名古屋陣内右から横浜ボールのフリーキック。ゴール前へのボールを横浜・藤田に背面でのヘディングで合わせられるが、このシュートはクロスバーを超える。
41分、横浜陣内中央でケネディが倒され得たフリーキック。左の阿部へと展開し、中へのクロスを狙うが、このボールは中央でクリアされる。
42分、玉田からのボールを受けた矢野が右からドリブルを仕掛けるが、ここは横浜・ドゥトラにカットされてしまう。
43分、横浜陣内中央の玉田から左の阿部へ。ここからのアーリークロスをケネディと横浜・榎本が競り合うが、ボールは直接ゴールラインを割る。
44分、ダニルソンからのスルーパスに反応し、ペナルティエリア内へ進入した玉田が横浜・小林に倒され、PKを獲得する。
(ロスタイム4分)

ロスタイム2、このPKを玉田が右端へ狙うが、ここは横浜・榎本に読まれ、弾かれてしまう。
ロスタイム3、自陣左でダニルソンが横浜・マルキーニョスを倒し、ファールの判定。
ロスタイム4、ここからのリスタートを受けた横浜・マルキーニョスが右コーナーフラッグ付近でボールキープ。時間を使おうとすると、ダニルソンが倒してしまい、このプレーでダニルソンにイエローカードが提示される。
ロスタイム5、増川から前線を狙ったボールは横浜・ファビオにクリアされる。

ここで試合終了。

先制しながら横浜の得意とするコーナーキック、さらにカウンターからの失点で逆転を許した名古屋。後半ロスタイム突入間際には玉田がPKを得るが、これを自ら決められず1-2で試合終了。メンバーが揃い、ある程度攻撃を仕掛けた名古屋だったが、それでもPKからの1点のみでホームのサポーターの前でリーグ戦3連敗となる敗戦を喫してしまった。


試合終了後監督会見

130511-mr.jpg前節と代わり映えのないガッカリした結果となりました。ただ、内容の部分で、しっかりと我々のサッカーが出来たと思っています。そういう部分から、今日の試合では、勝ち点0以上のものが得られたと思っています。横浜というチームは、経験もあり、中村選手やマルキーニョス選手のような良い選手が揃っています。我々がなかなか点を取り切れない状態を彼らによって罰せられ、あのようなミスから失点を許してしまいました。

Q.今日の試合では、ボックスに入るまでの攻撃の形は非常に良かったものの、得点には繋がらないというシーンが目立ちました。その点についてはどのように評価していますか?

内容の部分では、喜ぶ場面もありました。ただ、結果は喜ばしいものではありません。この世界では結果というものが全てです。いかに素晴らしいプレーをしたとしても、そこに結果が伴わなければなりません。今日のグランパスには結果というものが伴うことはありませんでした。

今日の内容を振り返ってみると、選手達の努力、チームで何とかしようという気持ちの部分で、とても良いものが見られました。ただ、なかなか得点を取れないというシーン、そしてそれに見合った結果、その点については満足していません。今日の結果には、PKからも得点が取れないという、アンラッキーな要素も作用していると思います。

Q.2回目のPKのシーンでは玉田選手がキッカーを務めましたが、PKの際のキッカーについてはピッチ内の判断に任せているのでしょうか?

PKは16番が蹴る予定でした。16番はケネディですよね?何故、代えたのか解りません。玉田が蹴りたかったのか、ヒーローになりたかったのか、それとも責任を感じていたのかもしれません。ただ、サッカーの中では、あのようなことは起こりうることです。

Q.今日の試合では、二人のボランチからあまり縦にボールが出ていなかったようですが?

横浜の中盤からプレッシャーを受けて、機能することが出来ませんでした。そのこともあって、前半ではボランチの二人が平行になってしまい、相手の守備に捕まるかもしれないというリスクが懸念されました。そのため、後半からは一人が上がったら一人が下がるということをさせていきました。ある程度、前半より後半の方が機能していたと思います。

横浜のマルキーニョス選手ですが、彼は今日の試合の全ての選手の中の"ボス"という印象を受けました。本当にインテリジェント溢れるクレバーな選手だと思います。

今の状況はとても厳しいものがあります。ただ、それでも我々は落胆することなく、しっかりと戦っていきたいと思います。サポーターの方々も今日の結果にはガッカリしていると思います。ただ、今日の試合では、我々の戦うスピリットという部分に満足してくれたと思います。

今日はベストな選手を組んでチームを作っていきました。この布陣でしっかりプレーした上で負けてしまうということは、悔しいことに、フェアということなのかもしれません。横浜の方も、ベストメンバーの我々に勝ったことで、ハッピーな気持ちで一杯だと思います。

我々はして今の状況を深く受け止めながら、前に進んで行きたいと思います。選手の責任にしたくはありません。私が監督である以上、私の責任です。出来るだけ早く解決法を見つけて、この状況から脱出し、再び上を目指していきたいと思います。