2013シーズン試合結果

2013J1リーグ第9節:川崎フロンターレvs名古屋グランパス

最終更新日時 2013/05/16 20:24

AWAY GAME

等々力陸上競技場 5/3(金・祝) 19:04キックオフ

試合前

日が陰り、上空には雲が広がる川崎市・等々力陸上競技場。2013J1第9節はアウェイで川崎フロンターレとの対戦となる。

前節、ホームの瑞穂で広島に引き分けた名古屋。先制しながらその後の好機を決められず、連携の乱れから失点を許し悔やまれる結果となった。それでも試合では90分を通し、両サイド、中央を使った攻めや細かなボール回しをベースとしたボールポゼッションなど、徐々にメンバーが揃い始め、グランパスらしさも見せてくれた。

午後6時30分、ゴールキーパー陣に続きフィールドプレイヤーがウォーミングアップのため姿を現すと、グランパスサポーターから歓声が沸き起こった。ゴールデンウィーク後半となる連休の初日、名古屋から駆けつけたサポーターに関東在住のサポーターも加え3000人近くまで膨れ上がったアウェイ側サポータースタンドはすでにグランパスレッドに染まり、キックオフの時間を間近に臨戦態勢が整っているようだ。

3月に行われたヤマザキナビスコカップでの負傷から、予想された全治期間を超え1ヶ月強ぶりにメンバーに戻ってきた藤本も、試合前のピッチの感触を確かめている。ベンチスタートとなる今日の試合だが、玉田、矢野らレギュラークラスの選手と共に、試合展開次第では途中出場からの活躍が期待される。

5月としては記録的な寒さとなった日本列島。19時キックオフのナイトゲームとなる今日もスタンドでじっとしているには少し肌寒いが、ピッチ上の選手にとってはベストコンディションかもしれない。カップ戦を含め3月、4月とハードなスケジュールを戦い疲労もあるとは思うが、真っ赤に膨れ上がったサポーターの声援を受け、グランパスの躍動に期待したい。

前半

メインスタンド全てが改修中の等々力陸上競技場。4方向の照明灯の光が最大となり照らされるピッチに22人の選手が姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、闘莉王、増川、阿部の4人。田口、ダニルソンの2人が中盤底に位置し、ケネディの1トップ、その後ろに小川、ヤキモフスキー、田中(輝)が並ぶ4-5-1(4-2-3-1)のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって右にエンドを取った赤のユニフォーム・名古屋ボールでキックオフ。

1分、右サイド田中(隼)から中へのボールは相手ディフェンスにクリアされる。
2分、右からヤキモフスキーがドリブルを仕掛け、コーナーキックを得る。名古屋・右からのコーナーキックは川崎ゴール前ファーサイドでクリアされる。
3分、センターサークル内のダニルソンから右サイドを上がる田中(隼)の前を狙うが、このボールは相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。
4分、ハーフラインを超えた闘莉王からヤキモフスキーへ。さらに少し下がった位置のケネディへと繋ぎ、一気に川崎ペナルティ内へ駆け上がる闘莉王の前へのリターンを狙うが、このボールは川崎・西部が抑える。
5分、自陣センターサークル付近でボールを受けるケネディが川崎・山本に後方から倒され、フリーキックを得る。
6分、川崎陣内右の川崎・田中からのフィードを狙うが、ケネディがプレスを掛け、ボールをタッチラインへとクリア。
7分、スルーパスに反応した川崎・大小保がペナルティエリア内右から進入するが、切り返してのシュートは力が無く、楢崎が抑える。
8分、川崎・伊藤から闘莉王の裏を狙った浮き球のボールは楢崎が前へ出て直接抑える。
9分、田中(隼)からのアーリークロスをペナルティエリア付近のケネディがヘディングで落とし、後方から走り込んだ田中(輝)が右足ボレーで狙うが、このシュートはクロスバーを超える。
10分、ハーフライン付近で川崎・大久保がボールを奪い、縦へのドリブルを仕掛けるが、阿部、ダニルソンの2人で挟んでボールを奪い右の田中(隼)から前線へとクリア。
11分、右サイドを上がった川崎・小林がヘディングで前へ落としたボールは阿部が見送り、直接ゴールラインを割る。
12分、川崎ペナルティエリア手前で田口が競り勝ったボール、そのままケネディがヘディングで前へ流し、小川が追うが、ボールはゴールラインを割る。
13分、センターサークル内で倒れながらボールを奪おうとした田口が川崎・大久保を倒してしまい、ファールの判定となる。
14分、名古屋ペナルティエリア手前中央でのこぼれ球を拾った川崎・大久保のミドルシュートは枠の左へと外れる。
15分、自陣センターサークル付近でボールを捌く田口。右から一気に川崎ゴール前へ走り込む小川へのロングパスを狙うが、ここは前へ出た川崎・西部に抑えられてしまう。

開始早々から激しいプレスを見せる両チーム。共にまだ決定機は作り出せていないが、激しい好ゲームが期待できそうだ。

16分、左からのクロスを川崎・矢島がダイビングヘッドで合わせようとするが、増川が飛び込み、ボールをゴールラインへとクリア。川崎・左からのコーナーキックは中央で弾き、田中(隼)がタッチラインへとクリア。
17分、楢崎からのゴールキックを川崎陣内センターサークル付近で受けるケネディが倒され、フリーキックを得る。
18分、センターサークル付近からのフリーキック、田口が川崎ゴール左へ上げたボールを増川が落とし、サポートのダニルソン、さらにペナルティエリア内へのボールに増川が詰めるが、このシュートは川崎・西部が抑える。
20分、阿部からのパスに左サイドを上がったヤキモフスキーからのクロス。小川がヘディングで飛び込むが、手前に入った川崎・西部にパンチングでクリアされる。
21分、ヤキモフスキーからのクロスにケネディが飛び込むが、川崎・ジェシと交錯、ここはケネディのファールとなる。
22分、センターサークルの増川から中の小川、そのままダイレクトで左へ流れる田中へのパスを狙うが、ここはコースが合わずカットされてしまう。そのまま再度ボール奪取を狙った小川がスライディングで相手を倒してしまい、このプレーでイエローカードが提示される。
24分、右からのアーリークロスにファーサイドから飛び込んだ川崎・矢島に足先で合わせられるが、このシュートは左ポストに当たり枠を外れる。
25分、センターサークルで田口からボールを奪った川崎・大久保。素早く右の川崎・小林へ繋いでのクロスは増川がクリア。
27分、自陣左で阿部が川崎・田中に倒される。このプレーで川崎・田中にイエローカードが提示される。
28分、川崎ペナルティエリア付近で田中(輝)が落としたボールに走り込んだヤキモフスキーが左足で狙うが、このシュートは上手くヒットできず相手ディフェンスにクリアされる。
30分、右からのボールに川崎・大久保がペナルティエリア内へ抜け出すが、ここはオフサイドの判定となる。

20分過ぎからは名古屋陣内でのボールカットから幾度もシュートチャンスを作った川崎。名古屋としては場合によってはシンプルに前へ蹴るなどして凌ぎたい。

31分、川崎陣内左高い位置でのスローインのボールを受けたヤキモフスキーが粘り、コーナーキックを得る。
32分、名古屋・左からのコーナーキック。田口からのボールをニアサイドで田中(輝)が競り合い、こぼれ球を自ら右足ボレーで狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たりクリアされる。そのボールを再び拾い、繋ぐ名古屋。ペナルティエリア付近で小川が潰れながらボールを繋ぎ、走り込んだ闘莉王の右足からのシュートは枠の左へと外れる。
34分、左に開いた位置でボールを受けたダニルソンからの左足のクロスは、川崎・西部が直接抑える。
35分、右サイドで田中(輝)とのパス交換を繋いだヤキモフスキー。左足に持ち替えてのクロスはケネディの手前に入った相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。
36分、ハーフライン付近のダニルソンから縦へのボール。ケネディが競り合い、裏にこぼれたボールにヤキモフスキーが走るが、川崎・ジェシがコースを抑えボールはクリアされる。
37分、川崎・中村から縦へのパスに反応した川崎・矢島。闘莉王を引きずりながら粘り、シュートへと持ち込まれるが、楢崎が飛び出し、枠の外へとクリア。
38分、川崎・左からのコーナーキックはニアサイドでクリア。これを受けた小川が粘り、サポートのダニルソンへ。さらに左を上がるヤキモフスキーへと繋ぎ、一気に川崎ゴールへ迫るが、ヤキモフスキーの左足でのシュートは枠の左へと外れる。
40分、左サイド高い位置でヤキモフスキーのディフェンスからこぼれたボールを拾った阿部。縦への短いドリブルからボールを戻すと、これを受けたケネディが右足インサイドでのミドルシュートを狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。
41分、右サイドから名古屋ペナルティエリア付近へ上がった川崎・大久保のミドルシュートはクロスバーに当たり、枠を外れる。
43分、自陣左タッチライン際で粘ったケネディから戻したボール。これを受けた阿部から縦へのボールにダニルソンが走るが、このボールはディフェンスから川崎・西部へ戻しクリアされる。
44分、増川から縦へのボールをヤキモフスキーが触り、右に開いたケネディへ。ここからのクロスは相手ディフェンスにクリアされる。
45分、右を上がった川崎・田中から後ろへ戻したボール。これを受けた川崎・小林のシュートはクロスバーを超える。
(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム1、名古屋ペナルティエリア手前から川崎・小林がドリブルを仕掛けるが、田口が足を出し、こぼれたボールは闘莉王が左タッチラインへとクリア。

【失点】
ロスタイム2、右サイドでスローインからのボールを受けた川崎・田中のクロス。これを川崎・小林がニアサイドで体をひねりながら頭で方向を変えると、小さく浮いたボールが楢崎の頭上を越えゴールネットを揺らし、先制ゴールを許してしまう。

ここで前半終了。

開始早々から早い試合展開、両チームともチャンスを作りながらスコアレスで折り返すかと思われたが、前半終了間際に失点してしまった名古屋。後半、まず早い時間に同点に追いつき、さらに逆転ゴールを狙いたい。

後半

エンドを替えた後半、川崎ボールでキックオフ。
名古屋1人目交代:田中(輝)→藤本

1分、右サイドの田中(隼)から藤本へ小さく出したボールは、川崎・大島にカットされ、タッチラインを割る。
2分、川崎ペルティエリア手前でボールを受けたダニルソン。左へ小さくずらし、ミドルシュートを狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。
3分、名古屋陣内左で川崎・大島がボールを受けるが、闘莉王がタッチラインへとクリア。
4分、右に開いた藤本から左足へ持ち替えてのボール、川崎ペナルティエリア内で小川、ヤキモフスキーが競り合い、こぼれたボールをケネディが右足で狙うが、このシュートはクロスバーを超える。
5分、川崎陣内左へ入った増川からのクロス。ケネディが相手ディフェンスに体を付けられ、苦しい体勢から僅かにヘディングで合わせるが、このボールは枠の左へと外れる。
6分、自陣で藤本からのボールが相手選手に当たり、これを拾った川崎・大久保がペナルティエリア内左へ持ち込むが、闘莉王がスライディングでクリア。
8分、川崎・左からのコーナーキックは中央でクリア。
9分、川崎陣内左でダニルソン、阿部、ダニルソンとワンツーパスを狙うが、リターンボールがわずかに合わずクリアされてしまう。
10分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けた川崎・中村を増川が倒し、フリーキックを与える。
11分、名古屋ゴール正面28m程度の位置から川崎ボールのフリーキック。川崎・中村が直接狙ったシュートはクロスバーの上を超える。
12分、阿部からダニルソンへのパスをカットされ、素早く右サイドへの展開を狙われるが、ここは増川がスライディングでタッチラインへとクリア。
13分、ハーフライン付近でボールを受けた川崎・大久保が前へと持ち替え、そのままドリブル。これを倒した闘莉王にイエローカードが提示される。
14分、ここからのフリーキック、名古屋ゴール前へのボールに複数の選手が飛び込むが、ボールは楢崎に当たり、そのままディンフェスがクリア。
15分、小川からのボールに右サイドを突いたヤキモフスキーの右足の折り返しはファーサイドへと流れる。

怪我から復帰した藤本を投入し、サイドからの攻撃を徹底する名古屋。リードし守ってのカウンターを徹底するであろう川崎に対し、苦しくなる時間帯の前に同点ゴールを奪いたい。

16分、名古屋2人目交代:ヤキモフスキー→玉田

17分、右サイド高い位置でボールを受けた田中(隼)からのクロスは、川崎・田中がゴールラインへとクリア。名古屋・左からのコーナーキック。田口からのボールをファーサイドで藤本が拾い、後ろへ戻したボールに走り込んだ田中(隼)が右足で狙うが、このシュートは川崎・西部の正面を突きキャッチされてしまう。
18分、ペナルティエリア内左でボールを受けた川崎・中村からマイナス方向へのボールを川崎・大久保に合わせられるが、このシュートは楢崎が弾き、クロスバーを超える。
19分、川崎・左からのコーナーキックはニアサイドでクリア。
20分、藤本からのボールに右サイドを上がった田中(隼)からのクロスは直接ゴールラインを割る。
21分、センターサークル付近でタイミングをずらしてボールを受ける川崎・中村。しかし、田口が川崎・中村のかかとを蹴ってしまい、ファールの判定。その後、レフリーへの異議を唱えたケネディにイエローカードが提示される。
22分、名古屋・ペナルティエリア手前からのボールに反応した川崎・小林がエリア内へ進入するが、ここは闘莉王がクリア。
23分、川崎ペナルティエリア付近で複数の選手でボールを繋ぐ名古屋。シュートへは持ち込めず、左へ流れたボールを拾った田口が中のケネディへと狙うが、このボールも相手ディフェンスにクリアされる。
24分、玉田からのスルーパスに左サイドをえぐった阿部からのクロス。これにペナルティエリア右から走り込んだ藤本が胸で押し込もうとするが、このボールは川崎・西部にクリアされる。

25分、名古屋3人目交代:田口→矢野

26分、川崎陣内中央から右へ盛り上がった玉田。左足へ持ち替え、複数の選手をおとりに自ら左足で狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。
27分、左サイドを上がった川崎・山本からグラウンダーのクロスは闘莉王がスライディングし、これをクリア。
29分、名古屋ペナルティエリア内左でボールを受けた川崎・矢島のシュートは楢崎が抑える。
30分、川崎陣内右で矢野から戻したボールを受けた田中(隼)のクロスは、直接ゴールラインを割る。

依然として1点を追う名古屋。試合は残り15分。カウンターによる失点に注意し、なんとか名古屋サポーターの前のゴールネットを揺らしたい。

31分、左サイド高い位置でボールを受けた阿部からグラウンダーのクロスは中央でクリアされる。
32分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けた川崎・矢島のミドルシュートは枠の左へと外れる。
34分、ケネディへの楔のボールから玉田、粘って左の阿部、さらに玉田へと繋ぎ、コーナーキックを得る。名古屋・左からのコーナーキック。小川が右足で上げたボールはニアサイドでクリアされる。
35分、名古屋・左からのコーナーキック。これをニアサイドでのクリアから拾った川崎・大久保が70m近くをドリブルで持ち上がるが、戻ったディフェンスが体を合わせてシュートは打たせず、ボールをクリア。
36分、川崎・左からのコーナーキックはニアサイドの小川がヘディングでクリア。

37分、川崎1人目交代:矢島→稲本

【得点】
38分、川崎陣内左の阿部から中へのクロス。ペナルティエリア内のケネディが胸トラップで落とすが、シュートへは持ち込めず。しかし、小さく後方へ落としたボールに走り込んだ藤本の右足でのダイレクトシュートが川崎ゴールネットに突き刺さり、遂に名古屋が同点とした。

40分、右サイド高い位置でボールを拾った田中(隼)から戻したボール、これを受けた藤本のシュート気味の強いボールは川崎・西部が一旦弾きながら抑える。

41分、川崎2人目交代:小林→レナト

【失点】
42分、名古屋ペナルティエリア手前中央でボールを受けた川崎・山本。右足で放った低く速いシュートが名古屋ゴール左に決まり、再びリードを許してしまう。

44分、左サイド高い位置でボールを拾った阿部が中へと狙うが、ケネディが相手ディフェンスと交錯して合わせられず、ボールは逆サイドへと流れる。
45分、闘莉王からのボールを小川が頭で落とし、左のケネディ、さらに中の小川へと狙うが、ここはコースが合わずクリアされる。
(ロスタイム表示:4分)

ロスタイム1、川崎陣内右でのスローイン。玉田からのボールを受けた藤本が左足へ持ち替え、中へのクロス。ここに飛び込んだケネディが相手ディフェンスと交錯するが、ノーファールの判定。ボールは逆サイドのゴールラインを割る。
ロスタイム2、ケネディと交錯で川崎・ジェシが痛んだため、一旦試合が止められる。

ロスタイム3、川崎3人目交代:大久保→中澤

ロスタイム4、川崎ペナルティエリア手前左よりでボールを受ける闘莉王が倒され、フリーキックを得る。
ロスタイム5、川崎ゴール正面左より、30m弱の位置から名古屋ボールのフリーキック。小川が右足で直接狙ったシュート左ポストに嫌われる。再び拾った名古屋が川崎ペナルティエリア付近までボールを運ぶが、シュートまでは持ち込めず、ボールはカットされる。

ここで試合終了。

後半、メンバーを代えながら攻めた名古屋が、怪我から復帰した藤本のゴールで一旦は追いついた。しかしながら、防ぐには難しい不意のミドルシュートを決められ再びリードを許すと、そのまま追いつけず試合終了。アウェイまで駆けつけたサポーターの前で悔しい敗戦となった。


試合終了後記者会見

130503-mr.jpg今日はどちらのチームも高いクオリティを出し、どちらに転んでもおかしくないオープンなゲームでした。見ていた人達も、もっと見たいという気持ちだったのではないでしょうか。
我々が敗れ悲しい気持ちはありますが、自分達のパフォーマンスは誇りに思います。勝ち点ゼロより多くの事を得たと思いますが、これはサッカーでは起こりうることです。

Q.今日は玉田選手に代えヤキモフスキー選手をスターティングメンバーに選びましたが、その意図をお聞かせください。

ヤキモフスキーをスターティングメンバーに選んだ事ですが、メンバーを選ぶのは私の責任です。これは私の選択であり、説明する必要は無いと思います。

Q.楢崎正剛選手がJリーグ最多出場記録に並びましたが?

私は今日は試合に集中していたため記録への意識はありませんでした。それでも大きな偉業だと思いますし、讃えたいと思います。ゴールキーパーとしてのパフォーマンスについては聞く必要がないと思います。

Q.藤本選手が1ヶ月半ぶりにチームに戻り、ゴールを決めましたが?

藤本は長い期間、怪我を患っていたため、スターティングメンバーで使うのは妥当ではないと思いました。ゴールシーンについては、美しいゴールでした。私が期待したプレーを見せてくれました。それでも復活というにはまだ充分なプレーではありませんでしたし、もっともっと良いプレーができる選手だと思っています。

今日の我々は良いサッカーを見せました。美しいサッカーをできるチームなんだというプレーでした。それでもサッカーには運が必要となる場合もあり、今日はその運が我々に味方してくれませんでした。