2013シーズン試合結果
試合前
春の陽気に包まれた愛知県豊田市。2013J1リーグ第6節はホーム豊田スタジアムへアルビレックス新潟を迎えての対戦となる。
水曜日に行われたナビスコカップ・大分戦に引き分けたグランパス。ナビスコカップ、リーグ戦と、ここ3試合続けての引き分けだが、負けていないという事実ながらも、勝たなければいけない試合を落としたという思いもあり、今日こそはホームでのリーグ戦で勝ち点3を奪いたい。
モータースポーツフェスタと題し、GTカーの展示やレーシングドライバーによるトークショー、また地元ZIP-FMの人気番組公開録音などで試合前から賑わったスタジアム。それでも屋根に覆われひんやりとした空気のスタジアム内にウォーミングアップのため選手達が姿を現すと、グランパスレッドに染まったサポーターズシートは熱気を帯び、一気に緊張感が漂った。
開幕戦以来約1ヶ月ぶりとなる豊田スタジアムでの試合だが、短く刈られた芝生の状態は良好なようで、選手達も久しぶりのピッチの感触を確かめている。ここ2週間でリーグ戦、カップ戦を含め5試合を戦う過密日程も今日で一段落。その過密日程を戦った本多、田中(輝)ら若い選手達もしっかりと自信を付けたようで、ウォーミングアップの段階でもリラックスし落ち着いた表情が頼もしい。
4月には後半にもGWにかけての過密日程が予定されているが、まずは1つのピリオドとなる今日の試合で、上向きなチーム状態を確信へと昇華させるための結果に期待したい。
前半
両チームの選手紹介が終わり、サポーターの声援がスタンドの屋根に響くなか、22人の選手が姿を現す。
今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、闘莉王、増川、本多の4人。ダニルソン、田口を中盤の底に、田中(輝)の1トップの後ろに小川、玉田、矢野が並ぶ4-5-1(4-2-3-1)のシステムでのスタートが予想される。
前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った赤のユニフォーム・名古屋ボールでキックオフ。
1分、自陣でボールを奪った闘莉王から玉田、本多、左サイドの小川と繋ぎ、新潟ペナルティエリア内へ強引に突破したダニルソンからのクロスはゴールラインを超える。
2分、新潟陣内右で田中(隼)から戻したボール、闘莉王が縦を狙うが、ここは新潟・三門にブロックされ右タッチラインを割る。
3分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた新潟・田中(達)のミドルシュートは楢崎が抑える。
4分、ハーフライン付近の闘莉王から田中(輝)を狙った縦へのボールは新潟・黒河が直接抑える。
5分、ダニルソンの猛烈なディフェンスからこぼれたボール、これを左サイドで受けた田中(輝)が縦へのドリブルからシザースを加え中へのクロスを狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
6分、名古屋・右からのコーナーキック。玉田からのボールは中央でクリアされるが、再び拾い右の玉田からのクロス。中央の矢野がヘディングで競り合い弾かれたボールを今度は小川が左足で狙うが、このシュートも相手ディフェンスに当たりクリアされる。
7分、自陣右で田口からのボールが乱れ、前へと狙った新潟・三門からのボールが闘莉王の手に当たりフリーキックを与える。しかし、ここから名古屋ゴール前へのボールは中央でクリア。
8分、名古屋陣内左で田中(輝)のファールから与えたフリーキック。名古屋ゴール前へのボールは矢野がヘディングでクリア。
9分、ダニルソンのディフェンスから左の田中(輝)、玉田と繋ぎ、ペナルティエリア内のドリブルでコーナーキックを得る。
10分、名古屋・左からのコーナーキック。田口が上げたボールはニアサイドで新潟・ロペスにクリアされる。
11分、右サイドでボールを奪い、持ち上がった闘莉王から矢野へ。ペナルティエリア付近から相手ディフェンス股下を狙いグラウンダーのボールを入れるが、ここはタッチラインへとクリアされてしまう。
12分、左サイドからドリブルを仕掛けた小川がペナルティエリア内で倒され、PKを得る。
【得点】
13分、このPKを玉田が左足でゴール中央へ蹴り込み、幸先よく名古屋が先制ゴールを奪った。
14分、自陣でのパスカットから新潟ゴール方向へこぼれたボールを田中(隼)が追うが、新潟・三門と交錯し、ファールの判定となる。
15分、ワンツーパスでペナルティエリア内右に進入した新潟・ロペスからグラウンダーのボールを新潟・田中(達)に右足で合わせられるが、このシュートは枠の左へと外れる。
Jリーグ通算300試合となる玉田のPKによるゴールで先制した名古屋。新潟・両サイドバックの裏に出来たスペースをショートカウンターで上手く使えているこの時間にさらなる追加点を奪いたい。
16分、新潟・成岡の右からのドリブルは本多がスライディングでゴールラインへとクリア。
17分、新潟・右からのコーナーキックはニアサイドで矢野がゴールラインへとクリア。新潟・右からの2度目のコーナーキックは中央でこぼれ、拾った田中(輝)から左の玉田へと狙うが、ここは新潟・藤田にスライディングでカットされてしまう。
18分、新潟・藤田が右サイドを突破。名古屋ペナルティエリア内へグラウンダーでのアーリークロスは闘莉王がスライディングでクリア。
20分、左サイドを上がった新潟・田中(亜)からペナルティエリア手前中央の新潟・田中(達)へ。ここからさらに右を狙うが、ボールはゴールラインを割る。
21分、ハーフライン付近で田中(隼)のパスカットから時間を作り、右サイドを駆け上がる矢野の前を狙うが、このボールは新潟・金(珍)にクリアされる。
23分、新潟陣内で小川のディフェンスからこぼれたボール、これを拾った玉田が左へ流れながらドリブルでペナルティエリア内へ進入するが、ここは相手ディフェンスにボールをタッチラインへとクリアされる。
24分、右サイド高い位置の新潟・藤田から中を狙ったパスは本多がカット、クリアする。
25分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを奪った新潟・ロペスの右足のシュートは楢崎が抑える。
26分、センターサークル内でダニルソンのディフェンスからこぼれたボールを玉田、左の本多へと繋ぎ、さらに縦の田中(輝)を狙うが、ここは呼吸が合わずボールはクリアされてしまう。
27分、新潟陣内中央を上がった玉田から右に流れる田中(輝)を狙ったボールは相手ディフェンスにカットされ、クリアされてしまう。
28分、楢崎からのゴールキック、右サイドの矢野が競り合い裏へこぼれたボールに玉田が足を伸ばすが、僅かに届かずボールはクリアされる。
29分、新潟・三門がハーフライン付近でボールを受けるが、田口が密着したマークで前を向かせず、ディフェンスラインに戻し、右へのボールはタッチラインを直接割る。
30分、新潟・藤田の左から前線へのボールは増川がクリア。
1点先制しながら前半15分過ぎからはボールポゼッション、チャンス数でも五分の展開が続く。名古屋としては前半のうちに追加点を奪い、試合を優位に進めたい。
31分、新潟・左からのコーナーキックは中央のダニルソンがヘディングでクリア。
【得点】
32分、自陣で闘莉王のパスカットから右の小川へと展開。さらに内側からフォローに入った玉田へと繋ぎ、ペナルティエリア内でのトリッキーなプレーから小川へとリターン。ファーストトラップが少し大きくなったが、それでも小川がゴールライン付近で飛び込む黒河を交わし、マイナス方向への折り返し。これを田中(輝)が押し込み、リーグ戦2試合連続となるゴールで欲しかった追加点を決めた。
35分、名古屋・左からのコーナーキック。田口が右足で上げたボールはニアサイドで新潟・ロペスにクリアされる。ここからカウンターを仕掛ける新潟。右サイドで一旦預け、新潟・ロペスがドリブルを突破を狙うが、ダニルソンが猛烈なスピードで追いつき、ノーファールでボールを奪う。
36分、右からのボールに新潟・成岡が縦を狙うが、このボールは直接ゴールラインを割る。
37分、右サイドへ流れた新潟・三門からペナルティエリアへのボールは楢崎が見送り、ゴールラインを直接割る。
39分、右からのクロスをペナルティエリア内の新潟・ロペスに倒れながら右足ダイレクトで合わせられるが、このシュートは枠の右へと外れる。
40分、新潟陣内中央右寄りで田中(輝)がドリブルを倒され、フリーキックを得る。
41分、ここからのフリーキック、玉田が左足で新潟ゴール前へ上げたボールが中央でこぼれ、拾った小川から左の田口へ。ここから再度新潟ゴール前へのクロスを入れるが、ボールは新潟・黒河が直接抑える。
42分、名古屋・右サイド裏にこぼれたボールを新潟・ロペスが追うが、カバーに入った増川がスライディングでボールをクリア。
43分、名古屋陣内右、タッチライン付近から新潟ボールのフリーキック。これをペナルティエリア内左へ入った新潟・ロペスの前へと狙うが、闘莉王がコースを塞ぎ、ボールは直接ゴールラインを割る。
44分、自陣左でダニルソンのパスカットから田口、本多と繋ぎ、縦の田中(輝)を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
45分、自陣センターサークル付近でドリブルを仕掛けた田中(輝)が倒されると、このプレーで新潟・大井に対しイエローカードが提示される。
(ロスタイム表示:1分)
ロスタイム1、自陣ペナルティエリア内で闘莉王が倒されたため、一旦プレーが止められるが、その場で立ち上がりプレーは続けられるようだ。
ロスタイム2、左サイドを上がった新潟・田中(亜)からのクロスは本多がヘディングでゴールラインへとクリア。新潟・左からのコーナーキック、名古屋ゴール前へのボールで増川が交錯し、名古屋ボールのフリーキックとなる。
ロスタイム3、このフリーキックを楢崎が前線へ大きく蹴ったところで前半終了。
ボールポゼッション、シュート数共に互角の前半だったが、小川の仕掛けから奪ったゴールにより2点リードでの折り返し。名古屋サポーターが赤く染めるゴール方向へと攻める後半、さらなる得点を期待したい。
後半
エンドを替えた後半、新潟ボールでキックオフ。
1分、自陣左でダニルソンが新潟・田中(達)のドリブルを引っかけ、フリーキックを与える。ここらのリスタート、細かく繋ぎ、右からのグラウンダーのボールを中央の新潟・田中(達)が触るが、このボールはディンフェスに当たりゴールラインを割る。
2分、新潟・左からのコーナーキックはファーサイドの矢野がヘディング。再度、頭でペナルティエリア内へと繋がれるが、増川が強いディフェンスでボールを跳ね返す。
3分、新潟・金(珍)がドリブルからペナルティエリア内へと進入するが、ボールは闘莉王がクリア。
4分、左からのクロスが名古屋ペナルティエリア内を通り抜け、これを拾った新潟・三門が左足で狙うが、このシュートは上手くヒットせず、楢崎が見送りゴールラインを割る。
5分、新潟陣内右、ハーフライン付近で新潟・藤田が倒れ、そのまま出血の治療のため、一旦ピッチの外へと出される。
6分、新潟・田中(達)が右サイドからドリブル突破を狙うが、マークに付いた本多が落ち着いた対応でボールを奪い、前線へとクリア。
8分、右サイド高い位置の新潟・三門から中へのボールは増川が見送り、ゴールラインを割る。
9分、自陣から細かく6本のパスを繋ぎ、左サイドを突破したダニルソン。中の小川へと預け、さらに中央の田中(輝)を狙うが、ここはコースが合わずボールはクリアされる。
10分、自陣中央で新潟・三門からボール奪取を狙った田中(隼)がそのまま倒してしまい、ファールの判定となる。
11分、新潟1人目交代:三門→川又
12分、自陣右で矢野が新潟・川又のドリブルを止め、このプレーに対しイエローカードが提示される。
13分、ここからのフリーキック、名古屋ペナルティエリア付近でのこぼれ球を新潟・大井が狙うが、ここはディフェンスに当たり跳ね返す。
15分、新潟陣内中央左の小川から右中央へのスルーパスに反応した田中(輝)が抜け出すが、至近距離からのシュートは新潟・黒河に弾かれてしまう。
サッカーでは最も難しい得点差と言われる事もある2点差で後半に入った名古屋。開始からここまでは前への圧力を高める新潟にボールを支配されているが、しっかりとこの時間を耐え、裏に生まれるであろうスペースを狙った攻撃を仕掛けたい。
16分、新潟・シルバからペナルティエリア内へのボールは闘莉王が見送り、楢崎が抑える。
17分、名古屋ペナルティエリア内で粘った新潟・川又のシュートは増川が体でブロック、ゴールラインを割る。
18分、新潟・右からのコーナーキックはニアサイドの闘莉王がクリア。
19分、新潟・金(珍)が左サイドからドリブルを仕掛けるが、田中(隼)が体を合わせそのままゴールラインを割らせる。
20分、新潟陣内でボールをカットした玉田のドリブルから小川、さらに後方から詰めた田中(輝)へとヒールで流すが、ここはタイミングが合わずボールはクリアされてしまう。
21分、センターサークルでボールを受けた新潟・田中(達)がドリブルを仕掛けるが、素早くダニルソン、田口の2人で囲みボールを奪う。
22分、名古屋1人目交代:本多→阿部
23分、右サイドハーフライン付近でボールを受けた田中(輝)から縦へと抜ける矢野を狙うが、このボールは新潟・金(珍)にクリアされる。
24分、新潟2人目交代:田中(達)→岡本
25分、自陣左で阿部と新潟・田中(亜)が交錯し裏へと抜けるが、増川がスライディングでボールをクリア。
26分、名古屋2人目交代:矢野→ケネディ
27分、新潟陣内左で阿部から玉田へのボールを新潟・金(根)にブロックされるが、ノーファールの判定。これに対し玉田が異議を唱えたとし、イエローカードが提示される。
29分、闘莉王から縦へのボールをペナルティエリア付近のケネディが胸で小川へと落とすが、シュートへは持ち込めずボールは一旦下げられる。
2点リードのまま、試合は残り15分。後半に入ってから効果的な攻撃をあまり仕掛けられていない名古屋だが、水曜日の大分戦に続き途中投入されたケネディを活かした、これからのシーズンに繋がる攻撃を見せた欲しい。
31分、自陣左の阿部から縦へと上がる田中(隼)を狙ったボールは直接ゴールラインを割る。
32分、自陣で新潟のオフサイドに対しフラッグのタイミングに異議を示した闘莉王が主審からの注意を受ける。
33分、センターサークルの田口から右の田中(隼)へ、さらにペナルティエリア内右へ走る小川の前へアーリークロスを狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされてしまう。
35分、自陣左で阿部のクリアボールを受ける田中(輝)が新潟・藤田に後ろから押えられ、フリーキックを得る。
36分、名古屋3人目交代:田中(輝)→ヤキモフスキー
小川とのパス交換で右サイドを上がったケネディ。さらにエリア内の小川へとスルーパスを通すが、シュートへは持ち込めず、ボールは相手ディフェンスにゴールラインへとクリアされる。
37分、新潟3人目交代:田中(亜)→小谷野
名古屋・右からのコーナーキックは中央でクリアされる。
38分、玉田からのスルーパスに反応しペナルティエリア内左へ抜けたケネディからシュート気味の強いボールは中央へ折り返されるが、詰めたヤキモフスキーへは届かずボールは逆サイドへと流れる。
40分、自陣で闘莉王がボールを受けるが、パスコースが余りない状況で、時間を使うため楢崎へとボールを戻す。
41分、新潟陣内中央でボールを受けた田口。複数の選手をおとりにドリブルで持ち上がると、自ら右足で狙うが、このミドルシュートはクロスバーを超える。
42分、新潟ペナルティエリア内左へ進入した玉田からグラウンダーの折り返しは相手ディフェンスにゴールラインへとクリアされる。
43分、名古屋・左からのコーナーキック。田口が入れたボールは中央で弾かれるが、再び拾った田口から玉田へと繋ぎ、中へとクロス。しかし、このボールは新潟・黒河が直接抑える。
44分、右サイドを上がった新潟・岡本から中へのボールは闘莉王がカット。素早く右へ開く小川へと繋ぎ、カウンターを仕掛けるが、長い距離を駆け上がった田中(達)へとボールを繋いだところで相手ディフェンスにクリアされる。
(ロスタイム表示:4分)
ロスタイム1、楢崎からのロングボールを右で新潟・金(珍)と競り合った小川が裏にこぼれたボールを自ら追うが、ここは直接タッチラインを割る。
ロスタイム2、名古屋ペナルティエリア内の浮き球を新潟・ロペスが左足ボレーで狙うが、このシュートはクロスバーを大きく超える。
ロスタイム3、ハーフライン付近で新潟・ロペスへの楔のボールにディフェンスを仕掛けた増川がファール。素早いリスタートで名古屋ゴール方向へのボールを入れられるが、ここはしっかりと戻った田中(隼)がボールをクリア。
ロスタイム4、自陣でケネディのパスカットから右の田中(隼)へ。縦へのドリブルから、さらに縦へと抜ける小川を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
ロスタイム5、自陣左サイド深い位置でこぼれたボールを守る阿部が新潟・ロペスに後ろから倒され、ファールの判定。
そして、ここで試合終了。
さらなる追加点に期待した後半はカウンターから何度かチャンスを作り出したがノーゴール。それでも90分を通し攻守に安定した戦いを見せた名古屋がカップ戦を含めた公式戦での引き分けを3で止める、ホームでの大きな勝ち点3を獲得した。
試合終了後記者会見
良い結果が出せたということで、とても満足しています。今日はやりたいことをしっかりと成し遂げることが出来ました。中でも満足していることは、良いプレーを見せられたということ、それから美しいゲームが作れたということです。今日は、我々としても良いサッカーが出来たと思っていますし、サポーターのみなさんも喜んでくれていると思います。
今日で田中(輝)選手が2試合連続での得点となりました。ケネディ選手が戻ってきて、そろそろ藤本選手も戻ってくると思いますが、これから田中(輝)選手の居場所はどうなっていくのでしょうか?
それについては面白い話があります。ミーティングの時に(田中)輝希に「いくつゴールを決めたんだ?」と聞いたところ、彼の口からは「1ゴール決めた」という返事が返ってきたので、「これからはもっと決める時だろう」と彼に念を押しました。
そのやり取りがあったからか、今日は得点以外にも良いプレーがたくさん見られました。ケネディに関しては、今はベンチからのスタートで、まだまだコンディションを上げていかなければなりません。藤本もまた同様です。
あまり私にプレッシャーを掛けないで下さい(笑)。今後も、ベストなメンバー構成で試合に臨んでいきたいと思います。
去年0-5で敗れた新潟を相手に、違いを見せられた要因というものがあれば教えて下さい。
今日の試合は我々にとっては、去年のリベンジという意味も含んでいますし、勝ち点3という部分で、しっかり勝たなければいけない試合として見据えていました。
今日は攻撃に重きを置いたゲーム展開が出来ました。試合の中でやるべきことを全て出し切れたと思います。
違いと言えば、今日は集中力という部分で昨年とは大きく異なっていたと思います。そしてなによりも、我々のスタイルにこだわったプレーが出来たという点が結果に対して大きく作用したのだと思います。
小川のプレーも良くなっています。インスピレーションの働いた飛び出しによって得たPKから得点を掴むことが出来た上、2点目のシーンでは彼のアシストからのゴールでした。全体的に動きもプレーも洗練されていたと思います。
矢野についても言及させて下さい。やはり元チームメイトと戦うことは、とても困難なことだったと思います。それでも彼はハイレベルなプロの選手としてしっかり走り、守備の面でもチームを助けてくれました。
得点するということも重要ですが、私はチームのためにしっかり貢献してくれることの方が重要だと思っています。その観点から見ると、彼はそれを全てやってくれていたと思います。
後半には、2枚目のイエローカードを避けるために、矢野を交代させました。それから本多については、ある程度疲労が見え始めていたので、リスクを冒す前に代えていきました。
今日は我々にとって、とても良い一日となりました。