2013シーズン試合結果

2013Jリーグヤマザキナビスコカップ第2節:サガン鳥栖vs名古屋グランパス

最終更新日時 2013/06/03 20:18

AWAY GAME

ベストアメニティスタジアム 3/23(土) 16:00キックオフ

試合前

空一面に雲が広がる佐賀県鳥栖市。2013Jリーグヤマザキナビスコカップ予選第2節は、アウェイでサガン鳥栖との対戦となる。

昨年アウェイでのリーグ戦は佐賀陸上競技場が使用されたため、グランパスにとっては初めてとなるベストアメニティスタジアム。最大24000人収容ながら4方向を独立したスタンドに囲まれるイングランドスタイルのサッカー専用スタジアムで、試合前から両チームサポーターの歓声が響き渡り、噂通り日本屈指の臨場感を醸し出している。

午後3時25分、ウォーミングアップのためフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現すと、佐賀まで駆けつけた約300人のサポーターから歓声と拍手が沸き起こった。

前節、ホームでのセレッソ大阪戦に玉田のゴールで追いつき引き分けたグランパス。6試合を戦い上位2チームが決勝トーナメントへ進む同大会で、ホームでの引き分けは満足できる結果ではないが、それでも後半のグランパスが見せた分厚い攻撃は開幕からここまで調子の上がらなかった攻撃陣にとって自信につながったのではないだろうか。その玉田のゴールをヘディングで演出した田中(輝)は今日も先発。プロ3年目の若い選手だが、ケネディが戻るまでリーグ戦も含めある程度流動的な起用が予想される前線で、今日もしっかりアピールしたい。

短く刈られたピッチでウォーミングアップを行う選手達。8月にはリーグ戦で同スタジアムでの開催が予定されるが、初めてのスタジアムという事もあり、入念に感触を確かめているようだ。

前半

両チームの選手紹介も終わり、サポーターの歓声が響き臨戦態勢の整ったスタジアムに22人の選手が姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、増川、本多、阿部の4人。ヤキモフスキー、ダニルソン、田口の3人が中盤を構成し、矢野、玉田、田中(輝)の3トップによる4-3-3のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって右にエンドを取った赤のユニフォーム・名古屋に対し、鳥栖ボールでキックオフ。

1分、開始早々、名古屋ペナルティエリア付近から鳥栖・池田にシュートを狙われるが、このボールは枠の右へと外れる。
2分、ディフェンスラインの本多から左に開く田中(輝)を狙ったボールは直接タッチラインを割る。
3分、左サイドの田中(輝)から鳥栖ペナルティエリア手前中央の田口、さらに縦のヤキモフスキーに当ててワンツーパスを狙うが、リターンボールは相手ディフェンスにカットされ、クリアされてしまう。
4分、鳥栖陣内左、ハーフライン付近から田中(輝)が鳥栖・岸田を引きずりながら約50mをドリブルで持ち上がるが、ゴールライン付近から折り返しのボールは相手ディフェンスに当たり、鳥栖・室が抑える。
5分、キーパーからのボールを鳥栖・豊田がヘディングで前へと繋ぐが、このボールは阿部がクリア。
7分、本多のヘディングからのボールを受けたダニルソン。自陣から縦へのドリブルを仕掛けるが、相手ディフェンスと交錯、ここはノーファールでボールをクリアされる。
8分、名古屋陣内右コーナーフラッグ付近から鳥栖ボールのスローイン。鳥栖・藤田がロングスローで入れたボールは増川がヘディングでクリア。再びこぼれ球を右へ繋ぎ、中へのクロスに鳥栖・金がヘディングで飛び込むが、このシュートはクロスバーを超える。
10分、鳥栖・岸田から後ろへ戻したボールが乱れ、これに玉田が詰めるが、ボールは鳥栖・室がタッチラインへとクリア。
12分、鳥栖・末吉からペナルティエリア内への浮き球は楢崎が直接抑える。
13分、ハーフラインを超えた本多から縦へのボール。これを鳥栖ペナルティエリア手前でヤキモフスキーが足先でトラップ、そのまま浮かせたシュートを狙うが、ボールはクロスバーを超えてしまう。
14分、自陣右で矢野と鳥栖・清武が交錯、ここは名古屋ボールのフリーキックとなる。

【得点】
15分、センターサークル内のダニルソンから縦へのボール。これに反応し、完全に抜け出したヤキモフスキーが相手キーパーも交わし、無人のゴールを揺らす。ヤキモフスキーの来日初ゴールでアウェイの名古屋が先制した。

16分、左に開いたダニルソンから右の田中(隼)へサイドチェンジ。その田中(隼)からのボールをライン際で受けた矢野がドリブルを狙うが、相手ディフェンスに奪われクリアされる。
17分、右サイド高い位置へ上がった鳥栖・早坂からのクロスは、楢崎が倒れ込みながら直接抑える。
18分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けた鳥栖・藤田から中へのボールは、本多がクリア。

【失点】
19分、左サイドから鳥栖・清武がペナルティエリア内へと持ち込むと、その鳥栖・清武からのパスを受けた鳥栖・池田に左足でのシュートを決められ、同点とされてしまう。

20分、鳥栖ペナルティエリア手前右でボールを受けたヤキモフスキー。左足へとボールを持ち替えるが、ここは相手ディフェンスにクリアされる。
21分、鳥栖陣内右の矢野からのアーリークロスは鳥栖・坂井にヘディングでクリアされる。
22分、鳥栖陣内左の田口から右へのボール。これをペナルティエリア付近の矢野がヘディングで中のヤキモフスキーへ狙うが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。
23分、鳥栖・末吉からの縦パスに鳥栖・池田が抜け出すが、ここはオフサイドの判定。
24分、鳥栖・早坂からのクロスは増川が頭で触り、本多がクリア。
25分、鳥栖陣内右で本多からのサイドチェンジを受けた矢野が中へとドリブル。その外を上がる田中(隼)の前を狙うが、ここはタイミングが合わずクリアされてしまう。
26分、センターサークル付近でボールを受けたダニルソンが縦への浮き球を狙うが、このボールは鳥栖・室が直接抑える。
27分、鳥栖・岸田のオーバーラップしたドリブルは、阿部がスライディングでタッチラインへとクリア。
28分、鳥栖・清武からエリア内へのボールはディフェンスに当たり、ゴールラインを割る。鳥栖・左からのコーナーキック。ショートで繋ぎ、中央の鳥栖・清武が右足で狙うが、このシュートはクロスバーを超える。
29分、増川から楔のボールを受けた玉田。前へと持ち直し、右サイドを上がる田中(隼)の前を狙ったボールは相手ディフェンスにカットされる。ここから鳥栖が左サイドでのカウンターを仕掛けるが、エリア付近でのボールはダニルソンがゴールラインへとクリア。
30分、鳥栖・左からのコーナーキック。名古屋ゴール前へ上げられたボールは楢崎が直接抑える。

32分、自陣中央の本多から阿部、鳥栖陣内左サイドでドリブル突破を狙うが、ここは相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。
33分、本多からのボールを右で受けた矢野のクロスは、相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。
34分、鳥栖ペナルティエリア手前で田口のパスカットから縦の田中(輝)、ヤキモフスキーと繋ぎ、前へと走る田口へのリターンを狙うが、このボールはカットされクリアされる。
35分、本多からの縦パスにヤキモフスキーが体を入れ替え、相手ディフェンスに裏を狙うが、ここはカバーに入った鳥栖・坂井にクリアされる。
36分、名古屋陣内右でボールを受けた鳥栖・池田が距離のあるところから右足でのシュートを狙うが、このボールは枠の左へと外れる。
37分、鳥栖ペナルティエリア手前左でボールを持ち替えた田口が引っかけられ、フリーキックを得る。
38分、鳥栖・ゴール左35m程度の位置から名古屋ボールのフリーキック。田口が右足で鳥栖ゴール前へ上げたボールは鳥栖・室にパンチングでクリアされる。ここから右サイドへ繋ぎ、カウンターを仕掛ける鳥栖。右に開いた鳥栖・岸田からのクロスは阿部がゴールラインへとクリア。
39分、鳥栖・右からのコーナーキックはペナルティエリア外での接触で、名古屋ボールのフリーキックとなる。
40分、鳥栖陣内右ハーフライン付近から名古屋ボールのフリーキック。増川が鳥栖ゴール前へ上げたボールはそのままゴールラインを割る。
41分、名古屋陣内右から鳥栖ボールのスローイン。鳥栖・藤田がロングスローで入れたボールは増川がヘディングでクリア。
43分、名古屋陣内中央左寄りで鳥栖・清武のドリブルをダニルソンが引っかけ、フリーキックを与えてしまう。
44分、名古屋ゴール左35m弱の位置から鳥栖ボールのフリーキック。鳥栖・清武が右足で狙ったシュートはクロスバーを超える。
45分、中盤からのボールに飛び出そうとした鳥栖・豊田と本多が交錯、ここは名古屋ボールのフリーキックとなる。
(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム1、田口からのボールに左サイドを上がった阿部。切り返して右足で田口へボールを戻し、その田口が右足で狙うが、このミドルシュートはクロスバーを超える。

ここで前半終了。

ボールポゼッションでは若干上回った名古屋だが、先制を追いつかれ、1-1での折り返し。両チームとも少しあっさりとした印象のゴールだったが、後半も名古屋のゴールに期待したい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、左サイドの田中(輝)が後ろからボールを奪われると、そのまま名古屋ゴール前までボールを運ばれるが、ここはディフェンスが戻り、ボールをクリア。
2分、ハーフライン近くの増川からの縦パスを駆け上がった田口が狙うが、このボールは前へ出た鳥栖・室が抑える。
3分、名古屋陣内右でドリブルを仕掛けた鳥栖・末吉と田中(隼)が交錯、ここは鳥栖ボールのフリーキックとなる。ここからのフリーキック、名古屋ゴール前ファーサイドへのボールを阿部と競り合った鳥栖・豊田がヘディングで触るが、ボールはゴールラインを割る。
4分、名古屋ペナルティエリア内への浮いたボールは、田中(隼)が背面でクリア。
5分、鳥栖・金が矢野からボールを奪い、ドリブルを仕掛けるが、戻った矢野とダニルソンで囲み、ボールを奪い返す。
6分、阿部からの縦パスをヤキモフスキーが鳥栖・ペナルティエリア内で胸トラップ。前へとコントロールするが、ここはディフェンスにコースを塞がれ、ボールは鳥栖・室が抑える。
7分、ダニルソンからのパスに左サイドを上がった阿部のクロスは、鳥栖・坂井がヘディングでクリア。
10分、自陣で右から左の阿部へ展開。縦パスが相手ディフェンス裏に抜け、田中(輝)が折り返すが、このパスはカットされてしまう。
12分、鳥栖・岸田が右をオーバーラップしドリブルを仕掛けるが、ダニルソンが体でコースをブロック、ボールは直接ゴールラインを割る。
13分、鳥栖・豊田がペナルティエリア内左でボールを受けるが、ここからのクロスはディフェンスがクリア。鳥栖・左からのコーナーキックは中央でクリア。
14分、自陣でヤキモフスキーが倒され得たフリーキック。増川から前線へのボールは鳥栖・室が直接抑える。
15分、名古屋陣内左で田口が鳥栖・岸田を倒し、フリーキックを与える。

16分、ここからのフリーキック、中央へずらし、名古屋ペナルティエリア内へのボールは阿部がヘディングでクリア。
17分、鳥栖陣内右コーナーフラッグ付近で田中(輝)がパスカット、中の矢野へ預け、粘って折り返すが、このボールはクリアされる。ここからロングパス一本で鳥栖・早坂が前線へと駆け上がるが、このボールは本多がゴールラインへとクリア。
19分、鳥栖・左からのコーナーキック、名古屋ゴール前へのボールはニアサイドの矢野がヘディングでクリア。

20分、阿部からのサイドチェンジに矢野が追うが、このボールはタッチラインへとクリアされる。

名古屋1人目交代:田中(輝)→田鍋
鳥栖1人目交代:坂井→呂

21分、名古屋陣内でクリアしたボールをヤキモフスキーが倒れながら前へと狙うが、ここで鳥栖・清武の足を引っかけファールを取られる。
22分、右サイドハーフライン上でボールを受けるヤキモフスキーが鳥栖・金に後ろから倒され、フリーキックを得る。
24分、鳥栖陣内ハーフライン付近で田口が鳥栖・早坂のドリブルを止め、このプレーに対しイエローカードを提示される。

25分、名古屋2人目交代:田口→中村
鳥栖2人目交代:早坂→野田

26分、鳥栖陣内左で阿部から田鍋を狙った縦へのボールは鳥栖・岸田にクリアされる。
28分、名古屋ペナルティエリア内で阿部がカットしたボールを一気に前線へと狙うが、このボールはカットされてしまう。
29分、田中(隼)からのクロスをヤキモフスキーがヘディングで触り、中央の矢野へと流れるが、足下に収まらずボールはゴールラインへとクリアされる。

【得点】
30分、名古屋・左からのコーナーキック。ヤキモフスキーが左足で上げたボールを中央の矢野がヘディングで合わせ、待望の移籍後初ゴールで勝ち越しに成功した。

31分、鳥栖・ペナルティエリア手前でボールを受けた玉田のミドルシュートは、相手ディフェンスに当たり、枠を外れる。
32分、名古屋・左からのコーナーキック。ヤキモフスキーが左足で上げたボールに中央で複数の選手が交錯するが、ボールはクリアされる。
33分、自陣へ戻したボールにプレスを仕掛けられ、楢崎からのボールを受けた本多のパスは左タッチラインを割る。
34分、鳥栖・右からのアーリークロス。これに飛び込んだ鳥栖・豊田の頭で僅かに触ったボールは名古屋ゴール前へ転がるが、鳥栖・池田が触ったボールは枠を外れる。

35分、鳥栖3人目交代:池田→水沼

36分、鳥栖ペナルティエリア手前左でのこぼれ球を田鍋が左足で狙うが、このシュートは相手ディフェンスに当たり、枠を外れる。
37分、名古屋・右からのコーナーキック。ヤキモフスキーが上げたボールはクリアされ、これを拾った中村が鳥栖ゴール前へと入れるが、ボールは鳥栖・室が直接抑える。
38分、鳥栖陣内左からのスローイン。鳥栖・藤田がロングスローで入れたボールはヤキモフスキーがクリア。ここから右の玉田へ繋ぎ、カウンターを仕掛けるが、中へ持ち替えたところでボールを奪われる。さらにこぼれ球を競ったヤキモフスキーが相手の足を蹴り、イエローカードが提示される。
39分、左からのスローイン、鳥栖・藤田が入れたロングスローのボールは矢野がクリア。再度拾った鳥栖が右へ繋ぎ、鳥栖・小林のシュートは阿部に当たりゴールラインを割る。
40分、鳥栖・右からのコーナーキックはニアサイドの矢野がヘディングでクリア。今度は右から鳥栖・藤田のロングスローは中村がクリア。
42分、右サイド高い位置の矢野から中へのボール。これをペナルティエリア内の中村がコントロールし、再び浮かせたボールをファーサイドの田鍋が胸トラップしボレーで狙うが、このシュートはクロスバーを超える。

43分、名古屋3人目交代:玉田→ニッキ
右から鳥栖・藤田のロングスローは名古屋ペナルティエリア内でこぼれ、田中(隼)がクリア。

44分、今度は左から鳥栖ボールのスローイン。中央へのロングスローはニアサイドで浮き、阿部がクリア。
45分、鳥栖陣内左ハーフライン付近で阿部からのボールを受けた田鍋が引っかけられ、フリーキックを得る。
(ロスタイム表示:4分)

ロスタイム1、左サイドハーフライン付近から鳥栖・豊田のドリブルはダニルソンがファールで止める。
ロスタイム2、阿部からのスローインを左で受けたヤキモフスキー。サポートの中村、さらに中へ戻したボールをダニルソンが左足で狙うが、このシュートは枠の右へと外れる。
ロスタイム3、名古屋陣内左から鳥栖ボールのスローイン。鳥栖・藤田が入れたロングスローはニッキがヘディングでクリア。
ロスタイム4、名古屋ペナルティエリア手前でダニルソンがボールをクリア。これが相手選手に当たりこぼれるが、ニッキが前線へと大きくクリア。

ここで試合終了。

後半開始からはホーム鳥栖の時間帯がしばらく続いたが、これをしっかり耐えると、セットプレーから矢野ヘディングゴールで勝ち越しに成功。その後は攻守の切替で少し迷うような場面も見られたが、それでもしっかりと1点差を逃げ切り、2-1で試合終了。予選リーグ2試合目のアウェイで大きな勝ち点3を得た。


試合終了後記者会見

アウェイでサガン鳥栖との対戦は簡単ではありません。 それでも今日は我々のペース、スタイルを持って戦いましたし、そして勝てたという事は自信になると思います。

Q.玉田選手がセンタフォワードに入る試合は2試合続けてですが、ケネディ選手や矢野選手がセンターに入る場合とでは戦い方は変わるかと思います。玉田選手をセンターで起用する時の狙いをお聞かせください。

まず、ケネディがいつチームへ戻ってこられるかわかりません。その状況でセンターフォワードは誰かがこなさなければいけません。玉田は技術のある素晴らしい選手です。矢野の選択肢もありましたが、彼は右サイドでプレイしたいのではないかと考え、あのポジションで起用しました。今日の布陣は1つのアイデアではありますが、常にこの形でプレーするわけではありません。矢野、玉田、田中(輝)の3人には自由にポジションを変えていいと話していましたし、自由に動けたのではないでしょうか。 それでもケネディが戻ればセンターフォワードでの起用しますし、サイドでプレーさせるつもりはありません。

Q.矢野選手とヤキモフスキー選手、新加入の選手が揃って初ゴールを決めましたが?

彼ら2人にとっても良いゴールだったと思いますし、彼らの自信になると思います。そしてチームを勝利に導いてくれた重要なゴールでした。今後のモチベーションを上げるためにも、良いゴールだったのではないでしょうか。

Q.そのヤキモフスキー選手が日本のサッカーに適応するためには、何が必要でしょうか?

Jリーグというリーグはスピードがあり、速いリーグです。その戦いに適応するには時間が必要かもしれません。これからしっかりとリーグを理解し、Jリーグの速い展開に慣れて欲しいと思います。今日は彼には、相手の裏に抜ける動きを仕掛けるよう指示をしました。ゴールシーンの前に1つ、チップショットでのシュートを外しましたが、それでも2度目のチャンスで決めてくれました。今後も得点を期待していますし、これからも良くなると信じています。

Q.鳥栖戦は昨年から3戦3勝ですが?

サガン鳥栖の強みは理解しています。ロングボールを入れ、こぼれ球をしっかりと拾い、そして繋ぐサッカーです。そのために競り合いの強い選手もいます。ロングスローはプレミアリーグにストークシティというチームがありますが、特徴が似ています。鳥栖は日本のストークシティーですね(笑)。 我々の今の状況を言えば、小川、ダニエル、闘莉王そして藤本を怪我で欠きメンバーを組むのが難しい状況です。その中で選手をミックスして戦ったのですが、今日はしっかりと戦ってくれました。ニッキ・ハーフナーも6~7分のプレーでしたが公式戦で初プレーをしましたが、試合の難しさも学んでくれたと思います。