2013シーズン試合結果

2013Jリーグヤマザキナビスコカップ第1節:名古屋グランパスvsセレッソ大阪

最終更新日時 2013/06/03 20:18

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名古屋市瑞穂陸上競技場 3/20(水) 16:02キックオフ

試合前

朝から小雨に見舞われた愛知県名古屋市。2013Jリーグヤマザキナビスコカップ、グループステージ第1節はホーム瑞穂でセレッソ大阪との対戦となる。

ACL出場が無いため3年ぶりのグループステージを戦う今年のグランパス。今シーズン初めての瑞穂での試合となる今日の試合には、試合前から雨にもかかわらずサポーターが集まっている。

先週末、アウェイでのリーグ甲府戦に終了間際、ルーキー本多のゴールで辛くも勝利した名古屋。それでも試合内容としては選手、監督ともに決して満足出来るものでは無く、試合後も反省や課題点についてもコメントが多く見受けられた。通常、若手選手に出場のチャンスが与えられる事の多いナビスコカップだが、今日の試合、今後のリーグ戦も含めたチーム力UPを目指し、現状組めるほぼベストメンバーでの戦いとなりそうだ。

午後3時30分前、ウォーミングアップのためフィールドプレイヤーがピッチへと姿を現すと、グランパスレッドのポンチョや雨具を身にまとったサポーターから歓声が沸き起こった。

甲府戦ではフォワードで出場した闘莉王が今日は本職のセンターバック。殊勲の決勝ゴールを決めた本多は左サイドバックでの出場が予想され、さらにフォワードでは3トップの真ん中に、田中(輝)が予想される。昨シーズン、練習試合などゴールを量産しブレイクが期待されるプロ3年目の若い選手だが、公式戦での出番が少なく、このチャンスでしっかりとアピールして欲しい。

朝からの雨でピッチはしっかりと水を含んでいるが、久しぶりの瑞穂のピッチの感触を確認する選手達。全6節で戦うグループステージだが、ステージ突破のためには、ホームで戦う試合は必ずものにしたい。

前半

スタジアムビジョンを使った選手紹介が終わり、一瞬の静寂に続き、両チームサポーターの歓声が響くスタジアムに22人の選手が姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、闘莉王、増川、本多の4人。磯村、田口、藤本が中盤を構成し、矢野、田中(輝)、玉田の3トップによる4-3-3のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって左にエンドを取った赤のユニフォム・名古屋に対し、C大阪ボールでキックオフ。

1分、センターサークル付近で玉田がキープ。田中(輝)を狙うが、このパスはカットされてしまう。
2分、右サイドハーフライン近くでC大阪・南野を狙った縦パスは田中(隼)がカット。
3分、ハーフライン近くの闘莉王から右へのクリア。このボールを田中(輝)が追うが、直接タッチラインを割る。
4分、C大阪・新井場からのアーリクロスは楢崎が直接抑える。
5分、左に開いたC大阪・エジノからのクロスを走り込んだC大阪・山口が頭で合わせるが、このシュートは枠の右へと外れる。
7分、C大阪陣内中央でボールを受けた田中(輝)がドリブルを仕掛けるが、ここはC大阪・茂庭にスライディングでカットされる。
8分、名古屋ペナルティエリア手前でボールを受けたC大阪・山口。中へのスルーパスを狙うが、このボールは楢崎が抑える。
9分、センターサークル内で磯村がカット。このボールをダイレクトで繋いだ藤本が倒され、フリーキックとなる。
10分、C大阪陣内へ持ち上がった増川から右サイドの田中(隼)へ。しかし、ここからのクロスは相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。
11分、右サイドを上がるC大阪・新井場の前を狙ったスルーパスは本多がクリア。
12分、藤本のパスカットからカウンターを仕掛ける名古屋。中の磯村を経由し、左を上がった本多からのクロス。藤本が頭で合わせるが、このシュートはクロスバーを超える。
13分、C大阪・丸橋から縦を狙ったボールは田中(隼)がカット、タッチラインを割る。
14分、左サイドを上がったC大阪・丸橋からのクロスは直接ゴールラインを割る。

16分、玉田からのスルーパスに田中(輝)が反応。左サイドを抜け出し、速いクロスを入れるが、C大阪・キムがわずかに触りクリアされる。
17分、闘莉王からのフィードを磯村が裏へ抜ける田中(輝)へヘディングで狙うが、このボールはコースが合わず、直接ゴールラインを割る。
18分、藤本からボールをC大阪ペナルティエリア手前で受けた磯村。左足へ切り返し、エリア内の玉田へと繋ぐ。しかし、ここで相手ディフェンスと交錯、ノーファールの判定でボールはクリアされる。
19分、ハーフラインを超えた闘莉王から縦の矢野へ楔のボールを狙うが、コースが合わずクリアされる。
20分、玉田からのボールを受けた田中(輝)が左からドリブルを仕掛け、コーナーキックを得る。
21分、名古屋・左からのコーナーキック。田口が右足で上げたボールは中央でC大阪・キムにパンチングでクリアされる。ここからカウンターを仕掛けるC大阪。ペナルティエリア手前でボールを拾ったC大阪・横田のシュートは、クロスバーを超える。このカウンターを止めようと相手を倒した磯村にイエローカードが提示される。
23分、闘莉王からペナルティエリア付近左に上がった磯村を狙った浮き球は、C大阪・新井場にヘディングでクリアされる。
24分、田口から縦へのパスをカットされカウンターを仕掛けられるが、ペナルティエリア付近へ走るC大阪・南野へのボールは闘莉王がスライディグでクリア。
25分、左に開いた田中(輝)から藤本、少しコースの外れたボールを闘莉王がダイレクトでエリア内の玉田を狙うが、このボールは相手ディフェンスにカットされクリアされる。
26分、自陣左の本多から前線へ入る藤本の前を狙うが、このボールは直接左タッチラインを割る。
27分、名古屋ペナルティエリア内でこぼれ球を拾ったC大阪・柿谷のシュートは増川が体でブロックし、クリアする。
29分、C大阪ペナルティエリア右から藤本が中へ持ち込んでスルーパス。これに攻撃参加していた増川が抜け出すが、相手キーパーと交錯、ボールは直接ゴールラインを割る。

31分、C大阪陣内中央で田口が後ろからボールを奪われ、カウンターを仕掛けられるが、C大阪・エジノのドリブルは闘莉王がスライディングで止める。
33分、本多から楢崎へ戻したボールをC大阪・柿谷が追うが、ここは楢崎が左タッチラインへとボールをクリア。
36分、藤本のパスカットから左の田中(輝)、藤本へ戻し、左サイドをオーバーラップする本多の前を狙うが、コースが合わずボールはゴールラインを割る。
37分、左に開いたC大阪・南野へのボールは直接タッチラインを割る。
39分、ハーフラインを超えた増川から右前方へ流れる藤本の前を狙うが、このボールは球足が速く、直接ゴールラインを割る。
40分、闘莉王のパスカットから左の本多が一気に前線へ上がる磯村の前へと狙うが、このボールはC大阪・キムが抑える。
41分、右サイドから粘り、中へ持ち込んだ玉田。ペナルティエリア内へ進入する藤本へスルーパスを狙うが、僅かに届かずC大阪・キムが直接抑える。
42分、C大阪陣内中央でパスカットした玉田。ドリブルを仕掛けるが、左へ蹴り出したボールはC大阪・茂庭にクリアされる。

44分、自陣右で田中(隼)のパスカットから前へ上がる矢野の前を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。

名古屋1人目交代:藤本→ヤキモフスキー
先のペナルティエリア内でのプレーで痛んだ藤本がプレー続行不可能と判断され、前半終了間際に選手交代を強いられる。

(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム1、代って入ったヤキモフスキーが左サイドからドリブルを仕掛けるが、相手ディフェンスにクリアされる。
ロスタイム2、C大阪陣内左ライン際でC大阪・エジノのファールから得たフリーキック。田口からのボールを増川が頭でエリア内へ落とすが、このボールは左へと流れる。

ここで前半終了。

前線にそれほど高さの無い両チーム同士の対戦。サイドを活かしながらお互いに攻め合うが、雨で滑りやすいピッチに慎重になりすぎたのか、決定機の少ない前半をスコアレスで折り返し。後半、ホームの名古屋の得点に期待したい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、キックオフ直後のボールを本多から縦の田中(輝)へ狙うが、相手ディフェンスと交錯、ボールはタッチラインを割る。

【失点】
2分、名古屋陣内右タッチライン際からC大阪ボールのフリーキック。名古屋ペナルティエリア内ニアサイドへのボールに走り込んだC大阪・柿谷が飛び込むと、最後はディフェンスに当たり、先制ゴールを許してしまう。

3分、ハーフライン近くのヤキモフスキーから田中(輝)を狙ったボールは、相手ディフェンスにタッチラインへとクリアされる。
4分、ヤキモフスキーが左サイドからドリブルを仕掛けるが、相手ディフェンスを押さえたため、ファールを取られてしまう。
5分、C大阪陣内で浮いたボールをヤキモフスキーが前線へ走る磯村へダイレクトで狙うが、このボールはC大阪・キムが直接抑える。
6分、自陣で田口のパスカットから左の田中(輝)へ。相手ディフェンス裏へ蹴り出してドリブルを狙うが、ボールはカバーに入ったC大阪・茂庭にクリアされる。
7分、ペナルティエリア手前からワンツーパスでC大阪・南野がエリア内へ入るが、ここは楢崎が前へ出て直接抑える。
8分、闘莉王から縦へ楔のパス。これをペナルティエリア付近の田中(輝)がヒールで落とすが、走り込んだ玉田の右足に入り、シュートへは持ち込めずクリアされてしまう。
10分、田口からのボールを左で受けた本多。2度切り返し、ペナルティエリア内でクロスを狙うが、このボールは相手ディフェンスに当たりクリアされる。
11分、左からのボールを矢野がヘディングで落とし、玉田が右足で飛び込むが、このシュートは僅かに枠の左へと外れる。
12分、ヤキモフスキーが左から縦へ突破。中央へ鋭いクロスを入れるが、このボールはC大阪・キムが一旦弾きながら抑える。
13分、C大阪陣内へ入った増川からのパス。これが相手ディフェンスに当たりカウンターを仕掛けられるが、ペナルティエリア内で左へ振ったC大阪・南野のシュートは闘莉王がスライディングでクリア。
14分、カウンターを仕掛ける名古屋。左に開く田中(輝)へ預け、中央を上がった闘莉王へ戻し、左足でのシュートを狙うが、このボールは相手ディフェンスに当たりクリアされる。
15分、自陣の増川から右へ開く玉田を狙うが、ここはオフサイドの判定。

17分、右サイドを上がった田中(隼)からのクロスは、前へ出たC大阪・キムがキャッチ。
名古屋2、3人目交代:磯村、田口→中村、ダニルソン

20分、C大阪陣内左でルーズとなったボールを田中(輝)、ダニルソンとヘディグで繋ぐが、本多への落としは直接タッチラインを割る。
21分、自陣でダニルソンのパスカットから左のヤキモフスキーへ。縦へのドリブルから中央を走る闘莉王の前を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
22分、ハーフラインを超えた位置でボールを受けた本多が持ち上がると、ディフェンスの寄せが緩い状況で迷わずミドルシュートを狙うが、このシュートはC大阪・キムの正面を突きキャッチされてしまう。

【得点】
23分、右サイドを上がった田中(隼)からのクロス。これをペナルティエリア内ファーサイドで田中(輝)がヘディングで落とし、中央の玉田がヘディングで押し込み、同点とした。

25分、名古屋陣内左から中へ持ち込んだC大阪・南野が闘莉王のスライディグを外しシュートを放つが、これは枠の左へと外れる。
26分、左サイドを上がった本多からのクロスをペナルティエリア内中央の玉田がジャンピングボレー。このシュートが枠を捉えるが、C大阪・キムにパンチングでクリアされる。名古屋・左からのコーナーキック。ヤキモフスキーが上げたボールを増川が頭で落とし、さらに玉田が頭でペナルティエリア内へ繋ぐが、ここは相手ディフェンスにクリアされてしまう。

28分、C大阪1人目交代:エジノ→杉本

29分、C大阪・新井場から中央へのボールは、闘莉王が豪快なヘディングでクリア。
30分、増川がC大阪陣内左へ持ち上がるが、相手ディフェンスにパスコースを切られ、そのままタッチラインを割る。

31分、ハーフライン付近の増川から左サイド高い位置を取る本多の前を狙うが、このボールは直接タッチラインを割る。
32分、C大阪・左からのコーナーキック。名古屋ゴール前へのボールは、ニアサイドの田中(輝)がヘディングでクリア。
33分、C大阪・左からのコーナーキック。名古屋ゴール前へのボールは、中央のダニルソンがクリア。これを再び名古屋ゴール前へ入れられるが、C大阪・山下が触ったボールは楢崎が抑える。
34分、本多、ヤキモフスキーが左から仕掛け、コーナーキックを得る。
35分、名古屋・左からのコーナーキック。ヤキモフスキーが上げたボールは中央でクリアされる。そのままボールをキープした名古屋が右から左へとボールを移し、ヤキモフスキーのクロス。ニアサイドの増川が倒れながらヘディングで飛び込むが、このシュートは枠の左へと外れる。
37分、C大阪・右からのコーナーキック。ニアサイドでボールを受けたC大阪・扇原が中へと折り返すが、このボールは中村に当たりゴールラインを割る。C大阪・右からのコーナーキック。ファーサイドへ流れ、再び名古屋ゴール前へのボールは楢崎が抑える。
38分、カウンターから持ち上がる玉田がセンターサークル内で後ろから引っかけられ、フリーキックを得る。素早いリスタートで近くの田中(輝)を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされてしまう。
40分、左サイドを上がったC大阪・丸橋からのクロスは増川がクリア。
41分、名古屋ペナルティエリア手前左へ上がったC大阪・扇原からのクロスは楢崎が見送り、直接ゴールラインを割る。
42分、カウンターから左中を上がって来たC大阪・南野のシュートは、ディフェンスに当たり枠を外れる。
43分、C大阪ペナルティエリア手前で粘った玉田から左へ抜け出す田中(輝)へのスルーパス。しかし、至近距離からのシュートはC大阪・キムにクリアされる。
44分、名古屋・左からのコーナーキック。ヤキモフスキーが上げたボールはクリアされるが、再び左のヤキモフスキーへ繋いでクロス。ニアサイドの増川が頭で合わせるが、このシュートは枠の左へと外れる。
45分、左から名古屋ペナルティエリア内への際どいボールは、田中(隼)がスライディでクリア。
(ロスタイム表示:3分)

ロスタイム1、C大阪・左からのコーナーキックは闘莉王がヘディングでクリア。ここからC大阪陣内へ持ち込む名古屋。左の玉田からC大阪ペナルティエリア内へ上がった闘莉王へ狙うが、僅かに届かずボールはゴールラインを割る。
ロスタイム2、C大阪・山口から名古屋ゴール前へのボールは左ゴールラインを割る。
ロスタイム3、C大阪陣内中央右寄りで中村が倒され得たフリーキック。ヤキモフスキーがC大阪ゴール前へ上げたボールはC大阪・キムが直接抑える。ここからC大阪がカウンターで名古屋ゴール前までボールを運ぶが、右へ展開したボールは直接ゴールラインを割る。

ここで試合終了。

後半、先制されながもその後はボールを支配し、攻撃を仕掛け続けた名古屋。玉田の今シーズン公式戦初ゴールで同点とすると、その後も何度か相手のカウンターに苦しめられながらも攻撃を続けるが、勝ち越しゴールならず、ホームでのナビスコカップ開幕戦は1-1のドロー。それでも開幕からここまで前線での迫力不足が指摘される今のチームにとって、後半の攻撃は光明となったのではないだろうか。


試合終了後記者会見

今日はいつも通り、難しい内容でしたが、良いゲームが出来たと思います。0-1になった後もしっかり落ち着いて、集中してプレー出来ていたと思います。それから1-1に追い付いて、特に後半は良いサッカーが出来たと思います。引き分けという内容は、現実的に考えても良い結果だったと思います。

Q.今日は前半から長いボールを蹴るのではなく、後ろからパスを繋いで組み立てる試合内容でしたが、意図した形だったと言うことでしょうか?

今日の試合内容には良い印象を持っています。我々が意図しているパスゲームが出来たと思います。以前の試合や甲府戦の時と比べても、しっかりとグラウンダーのパスを通してチャンスを作ることが出来ていましたので満足しています。改めて我々のスタイルを発見できたと思っています。

Q.本多選手のプレーについてはいかがでしたか?

昨日も話しましたが、スタメンに繋がるだけに値する活躍をして、今日も良いクオリティを見せてくれました。J1リーグには経験が必要ですが、もっともっと良くなっていく選手だと思っています。

Q.阿部選手とは競争させていくのでしょうか?

現時点では、彼の方がアドバンテージが高いと思い、今日は彼を先発させました。

Q.前半の途中、磯村選手に対して直接指示をしていましたが?

あれは戦術的なことで、攻撃の時に彼のポジションが前過ぎたために指示を出しました。前線には矢野や玉田、田中(輝)がいましたので、もしセカンドボールがこぼれてきた時のことを考え、彼にある程度、ポジションを下げるように指示しました。

Q.今日は矢野選手がサイドでの先発でしたが?

甲府戦の内容に満足できる部分がなかったため、色々と解決方法を見付けていく中で、彼を諦めるのではなく、チャンスを与えたかったこともあり、右サイドで起用しました。新潟でも経験がありますし、今日は良いプレーを見せてくれたと思います。

今日の対戦相手のC大阪は良いチームです。3戦3勝とスタートダッシュにも成功し、自信を持って名古屋に来たと思います。我々にとっては勝つ事がたやすい相手ではありませんでした。それでも、我々は強い精神面、特徴を出せたと思います。もう少しで勝てそうなところもありました。ただ重要なことは、我々のペースで試合を運ぶことが出来、チャンスも作ることが出来ました。サイドからの良いクロスもありましたし、サイドチェンジもしっかり出来ました。結果はどうであれ、我々の望むサッカーが、今日は出来たと思っていますので、今後もこれを続けていきたいと思います。