2013シーズン試合結果

2013J1リーグ第3節:ヴァンフォーレ甲府vs名古屋グランパス

最終更新日時 2013/06/03 18:54

AWAY GAME

山梨中銀スタジアム 3/16(土) 19:04キックオフ

試合前

昼間の陽気が嘘のように、風が強く、日が沈み気温のぐっと下がった山梨中銀スタジアム。2013J1第3節はアウェイでヴァンフォーレ甲府との対戦となる。

前節、アウェイで浦和に敗れた名古屋。開幕から2試合を終え、1分1敗と勝利が無く、勝ち点1と厳しいスタートとなった。エース・ケネディの復帰が遅れ苦しい状況が続くが、何とか初勝利を収め、悪い流れを断ち切りたい。

その浦和戦を怪我のため欠場した闘莉王が、今日はセンタフォワードでの出場が予想される。今週のトレーニングでも取り組まれていたシステムだが、ゴールゲッターとしてはもちろん、前線でボールを納め、玉田、藤本らテクニックのある選手へと繋がる分厚い攻撃に期待したい。

午後6時30分、ウォーミングアップのため選手達がピッチへと姿を現すと、甲府まで駆けつけたサポーターから歓声が沸き起こった。そのサポーターに一礼を入れると、ハーフコートに散りウォーミングアップを行う。

開幕3試合目で初スタメンの座を獲得したプロ1年目のルーキー本多も、他の選手に混ざりウォーミングアップを行う。表情を見る限り極度の緊張という心配はなさそうで、初めてのプロのピッチの感触を確かめながら試合に向け気持ちを高めているようだ。今日はセンターバックでの出場が予想されるが、172cmと小柄な身長ながら驚異的なジャンプ力など身体能力に優れたディフェンスがどこまで通用するのか、注目したい。

心配された風も治まり、冷たい空気の漂うスタジアム。2年ぶりのJ1の舞台、さらにパワーアップした甲府サポーターの歓声と、それに負けじと声を張る名古屋サポーターの歓声が混ざるスタジアムに22人の選手が姿を現す。

今日の名古屋、ゴールキーパーは楢崎。ディフェンスラインは右から田中(隼)、ダニエル、本多、阿部の4人。藤本、田口、ヤキモフスキーの3人が中盤を構成し、小川、闘莉王、玉田の3トップによる4-3-3のシステムでのスタートが予想される。

前半、メインスタンドから向かって右にエンドを取った白のユニフォーム・名古屋に対し、甲府ボールでキックオフ。

1分、田中(隼)からの縦パスを甲府陣内右ハーフライン付近で受けた小川が後ろから倒され、フリーキックを得る。
2分、ここからのフリーキック、藤本が甲府ペナルティエリア付近へ上げたボールは相手ディフェンスにヘディングでクリアされる。
4分、センターサークル内のダニエルから前線の闘莉王の前を狙った浮き球は甲府・荻が直接抑える。
5分、甲府・柏が右サイドからの突破を狙うが、本多が落ち着いてボールを奪い、タッチラインへとクリア。
7分、甲府陣内左で玉田、小川、藤本と繋ぎ、ゴールライン付近から中へのボールを闘莉王がヘディングで狙うが、このボールは相手ディフェンスが先にクリアする。
8分、名古屋陣内中央で田口と甲府・ウーゴが交錯、ここは田口のファールを取られてしまう。
9分、甲府陣内ハーフライン付近で玉田が甲府・松橋に後ろから倒され、フリーキックを得る。
10分、ディフェンスラインでボールを回す名古屋。本多から縦を狙ったボールは甲府・ウーゴに弾かれ、左タッチラインを割る。
11分、名古屋陣内中央でヤキモフスキーがボールを失うと、そこからのカウンターを狙う甲府・金子を藤本が倒し、ファールの判定となる。
12分、甲府・土屋から縦へのボールは本多が見送り、楢崎が直接抑える。
13分、自陣右でのパスカットからハーフライン付近の闘莉王が体を入れ替えボールを受けると、さらに左を駆け上がる小川の前へスルーパスを狙う。しかし、このボールは甲府・土屋にスライディングでタッチラインへとクリアされる。
15分、右サイドを上がった田中(隼)がドリブルを仕掛けるが、相手ディフェンスと交錯し、ファールを取られてしまう。

ボールポゼッションで大きく上回る名古屋に対し、しっかり守ってカウンターを狙う甲府。それでもここまで両チームともにシュートチャンスはほとんど無く、静かな立ち上がりとなった。

16分、甲府・土屋からキーパーへ戻したボールに闘莉王がプレッシャーを掛けるが、このボールは甲府・荻が前線へとクリアする。
17分、甲府・金子が右サイドからドリブルを仕掛けるが、本多がコースを塞ぎ、直接ゴールラインを割る。
19分、甲府ディフェンスラインでのボール回しに対し、闘莉王、ヤキモフスキー、藤本の3人が一斉にプレッシャーを掛けるが、ボールは前線へとクリアされる。
20分、自陣中央右寄りでボールをカットした田口から左前方へのロングボールに小川が走るが、甲府・土屋の体を張ったディフェンスでボールはクリアされる。
21分、名古屋陣内右高い位置から甲府ボールのスローイン。甲府・福田からペナルティエリア内まで届くロングスローは、ダニエルがヘディングでクリア。
22分、甲府・井澤が名古屋陣内でターンしドリブルを仕掛けるが、本多がカット、ダニエルがカバーに入ったところでボールが甲府・井澤の手に当たり、フリーキックとなる。
23分、右サイドからワンツーパスで突破を狙った甲府・柏のクロスは、本多がスライディングでゴールラインへとクリア。
24分、甲府・右からのコーナーキックは中央でダニエルがゴールラインへとクリア。甲府・右からのコーナーキックはファーサイドで田口が右タッチラインへとクリア。
25分、甲府・柏が右からドリブルを仕掛け、中へのクロスを狙うが、阿部がしっかり付いてコースを限定、ボールは直接ゴールラインを割る。
26分、名古屋陣内左ハーフライン付近で甲府・金子を本多が後ろから倒し、ファールの判定となる。
27分、阿部からのボールを甲府陣内中央で受けた玉田がドリブルを仕掛けるが、相手ディフェンスに囲まれボールはクリアされる。
28分、甲府のカウンターに対し田中(隼)がスライディングでボールをカット。中央の闘莉王へ当ててカバーに入る小川を狙うが、このボールは相手ディフェンスにクリアされる。
29分、名古屋ペナルティエリア手前で右から左へボールを展開、左を走り込んだ甲府・金子がシュートを放つが、このボールは楢崎が抑える。
30分、名古屋陣内中央で甲府・柏のドリブルをダニエルが倒し、このプレーに対しイエローカードが提示される。

依然としてビッグチャンスの少ない両チーム。膠着した試合展開が続く。

31分、名古屋ゴール正面35m強いの位置から柏ボールのフリーキック。名古屋ペナルティエリア内、楢崎が出られない際どい位置へのボールは、闘莉王がヘディングでクリア。
32分、名古屋ペナルティエリアニアへ左から進入した甲府・ウーゴのシュートは、楢崎が倒れながら抑える。
33分、名古屋陣内中央、甲府・柏から縦へのボールに走る甲府・金子と田中(隼)が交錯。ここは名古屋ボールのフリーキックとなる。
34分、右へ開いた甲府・金子からグラウンダーのボールは本多がカット。
35分、本多のパスカットから右サイドへ繋ぎ、カウンターを仕掛ける名古屋。甲府・ペナルティエリア手前右寄りでボールを受けた玉田が一度相手ディフェンスに引っかけながら、強引に左足でのミドルシュートを狙うが、ボールはクロスバーを超える。
37分、甲府・金子が右サイド高い位置でボールをキープするが、本多が上手くディフェンスに付きゴールラインの外へと追い出す。
38分、甲府陣内左で本多からの縦パス。これを阿部が斜めに走る小川へダイレクトプレーで狙うが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。
39分、右サイドでボールを受けた玉田からのクロス。これを甲府ペナルティエリア内ファーサイドの闘莉王がヘディングで落とし、小川が飛び込むが、甲府・福田が飛び込み激突、ゴールならず。
41分、右サイド高い位置でボールを受けた甲府・柏が縦への短い仕掛けから中へのクロスを狙うが、このボールはヤキモフスキーがゴールラインへとクリア。
42分、コーナーキックからのこぼれ球を繋ぎ、名古屋ペナルティエリア内左へ進入した甲府・盛田のシュートは、楢崎が弾きクリア。こぼれ球を再び甲府・盛田が狙うが、このシュートはクロスバーに当たり枠を外れる。
44分、センタサークル内でルーズボールを狙ったダニエルが相手選手と交錯、名古屋ボールのフリーキックとなる。
45分、甲府陣内左の阿部から闘莉王へのボール。闘莉王が身体を入れ替え、個人技でペナルティエリア内へと入るが、相手ディフェンス2人と交錯、ボールはクリアされる。
(ロスタイム表示:1分)

ロスタイム1、右へ開いた甲府・金子の前を狙ったロングボールは本多がゴールラインへとクリア。甲府・右からのコーナーキックを合わせられるが、ゴールライン付近で楢崎が抑える。

このボールを左前方へ名古屋が運んだところで前半終了。

30分過ぎからは両チームともに決定的なチャンスを作りながら、共にノーゴールで終えた前半。名古屋はボールポゼッションは高めながら、それでも高い位置へ効果的なボールを繋げていない印象を受けた。しかし、アウェイでのゲーム、しっかりと守りを集中しながら突破口を見い出したい。

後半

エンドを替えた後半、名古屋ボールでキックオフ。

1分、甲府・金子が左サイドハーフライン付近からドリブルを仕掛け、これを田口がファールで止める。名古屋陣内中央右タッチライン付近から甲府ボールのフリーキック。名古屋ゴール方向へのボールは田中(隼)がヘディングでクリア。
2分、甲府・金子が今度は右からドリブルを仕掛けるが、本多が抑え、ダニエルがクリア。
3分、甲府・ペナルティエリア手前の闘莉王からの浮き球を玉田がコントロールし、エリア内左へ入る。しかし、相手ディフェンスにコースを塞がれ、中への折り返しはクリアされてしまう。
4分、右からグラウンダーのクロスを甲府・ウーゴがペナルティエリア内で一旦浮かし、ボレーで狙うが、このシュートは楢崎が抑える。
5分、右でボールを持った甲府・金子のドリブルはヤキモフスキーがカットし、タッチラインへとクリア。
6分、名古屋ペナルティエリア内右を大きくえぐった甲府・福田のクロスはディフェンスがクリア。
7分、右サイドで田中(隼)、小川と繋ぎ、中へのアーリークロス。これを闘莉王が相手ディフェンスともつれながらヘディングで触るが、ボールは相手ディフェンスにクリアされる。
8分、左からペナルティエリア内へ入った甲府・金子。右足へ持ち替え、マイナス方向への浮き球を甲府・羽生がわずかに触るが、このボールは楢崎がしっかりと抑える。
9分、名古屋ペナルティエリア手前中央でボールを受けた甲府・井澤のミドルシュートが枠を捉えるが、楢崎が枠の外へと弾き出す。甲府・右からのコーナーキックが中央でこぼれ、これを拾った甲府・柏が右へ流れながらシュート放つが、このボールも楢崎が抑える。
10分、センターサークル付近で甲府・佐々木のドリブルをヤキモフスキーが倒し、このプレーでイエローカードが提示される。
11分、甲府陣内右でドリブル突破を仕掛けた田中(隼)が甲府・松橋に後ろからのスライディングで倒される。このプレーで甲府・松橋にこの日2枚目のイエローカードが提示され、退場となる。
12分、甲府陣内右ペナルティエリア付近から名古屋ボールのフリーキック。藤本が左足で狙ったボールは相手ディフェンスの壁に弾かれる。これを拾った藤本が田中(隼)へ戻し、ループ気味のシュートを狙うが、枠の隅を突いたシュートは甲府・荻にクリアされる。
13分、名古屋・左からのコーナーキック。ショートで繋ぎ、田口が上げたボールをファーサイドの闘莉王が相手ディフェンスの上からヘディングで合わせるが、このシュートはクロスバーを超える。

14分、名古屋1、2人目交代:藤本、ヤキモフスキー→矢野、ダニルソン
甲府1人目交代:金子→保坂

後半開始から甲府の時間帯が続いたが、何とか耐えた名古屋。相手に退場者を出し、数的優位に立った残り30分で一気に勝負を仕掛けたい。

16分、名古屋陣内右から甲府ボールのフリーキック。甲府・柏の上げたボールをニアサイドの甲府・土屋にヘディングで合わせられるが、このシュートはクロスバーを超える。
17分、甲府・羽生が左から中へと持ち込み、ペナルティエリア内へのスルーパスを狙うが、このボールはダニエルがクリア。
18分、名古屋ペナルティエリア手前左でボールを受けた甲府・ウーゴのミドルシュートは、楢崎が一旦弾きながら抑える。

19分、甲府陣内右で田中(隼)のディフェンスからこぼれたボール、これを闘莉王が追い、ゴールライン付近から折り返したボールに田中(隼)が飛び込むが、相手と交錯。このプレーで田中(隼)にイエローカードが提示される。
名古屋3人目交代:ダニエル→磯村

20分、名古屋陣内中央でボールを受けた甲府・井澤からのスルーパス。甲府・ウーゴがペナルティエリア内へ進入するが、磯村がしっかりと体を付け、ボールは直接ゴールラインを割る。
21分、甲府陣内左で阿部から玉田、さらに前方へのワンツーを狙うが、ここはタイミングが合わずボールは直接ゴールラインを割る。
22分、左サイドを上がった阿部がクロスを入れるが、甲府・土屋にヘディングでクリアされる。
24分、甲府陣内左で玉田がパスカット、そのまま中へと持ち込み、闘莉王、右の小川と繋ぎ、闘莉王へと返す。しかし、ここはコースが合わず、ボールはクリアされる。
25分、センターサークル内でドリブルを仕掛けた甲府・羽生と玉田が交錯。玉田のファールを取られる。
27分、左コーナーフラッグ付近の阿部からマイナス方向へのボールに走り込んだダニルソン。左足でミドルシュートを狙うが、このボールはクロスバーを超える。
28分、名古屋ペナルティエリア内右へ入った甲府・羽生から中への折り返しは、阿部がクリア。甲府・右からのコーナーキック。ショートで繋ぎ、中へのボールを甲府・柏に頭で触られるが、ここはオフサイドの判定となる。
30分、甲府ペナルティエリア手前で玉田からのボールを受けた田口のミドルシュートはクロスバーを超える。

後半途中から足を気にする様子を見せていたダニエル。おそらくはアクシデントによる選手交代を強いられた名古屋だが、10人の相手に対し、何としても先制ゴールを奪い、そして闘莉王をディフェンスに戻し落ち着かせたい。

31分、甲府2人目交代:羽生→石原

32分、ハーフライン付近左寄りのダニルソンから右の田中(隼)を狙ったサイドチェンジは、田中(隼)がトラップミス、ボールはタッチラインを割る。
33分、自陣でのパスカットから甲府・土屋が一気にドリブルで駆け上がる。これを本多がセンターサークル付近で倒し、イエローカードが提示される。
34分、甲府陣内中央で田口が甲府・ウーゴに倒され、フリーキックを得る。
35分、甲府ゴール正面、35m強の位置から名古屋ボールのフリーキック。これをダニルソンが左足で直接狙うが、このシュートはクロスバーを超える。
37分、阿部からのスルーパスを左コーナーフラッグ付近で受けた小川。中の玉田へ繋ぎ、相手ディフェンスを僅かにかわし中央の闘莉王へと狙うが、このボールは間に入った甲府・荻にクリアされる。
38分、甲府ペナルティエリア付近の闘莉王に当て、その折り返しを受けたダニルソン。少し角度のある位置から左足のシュートを狙うが、ボールは相手ディフェンスに当たりクリアされる。
39分、甲府陣内へ入った磯村からのロングボール。甲府ペナルティエリア内の闘莉王が強引にヘディングで合わせるが、このシュートはクロスバーを超える。
40分、左へ上がった小川からカバーに入った田口へ、右足へ持ち替えて中の闘莉王を狙ったクロスは相手ディフェンスにクリアされてしまう。
42分、甲府陣内へ入った本多からのクロス。これにヘディングで飛び込んだ田口と相手ディフェンスが交錯。こぼれ球が混戦から前線へとクリアされると、先の接触で痛んだ甲府・福田がピッチに倒れたため、一旦試合が止められる。
44分、左サイドを上がった阿部からのアーリークロスを闘莉王がヘディングで狙うが、手前に入った甲府・荻にキャッチされる。

45分、甲府3人目交代:ウーゴ→河本

(ロスタイム表示:4分)

ロスタイム1、本多から前線を狙ったボールは甲府・荻が直接抑える。
ロスタイム2、自陣中央の田口から右の田中(隼)の前を狙ったボールは風に煽られ、直接タッチラインを割る。
ロスタイム3、小川が甲府陣内中央左寄りでドリブルを仕掛け、フリーキックを得る。

【得点】
ロスタイム4、甲府ゴール左32m程度の位置から名古屋ボールのフリーキック。追い風の中、田口がゴール方向へ速いボールを上げると、甲府・荻がこぼしたボールに飛び込んだ本多が押し込み、終了間際にプロ初出場選手が値千金の先制ゴールを決めた。

ロスタイム5、甲府・河本のドリブルを田口が倒し、フリーキックを与える。甲府ボールのフリーキック、名古屋ゴール方向へのボールは闘莉王がクリア。
ロスタイム6、闘莉王のクリアボールを拾ったダニルソン。一気に甲府陣内右、コーナーフラッグ付近まで持ち込み、残り時間を使う。フォローに入った田中(隼)へボールを戻したところで倒されるが、ここで試合終了。

10人になった相手に対し、攻めながらもなかなかゴールを決められなかった名古屋。それでも残り時間1分程度となった最後に、追い風を計算した田口のシュート気味のボールから、本多が殊勲の決勝ゴール。攻撃面でもまだまだ課題が残るグランパスだが、それでも開幕から2試合勝ち星の無い悪い流れを断ち切る、大きな1勝を収めた。


試合終了後記者会見

今日の試合、最後にあのような形でゴールが決まり、ヴァンフォーレ甲府にとっては心苦しいゲームになってしまったのではないでしょうか。しかしながら甲府は技術的に優れたアグレッシブなサッカーをしましたし、特に中盤でそれを見ることができました。

我々の目標は試合に勝利することであり、それが達成できました。最後は相手のミスから生まれたゴールでしたが、今日は1-0という結果になりました。

Q.増川選手にアクシデントがあったそうですが、闘莉王選手がディフェンスに入る選択肢もある状況で、本多選手をセンターバックに起用した狙いをお聞かせください。

今日の昼食の時点で増川が腰の痛みを訴えたため、試合での起用は難しいだろうと判断しました。沢山のオプションの中から本多を起用した理由ですが、彼は若い選手ではありますが、大切なゲームで経験を与えたいと思いました。今週はトレーニングで多くのアイデアに挑戦しましたが、その構成を変えたくないという意図もありました。そのために、センターバックの位置だけを交代させました。本多に対しても、良いゲームを作れるという印象は持っていましたので、その起用に間違いは無かったと思っています。

Q.ダニエル選手を交代させた理由をお聞かせください。

まず増川が試合前から怪我を抱え、さらにダニエルも試合途中に痛みを訴えました。全てを管理することは難しい状況であり、困難を強いられました。甲府に退場者が出たことで、まず、攻撃的にいくために矢野を前線へと入れました。そして本多の話に戻りますが、相手のキーパーのミスというラッキーな形ではありましたが、彼は今日のヒーローとなりました。浦和戦では我々の守備でのミスから試合を決められました。甲府にとっては痛い敗戦となってしまったかと思いますが我々は勝つべき試合で勝つことが出来ました。

今日の勝利は精神的な意味でも必要でしたし、今日の勝利で少し余裕を持って戦えると思います。


試合終了後記者会見

今日の試合、最後にあのような形でゴールが決まり、ヴァンフォーレ甲府にとっては心苦しいゲームになってしまったのではないでしょうか。しかしながら甲府は技術的に優れたアグレッシブなサッカーをしましたし、特に中盤でそれを見ることができました。

我々の目標は試合に勝利することであり、それが達成できました。最後は相手のミスから生まれたゴールでしたが、今日は1-0という結果になりました。

Q.増川選手にアクシデントがあったそうですが、闘莉王選手がディフェンスに入る選択肢もある状況で、本多選手をセンターバックに起用した狙いをお聞かせください。

今日の昼食の時点で増川が腰の痛みを訴えたため、試合での起用は難しいだろうと判断しました。沢山のオプションの中から本多を起用した理由ですが、彼は若い選手ではありますが、大切なゲームで経験を与えたいと思いました。今週はトレーニングで多くのアイデアに挑戦しましたが、その構成を変えたくないという意図もありました。そのために、センターバックの位置だけを交代させました。本多に対しても、良いゲームを作れるという印象は持っていましたので、その起用に間違いは無かったと思っています。

Q.ダニエル選手を交代させた理由をお聞かせください。

まず増川が試合前から怪我を抱え、さらにダニエルも試合途中に痛みを訴えました。全てを管理することは難しい状況であり、困難を強いられました。甲府に退場者が出たことで、まず、攻撃的にいくために矢野を前線へと入れました。そして本多の話に戻りますが、相手のキーパーのミスというラッキーな形ではありましたが、彼は今日のヒーローとなりました。浦和戦では我々の守備でのミスから試合を決められました。甲府にとっては痛い敗戦となってしまったかと思いますが我々は勝つべき試合で勝つことが出来ました。

今日の勝利は精神的な意味でも必要でしたし、今日の勝利で少し余裕を持って戦えると思います。