名古屋グランパスエイトU-15は、予選リーグの初戦を落としたものの、その後の試合で連勝する勝負強さを見せて、決勝ラウンドへと駒を進めた。そして決勝ラウンドの初戦を、23日茨城県ひたちなか市総合運動公園で、強豪・浦和レッズジュニアユースとベストエイトを目指して対戦した。

試合は、体格に勝る浦和が序盤から攻め立ててくる苦しい展開となり、名古屋は自陣での守備に多くの時間を費やすことになってしまう。そして、前半11分に名古屋はセットプレーから失点してしまう。しかし、この失点が名古屋の選手達を奮起させる。その後のチームからは、積極的な攻撃を見せる浦和に対してディフェンスラインからボールをしっかりと繋いで、相手をていねいに崩すという名古屋らしいプレイが次第に見える。

後半に入っても攻め手を緩めることのない浦和だったが、名古屋も前半途中から見せていた落ち着いたプレイを続けて、互角の内容が続く。後半途中には、同点の決定的チャンスを幾度も作り出すが、これを決めきれない。すると、逆にカウンターからの失点で0-2と浦和に突き放されてしまう。チームはロスタイムに1点を返したものの、残念ながら1-2で試合終了を迎えることとなった。（詳細はこちらで）