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10月に行われた高円宮杯準決勝での悔しい敗戦のリベンジに燃える名古屋は、ホームのサポーターの大声援を一身に受け、決勝トーナメント2回戦:サンフレッチェ広島とのゲームに臨んだ。

前半の名古屋は序盤からアルベスをポストに使い、奥村や安藤、鈴木等がスピードを活かして広島DFを脅かす。しかし、固い守りを見せる相手になかなか先制点は奪うことが出来ず前半は0−0で試合を折り返す。後半の主導権も立ち上がりは名古屋が握るが、広島が途中交代で広島・岡本を投入したことで状況が変化してしまう。チームは、中盤でのボールが支配出来ずに広島の早いパス回しに苦しむ。そして、自陣に押し込まれる苦しい状況が続く。

それでも高円宮杯から二ヶ月のトレーニングで積み上げてきたものは、選手達の自信となり、チームは高い集中力を見せて広島の攻撃を跳ね返す。そして名古屋は、相手に1度もゴールを割らせること無く、試合は2大会連続の延長戦に突入する。延長戦は、一進一退の攻防が続くが、最後は広島の個人の力に押し切られる形で、ついに延長後半3分にゴールを破られて決勝点を決められてしまう。

その後も名古屋は、最後まで広島ゴールに襲い掛かるが、虎の子の1点を守って逃げ切りを図る広島に追い付くことは出来ず、試合は0-1で終了を迎えてしまう。名古屋はまたしても広島との激闘を繰り広げたが、残念な結果で今シーズンを終えることとなってしまった。(詳細はこちらで