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 リーグ戦はアウェイでの千葉との最終節が残され、その後12月8日(土)にはHondaFCとの天皇杯がまだ待ち受けている。しかし今季、ホーム・瑞穂陸上競技場での試合は、この日が最後になるということもあり、前節の大分との試合で久し振りの快勝を挙げたチームがその勢いに乗って熱い戦いを見せてくれるはずと多くのサポーターが集まった。
 そのサポーターが見守る中で始まった横浜FCとの試合。既にJ2への降格が決定している横浜だったが、少しでも納得した内容の試合を見せてシーズンを終えようという固い決意がゲームに現れ、序盤から集中したプレイを見せてくる。

 この日の先発は、GK守護神・楢崎、DFは大森・スピラール・吉田・阿部の4人による4バック。中盤は、右に中村、左は本田、中は吉村と金が務め、FWは前節ハットトリックを決めて勢いに乗るヨンセンと杉本の2人。4-4-2の布陣で臨んだ。
 そしてこの試合「瑞穂での試合は特別。キャリア最後になるという意味で、勝利にこだわりたい。そしてサポーターに勝利をプレゼントしたい」と前日に語ったフェルフォーセン監督の願いを果たすため、選手一丸となって序盤から横浜を攻め立てた。

 まずは開始3分。左から中央へと斜めに走り込んできた本田に中村の縦パスが通ると、本田はこれを右に上がってきた大森にはたく。大森は、右足でダイレクトにゴール前へとクロスをあげて遠いサイドで待ちかまえるヨンセンがこれを頭で狙うが、DFに体を寄せられてしまいボールをゴールへと飛ばすことが出来なかった。

 続く4分には、本田から絶妙のタイミングで出されたスルーパスに左から杉本が抜け出し、横浜GKと1対1の局面を作り出す。しかし杉本が、左足で放ったシュートはGKの正面を突いてしまい、絶好の先制点の機会を逃してしまう。
 その後も名古屋は、FW三浦(知)を前線に残し、自陣に引いてカウンターを狙う横浜を相手に、ボールを支配してながら果敢にチャンスを作り、ゴールへと襲いかかる。

 しかしながら、今シーズンここまで悩まされ続けて来た最終局面での決定力不足を象徴するような場面が続き、我慢強い守備を見せる横浜FCにもリズムが出始め、徐々にカウンターからチャンスを作られてしまうようになる。29分、31分と横浜が立て続けにCKのチャンスを掴むと、三浦(淳)が精度の高いボールをゴール前に入れて先制点を奪いに来る。しかし、ここは前節復帰を果たしたスピラールを中心とした固い守りが、きっちりと攻撃を跳ね返して踏ん張りをみせる。38分には、前線でロングボールを受けた横浜・三浦(知)が反転しながら左足でシュートを打ってくるが、これは大きく右に外れる。
42分、名古屋1人目メンバー交代:スピラール→米山

 立ち上がりから、名古屋は何度も先制点のチャンスを掴むものの、これを決めきれないことが自分達のリズムを崩す形となり、横浜FCを攻めあぐねたまま前半が終了。試合は0−0で折り返した。

 後半に入っても、試合の主導権を先に握ったのは名古屋。
 先日の代表戦で見事北京五輪への切符を手にした本田と2試合出場停止でチームを離れていた金が、前半以上に気合いの入ったプレイでチームを牽引する。そして、開始2分、本田が左サイドからゴール前へと上げたボールが、横浜DFに当たってこぼれたところを詰めた金が右足で押さえの効いたシュートを放つが、これは横浜GKの正面を突き、惜しくもネットを揺らすことが出来ない。

 9分、左から強引に中へとドリブルでボールを持ち込んできた横浜・三浦(知)が、右足から枠を捕らえる強烈なシュートを放ってくる。しかし、ここは楢崎が、好セーブを見せてきっちりとこれを阻止しゴールを守る。

 その後も名古屋は、ホームでの最終戦を何としても白星で終えるという強い気持ちを持って、横浜FCを攻め立てる。21分には、左サイド深い位置でパスを受けた杉本が中へと切れ込みなごら右足でシュートを放つが、飛び込んできた相手DFに当たってコースが変わってしまい、惜しくも枠を外れてしまう。時間経過と共に、名古屋は横浜のベテランDF、小村・山田を中心とした気合いの入ったプレイをなかなか突き崩すことが出来ず、徐々に攻撃にも焦りが見え始めるようになる。フェルフォーセン監督は、何としても横浜からゴールを奪い取ろうとチームの勢いをより一層加速させるために、24分、杉本に代え津田、30分には金に代えて藤田を投入し、勝負にでる。

 そして35分。細かなパスを繋いで横浜陣内深くにボールを持ち込むと、中村からの縦へのショートパスに反応した津田が、最後はゴールラインギリギリの位置で拾ってゴール前へと鋭いボールを折り返す。これを、逆サイドからヨンセンが飛び込んでワンタッチで合わせようと試みたが、僅かに伸ばした足に届かず、この決定的なチャンスも決めることが出来ない。

 試合終盤も、ホーム最後の試合を勝って終わって欲しいというサポーターからの熱い願いに絶対に応えようと、選手達は気力を振り絞って横浜陣内へと攻め込む。しかしながら、集中した守備を続ける横浜の選手が立ちはだかり最後までゴールを破ることが出来ない。そしてフェルフォーセン監督の指揮によるホーム最終戦は、残念ながら0-0のスコアレスドロー勝ち点1を分け合う形で終了を迎えることになってしまった。