2006 Jリーグ ディビジョン1:第28節
豊田スタジアム・14:00キックオフ
◆主審:松尾 一 ◆副審:原田 秀昭・抱山 公彦
◆入場者数:18,534人 ◆天候:晴時々曇、無風、気温22.9度、湿度37% ◆ピッチ:全面良芝、乾燥

名古屋グランパスエイト

前 半


ジェフ千葉

後 半

後半 4分 玉田 圭司
後半 26分 杉本 恵太
得点者 前半 19分 羽生 直剛
87分 藤田 俊哉吉村 圭司
89分 杉本 恵太津田 知宏
89分 玉田 圭司渡邊 圭二
交 代 48分 ハース中島 浩司
72分 羽生 直剛坂本 將貴
35分 中村 直志
85分 杉本 恵太
警 告 30分 ストヤノフ
45分 ストヤノフ
45分 ストヤノフ
90 45    45 90
11
2
6
5
0
0
1

4
6
2
8
1
1
0

15
8
8
13
1
1
1
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
13
9
4
16
2
2
0
11
3
4
6
1
1
0
2
6
0
10
1
1
0
スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト ジェフ千葉
監督 フェルフォーセン 監督 アマル オシム
GK 楢崎 正剛(1) GK 岡本 昌弘(30)
DF 大森 征之(4)
スピラール(3)
増川 隆洋(16)
DF 水本 裕貴(4)
ストヤノフ(5)
斎藤 大輔(3)
MF 本田 圭佑(24)
藤田 俊哉(10)
山口 慶(13)
中村 直志(7)
MF 水野 晃樹(8)
阿部 勇樹(6)
佐藤 勇人(7)
山岸 智(16)
羽生 直剛(22)
FW 杉本 恵太(19)
ヨンセン(9)
玉田 圭司(11)
FW ハース(10)
巻 誠一郎(18)
SUB GK:川島 永嗣(22)
DF:秋田 豊(2)
DF:渡邊 圭二(28)
MF:吉村 圭司(14)
MF:須藤 右介(25)
MF:井上 渉(35)
FW:津田 知宏(37)
SUB GK:立石 智紀(1)
MF:坂本 將貴(2)
MF:クルプニコビッチ(9)
MF:中島 浩司(15)
MF:工藤 浩平(20)
MF:楽山 孝志(23)
FW:要田 勇一(11)
ハーフタイムコメント
名古屋:フェルフォーセン監督
千葉:アマル オシム監督
●もっとコンパクトにしてプレーしよう
●サイドから崩して相手の裏を狙っていこう
●前半30分までは良かった。しかし1−0は危険な状況で、後半もう一度前半30分までのサッカーをしよう
●前半残り15分はミスが増えてきている。相手はそれを狙っている。絶対に気を緩めるな。
試合終了後監督コメント
フェルフォーセン監督:
 ホームでの清水戦、そしてアウェイでの甲府戦と2試合、チームにとって不運なゲームが続きました。そのことで選手達は今日、強いリベンジの気持ちを持って戦えたと思います。この事が前半チームが良くなかった理由でもあると思います。そしてもう1つ前半良くなかった理由をあげるなら、やはり千葉の方が動きが良く、また良いテンポで攻撃を仕掛けてきていました。リベンジしたいという強い気持ちが前面に出過ぎたため、アグレッシブすぎて上手くプレッシャーのかかっていない場面もありました。早くプレッシャーをかけてしまったりしたため、相手にピッチ上を広く走られてしまい、グランパスのディフェンスラインを高く押し上げる事もできませんでした。千葉にとっては、動くスペースが多くあったと思います。前へプレッシャーをかけられず、自陣へ戻りながらのディフェンスが続いていました。非常に難しい時間帯でしたし、もし前半のうちに0-2とされてしまえば、試合が終わってしまう可能性もありました。前半の終盤はチームが落ち着く事ができましたし、小さいながらも相手に脅威を与えることも出来ていました。その事でハーフタイムには下を向いている選手はいませんでしたし、もっとやれる、勝ち点3を取る事ができるという気持ちがあふれている顔で戻ってきました。
 後半、相手に退場者が出た事で良い試合展開へと持ち込む事ができました。結果的に2ゴールだけでしたが、もっと多くのゴールを決められる展開でした。その時間帯、しっかりとボールをキープできていましたし、前線へプレッシャーをかける事も出来ていました。しかし、たとえ2-1でも千葉に2、3度のチャンスを与えてしまえば同点に追いつかれる可能性もありました。実際にそういう場面もありましたので、今日は幸運だったと思います。幸運といいましたが、楢崎の素晴らしい守備にも助けられました。
 今日は素晴らしいゲームをしたと、チーム全員を褒めたいと思います。
Q:2ヶ月ぶりの先発となった玉田選手については?
A:玉田の攻撃力についてはみんなが解っていることだと思います。ただ、玉田は今シーズンの前半戦、怪我もありチームに完全にフィットはしていませんでした。小さな怪我もあり、100%の力で練習に参加することもできていませんでした。しかし今回の怪我をした際に、100%の状態までしっかりと治し、その状態になってからチームに復帰しようと一緒に決めました。玉田は一生懸命やっていましたし、その事で練習でも100%のパフォーマンスを見せられるようになってきていたため、今日の試合は先発で起用しようと判断しました。
玉田は今日のチームにとって重要な選手となれていました。クレバーでどこへ動かなければならないかという事を解っている選手です。タイミング良くスペースへ動く事も出来ていましたし、守備面でもしっかりと動けていました。私の判断では、先発で起用する以上は、90分間出場できる状態でなければいけない、70分しか戦えないという気持ちで最初から戦っていては、どこまでやれるか自分自身が迷いながらの出場となってしまいます。
Q:後半、藤田選手を高い位置へと移したようですが?
A:前半はまず、45分間を賢く戦おうと伝えました。組織面をしっかりするよう伝えましたし、前半の終盤はある程度、コンパクトに戦う事も出来ていました。千葉も後半は下がり気味になってくるだろうから、不必要な横パスは出さず、外から崩して相手ディフェンスラインの裏を狙うよう選手には伝えました。11-10の状況となって、相手がどう変更してくるかという事を見極めました。千葉は4-4-1というシステムへ変更してきたため、1人余るディフェンスから大森を前へ上げ、そしてどこにフリーマンを作るかという事で中村と山口を真ん中に置き、3角形の頂点に藤田を持ってきました。そのポジションで藤田がボールを持てば彼の長所が活きますし、彼のアイデアをチームにもたらす事も出来ると思いました。