Jユースサハラカップ2005・準々決勝
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12月18日:Jユースサハラカップ2005・準々決勝「vsヴィッセル神戸ユース」が、午前11時より、長居第2陸上競技場において行われたましたので、その模様についてお伝え致します。
日本全土を襲った、昨日からの大寒波の影響から今日の試合の開催すら危ぶまれたが、予想に反して、朝から快晴に恵まれ、絶好のサッカー日和となった、ここ大阪・長居。青い空の中にちぎれた白い雲が流れてゆく、正に冬の空の下、我らが名古屋グランパスエイトのユースは、Jユースサハラカップ・準々決勝をヴィッセル神戸ユースと戦う。先回のトヨタスポーツセンターの時のように、熱く感動する試合を再び見せて欲しい。

前半は、上下白のユニフォームに身を包んだ、左にエンドを取った名古屋のキックオフで試合が始まる。
今日も、4-4-3の布陣で臨む名古屋。しかし、前の試合のPK戦で奇跡的なセービングを見せた長谷川は前日の練習で負傷、今日は、鈴木が先発GKとしてゴールマウスを守る。その他のメンバーは、DFは右から根津・三宅・森本・酒井。MFは青山・吉田、そして、今日は福島が左サイドを務める。前線には上村・久保・新川の3人。

前 半
1分、左サイドを根津が交わされると、神戸:上谷が中に入れたボールに、神戸:伊藤が中央でシュートに来るが、これはDFがクリアし、右からのCKに。神戸:八束の入れたボールは簡単にカットしてゆく。
2分、中央でボールを持った新川が反転しながら、遠いところからシュートにいったが、これはポストの右に流れる。
【失点】3分、右サイドを上がってきた神戸:門のゴール前のボールをクリアが小さくなったところを、詰めた神戸:中谷にシュートを決められてしまい、神戸に先制点を許してしまう。
5分、左サイドから新川は入れたボールをゴール前で久保が落とすが、これには誰も詰めることが出来ない。相手に先制されたこともあってか、名古屋はなかなかボールが落ち着かず、神戸に主導権を握られ、苦しい展開が続いている。
7分、右サイドを根津が持ち上がってゆくと、ゴール前へと入れてゆくが、これは相手GKがボールを押さえてしまう。
8分、左サイドから福島がドリブルで中へと入ってゆくと、積極的にシュートにゆくが、これは相手DFにクリアされてしまい、右CKに。

9分、新川の入れたボールはニアで跳ね返されるが、こぼれ球を再度新川が拾って、ゴール前に入れてゆく。酒井がこのボールに詰めていったが、目の前で相手DFにカットされてしまった。
10分、自陣右中程でのFK。神戸:八束のゴール前へのボールは青山がカットしカウンターへ。最後、上村が中央でDFの間を抜くスルーパスを入れると、久保が抜けてゆこうとしたが、足下への厳しいスライディングに止められてしまう。
12分、右サイドタッチ際で、新川が個人技で相手DFを交わして縦に仕掛けてゆくが、神戸の固いDFに阻まれ、チャンスには繋げることが出来ず。
14分、新川からのパスを受けた福島がそのまま持ち上がってゆこうとしたが、ここでも神戸の厳しいDFに阻まれてしまった。
18分、縦に入ったボールを中央で神戸:伊藤が頭で流し込んでくると、これをシュートを狙いに来るが、GK鈴木が落ち着いてこのボールを押さえ、ゴールを守る。
20分、左サイド深くでボールをキープした新川が寄せてきた酒井にマイナスのボールを入れると、これをゴール前へと入れようとしたが、これは相手DFに簡単に跳ね返されてしまう。
22分、右からのCKのチャンス。新川の遠いサイドへのボールは相手GKが飛び出して、パンチングで弾き出してしまう。

24分、自陣からの長い縦パスに反応した新川がそのまま持ち上がると、相手ペナルティエリア内で倒されてしまうが、このプレイはファウルを取ってもらえず。
26分、ゴール正面でボールをもらった神戸:辻がその位置から左足でシュートを狙ってくるが、これは鈴木の正面。
28分、相手陣内右深い位置でのFK。青山の蹴ったボールが相手ゴール前でこぼれるが、これには誰も詰めることが出来なかった。
30分、自陣中央深い位置で神戸にFKを与えてしまう。神戸:柳川がこれを蹴ってくるが、壁の選手がしっかりと跳ね返してゆく。
31分、相手陣内右深くの位置でのスローイン。青山の入れたボールを上村が落とすと、根津がこれを拾って裏へと抜けてゆくが、オフサイドに。
33分、酒井の縦パスに新川が抜け出してゆくが、相手DFがこのボールにしっかりと反応、エリア内へと入ってくる前にカットしてゆく。

【得点】36分、中央をドリブルで入っていった福島がエリアの外から強烈なシュートを右足で放つと、相手GKがこれを止めるものの、前へと弾く。これを上がっていた青山が見逃さずにしっかりと詰めて相手ゴールに押し込み、同点ゴールを決める。
39分、右サイドからゴール前へ入れてきたボールは森本が体を張ってこれを阻止、神戸のチャンスをしっかりと潰してゆく。
41分、左で新川が落としたボールを拾った福島が縦に抜けだしてゆくが、トラップしたボールが流れ、ゴールラインを割ってしまった。
43分、右サイド深い位置でのスローイン。上村がロングスローから入れたボールがこぼれると、新川がこのボールをシュートにゆこうとしたが、足下への厳しいスライディングに打たせてもらえなかった。
早い時間帯での失点で序盤は神戸に押され気味の展開だったが、福島・新川のスピードのある突破に、徐々にペースを掴み、青山のゴールが生まれることに。後半もこのペースを生かして、積極的にシュートを狙ってゆき、しっかりと試合の流れを掴みたい。