Jユースサハラカップ2005・決勝トーナメント2回戦
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12月11日:Jユースサハラカップ2005・決勝トーナメント2回戦「vs大分トリニータ U-18」が、午後12時より、トヨタスポーツセンター第2グランドにおいて行われたましたので、その模様についてお伝え致します。
午前11時45分。冬型の気圧配置のため、まもなく開催される「Jユースサハラカップ2005」の決勝トーナメント2回戦のキックオフ間近のこの時間になっても、日差しも弱くて気温が上がらず、頬を突く冷たい風が時折強く吹き抜け、トヨタスポーツセンターの第2グランドはとても寒い。しかし、ピッチの周りは、何とか念願のベスト8入りを願うサポーターの皆さんによる熱い応援で、温度は上がりっぱなしだ。トップが不甲斐ないシーズンを送り、昨日の天皇杯でも結果を出せないまま終わってしまっているだけに、ピッチ内でウォーミングアップを行うユースの選手への期待も大きい。

前半は、右エンドの大分に対し、左から右に攻め上がる名古屋のキックオフで試合が始まる。先発メンバーは、GK長谷川、DFは、右から根津・三宅・森本・酒井、中盤は青山・吉田・花井、FWは上村・久保・新川という、4−4−3の布陣だ。

前 半
1分、右に持ち上がって行った根津のアーリークロスに中央で久保が競り合うが、厳しいDFにシュートまでは行けず。
3分、新川が左サイドをドリブルで上がってゆく酒井に向けて縦パスを出すと、入れようとしたクロスボールはDFにカットされ、左からのCKに。花井の左足からのボールは相手GKのパンチングに合う。こぼれたところを新川が詰めて放ったシュートはクロスバーの上へ。
5分、自陣中程やや右での大分のFK。大分:高野の直接狙ったボールはバーの上へ。
6分、左サイドを突破を図った新川が倒され、深い位置でFKを得る。新川自らが入れていったボールはゴール前で競り勝つが枠には飛ばせず。
8分、左サイドを攻め込んでこようとするが、上村が厳しい追い込みを見せ、タッチの外へとボールを出させてゆく。
10分、左サイド深めの位置での大分のFK・大分:桜井のボールに遠いサイドからゴール前へ大分:吉田が飛び込んでくるが、ボールは伸ばした右足の先を抜けてゆく。

12分、右サイドで青山がスローインで入れたボールを上村から貰い直して、中へと入れてゆこうとしたが、これはDFに弾かれてしまう。
13分、中央を吉田が縦に相手DFの裏へと入れてゆこうとしたが、DFに頭で跳ね返されてしまう。
16分、早いリスタートから久保が入れていったボールに右から上村が抜け出していったが、ボールに追いつく前に相手GKが押さえてしまう。
17分、相手陣内でパスを繋ぐと、左にポジションを変わっていた青山が流し込んだボールを吉田がミドルシュートに。しかし、これはバーの上へ抜けてしまう。
20分、相手陣内中程左の位置でのFK。花井が蹴ると見せて新川が入れてゆくが、DFにクリアされ右CKに。これを新川が蹴ってゆくと、ニアの久保が頭で中へ流し込もうとするが、枠を捕らえることは出来なかった。
22分、右サイドを上村が持ち上がってゆくと、早いクロスを入れこれに久保が飛び込んで頭で押し込もうとするが、相手DFがコースに体を入れ跳ね返されてしまう。

23分、右からのCKのチャンス。新川のニアのボールに今度は青山が頭で流し込んでゆこうとしたが、DFに当たって跳ね返されてしまった。
25分、右に上がっていった青山のクロスに中央で久保が合わせてヘディングシュート。しかし、ボールは僅かに高く、クロスバーの上へ。
26分、左に流れながら花井がゴール前へ入れたボールに上村が飛び出すが、触れる前にDFにカットされてしまう。
28分、右サイドを根津が久保とのワンツーで抜けてくると、エリア内へと入ったところでシュートを放つが、これは惜しくもGKの正面。
30分、自陣から三宅が長い縦パスを蹴ると、久保・上村が詰めてゆくが、相手GKにボールを先に押さえられてしまう。
32分、自陣左中程での大分のFK。大分:桜井のゴール前へのボールは花井が落ち着いてクリアしてゆく。

35分、久保が縦に入ったボールをスペースに落としたところに、上村が走り込んでゆくが、前に出た相手GKにボールをカットされてしまう。
37分、新川が左サイドを持ち上がってゆくと、深い位置でゴール前へクロスを入れてゆく。中央でこのボールに久保がDFの間を抜け出そうとするが、ボールを先に反応したDFにカットされ、触わることは出来なかった。
39分、相手陣内中右寄りの位置でのFKのチャンス。花井が入れたゴール前へのボールがこぼれると、青山が詰めるがシュートにゆく前にGKに奪われ、このチャンスを決めることが出来なかった。
43分、吉田のDFの裏へ出したボールに、果敢に青山が飛び出すが、ボールには追いつくことが出来なかった。そして、前半は0−0で終了。名古屋の両サイドを使った早い攻撃に対し、大分は安定した守備でこれを跳ね返す形で終始し、両チームとも持ち味を発揮しながらも、互いに決定的な場面は作ることができず、後半へと向かう事に。