Jリーグ ディビジョン1・第31節
豊田スタジアム・14:03キックオフ
◆主審:家本 政明 ◆副審:安食 弘幸・伊藤 力喜雄
◆入場者数:22,110人 ◆天候:晴、無風、気温13.6度、湿度33% ◆ピッチ:全面良芝、乾燥

名古屋グランパスエイト

前 半


ガンバ大阪

後 半

前半 4分 鴨川 奨
後半 21分 クライトン
得点者 前半 36分 遠藤 保仁
34分 大森 征之吉村 圭司
60分 鴨川 奨杉本 恵太
80分 角田 誠山口 慶
交 代 79分 三木 良太松波 正信
79分 渡辺 光輝森岡 茂
22分 井川 祐輔
35分 安 英学
52分 角田 誠
74分 中村 直志
警 告 60分 家長 昭博

90 45   45 90
11
6
0
4
4
4
0

5
7
1
4
0
0
0

16
13
1
8
4
4
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
13
5
5
20
11
10
1
5
2
2
11
7
6
1
8
3
3
9
4
4
0
ベストプレーヤー賞:鴨川奨選手
<特別協賛:UCC上島珈琲>

スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト ガンバ大阪
監督 中田 仁司 監督 西野 朗
GK 楢崎 正剛(1) GK 藤ヶ谷 陽介(22)
DF 大森 征之(4)
秋田 豊(2)
井川 祐輔(3)
DF シジクレイ(2)
宮本 恒靖(5)
山口 智(6)
MF 安 英学(17)
本田 圭佑(24)
藤田 俊哉(10)
角田 誠(20)
中村 直志(7)
MF 渡辺 光輝(15)
遠藤 保仁(7)
二川 孝広(10)
家長 昭博(14)
フェルナンジーニョ(8)
FW クライトン(8)
鴨川 奨(15)
FW 三木 良太(21)
アラウージョ(9)
SUB GK:川島 永嗣(22)
MF:吉村 圭司(14)
MF:山口 慶(13)
FW:杉本 恵太(19)
FW:豊田 陽平(23)
SUB GK:松代 直樹(1)
DF:入江 徹(3)
MF:森岡 茂(13)
MF:松下 年宏(24)
FW:松波 正信(11)
ハーフタイムコメント
名古屋:中田監督 G大阪:西野監督
●もう1度、バランスを整えて攻撃していこう。
●守備であせらず、バランス良く守っていこう。
●テンポは上がってきている、プレスもきついが両サイドを使って組み立てて。
●全体的動きはよい。勝つんだ!
試合終了後コメント
中田監督:
 我々グランパスにとって今日の勝利、勝ち点3と言う物は相当大きい物になった。ここで勝ち点3取ったということで、下位争いにおいても少し楽になったかとは思う。ただ、数字上まだまだ予断は許されないので、次のゲームの勝利に向かって頑張っていきたい。
 ゲームの内容について、ここ最近の試合ではシュートで終わる場面が少なかったため、今週のトレーニングでは最後まで攻めきるという事の意識付けを徹底してきた。1点目、鴨川が相手ディフェンスの裏へ飛び出してゴールを決めたあたり、ある程度狙い通りの事は出来ていたのではないかと思う。ただ途中、大森選手のアクシデントで今日もメンバーチェンジをせざるを得ない状況になり、そのタイミングでマーキングのミスからPKを与えてしまい同点に追いつかれてしまった。前回の大宮戦と同じ状況に陥ったのだが、今日は選手が、1度した悔しい思いを繰り返す事はなく、しっかりしたベースを築いて前半を1-1で終える事が出来た。後半に入っても崩れる事は無く、修正した部分については全員が意思統一をしてやってくれた。
 後半、追加点が入った場面については、我々の狙い、最後までやりきる、攻撃の流れを止めないということを体で表現してくれたと思う。最終的にはガンバ大阪のパワープレイで苦しんだ時間はあるが、なんとか勝ち点3に結びつける事ができ、今日スタジアムへ来てくださった多くのサポーターに、なかなか味わえなかった勝利の味、今日の勝利を楽しんでもらえたのではないか。
Q:ガンバ大阪・シジクレイ選手の裏へ効果的なパスが出ていたようですが、狙い通りだったのでしょうか?
A:我々としては、攻め込まれる場面がおそらく多いだろうと予想していた。その中で相手の3バックの裏にスペースが生まれてくるはずである、そこを狙おうとトレーニングでも意識していた。選手はそれを上手く表現してくれて結果に繋がったと思う。ある程度は狙い通りという事になります。
Q:今日は控えにDFの選手がいなかったようですが、より攻撃的に行くぞという意志の現れだったのでしょうか?
A:今日の試合、控えにディフェンスの選手を入れておきたかったが、連戦の疲れ、疲労もたまりメンバーに入れられるような状態の選手がいなかった。ただ、我々としては攻撃的に行きたいということで、サブのメンバーは中盤の選手と前線の選手という事でコントロールをした。バックラインでもし退場者や怪我人が出た場合には安を下げてやろうというプランはあったので、今日はそのプランに従って戦う事が出来た。
Q:今日の試合、藤田選手が守備でバランスを取っていたようですが?
A:藤田はトップ下の位置で使う時には持ち味である飛び出しを要求するのだが、中盤での守備・コーチングをジュビロ磐田時代にもこなしていたので、今日は彼にそれを期待した。攻撃面で痛手になる事は確かだったが、今回のガンバ大阪戦では、あのあたりから攻め込まれる可能性が高かったため、藤田にそこを任せ、バランスを取りながらカバーする事を要求した。
Q:大森選手が怪我をした時点で、角田選手をディフェンスラインに下げる選択肢もあったかと思うのですが?
A:角田もセンターバックをこなせるのでその位置へ動かす考えもあったが、先にも言いましたが、プランとして安を下げる事を考えていた。角田に関しては、今日の試合では守備よりも攻撃の部分で攻め込んでいく要求があったため、大森の怪我の時点で安をディフェンスへ下げる選択をした。
Q:ディフェンスラインで何かがあった場合という事をあらかじめ予想されていたのでしょうか?
A:今日はゲーム前から、そういう状況も全て私の中でプランを立てていた。そういう事態で慌てては選手にも動揺が走るので、私の中で明確にしてあった。ただ、そう言う状況で微妙のズレが生じた場合は、そこから再度チェンジをするという風に考えている。今日の場合は全く迷いがなかった。
試合終了後、鴨川選手コメント
Q:泥臭いゴールでしたね。
A:前回と同じような感じで、ゴールが取れたことは自分の自信にもなりますし、それでチームも前向きになれたと思うので、こういう試合を次もやってゆきたいです。
Q:スタメンと言うことでの特別な気持ちは?
A:最初から出ることは流れに入りやすいと言うこともあったんですが、自分の役割をやるだけだったんで、交代で出てもあまり変わりはなかったと思います。
Q:先制ゴールの場面はガンバのDF3人を振り切ってのゴールでしたが、気持ちよかったですか?
A:自分たちが狙っていた時間帯で点が取れたことが、凄くチームにも大きかったと思います。
Q:今日は「鴨川コール」が一番大きかったですが?
A:凄くサポーターの声援は力になると思いますし、とても嬉しかったです。
Q:次節のヴェルディ戦に勝てば、J1残留確定ですが?
A:今は残留を考えていますが、残り3試合全部を勝つつもりで最後まで戦ってゆきたいです。自分が点を取るなり、チームが点を取れば勝ってゆけるので、自分も含めチームで点を取れることを考えてゆきたいです。
試合終了後、クライトン選手コメント
Q:今日のゲームの結果については?
A:すごく大事な試合でしたし、相手がガンバと言う良いチームだったこともあったんですが、うちは勝つことが重要でした。その中で、先に1点を取って追いつかれたんですが、勝つことが出来たのは良かったです。
Q:今日は積極的にシュートを打つシーンもありましたが、狙っていたんでしょうか?
A:自分の本来のポジションではなかったのですが、監督からチームを助けるためにやってくれてと言われやってきました。今週は怪我をして、厳しい部分もありましたが、チームの力になれて良かったです。
Q:次節に向けては?
A:次の試合も、今日と同じような気持ちでやっていかなければいけないと思います。残り2日、良い準備をして次に向けて全力を尽くしてやりたいです。
Q:最後に、ナイスゴールでしたね。
A:アリガトウゴザイマス。