Jリーグ ディビジョン1・第27節
瑞穂陸上競技場・16:04キックオフ
◆主審:吉田 寿光 ◆副審:山崎 裕彦・原田 秀昭
◆入場者数:6,348人 ◆天候:雨、無風、気温19.4度、湿度93% ◆ピッチ:全面良芝、水含み

名古屋グランパスエイト

前 半


川崎フロンターレ

後 半

後半 34分 古賀 正紘 得点者 前半 0分 マルクス
後半 2分 ジュニーニョ
後半 9分 ジュニーニョ
後半 26分 ジュニーニョ
70分 豊田 陽平中山 悟志
78分 杉本 恵太山口 慶
交 代 75分 マルクス今野 章
89分 我那覇 和樹黒津 勝
2分 秋田 豊
10分 豊田 陽平
46分 安 英学
64分 クライトン
69分 楢崎 正剛
警 告 34分 アウグスト

90 45   45 90
4
7
1
10
1
1
0

5
3
4
7
1
1
0

9
10
5
17
2
2
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
10
5
4
18
3
2
1
2
2
1
10
1
1
0
8
3
3
8
2
1
1
スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト 川崎フロンターレ
監督 中田 仁司 監督 関塚 隆
GK 楢崎 正剛(1) GK 相澤 貴志(28)
DF 角田 誠(20)
秋田 豊(2)
古賀 正紘(5)
DF 箕輪 義信(5)
寺田 周平(13)
伊藤 宏樹(2)
MF クライトン(8)
安 英学(17)
大森 征之(4)
藤田 俊哉(10)
杉本 恵太(19)
MF 長橋 康弘(20)
中村 憲剛(14)
久野 智昭(8)
アウグスト(4)
マルクス(11)
FW 中村 直志(7)
豊田 陽平(23)
FW 我那覇 和樹(9)
ジュニーニョ(10)
SUB GK:川島 永嗣(22)
DF:中谷 勇介(6)
MF:吉村 圭司(14)
MF:山口 慶(13)
FW:中山 悟志(32)
SUB GK:吉原 慎也(1)
DF:佐原 秀樹(3)
MF:森 勇介(25)
MF:今野 章(18)
FW:黒津 勝(24)
ハーフタイムコメント
名古屋:中田監督 川崎:関塚監督
●アクシデントで失点してしまったので切り替えてやろう。
●雨でピッチが滑るので、最後まで狙ってゆこう。
●落ち着いて、お互いに声を掛け合いプレーしていこう。
●サイドを効果的に。
●ピッチコンディションに注意。
●立ち上がり15分集中して。
試合終了後コメント
中田監督:
 今日は雨の中でのゲームでしたが、開始45秒くらいで裏をとられ、相手のヘディングシュートがバーに当たって入るという手痛い失点をしてしまった。それから15分くらいはリズムが狂ってしまったが、日頃のトレーニングで続けている事で20分、30分と徐々にチャンスをつくれはした。我々としてはそこで1点はかえし、前半を1−1の状況に持ち込みたかった。
 ハーフタイムでも、その1失点を何とか取り返さなければならない、しかしそこで焦ってしまえば川崎のカウンターを受ける恐れがあるためそこは抑えなければならないと話したが、その中で不用意ファールからフリーキックを与え、後半の立ち上がりに失点してしまった。選手もまずは追いつかなければならないところで失点し、またもリズムを崩してしまっていた。選手はもう一度基本に戻って立て直そうとしていたのだが、グランドが滑りやすいこともありミスを怖がっていた印象もある。ミスがさらに失点に繋がるかもしれないという怖さから、本来ここ2週間行ってきたトレーニング、攻撃のバリエーションをもってやろうという事でトップに当てる、サイドを使うなどの形でシュートを打つと言う事を狙っていたが、2失点のために萎縮してしまいさらにミスを犯していた。我々ベンチワークとしてはミスを恐れずリスクをおかしてでも攻めるように指示を出していたが、選手が怖がっていた。その後の2失点については防がなければならない失点、ある程度相手の攻撃を分析してきながら、やられてはいけない形でやられていた。これについては修正していかなければならない。大量失点でふがいない試合をしてしまった事は、雨の中見に来て頂いているファンの方々に対して申し訳なく思っている。リーグ戦はまだ続きますし、またこれからトレーニングの中で次以降の試合に繋げていかなければならないと思っている。
Q:大森選手が復帰しましたが、左サイドで起用した意図と、今日の試合での評価は?
A:彼のもっているすごくクリエイティブなコーチング能力に期待して大森を起用した。チームが乱れてきた時間帯に締めてくれることに期待しながら、起点にもなれると思っていた。しかし実際、左サイドへボールがあまり回らず、特に前半はほとんどが右サイドからのプレーとなっていたため、彼の良さが消えていた。それでも、彼のコーチングからカバーもしてくれていた。評価という事に関しては、まだ試合が終わったばかりですので、彼個人の評価は出来ないが、求めていた事はやってくれたと思っている。
Q:今日は豊田が1TOP気味の形でしたが、中盤が下がってしまい孤立していたようにも見えましたが?
A:システム的には豊田が1TOP気味に前線にはり、ボールが当たったときに藤田、中村がサポートして攻撃の糸口を掴もうと狙っていたが、その間が縦に広がってしまっていた。選手を使って伝達でその距離を詰めるよう指示をしたが、それでも中村が受けてプレーをしたかったようだ。ハーフタイムにも、もう少し前で、豊田の近くでプレーをするように話しをしたが、前後半ともに立ち上がりの失点で先走ってしまっていた。
大森選手コメント:
Q:久しぶりの瑞穂のピッチは?
A:嬉しかったです。長い間リハビリをしていましたし、痛い思いもしました。長い間リハビリ期間でしたが多くの人に支えて貰ってまたサッカーを出来るようになったという事にとても感謝しています。
Q:今日の試合、監督からの指示は?
A:相手の選手を抑えながら、前線を支えてくれと話されていました。
Q:監督自身、大森選手に対してコーチング面での期待が大きかったようですが?
A:それなりにはやってましたが、失点した場面はコーチングするもなにも、試合の進め方が悪かったのかもしれない。
Q:前半後半ともに開始早々の失点となりましたが?
A:あり得ない事ですね、集中力の問題です。(攻撃では)1人しかいないセンターフォワードにボールを当てていくだけでは攻撃出来ませんし、そう言う場合はディフェンスラインから全体で攻撃を組み立てていかなければなりません。
Q:1TOPが孤立してしまい攻めてに欠いた感もありましたが?
A:そうですね、川崎のディフェンスも背の高い選手で対応していましたし、相手を楽にさせてしまったかと思います。
Q:川崎の前線にはスピードのある選手も何人かいましたが、守備の面では?
A:スピードがある事はわかっていたのでそれなりの対応は出来たはずですし、出来なければいけなかったと思っています。
Q:大森選手自身、ドリブルなどで仕掛ける場面も見られましたが?
A:不慣れな左サイドでしたが、それなりにはやれました。
Q:プレーする事への怖さは?
A:やっぱりありますね。痛さはなくなってきているのですが、不安感はあります。これは試合をやりながら慣れていくしかないと思っています。
Q:まだリーグ戦が続きますが?
A:個人的にコンディション自体は良くなってきていますので、残り試合は少なくなってきていますが、来年に向けて頑張っていきたいです。