2003 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 2nd Stage 第8節
味の素スタジアム・15:04キックオフ
◆主審:長田 和久 ◆副審:間島 宗一・宮島 一代
◆入場者数:16,049人 ◆天候:晴、弱風、気温24.6℃、湿度51% ◆ピッチ:良芝、乾燥

名古屋グランパスエイト

前 半


東京ヴェルディ

後 半

前半 5分 岡山 哲也
前半 12分 海本 幸治郎
前半 35分 ウェズレイ
前半 40分 マルケス
得点者 前半 20分 平野 孝
前半 38分 山田 卓也
後半 18分 エムボマ
後半 25分 山田 卓也
66分 岡山 哲也吉村 圭司 交 代 58分 柳沢 将之飯尾 一慶
84分 平本 一樹小林 大悟
88分 平野 孝根占 真伍
33分 マルケス
37分 酒井 友之
44分 大森 征之
55分 酒井 友之
55分 酒井 友之
警 告 71分 飯尾 一慶
84分 三浦 淳宏

90 45   45 90
5
8
5
10
1
1
0

8
4
3
11
0
0
0

13
12
8
21
1
1
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
20
9
4
21
4
4
0
7
5
0
13
2
2
0
13
4
4
8
2
2
0

スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト 東京ヴェルディ
監督 ネルシーニョ 監督 アルディレス
GK 楢崎 正剛(1) GK 高木 義成(21)
DF 大森 征之(4)
パナディッチ(3)
古賀 正紘(5)
DF 柳沢 将之(13)
ロペス(3)
米山 篤志(23)
三浦 淳宏(6)
MF 海本 幸治郎(17)
酒井 友之(8)
山口 慶(31)
滝澤 邦彦(13)
岡山 哲也(21)
MF 林 健太郎(4)
小林 慶行(32)
山田 卓也(2)
平野 孝(22)
FW ウェズレイ(10)
マルケス(9)
FW 平本 一樹(11)
エムボマ(9)
SUB GK:本田 征治(16)
MF:藤本 主税(11)
MF:吉村 圭司(25)
MF:石塚 啓次(37)
FW:原 竜太(20)
SUB GK:柴崎 貴広(1)
DF:富澤 清太郎(14)
MF:小林 大悟(17)
MF:根占 真伍(25)
FW:飯尾 一慶(20)
ハーフタイムコメント
名古屋:ネルシーニョ監督 東京V:アルディレス監督
●集中力を切らさず、相手のマークをしっかりしてフリーにしないこと。
●ボールをキープして、しっかりボールを繋いで積極的にプレーすること。
●サイド攻撃をもっとしよう!
●ウェズレイ、マルケスを自由にプレーさせるな。もっと厳しいプレッシャーを。
●引いて守るのではなく、前からプレスをかけてゆこう。カウンターを怖がるな。
●2点差は大したことはない。必ず取り返せる。
試合終了後コメント
ネルシーニョ監督:
 今日の試合、観客は楽しんで帰れたと思う。多くのゴールが生まれ、技術的にも高かった。我々グランパスは前半、良いプレーをし、4得点あげることができた。しかしながら、中盤での守備に不安が残っていた。後半に向けその面は修正できたともったのですが、残念ながらまた退場者を1人出してしまい、ヴェルディの様なクオリティの高いチームが相手では耐えることが出来なかった。しかし、1人少なかった状況を考えれば、悪い結果では無いと思う。
Q.久しぶりに見たヴェルディの印象は?
良いチームである。良い選手もそろい、もちろん95年、96年とは違うが、良いチームである。
Q.1人少ない状況で、他の交代は考えなかったのでしょうか?
考えなかった。なぜなら、吉村が入ってからは守備が安定し、それ以降は名古屋が決定的なチャンスを作っていた。
Q.酒井選手の退場後の15分間で追いつかれてしまったが、戦術的に後手に回るような事があったのでしょうか?
それは無かった。退場者が出てからも特に守備面での乱れはなく、しっかり守れていた。そこで選手交代をする必要は無かった。失点シーン、4点目はセットプレーからでした。セットプレーは1人少なくても、得点される時はされるものです。もう1点は、しっかりエムボマをマークしていたにもかかわらず、彼にターンをされ、決められてしまった。このゴールは、彼を褒めるべきでしょう。
Q.中盤の守備での不安とは具体的には?
酒井と山口のポジショニングについてです。我々はヴェディの中盤は、前試合のようにダイヤモンドの形を取ってくると予想してきました。しかしながら、平野と山田が前列、後ろに小林と林というボックス型を取ってきたため、酒井と山口のポジショニングに間違いが生じた。(後半に向けて)そこを修正した。
Q.ここ数試合、ウェズレイ・マルケスのコンビネーションが非常に冴えてきていますが、何か特別な指示はあったのでしょうか?
チーム全体が良くなってきているためである。ボールが彼らまで正確に届くようになってきた。それと合わせ、彼らのフィジカル面が向上し、運動量が増えてきた。そのため、彼らの本来持っている技術がいきているのです。
古賀選手:
Q.エムボマとの1対1ではどの辺を気を付けた?

1試合を通してマークするのが役割だったので、3点目を彼に取られたことはチームに迷惑をかけてしまったと思う。
Q.エムボマにとられた得点については?
左利きなので左に持って行くとは思ったが、体の使い方、ボールの持ち方等、寄せにくい持ち方をしていたので、自分のタイミングでクリアに行こうとしたがなかなか出来なかった。あれは一瞬の出来事だったが、もう少し工夫していい形で出来るようにした。
Q.次に向けては?
上位に残れているので、これから1試合1試合100%の力を出せば結果は出てくると思うので、100%の力を出して頑張りたい。
海本選手:
Q.今日の結果については?

3試合続けて退場者を出した中で勝ち点は取れてきたが、今日みたいな試合でも勝ち点を取れるようにして行きたい。
Q.ナイスゴールでしたが?
今日の点は、あそこに来ると分かっていたので。形が作れれば飛び込めるし、起点になる場面も出来てくるので、個人的にはもっともっと点に絡んで行きたい。
Q.戦ってみて、ヴェルディの印象は?
苦〜いです。
Q.現在4位、上位は団子の状態だが、これからは?
目の前の1試合1試合を勝てるようにして行きたい。頑張ります。
楢崎選手:
Q.激しい点の取り合いでしたが?

両チームとも、前半の戦いが今日の(4−4という)結果を生んだと思う。ただ、前半4点取ってからは、もう少し賢い戦い方をすれば失点もしなかったと思うし、後半10人になった場面でも上手く守れるすべもあったのかと思う。でも負けなかった訳なので、前向きにとらえたい。
Q.ゴールを守っていて、今日の試合についてはどう思った?
ボールを回されていたし、ゴール前では何度か決定的な場面を作られていたし、自由にさせてしまった。10人になってからも何度か危ない場面を作られて大変だった。うまく守れば失点は防げたのではと思う。
Q.引き分けという試合結果については?
勝ち点では1しか差がないので、気にはしていない。常に上位にいることが目標なので、今日の試合をしっかり反省すれば上位に残って行けると思う。
岡山選手:
Q.50ゴール、おめでとうございます。

特に意識はしていなかったが、気持ちいいです。先制点となって良かった。
Q.今日の試合を振り返って?
先制点は良い時間帯に点が決まったと思うが、その後は、攻めれば点は取れていたが、流れが良くなかった。中盤が落ち着いてパスを回すことができず、カウンターでの得点で、相手を崩して取れていなかったので、嫌な予感がしていた。前半に2点取られてしまったので、後半に向け、嫌な雰囲気があったので修正していこうとは思っていた。ヴェルディは個人的によい選手も多いので、3試合続けての10人なってしまってからは仕方ない。今日の引き分けは悔しいが、勝ち点が取れたことは良しとして、前向きに考えて、次の試合に向かいたい。
Q.これからに向けては?
磐田や鹿島が選手が抜けて、リーグは混戦となっている。どのチームも優勝の可能性があると思うので、その中で勝ち点を拾って1試合1試合勝って行くことが大事だと思う。うちは優勝したことがないチームなので、1試合の大切さを確認しながら戦っていかなければならないと思う。
Q.得点が良く取れる雰囲気になったが?
サイドの選手がゴール前に来てくれるようになり、ゴール前で常に3〜4人居る状況が多くなった。2ndステージは点が取れそうな空気を感じている。