2003 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 2nd Stage 第2節
瑞穂陸上競技場・19:02キックオフ
◆主審:布瀬 直次 ◆副審:柳沢 和也・間島 宗一
◆入場者数:12,605人 ◆天候:晴、無風、気温29.3℃、湿度69% ◆ピッチ:良芝/乾燥

名古屋グランパスエイト

0

前 半

0


FC東京
3

後 半

2
後半 25分 マルケス
後半 32分 ウェズレイ
後半 44分 岡山 哲也
得点者 後半 4分 ジャーン
後半 14分 ケリー
60分 吉村 圭司原 竜太
66分 藤本 主税岡山 哲也
72分 滝澤 邦彦中村 直志
交 代 63分 三浦 文丈浅利 悟
79分 宮沢 正史藤山 竜仁
79分 石川 直宏阿部 吉朗
64分 鄭 容臺
89分 岡山 哲也
警 告 77分 ジャーン
89分 徳永 悠平

90 45   45 90
6
3
4
10
0
0
1

5
6
4
5
1
0
0

11
9
8
15
1
0
1
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
13
7
2
21
5
5
0
9
4
2
12
2
2
0
4
3
0
9
3
3
0

ベストプレーヤー賞:マルケス選手
<特別協賛:UCC上島珈琲>

スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト FC東京
監督 ネルシーニョ 監督 原 博実
GK 楢崎 正剛(1) GK 土肥 洋一(1)
DF 酒井 友之(8)
大森 征之(4)
古賀 正紘(5)
中谷 勇介(6)
DF 徳永 悠平(35)
茂庭 照幸(2)
ジャーン(3)
金沢 浄(17)
MF 吉村 圭司(25)
鄭 容臺(15)
藤本 主税(11)
滝澤 邦彦(13)
MF 三浦 文丈(10)
宮沢 正史(16)
石川 直宏(18)
戸田 光洋(13)
FW ウェズレイ(10)
マルケス(9)
FW ケリー(19)
アマラオ(11)
SUB GK:本田 征治(16)
DF:海本 幸治郎(17)
MF:中村 直志(7)
MF:岡山 哲也(21)
MF:原 竜太(20)
SUB GK:小沢 英明(22)
DF:藤山 竜仁(8)
MF:浅利 悟(7)
MF:鈴木 規郎(27)
FW:阿部 吉朗(14)
ハーフタイムコメント
名古屋:ネルシーニョ監督 FC東京:原 博実監督
●中盤でのこぼれ球を自分たちのものにすること。
●もっと落ち着いてプレーすること。
●もっとシュートを打とう。
●競り合い、こぼれ球で負けないように。
●ディフェンスでは中盤をもっとコンパクトにしよう。そして、ボールを奪ったら、素早く散ってシンプルに展開すること。
●攻撃ではゴール前でもっと勝負してゆこう。
試合終了後コメント
ネルシーニョ監督:
 前半は我々の方が良い内容だった。相手は我々のミスを誘ってからのプレーと、フリーキックからしかチャンスを作れていなかった。自分たちの思うとおりに主導権を握ってプレーできていた。しかし後半、注意していたフリーキックから失点していまい、さらに追加点を奪われてしまった。ゲーム自体は名古屋の方が支配しており、このまま終わっては選手に可哀相な試合だった。しかし、選手達はそこから挽回してくれた。(今日の結果は)正当な結果であると思う。交代出場した選手達が非常に良いプレーをした。彼らの加入により、チームの特徴が良い方向へ変わった事が、今日の結果になった。
Q.就任3試合目で、どの点が良くなった?
まだ判断するには早い。特に最初の2試合は同じ相手であり、今回やっと2チーム目と戦った。1つ言えることは、チームはこれで自信を持つことが出来た。
Q.前半主導権を握りながら得点できなかった理由は?
まわりの選手へのサポートやFWへのボールの繋ぎ方、2列目からの飛び出しなどいろいろある。しかし、勝ったことで選手は自信を持てるため、次の試合ではもっと良いプレーを出来ると思う。
Q.就任初勝利ですが、気持ちの方は?
私の仕事には結果が求められている。そのため、良い結果という物は嬉しい。しかし、チーム全体がこの劣勢を挽回してくれたことをさらに嬉しく思う。
Q.3点に絡んだマルケス選手については?
私が知っているマルケス、ブラジルで私が見ていたマルケスは後半のマルケスです。ハーフタイムに、彼にもっと動くよう指示し、彼はそれに応えてくれた。
Q.4バックについては?
いつも言っているが、私は3バックも4バックも使い分けていく。今日の相手はアマラオの1トップのため、3人のストッパーが必要ないと感じ、ストッパーを2人にした。これからも必要があれば3バックで戦う。
古賀選手:
Q.今日の試合については?

結果的には勝ったが、まだまだ修正できる点はあると思う。喜べる面と反省しなければいけない点は分けて考えたい。
Q.ネルシーニョ監督になって初勝利だが?
新しい監督になって一番大事なのは、内容以上に勝って選手たちが自信を持つことだと思うので、素晴らしい、これ以上ない勝ち方だったと思う。
Q.2失点については?
ああいった部分を無くさないと上との差は縮まらないと思うし、しっかり修正できる点と思うので、チームとしてしっかり直してゆきたい。
岡山選手:
Q.決勝点についての感想は?

流れ的に名古屋の勢いだったのでうれしい。ただ、試合はマルケスの1点目で流れが変わったと思う。彼はブラジル代表のプレーを発揮してくれていると思う。
Q.狙い通りの得点だった?
これまでは右サイドとかが多く、点が取れる気がしていなかったが、最近はゴールに近いポジションでプレイしているし、練習でもやっている、“点に近い”ポジションにいると思うので、決めることが出来たと思う。
Q.監督からは特に指示が?
特にはなかったが、ボランチで入っていたので、違和感はなかった。30分以上プレイ時間があったのでやりがいがあった。
マルケス選手:
Q.今日の結果については?

当然の仕事をしたまでです。1点目については、今日みたいにピッチが荒れていたのでGKのミスは付き物だと思っていた。そして、結果的に相手GKがその通りのミスをしてくれた。
Q.2点目のPKを得るプレイについては?
左サイドの自分の特長を生かしたプレイです。本当はバックパスをするつもりだったが、DF(東京・ジャーン)がスライディングをしてきたので(PKを)狙いました。そして、ウェズレイがPKを良く決めてくれました。
Q.3点目を決めた岡山のパスについては?
あれは私の活躍の結果ではなく、チーム全員が私にボールを届けてくれた結果で決まったものです。今日はチーム全体を褒めてください。
Q.ハーフタイムでの監督からの指示は?
前半、ピッチの状態が悪かったので思うようなプレーが出来ていなかった。ミスパスも多かった。監督からは、後半はもっとパスに注意して、攻撃に顔を出せ、運動量を増やせ、と言われた。そして、監督の言うとおりにやって、良い結果を出すことができた。
Q.後半の内容については?
監督の采配の結果だと思います。0−2で負けていて、リスクを負わなければいけない場面で、守備の選手を代え、攻撃の選手を増やして点を取りにくることは誰にでも出来るものではないと思う。しかし、代って入った選手は、監督の期待に応え、結果を出してくれた。
大森選手:
Q.2点差を跳ね返して勝ったことについては?

勝ったことはもちろん嬉しいが、相手のミスでの得点もあり、それほど満足はしていない。
Q.4バックについては?
FC東京がアマラオの1トップ気味で、下がった位置にケリー、両サイドに石川と戸田という形だったため、2人のストッパーと2人のボランチでやりやすかった。個人としては3バックも4バックにも対応していけるが、チーム内での連携をもっと高めていかないといけない。