2003 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 1st Stage 第12節
神戸ウィングスタジアム・19:00キックオフ
◆主審:奥谷 彰男 ◆副審:松尾 一・岡野 尚士
◆入場者数:11,658人 ◆天候:屋内 ◆ピッチ:全面良芝/乾燥

名古屋グランパスエイト

0

前 半

0


ヴィッセル神戸
3

後 半

0
後半 9分 吉村 圭司
後半 17分 滝澤 邦彦
後半 35分 ウェズレイ
得点者  
81分 海本 幸治郎海本 慶治
82分 マルケス原 竜太
87分 ウェズレイ氏原 良二
交 代 63分 山口 貴之小島 宏美
63分 三浦 知良播戸 竜二
13分 マルケス
72分 吉村 圭司
89分 大森 征之
警 告 85分 松尾 直人

90 45   45 90
7
6
1
5
3
2
0

3
8
4
10
0
0
0

10
14
5
15
3
2
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
16
9
7
26
2
1
0
8
4
3
13
1
0
0
8
5
4
13
1
1
0

スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト ヴィッセル神戸
監督 ベルデニック 監督 副島 博志
GK 楢崎 正剛(1) GK 掛川 誠(1)
DF 大森 征之(4)
パナディッチ(3)
古賀 正紘(5)
DF 田渕 龍二(22)
シジクレイ(5)
北本 久仁衛(4)
松尾 直人(2)
MF 海本 幸治郎(17)
吉村 圭司(25)
山口 慶(31)
滝澤 邦彦(13)
藤本 主税(11)
MF 菅原 智(6)
山口 貴之(24)
岡野 雅行(8)
アリソン(10)
FW マルケス(9)
ウェズレイ(10)
FW オゼアス(9)
三浦 知良(11)
SUB GK:本田 征治(16)
DF:海本 慶治(18)
MF:岡山 哲也(21)
FW:原 竜太(20)
FW:氏原 良二(24)
SUB GK:岩丸 史也(16)
DF:吉村 光示(15)
MF:三浦 泰年(21)
FW:播戸 竜二(13)
FW:小島 宏美(31)
ハーフタイムコメント
ベルデニック監督 副島監督
●後半もこのまま集中して、プレーすること。
●ピッチ状態が悪いので、考えてプレーすること。
●ディフェンスのバランス良い。切らさずこのまま行こう。
●これからが勝負。瞬間瞬間の勝負に気を抜くな。2ndボールなど、一瞬の動きに気を付けて。
●後方はセイフティに、アタッキングゾーン(前方)では大胆に。
●ピッチが悪いので、後半縦パスを相手は多用してくるだろう。背後のケアを。
試合終了後コメント
ベルデニック監督:
 今日の最初の驚きは、このフィールドを見た時でした。Jリーグの試合をしてはいけないようなピッチでした。高いクオリティのプレーを見に来ているサポーターの皆さんに、見せることができない。選手達が怪我をする危険性もある。グランドを見た瞬間に、これまで続けてきた戦い方を変えないといけないと考えた。しかし、選手達はこのようなグランド状況の中で、浮き球を使ってミスに気をつけながらプレーをすすめた。その中で、可能な限りパスを繋いで自分たちのプレーをしていた。そのことが結果にでた。2列目の飛び出しから2点、ウェズレイとマルケスのすばらしいコンビネーションから1点を決めることが出来た。選手達の集中力、戦う姿勢に対して拍手を送りたい。神戸は長いボールをオゼアスに入れて、そのこぼれ球を狙ってくると言うことはわかっていて、空中戦でしっかりおさえ、こぼれ球もしっかり押さえることができた。前半、マークの受け渡しが遅れたため、岡野のサイドでピンチを迎えたが、それ以外はほとんど押さえていた。2列目から得点出来たと言うことは、トップがしっかりマークされても得点できると言うことで、グランパスのクオリティの証明にもなった。
Q.ピッチ状況で、どのような戦術変更を?
グランパスは基本的にボールを早く動かし、繋いでいく中でチャンスを作っていくことを目指しているため、今日のグランドでは、長いパスや浮き球を使い、グランド状況の良い部分ではパスを繋いで攻めていくことを考えた。
Q.3得点に絡んだマルケス選手については?
非常に効果的なプレーをした。3本のパスは非常に大きな意味をもつ。
Q.海本選手(弟)については?
非常にポジティブな印象を持てるプレーでした。チームに加入して半年、動ける選手だと言うことはわかっていたが、今日初めてチャンスをつかみ、技術的に改善しないといけない面もあるが、良いプレーをしていた。典型的なサイドの選手として、良い素材である。早い攻撃参加も出来るし、素早くディフェンスに戻ることもでき、ヘディングも強い。あとは、技術面を磨いていかないといけない。
ウェズレイ選手:
Q.3点目の状況については?

美しいゴールだった。マルケスは非常に頭が良く、運動量の多い選手。とても良いワンツーから得点ができて、ホっとしている。
Q.これから、藤本選手を加えた3人で得点を重ねられるのでは?
もちろんです。ただ、3人だけでは無く、チーム全体で得点していきたい。そして、我々FWの2人は、もっと連携を高めていきたい。
藤本選手:
Q.今日の感想は?

久しぶりの勝ち点3と言うことで、すごく満足しています。
Q.前半は神戸・岡野にやられていたが?
グラウンドが悪くて、繋ぐことが出来ず相手のプレーにも戸惑ってしまったが、それを我慢して乗り越えた結果が後半のチャンスに繋がったので、我慢できて良かったと思う。
Q.自身の今日のプレーについては?
2トップと距離も出来てしまって、あまり良くはなかった。アウェイと言うこともあり、守備的になってしまった。ただ、前線でマルケスとウェズレイが良くやってくれたので、すごく楽だった。
Q.今後の反省点は?
前の二人との距離が出来てしまい、コンビネーションが出来なかったので、3人で出来るようにしたい。
吉村選手:
Q.今日の試合の感想は?

グランドの状態が悪くて、パスも回らなく自分らしいプレイも出来ず苦労したが、前半我慢した分、後半、みんなで攻め込んで結果が出たので良かったと思う。
Q.前半途中までは押し込まれていたが?
神戸・岡野選手が足も速く、掴みにくいこともありマークの受け渡しがずれ苦労してしまった。ただ、途中からは徐々に修正できて、うまく受け渡せるようになったので、押さえ込むことが出来たと思う。
Q.リーグ戦初ゴールですが?
タイミング良く上がれて、マルケスからの良いボールが来たので思い切ってシュートしたら入っただけ。
Q.今日の試合を振り返っては?
得点できたが、納得のいくプレーは出来ていなかったので、細かなミスを修正して次に繋ぎたい。
海本幸治郎選手:
Q.初先発で緊張した?

やっぱり試合前は緊張したが、悪い緊張感ではなく、前向きな緊張感をもって試合に臨めたので良かったと思う。
Q.ピッチコンディションが悪かったが?
結構困ったが、みんな同じ条件なのでなんとかしなきゃいけないと思った。
Q.今日のプレーについては?
とりあえず、チーム状態が良いので、まずは勝ちに繋げたかったのが第1でプレーした。自分自身としては攻守のバランスを意識しながら出来たと思う。
滝澤選手:
Q.今日の試合については?

今日は気持ちよくアウェイで勝てたので良かった。
Q.ゴールはどんな状況で?
(打つかどうか)迷ったが相手GKが読んで前に出ていたので狙いに行った。うまくアウトにかかって、入ってくれて良かった。
Q.久しぶりのゴールだったが?
マルケスがうまく引きつけてくれたし、フリーでもらえたので、すごく助かった。
Q.試合を振り返ってみて?
前半は、なかなか前に出られなかったが、守らなきゃと言うこともあって納得してプレーした。後半は相手の運動量も落ちたので、慶に預けて前に積極的に出て仕事も出来たと思う。前半耐えた分が、後半の結果に繋がったと思う。
Q.後半は何度か、(攻撃で)いい形が出来たが?
予想以上にグランドコンディションが悪かったが、みんなモチベーションも落ちずに戦えたので、すごく良い内容の試合だったと思う。