2003 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 1st Stage 第8節
松本平広域公園総合球技場・14:02キックオフ
◆主審:岡田正義 ◆副審:中込均・中原美智雄
◆入場者数:12,029人 ◆天候:晴、気温:19.6℃ ◆ピッチ:全面良芝/乾燥

名古屋グランパスエイト

1

前 半

1


ジェフユナイテッド市原
1

後 半

0
前半 33分 中村 直志
後半 33分 原 竜太
得点者 前半 43分 阿部 勇樹
75分 吉村 圭司原 竜太
89分 滝澤 邦彦海本 慶治
交 代 85分 羽生 直剛望月 重良
85分 村井 慎二林 丈統
87分 サンドロ巻 誠一郎
28分 古賀 正紘
40分 藤本 主税
74分 酒井 友之
警 告  

90 45   45 90
9
6
2
8
2
2
0

8
8
3
6
0
0
0

17
14
5
14
2
2
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
11
10
7
24
5
5
0
8
5
4
11
1
1
0
3
5
3
13
4
4
0

スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト ジェフユナイテッド市原
監督 ベルデニック 監督 オシム
GK 楢崎正剛(1) GK 櫛野亮(17)
DF 大森征之(4)
パナディッチ(3)
古賀正紘(5)
DF 斎藤大輔(32)
ミリノビッチ(5)
茶野隆行(4)
MF 酒井友之(8)
中村直志(7)
吉村圭司(25)
滝澤邦彦(13)
藤本主税(11)
MF 坂本将貴(23)
佐藤勇人(14)
阿部勇樹(6)
村井慎二(19)
羽生直剛(22)
FW ヴァスティッチ(9)
ウェズレイ(10)
FW サンドロ(13)
崔龍洙(10)
SUB GK:本田征治(16)
DF:海本慶治(18)
MF:岡山哲也(21)
MF:山口慶(31)
FW:原竜太(20)
SUB GK:立石智紀(12)
DF:結城耕造(31)
MF:望月重良(11)
FW:林丈統(16)
FW:巻誠一郎(18)
試合終了後コメント
ベルデニック監督:
 両チームとも、同じような戦い方でした。ボールを失った際の守備への切り替えがお互いに早く、非常に攻めにくい試合でした。その状況でも点は入りましたし、それ以外でも何度かチャンスがありました。後半に入ってからボールをキープできるようになり、攻守のバランスも良くなりました。反対にジェフは若干クオリティが落ちました。そして選手交代で混乱させることもでき、それが試合を決めることになりました。
Q.オシム監督と戦った気分は?
A.特別な意識はありませんでしたが、昔からよく知っている友人と会えたという喜びはありましたし、試合前に少し話もしました。しかし試合に関しては、当然プロとして気持ちを切り替えて望みました。またこれから、友人として少し話をしたいと思います。一つ加えるならば、オシム監督というのはヨーロッパでもトップレベルの監督だと言うことです。
Q.原選手を投入した意図と、そのタイミングについては?
A.攻撃的な選手をいれて、得点のチャンスを高めたかったためです。前線でキープし、パスし、得点できる能力の選手が必要だと感じました。吉村も大変良い選手ですが、最近少し疲れが見え、今日の試合でも疲れがみえてきたので交代させました。この交代が市原に対して驚きをもたらしましたし、4人の攻撃的な選手が中に入ることでマークを分散させることも出来ました。残り15分で投入したことについては、相手に若干疲れが見えてきたこともありました。
Q.1対1の状況で攻撃的にいくことは、ギャンブルだったのでは?
A.勝つためには何かを変えなければなしませんでした。もちろんそのことで負ける可能性もあります。今回はそれが良い方向へ転がりました。
Q.守備面については?
A.守備という物は最終ラインだけの物ではなく、チーム全体としてやるもので、チーム全体としてすばらしい守備をしました。それにプラス、最終ラインに安定度がありました。
原竜太選手:
Q.少ない時間での出場でしたが?
A.お互いにカウンターを狙う場面が多く、縦に伸びている状況だったため、その中で何度かゴールを狙うチャンスがあると思って望んだ。
Q.今日のゴールが、U-22へ戻るためのきっかけにはなりますか?
A.動き自体は悪くなかったので気にはしていなかったが、フォワードである以上、得点というものは重要で、結果を出せたことはうれしく思う。
Q.3-3-3-1というフォーメーションで初めて結果を出しましたが?
A.監督から、入れる時は中に入って動き回るような指示があったため、サイドに張りすぎないように意識していた。
中村直志選手:
Q.相手の攻撃力については?

A.3バックのディフェンスラインがしっかり守ってくれていたので、それほど苦では無かった。
Q.得点シーンについては?
A.イヴォがディフェンスを引きつけてからパスをくれたので、思い切り打ったら相手ディフェンスに当たって方向が変わり入った。
Q.今日は攻撃の姿勢が強かったように見えましたが、特に意識はしたのでしょうか?
A.リスクを犯してでも攻撃するよう監督から言われていた。今日に関しては満足している。
Q.首位をたたいた事については?
A.勢いのあるチームにしっかり勝つことが出来て、自信になる。
ヴァスティッチ選手:
Q.1点目の中村選手の得点場面については?

A.私がボールを受けた際に、そのままゴールを狙うことも考えたが、相手ディフェンスが詰めてきていた。その状況で周りを見たら直志がフリーでいたためパスを出し、それを決めてくれた。
Q.シュトルムグラーツ時代の恩師であるオシム監督が率いるチームとの対戦については?
A.複雑な気持ちでした。かつて同じチームでやってきた監督と、敵対同士のチームで、日本で戦うとは数年前まではだれも考えなかったこと。しかし、サッカーとはあらゆることが起こりうる、これが人生だと思っています。試合の内容自体には、自分のプレーにも満足しているし、現在好調で好成績を残しているジェフに勝ったということでチームとしても非常に満足している。