2003 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 1st Stage 第7節
瑞穂陸上競技場・15:33キックオフ
◆主審:松村和彦 ◆副審:牧野明久・谷中浩仁
◆入場者数:13,086人 ◆天候:晴、弱風・気温:24.6度・湿度:60% ◆ピッチ:全面良芝/乾燥

名古屋グランパスエイト

1

前 半

0


大分トリニータ
1

後 半

1
前半 31分 パナディッチ
後半 41分 ヴァスティッチ
得点者 後半 8分 高松 大樹
61分 酒井 友之原 竜太
79分 中村 直志岡山 哲也
85分 吉村 圭司海本 慶治
交 代 52分 寺川 能人ロドリゴ
69分 アンドラジーニャ内村 圭宏
83分 高松 大樹浮氣 哲郎
79分 ウェズレイ 警 告 22分 アンドラジーニャ
69分 ロドリゴ

90 45   45 90
6
8
3
7
2
2
0

5
3
4
4
1
1
0

11
11
7
11
3
3
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
5
13
4
25
5
3
0
1
8
2
13
3
3
0
4
5
2
12
2
0
0

ベストプレーヤー賞:ヴァスティッチ選手
<特別協賛:UCC上島珈琲>

名古屋グランパスエイト 大分トリニータ
監督 ベルデニック 監督 小林伸二
GK 楢崎正剛(1) GK 岡中勇人(1)
DF 大森征之(4)
パナディッチ(3)
古賀正紘(5)
DF 山崎哲也(33)
サンドロ(3)
三木隆司(2)
片野坂知宏(4)
MF 酒井友之(8)
中村直志(7)
吉村圭司(25)
滝澤邦彦(13)
藤本主税(11)
MF 小森田友明(28)
梅田高志(15)
吉田孝行(9)
寺川能人(8)
FW ヴァスティッチ(9)
ウェズレイ(10)
FW アンドラジーニャ(11)
高松大樹(13)
SUB GK:本田征治(16)
DF:海本慶治(18)
MF:岡山哲也(21)
MF:山口慶(31)
FW:原竜太(20)
SUB GK:江角浩司(29)
DF:若松大樹(6)
MF:浮気哲郎(5)
MF:内村圭宏(26)
FW:ロドリゴ(10)
ハーフタイムコメント
ベルデニック監督 小林伸二監督
●後半は厳しくなるので、しっかりと集中する。
●センタリングを簡単に上げさせないこと。
●ルーズボールをしっかりものにすること。
●攻撃しているときに残っている選手のリスク管理。相手の2列目のマーク確認をしっかりしよう。
●連動したプレーを意識しよう。
試合終了後コメント
ベルデニック監督:
 選手の努力によって、今日のゲームに勝つことが出来ました。これまでなかなか勝てなかったことによって、選手達がイライラしてプレーしている場面もありましたが、今日勝ったことによって選手達は自信を取り戻し、これからクオリティの高いプレーを見せてくれると思います。攻撃面でも良い形がありましたが、ミスで良い形を失う場面もありました。しかし、攻撃を続けたかいがありましたし、(内容から見ても)今日の結果は順当だと思っています。
Q.パナディッチ選手を前線にあげたパワープレーからの得点については?
A.パナディッチを前にあげ、スピードもある海本を中盤に入れて、得点を期待しましたし、実際にその海本のセンターリングから得点を決めました。もしカウンターを受けても海本のスピードなら追いつけるし、攻撃参加も出来ると思って彼を使いました。
Q.終盤までゲームがもつれた原因は?
A.大分を過小評価することは出来ません。実際に大分はガンバを破っていますし、Jリーグのどのチームも同じくらいの力はあると考えています。今日、もっと相手を崩して早く点を決められなかった理由は、やはりこれまでの勝てなかったことに、選手が神経質になっていたためかと思います。
Q.パナディッチを前線へあげるにはリスクを負いますが、その判断については?
A.もちろんリスクはありますが、リスクを犯してでも攻めないといけない時間でした。残り時間が短いところで、最終ラインを2人で守らせ、(フレッシュで)スピードのある海本を中盤として入れました。ひょっとしたら相手のスピードのある選手にカウンターを受ける可能性もありましたが、そのリスクを犯してでも攻める事が必要でした。
Q.岡山選手の投入で藤本選手をボランチに近い位置まで下げましたが、その意図は?
A.藤本に疲れが見え、前線への飛び出しや得点へ絡む可能性が減って来ていました。しかし、彼は技術的に優れていますし、パスやキープ力などゲームにとって必要だと考えました。そのうえで、相手を振りきれるだけのスピードのあるフレッシュな岡山を投入しました。
パナディッチ選手:
Q.自身の得点については?
たまたま自分の足下にボールが来たので押し込んだだけ。
Q.今日の勝利については?
ずっと引き分けが続いていたので、今日は勝ちたかった。勝ち点3が取れたことはすごく嬉しく思ってる。
Q.今後の試合について?
チームの状態も大変良いし、怪我をしている選手も居ない。また、大変チームワークも良いので、これからの試合については、1試合づつ、集中力を高めて勝っていって、良い結果を残したいと思う。
Q.ヴァスティッチの得点については?
ペナルティエリア内で良いボールが自分に来たので、長めのパスを(ヴァスティッチに)送ったら、彼がよい場所にポジショニングを取っていたため、得点できたと思う。すべてのタイミングが合って出来た得点だと思うし、その得点で勝つことが出来て大変嬉しく思う。
ヴァスティッチ選手:
Q.自身の得点については?
大変嬉しく思う。いつもはスローなスタートだが、今日は試合開始当初から良い調子で始まったのでいけると思っていた。後半に入って、しばらく中だるみがあって、同点にされてしまった。そこからはなんとかしなければと、集中心を高めてゆき、最終的には、終盤に得点出来、勝つことが出来て大変嬉しく思っている。
Q.パナのゴールについては?
あまり良くは覚えていないが、大変素晴らしいゴールだと思う。今日の2得点は同じようなパターンで入ったのが印象的だった。
Q.今日の勝利については?
今日のゴールはサポータの声援で入れられた得点だと思う。途中、同点に追いつかれても、サポーターは声援を途切れることなく続けてくれたことを、心から感謝している。ずっと引き分けが続いていて、やっと勝つことが出来た瞬間に自分のゴールが決まって勝つことができたことは非常に嬉しく思うし、瑞穂の最終戦と言うこともあるが、観客の声援に応えられたことがとても嬉しい。
Q.次節の対戦相手:市原のオシム監督については?
オシム監督は自分を育ててくれた監督だし、自分が今ここにいるという意味でも心から尊敬もしている。人間的にも良い関係を続けている監督なので、とても楽しみにしているので、良い試合をしたいと思う。ただ、(オシム)監督と直接戦うわけではないが、育ててくれた監督に対して、自分が(名古屋で)活躍しているところを見て欲しいと思う。そして、グランパスのために、市原には全力を尽くて良いプレーし、勝つことが彼に報いることだとも思っている。