2003 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 1st Stage 第6節
横浜国際総合競技場・14:03キックオフ
◆主審:吉田 寿光 ◆副審:阿部 正基・小椋 剛
◆入場者数:24,438人 ◆天候:晴 ◆ピッチ:全面良芝/乾燥

名古屋グランパスエイト

0

前 半

0


横浜F・マリノス
0

後 半

0
  得点者  
78分 酒井 友之岡山 哲也
85分 藤本 主税原 竜太
交 代 66分 マルキーニョス坂田 大輔
89分 中村 直志
89分 ヴァスティッチ
警 告 89分 佐藤 由紀彦

90 45   45 90
4
6
3
9
0
0
0

3
10
3
11
4
4
0

7
16
6
20
4
4
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
15
9
3
30
10
7
0
8
3
1
16
3
2
0
7
6
2
14
7
5
0

スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト 横浜F・マリノス
監督 ベルデニック 監督 岡田武史
GK 楢崎正剛(1) GK 榎本哲也(21)
DF 大森征之(4)
パナディッチ(3)
古賀正紘(5)
DF 波戸康広(4)
中澤佑二(22)
松田直樹(3)
ドゥトラ(5)
MF 酒井友之(8)
吉村圭司(25)
中村直志(7)
滝澤邦彦(13)
藤本主税(11)
MF 遠藤 彰弘(8)
佐藤由紀彦(7)
那須大亮(26)
奥大介(14)
FW ヴァスティッチ(9)
ウェズレイ(10)
FW マルキーニョス(36)
久保竜彦(9)
SUB GK:本田征治(16)
DF:海本慶治(18)
MF:岡山哲也(21)
MF:山口慶(31)
FW:原竜太(20)
SUB GK:佐藤浩(16)
DF:三上和良(15)
MF:上野良治(6)
FW:坂田大輔(18)
FW:阿部祐大朗(29)
ハーフタイムコメント
ベルデニック監督 岡田武史監督
●ボールを取ったら、早く攻撃すること
●相手のセットプレーには、特に注意すること。
●セットプレーのチャンスを生かして得点しよう。
●良いサッカーをしているが、決して油断するな、集中していこう。
●まだ0−0なので、積極的に点を取りに行こう。
試合終了後コメント
ベルデニック監督:
 Jリーグでも屈指のビッグクラブとアウェーで戦ったということを考えると、今日の試合の内容、結果は満足できるものです。アウェーで、勝ちに来るマリノスと戦うということは、当然簡単な事ではありません。戦術的にも、しかり守ってそこからのカウンターという準備をしてきました。選手達はしっかり守って、局面打開というてんでのチームとしての成熟度を見せてくれたと思います。もちろん、攻守両面において問題点もありました。ボールを奪った瞬間、スペースがあってカウンターを仕掛けることが出来たにもかかわらず、あまりにも簡単にボールを奪い返される場面がありました。それをしっかり行えていれば、間違いなく得点をあげられていたと思います。マリノスは、長いボール、センターリングを入れてそのこぼれ球を狙うという戦い方でした。それには対応できていましたが、時々サイドで2対1の状況を作られる場面もありました。
Q.後半に入って、中盤の中村選手を中心に積極的にいきましたが、何か指示はあったのですか?
A.中村選手に対しては、常に、チャンスがあれば2列目から飛び出して意外性のある攻撃を意識するように指示しています。後半でそういう場面が多かったのは、プレーするスペースが増えたからでしょう。彼はそういうプレーを出来るだけのクオリティを持つ選手ですし、スピードに乗った彼はなかなか止めることが出来ないでしょう。
Q.そのスペースは、相手の疲れからによるものでしょうか?
A.戦術的な理由からだと思います。グランパスが下がって守備をしっかり行ったため、相手は前掛かりになり、その裏にスペースが生まれました。ただ、その場面で、もう少ししっかりとボールをキープできていれば、もう少し良い結果になったかと思います。これは、前節で柏にやられたことです。カウンターをしかけるためには、相手を自陣へ引き寄せると言うことも必要です。マリノスには、スペースが無いところを交わしていくだけの力は無かったと思います。
Q.後半割と攻めていたのは、強引に攻めいったわけではなく、しあの流れからそうなったわけですか?
A.戦術的に大きな違いはなく、試合の流れでそうなったと言うことです。ただ、ハーフタイム時に、ボールを奪ってから、すぐに立てパス一本を狙うのではなく、キープすることを意識するよう指示しました。逆にマリノスは、攻撃的に前からプレスをかけてきていました。しかし、残り20分くらいでは、相手の中盤からディフェンスラインに疲れが見え、集中力もかけてきていましたのでチャンスも増えました。
Q.ボールを奪ってから、簡単に奪い返された理由は?
A.それは技術的な問題にあります。疲れの影響もあるかもしれませんし、モチベーションが高すぎたことや確実にいこうとしすぎて怖がってしまったこともあるかもしれません。トレーニングでそれを意識してやっていますが、まだ試合では発揮できていません。
ウェズレイ選手:
Q.今日も引き分けに終わってしまったことについては?

今日の引き分けはほめられる引き分けだと思う。横浜という強いチームに引き分けたことには大きな価値がある。選手皆におめでとうと言いたい。
Q.個人的な感想は?
今日は守備に大きな貢献をしたと思っている。ただ、攻撃ではまたしても得点することが出来なかったし、チャンスも巡ってこなかったが、チーム全体としては良い動きが出来たと思う。
Q.ここまでチームの得点が低いことについては?
勿論、少々深刻な問題だが、ここで焦ってはますます良い結果が出ない。練習を今まで以上に頑張って、試合で、これまで以上の結果が出るよう頑張りたい。
大森選手:
Q.今日のゲームの感想は?

いつもと変わらず、守備的に行ったわけでもないが、点が入らず、勝ち点3を得ることが出来なかったと言う状況だと思う。ただ、皆んなアグレッシブに行って、この間の試合(vs柏戦)よりは良い試合が出来たと思う。
Q.相手の2トップについては?
やっかいだったが、ペナルティ内では体を当てるとか、基本的なセンタリングに対してもしっかり体を当て自由にさせなかったので、自分も含め、古賀もパナも旨くできたと思う。しっかりマークも付けていたので思い通りに出来たと思う。
Q.後ろから見ていて、前の選手たちのボールの運びについては?
ウェズレイのシュートも何度か打てていたし、良いチャンスもあったと思う。相手も含め、なかなか決定的なチャンスが少なかったとは思う。
Q.引き分けが続いていることについては?
引き分けしたことも良い方向に捉えて、勝ち点3を取れば、今後この引き分けも生きてくると思うので、辛抱強く我慢して戦うだけ。
Q.(引き分けが続くことで)悲観的になっていることは?
引き分け狙いで戦っている訳ではないし、なかなか勝ち点3が取れないだけ、チーム状態も悪くないし、皆んなサッカーのことをしっかり考えているので大丈夫だと思ってる。
吉村選手:
Q.今日のゲームの感想は?

結果的には引き分けに終わったことは残念だが、プラスに考えている。
Q.長いボールでサイドチェンジを意識していたようだが?
相手のフォーメーションと自分たちのフォーメーションを見たときにボランチが空いてくるので、僕のところで出来るだけボールを受けたら散らすよう意識していた。
Q.今日はキーマンとして、相手の攻撃を要所要所で良く押さえていたが?
出来るだけ動き回って相手の攻撃の起点を止めることを意識していたし、危ない場面では、出来るだけ自分が犠牲になって、ディフェンスして行こうと考えていた。
Q.一番やっかいだった選手は?
みんな危ない選手だが、遠藤選手は、奥選手は気にしていた。
Q.自分としては納得できるできだった?
危ない場面もあったが、止められるところは止められたので、少しは納得しているが、反省している点もある。
Q.引き分けが続いてしまったことについては?
マイナスに考えれば勝ちが欲しかったところだが、プラスに考えれば負けてないで、チームとしては(この引き分けを)前向きに考えて、次の試合は勝つようやって行きたい。
Q.怪我も癒えて、コンディションも良さそうだが?
この前の試合(柏戦)よりも自分のコンディションも上がってきたと思うので、次の試合では更にコンディションを上げて頑張りたい。