2003 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 1st Stage 第5節
瑞穂陸上競技場・14:33キックオフ
◆主審:山西 博文 ◆副審:山城 大・間島 宗一
◆入場者数:8,570人 ◆天候:曇・弱風・気温:20度・湿度:55% ◆ピッチ:全面良芝/乾燥

名古屋グランパスエイト

1

前 半

1


柏レイソル
0

後 半

0
前半 25分 古賀 正紘
得点者 前半 9分 玉田 圭司
69分 原 竜太山口 慶
85分 藤本 主税岡山 哲也
交 代 79分 増田 忠俊加藤 望
88分 マルシオ矢野 貴章
35分 中村 直志 警 告 7分 明神 智和
31分 薩川 了洋
48分 増田 忠俊

90 45   45 90
3
4
0
10
1
1
0

5
6
5
12
1
1
0

8
10
5
22
2
2
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
16
7
8
29
4
4
0
7
2
4
17
2
2
0
9
5
4
12
2
2
0

ベストプレーヤー賞:楢崎正剛選手
<特別協賛:UCC上島珈琲>

名古屋グランパスエイト 柏レイソル
監督 ベルデニック 監督 マルコ アウレリオ
GK 楢崎正剛(1) GK 南雄太(1)
DF 大森征之(4)
パナディッチ(3)
古賀正紘(5)
DF 渡辺光輝(13)
薩川了洋(3)
永田充(20)
平山智規(24)
MF 中村直志(7)
吉村圭司(25)
滝澤邦彦(13)
藤本主税(11)
MF 下平隆宏(25)
明神智和(7)
リカルジーニョ(6)
増田忠俊(12)
FW 原竜太(20)
ヴァスティッチ(9)
ウェズレイ(10)
FW 玉田圭司(28)
マルシオ(9)
SUB GK:本田征治(16)
DF:海本慶治(18)
MF:酒井友之(8)
MF:岡山哲也(21)
MF:山口慶(31)
SUB GK:清水健太(21)
DF:近藤直也(26)
MF:大野敏隆(10)
MF:加藤望(11)
FW:矢野貴章(18)
ハーフタイムコメント
ベルデニック監督 マルコ アウレリオ
●ボールをどんどん動かしてゆこう。
●パス回しからしっかり攻撃する。攻撃後の守備に気をつける。
●自分たちのプレーをして、相手にプレッシャーをかける。
●良いテンポで展開している。
●ボールはどんどん繋いでゆけ。
●もっと前で捕まえろ。
試合終了後コメント
ベルデニック監督:
今日のゲームの内容的は、今シーズンでもっとも悪いものでした。これまでは、良いプレーをして勝ちに近い位置での引き分けが多かったわけですが、今日はプレーの内容が悪かったと思います。それが理由ではないと思いますが、今日で今シーズンの5試合目ということで、練習の段階から疲れが出てきていたと思います。初めて今日、開始から3-3-3-1という攻撃的なシステムでのぞみました。これ以上攻撃的なシステムはないと思います。(このシステムに慣れるには)まだ時間がかかると思います。練習では問題ないのですが、試合では、いつもと違う状況だということで、選手がまだ混乱しています。戦術的には相手のプレーを分析してきましたが、うまくいきませんでした。相手チームは自陣に下がって、しっかり守ってカウンターを狙ってきました。グランパスの問題は、相手が大きく蹴ってカウンターを狙ってくる時に、どうやってそれを防ぐかということです。Jリーグでは、攻撃的にくるチームもあり、そういうチームとはもう少し戦えるかと思います。今日選手には、スペースの少ないところでプレーをする難しさと、いかにカウンターに気を付けるかということについて話してきました。いつもより、技術的・戦術的なミスも多かったと思います。
Q.新しいシステムについて、忠実にありすぎたために、相手にとって意外なプレーが少なかったように見えましたが?
A.その可能性はあるかもしれません。今週1週間、このシステムでトレーニングしてきたわけですが、実戦で20mポジションがずれることでうまくいかない部分もありました。
Q.このシステムで望んだ理由は?
A.FC東京戦、このシステムに変えてチームは良くなったこともありました。ただ、大事なことはシステムよりも、選手のアグレッシヴさのほうが重要だということです。トレーニングの中では、良い形でこのシステムに適応出来ていました。しかし当然、トレーニングよりも実戦の方が厳しいということです。
Q.ここまで5戦の結果については?
A.チームの見方によって変わります。優勝を狙うという意味では厳しい結果ですが、チームを作り上げていくという点から見ては、それほど悪くない結果だと思います。もちろん、最高の結果というわけではありませんが。チームの中で、新しくなったポジションのメンバーもいますし、そういう面ではまだチームを作っている段階です。
Q.マリノス戦に向けては?
A.トレーニング時間をとれないですから、選手を休ませて試合に望ませることが重要です。システムについてはまだ決めていません。
楢崎選手:
Q.今日の試合を振り返って?
A.最悪ではないが、勝ち点を2失ったと言うことでは、勝たなければならなかったと思う。
Q.引き分けが続いていることについては?
A.自分たちの中ではやっていることは悪いとは思わない。ただ、あまり点を取れていないことが引き分けに繋がってしまっていると思う。全体で、もう少しどうやって攻めるかについては改善してゆかなければならないと思う。
Q.システムを変えて今日の試合に臨んだことについては?
A.(前半)相手のロングボールについてうまく押さえることが出来なかったことが反省点のひとつ。システムを変えたことでやることが変わったわけではないと思うが、攻撃的に行こうとして点が取れなかったことは反省しなければいけないと思う。
Q.今日の自分のプレーについては?
A.自分はいつも最少失点とか無失点に抑えて、攻撃陣の得点をいつも待っているだけ。今日は勝てなかったことは残念な結果だった。
藤本選手:
Q.後半から流れが変わったが?
A.全体的にレイソルペースだったことは否めないと思う。スペースも空いていたので、そこそこチャンスも作れたとは思うが、最後の仕事が雑になってしまった。
Q.後ろの選手が前に飛び出すことが少なかったが?
A.滝澤とか中村が守備に追われてしまい、前半はマークのことを気にしてしまった。前任せになっていたと思う。
Q.3-3-3-1のシステムについては?
A.スタートから(このシステムで)やったのは、中にいたメンバーも違って厳しかったと思う。(残り時間僅かなところで)最後、押し込まなければ行けない展開の時にFW的な選手が欲しかったが、中盤の選手しか入れられなかったことがきつかった。
Q.今後このシステムを続けることについては?
A.今日は柏も変則的だったので、このシステムでは主導権を取れなかったと思う。但し、今後このシステムで出来ないこともないとは思うが、決めごとは作る必要だと思う。例えば、僕が飛び出した時に前で4人が横並びになってしまったりしていた。時間は必要だと思う。
Q.開幕からここまでの試合内容については?
A.チャンスは多少なりとも作れてると思うし、悲観的には考えたくない。(次の)試合も近いので、良い部分をみんなで伸ばしてゆくしかないと思う。ただ、もう少し前線からの守備が必要だと思う。(鹿島戦の時のように)前がボールを追いかけないと後ろがボールを取れないし、良い攻撃に繋がらないので、前線からもう少しプレスに行く必要があると思う。
Q.厳しい日程で横浜戦を迎えるが?
A.前線での守備がもう少し必要だと思う。点を取ったときのパターン(鹿島戦)でも中盤でボールを取った結果だった。良い守備をした時に良い攻撃が始まると思っているので、自分を含め、前の外人2人(ウェズレイ・ヴァスティッチ)にもアグレッシブに次の横浜戦は行きたい。