2003 Jリーグ ディビジョン1 リーグ戦 1st Stage 第3節
豊田スタジアム・15:04キックオフ
◆主審:長田 和久 ◆副審:青木 隆・二俣 敏明
◆入場者数:23,429人 ◆天候:晴 ◆ピッチ:全面良芝/乾燥

名古屋グランパスエイト

0

前 半

0


鹿島アントラーズ
1

後 半

0
後半 33分 ヴァスティッチ
得点者  
83分 滝澤 邦彦岡山 哲也
交 代 67分 平瀬 智行深井 正樹
82分 青木 剛長谷川 祥之
86分 フェルナンド本田 泰人
  警 告 40分 フェルナンド
52分 大岩 剛

90 45   45 90
6
8
0
12
1
1
0

6
6
1
14
2
2
0

12
14
1
26
3
3
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
15
8
9
15
2
2
0
6
3
4
10
0
0
0
9
5
5
5
2
2
0

ベストプレーヤー賞:ヴァスティッチ選手
<特別協賛:UCC上島珈琲>

スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト 鹿島アントラーズ
監督 ズデンコ ベルデニック 監督 トニーニョ セレーゾ
GK 楢崎 正剛(1) GK 曽ヶ端 準(21)
DF 大森 征之(4)
パナディッチ(3)
古賀 正紘(5)
DF 名良橋 晃(2)
秋田 豊(3)
大岩 剛(4)
相馬 直樹(7)
MF 酒井 友之(8)
吉村 圭司(25)
中村 直志(7)
滝澤 邦彦(13)
藤本 主税(11)
MF 青木 剛(24)
中田 浩二(5)
小笠原 満男(8)
フェルナンド(16)
FW ヴァスティッチ(9)
原 竜太(20)
FW 平瀬 智行(19)
エウレル(9)
SUB 本田 征治(16)
海本 慶治(18)
岡山 哲也(21)
山口 慶(31)
氏原 良二(24)
SUB 高嵜 理貴(29)
池内 友彦(20)
本田 泰人(6)
長谷川 祥之(11)
深井 正樹(26)
ハーフタイムコメント
ベルデニック監督 トニーニョ セレーゾ監督
●簡単にプレーをして相手を崩そう。
●相手をフリーにさせない。積極的にボールを奪いにゆく。
●パスをどんどん繋げてゆく。
●1つ1つのプレーを正確にしっかりパスを繋いで攻撃を組み立てること。
●前線から厳しくチェックしラインを押し上げて、コンパクトに。
●コーチングして後半45分集中して戦うこと。
試合終了後コメント
ベルデニック監督:
今日の試合でもっとも大事なことは、今日の試合に勝ったということです。Jリーグでは、精神的にしめる物が大きいですし、負けが続くと、そのままずるずる行ってしまうことがあります。Jリーグでも1、2をあらそうチームをやぶったわけですから、大変満足しています。ゲームの中でも、ボールを動かして、相手を崩した時間帯には非常に満足しています。それはトレーニングのなかでずっと続けてきたことです。守備の面ではまだ問題が有ります。最終ラインはすばらしいプレーをしましたが、中盤で、2列目からペナルティエリア内への飛び出しで振り切られる場面が有りました。ヴァスティッチ選手も非常に良いプレーをしたと思います。グランパスでは最高の選手で有ることを証明したと思います。相手ゴール前でのチャンスに繋がるパスはほとんどが彼から出ていました。最後には点も取りました。藤本、中村選手も良くなってきていますが、まだ最後のパスの精度が足りません。試合を決めるクオリティを、ヴァスティッチは持っています。もちろん、11人の選手がみんなすばらしい動きをしていますが、試合を決めるためには、プラスのクオリティが必要です。楢崎選手にもふれないといけません。彼は最近の試合すべて、非常に高い集中力で、最後の砦として彼がすべてを防いでいます。非常に調子が良いですし、代表でも期待できると思います。
Q.2列目を捕まえ切れない理由は?
A.もちろん相手のプレーを分析し、トレーニングしてきました。しかし、集中力が切れた時に、2列目から飛び出されて裏をとられてしまいました。前半はそう言う場面は1回くらいしか有りませんでしたが、後半、集中力が欠けた時に裏をとられ、周りの選手も声をかけられなかった場面が有りました。しかし、吉村選手は、小笠原選手を非常によく止めていたと思います。また、今日は藤本選手が全選手のなかで1番運動量が豊富でした。
Q.ボールが良く動いていましたが、何か特別の指示が有ったのでしょうか?
A.特に指示はなく、選手が試合をおうごとに個人プレーではなく、組織としてプレー出来るようになってきているからです。例えば清水戦の前半、非常によいプレーをしていました。レッズ戦の後半も非常によいプレーをしていましたし、京都戦もよい時間帯が有りました。あと、鹿島は1週間休んでの試合でしたが、グランパスは週のなかに試合があったということです。そういうプレーを続けることで、合理的に力を使えるようになります。良いプレーをしているチームは無駄な力を使いません。なぜなら、個人個人でかってに飛び込んでいくような事がないからです。そういうプレーを続けていくことで、チームのプレーが良くなっていき、そのなかで個人の要素が必要になってきます。サッカーとは、そういうチームとしてのプレーが重要なスポーツです。
古賀選手
Q.決定的な場面で鹿島がミスしてくれたが?
A.多少の危険な場面はあったが、やってる方としては(鹿島は)怖くなかった。自分たちはしっかり出来ていたので、大丈夫と思った。
Q.最近の試合では無得点が続いているが?
A.チームとして前線からのディフェンスが出来ているし、練習でもコミュニケーションも計られているので、結果が出たと思う。
Q.リーグ戦では初めての勝ち点3だが?
A.今日の試合を勝ったことで、前の試合の引き分けの意味が出てくるし、相手が鹿島と言うこともあったので、自信にもなったと思う。
Q.うれしい勝ち星では?
A.これを続けていかなければならないと思うので、出来るだけ続けて勝っていきたい。
中村選手
Q.中盤の攻防が、今日は大きな鍵だったと思うが?
A.吉村が小笠原のマンツーマンで、流れた時は僕がケアした。僕が前に出たところは酒井がカバーしてくれたので凄くやりやすかった。
Q.相手もうまく守っていて、焦りはなかったのか。?
A.こちらもうまく守っていたので、点さえ取ればいけると思っていた。
Q.得点シーンを振り返って?
(中に切れ込んで)行こうか迷ったが、(中に)ヴァスティッチが居たので、マイナス気味だったが入れていった。
Q.1stステージ初の勝ち点3だが?
A.勝利に絡めたことが嬉しい。2試合連続で引き分けだったし、ホームだったので勝ちたかった。
藤本選手
Q.今日はかなり動いていたが?
A.週3試合で、途中つらい部分もあったが、ホームのサポータの勢いもあったし、がんばった甲斐があったと思う。
Q.鹿島のベテランDFがうまく守っていたが、焦りはなかったか?
A.後半20分過ぎから引き分けの意識もあった。竜太とも得点すればいけるぞと言っていたので、1点入って、気持ちがとても楽になった。
Q.得点の場面では起点になったが?
A.あの時は全体的にも良く、センタリングに対しても押し込んでいたので、続けていた成果が出て良かった。
Q.大きな勝ち星だったのでは?
A.ホームで勝てたことが凄く嬉しい。
楢崎選手
Q.相手のミスもあったが、完封に終わったことは?
全体で守る意識も高く、ボランチと3バックの受け渡しも良っかた。
Q.再三にわたるナイスセーブだったが?
ホームで勝っていなかったし、引き分けが続いていたので、何とか点を取られないことが大切だった。
Q.勝ち点3は大きな意味を持つ?
今はまだ3試合目だし、順位は関係ないが、自信には繋がると思う。
Q.今日は攻撃陣が決めてくれたが?
ディフェンスの貢献度が今日は大きいと思う。良い時間帯に攻め込んだので得点してくれると思った。
Q.大きな1勝だったが?
これで得点力不足は変えられたし、攻撃も良い形が出来ているのでこのまま続けて欲しい。
ヴァスティッチ選手
Q.ゴールが決まったことは大きかったと思うが?
A.シュートが決まったことは大変嬉しい。鹿島はトップ争いに絡んでくる優秀なチームなので、勝てたことはとても意義があると思う。
Q.ヘディングシュートを決めたことは?
A.(中村の)センタリングがすばらしかったので、自分でも飛び込めば絶対入るという気持ちで飛び込んだ。
Q.得点したとき、初めに藤本と喜んだことについては?
A.藤本がたまたま近くにいただけ。特に喜び合おうと決めていたわけではない。
Q.これまでなかなか得点が決まらなかったことについては?
A.シュートこそ決まらなかったが、内容的には良い試合が続いていた。そのうち決められると思っていた。自信は失ったことはない。今日の試合で勝ったことでチームの雰囲気も変わると思う。自分のシュートも決まったし、今日の結果はチーム全員の積み重ねだと思う。今日、チームが勝ったことが凄く嬉しい。