2003年Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ 予選
瑞穂陸上競技場・19:00キックオフ
◆主審:岡田正義 ◆副審:森直之・金子聡一郎
◆入場者数:4,295人 ◆天候:晴 ◆ピッチ:全面良芝/乾燥

名古屋グランパスエイト

0

前 半

0


京都パープルサンガ
0

後 半

0
  得点者  
61分 酒井 友之氏原 良二
85分 藤本 主税岡山 哲也
交 代 57分 田原 豊町田 忠道
66分 冨田 晋矢高 宗秀
22分 中村 直志
44分 古賀 正紘
警 告 72分 辻本 茂輝

90 45   45 90
11
2
7
13
0
0
0

4
7
0
12
0
0
0

15
9
7
25
0
0
0
シュート
GK
CK
直接FK
間接FK
(オフサイド)
PK
4
15
3
27
5
5
0
0
3
3
17
3
3
0
4
12
0
10
2
2
0

ベストプレーヤー賞:原竜太選手
<特別協賛:UCC上島珈琲>

スターティングメンバー
名古屋グランパスエイト 京都パープルサンガ
監督 ベルデニック 監督 エンゲルス
GK 楢崎正剛(1) GK 平井直人(1)
DF 大森征之(4)
パナディッチ(3)
古賀正紘(5)
DF 鈴木和裕(4)
角田誠(27)
辻本茂輝(2)
森勇介(29)
MF 酒井友之(8)
吉村圭司(25)
中村直志(7)
滝澤邦彦(13)
藤本主税(11)
MF 斉藤大介(16)
石丸清隆(6)
鈴木慎吾(7)
FW ヴァスティッチ(9)
原竜太(20)
FW 冨田晋矢(17)
田原豊(11)
中払大介(14)
SUB GK:本田征治(16)
DF:海本慶治(18)
MF:岡山哲也(21)
MF:山口慶(31)
FW:氏原良二(24)
SUB GK:上野秀章(21)
DF:松本昂聡(18)
MF:美尾敦(13)
MF:高宗秀(30)
FW:町田忠道(15)
ハーフタイムコメント
   
●集中力をそのまま持ち続けて、フィニッシュをしっかりと。
●攻撃時はもっと人数を増やそう。
●簡単にこぼれ球を拾われないように。
●相手の2トップと藤本はポジションチェンジを繰り返して、DFラインの裏を狙っている。こちらのポジションがバラバラにならないよう、石丸と斉藤と含めて、もう一度ポジションを確認しよう。
●前線はもっとシンプルに顔を出す機会を増やそう。前半は少なくうまくいっていない。自信を持ってパスを回して、最後に勝負のパスを狙おう。
●後半は風向きが変わるので注意しよう。
試合終了後コメント
ベルデニック監督:
勝てなかったわけですから、当然満足はしていません。良い時間帯も有りましたし、同時に良くない時間帯もありました。1番の問題点は、相手を崩して決定的なチャンスを作れないということです。簡単に、とにかく早く攻撃を終わらせようとしてしまい、その中でミスをおかしています。裏を狙うロングパスが今日は多すぎました。最終ラインが下がり、相手GKにボールを取られてしまった。何度か、決定的な場面もありましたが、こちらにとってはアンラッキーな事もあり、相手のGKが良いプレーをしました。
これが現時点でのグランパスの力だと考えています。なかなか得点できないが、失点もしない。良いプレーのなかから点をとるという、我々のやろうとしているサッカーにはもうしばらく時間がかかるかと思います。現在、良いプレーから得点を決めていくチームを作っている段階です。もちろん、全員が勝ちをのぞんでいますが、勝つことが出来ません。
Q.もしウェズレイ選手が今日の試合にいたとしたら?
A.おそらく違った形になったかとは思います。彼は昨年も20得点あげた選手ですし、そういう選手がいれば当然可能性も高まったと思います。
Q.ディフェンスの裏へのパスが多すぎたと言うことは?
A.いつ裏にだすのか、いつ足下へ出すのかという判断の問題です。相手DFとGKの間にスペースがない場合は、足下へのパスが有効だと言うことです。FWの選手が足下へボールをほしがっている時に、相手DFの裏へパスを出す場面が有りました。トレーニングを続けていますが、まだゲームの中で的確な判断を行えていません。
Q.原選手については?
A.90分フルに出場したのは今シーズン初めてでしたが、何度かチャンスに絡み、もう少しで得点という場面も有りました。残念ながら、相手GKの好セーブに阻まれましたが、計算できる選手だと言うことを確認できました。原選手は良いFWへと成長している段階です。
Q.初出場の氏原選手については?
A.頑張っていましたが、彼の場合は経験不足な面がまだ見えました。最後まで追わないと行けない場面で、途中で止まってしまったりという場面もありましたが、試合の終わりに近づいて、慣れてきてしっかりとキープしたり出来るようになってきました。
Q.残り5分で藤本選手と岡山選手を代えた意図は?
A.1つは、藤本選手に疲れが見えたと言うことです。プレーが悪かったわけでは無く、何本かパスミスしたことに疲れが見えたために交代しました。残すという選択しも有りましたが、何か変化をつけたいということで岡山選手を投入しました。藤本選手のプレーは毎回良くなってきていると思います。悪くなくも交代すると言うことはありますし、例えば、今日の酒井選手は悪くありませんでしたが、システムを変更するために交代しました。
藤本選手:
Q.今日の試合の結果について?
A.ホームなので、(今日は)勝たなければならなかったのだが。
Q.攻撃の時の人数が少なかったが?
A.ホームなので、(前の)みんなが気負いすぎてしまい、裏を狙をことが多く、毎回、速攻気味になってしまった。監督にも“繋ぎながら、ゆっくり攻めるように”と言われたのだが、急ぎすぎてしまい、ゴールに近づきたい、という気持ちが強すぎてしまった。悪くはなかったが、使い分けが出来なかった。
Q.自分自身の出来は?
A.ちょっとミスパスも目立ち、もう少し工夫が欲しかった。単調だったと思う。
Q.監督からは、裏を狙えという指示もあったようだが?
A.(繋いでいくようにとも言われたが)みんなが皆、裏を狙ってしまった。相手が下がってくれたので、足下が開いたのだが、裏ばかり狙いすぎてしまった。
Q.みんなの意志がうまく合わなかったのか?
A.今日はスペースがあると皆走ってしまった。悪いことではないが、1人が飛び出したら1人が引いてくるという、違う動きも必要だった。
原選手:
Q.今年初めてのフル出場だったが?
A.体は動けていたし、調子もまあまあだったと思う。
Q.惜しい場面も何度かあったが?
A.決めなきゃいけない場面もあったので、しっかりと反省して、今後は決められるようにしてゆきたい。
Q.(チームは)先日の浦和戦と同様、無得点だったが?
A.何度か惜しい場面もあったし、チャンスも作れていたし、決めていればうちのペースにも出来た時もあったので、もう少し決定力を上げていかなければいけないと思う。
Q.今日みたいな機会にフル出場して、アテネへ向けてアピールするチャンスだったが?
A.やはり、ゴールはすごく大事だと思うし、今日は得点に絡むプレーを心掛けていたが、得点に繋がる結果が出せなかったことが残念。
氏原選手:
Q.J2を経験してきて、自分に一番プラスになったことは?
A.同点の場面で交代して入った時に、得点を上げて勝ちに繋がりたい、という気持ち。だから今日は得点したかった。
Q.サイドの動きが目立ったが?
A.原が真ん中に張ってたので、自分が外へ動いていたが、もう少しガツガツと勝負にいっても良かったと思う。
Q.これからは、出場のチャンスも広がると思うが?
A.まだ、J1に戻って得点をあげていないので、初ゴール目指してがんばりたい。