8/13(日):第7回豊田国際ユース3位決定戦「vs U-16アメリカ代表」の模様 |
◆3位決定戦:vs U-16アメリカ代表(40分×2) |
世界5カ国のU−16(16歳以下)代表等が出場する第7回豊田国際ユースサッカー大会。この日は豊田スタジアムで順位決定戦3試合が行われ、B組の名古屋グランパス・愛知県・豊田市高校生選抜代表チームは、U-16アメリカ代表と3位決定戦を戦った。連日の猛暑の中で熱戦を戦ってきた選手達もこの日の順位決定戦が最後と言うこともあり、入場してくる姿にも気合いが溢れている。
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前半右エンドをとった名古屋のキックオフでゲームがスタート。この日の先発は、GK岩田、DF西部・中村・磯村・高橋、MF安藤・岸・鈴木・相場、FWアルベス・生川と言う、11人だ。初戦の韓国戦のショックも、クロアチア戦の勝利で吹っ切れたようで、選手達は気持ちをリフレッシュして臨んでいる様子だ。 |
+++ 前 半 +++
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米国代表は、立ち上がりから、スピードのある米国・エリス(10)を使って、早い攻撃を仕掛けてくるが、名古屋も早い時間の失点を恐れてか、全体が引き気味になり、守備を固めてゆく。その甲斐あってか、相手の雑な攻めも手伝って、序盤はアメリカ代表の攻撃をしっかりと凌いでゆく。
13分、米国・エリス(10)からの、自陣深くでのスローインのボールを受けた、米国・シャノン(9)がドリブルでエリア内へと仕掛けてきたところを倒してしまい、米国にPKを与えてしまう。そして、このPKを米国・シャノン(9)が自らボールをセット、ゴール左へと決めて、米国に先制点を与えてしまう。しかし、このゴールが選手達の気持ちに火を付けたのか、ここからは名古屋がボールを支配し始め、米国陣内へと攻め上がるようになる。そして、24分。選抜・生川(14)が右の深い位置でパスを受けて、上手く切り返して中へと流し込むと、中央へと走り込んだ選抜・安藤が豪快なミドルシュートを放つと、これが相手GKの指先を抜け、しっかりとゴールネットを揺らし、見事な同点ゴールが決まる。 |
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更に、32分には、ワンツーに抜けた選抜・磯村がエリア内で倒され、PKを得ると、これを先制点を決めた選抜・安藤が落ち着いて蹴りこみ、2-1と米国を相手に逆転、試合の主導権を握ってゆく。立ち上がり押し込んできた米国の攻撃をPKの1点に押さえ込んだことで、試合のリズムを掴んだ選抜チーム。相手の、フィニッシュが精度を欠いたこともあって、リズムを自分達のものとして、前半を終えてゆく。
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+++ 後 半 +++
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後半は、右にエンドを変えた米国のボールで試合が再開する。早い時間帯に同点に追い付こうと、米国が立ち上がりから早いパス回しで押し込んでくるものの、選抜チームもしっかりとこれに対応し、ゴールを守ってゆく。そして、相手の攻撃を凌いだカウンター攻撃を狙って行く。7分には、後半、積極的に攻撃参加していた磯村のDFの裏へと出していったボールを選抜・アルベスが右足からのシュートを狙って行くが、これはポストの右に外れてしまう。
10分、選抜メンバー交代:岸→横田。13分、選抜メンバー交代:鈴木→奥村。
15分以降は、米国がかさに掛かった攻撃で選抜陣内へと攻め込んでくるが、選手達は体を張ってこれを跳ね返してゆき、正に全員でゴールを死守してゆく。24分、選抜メンバー交代:アルベス→森田。さすがにここまでの3日間、厳しい暑さの中、激しい戦いを繰り広げてきたこともあってか、次第に運動量が落ち始め、1つ1つのプレイにキレが無くなりだす。 |
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そして、36分。ここまで米国の攻撃に縦に耐えてきた選抜メンバーだったが、左に抜け出してきた米国・エリス(10)のグラウンダーのゴール前へのボールに中央でこれを受けた米国・ブレンダン(3)に左足からのシュートを決められ、ついに2-2の同点とされてしまう。それでもこの後は、選抜メンバーが米国の攻撃を押さえきり、試合はPK戦へと向かってゆく。
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