米国が先に蹴る事で始まったPK戦は誰も予想出来ない結果となり、5人づつ蹴っても誰も失敗することなく、サドンデスに突入。しかし、それでもなかなか決着が付かず、最後11人目となる米国GKが外したのに対し、選抜・岩田が、この日終始見せていた落ち着きをこの場面でも見せ、ゆっくりとしたステップから蹴ったボールがネットを揺らしたところで、歓喜に走り込んできた味方の選手の手荒い祝福を受けて、3位を実感することに。
そして、このPK戦の勝利で、名古屋グランパス・愛知県・豊田市高校生選抜代表チームは第7回豊田国際ユースサッカー大会を見事3位で終えることに。初戦での敗戦で気落ちすることなく、2戦目でのクロアチア戦をしっかりと制したことが、この日の勝利に繋がったことは間違いないはずだ。